【頭文字D】御木先輩は茂木なつきの元カレ？搭乗車種や拓海との雪道バトルを解説

御木先輩は、一世を風靡した自動車バトル漫画「頭文字D」に登場するキャラクターです。御木先輩は茂木なつきの元カレであり、彼女をめぐって藤原拓海と雪道バトルを繰り広げたことで、読者にインパクトを与えました。この記事では、頭文字Dの御木先輩にスポットを当てます。御木先輩のプロフィールや愛車セリカについて、藤原拓海との雪道バトルの経緯と結果、テレビアニメ版で御木先輩役を演じたアニメ声優などを紹介します。

頭文字Dは、足かけ18年に及ぶ長期連載だった漫画です。峠道における行動バトルを描き、コミックスの累計発行部数が5600万部を突破するほどの人気を獲得しました。また、アニメ版の映像ソフト売り上げが50万本、関連CD売り上げが70万枚を記録するなど、一時代を築いた作品として知られているのです。この章では、頭文字Dの概要と簡単なあらすじを取り上げていきます。

頭文字Dは、週刊ヤングマガジン1995年30号から2013年35号まで、全719話が連載されました。コミックスは、全48巻にまとめられています。頭文字Dの原作者のしげの秀一は、2017年より同誌にて続編の「MFゴースト」の連載を開始しました。MFゴーストは、2023年4月現在連載中です。頭文字Dは、テレビアニメ化、劇場アニメ化、OVA化、実写映画化、ゲーム化など多様なメディミックスが行われました。

頭文字Dの主人公は、藤原拓海という男子高校生です。藤原拓海は、実家のとうふ店を手伝いながら、峠道を自動車で走る走り屋でもありました。藤原拓海の父親である文太は、かつて「伝説の走り屋」と呼ばれた存在で、藤原拓海は知らず知らずのうちに走りの英才教育を受けていたのです。ある日、藤原拓海は、先輩の池谷浩一郎と親友の武内樹とともに、秋名山の走り屋チーム秋那スピードスターズの集会へと赴きました。

頭文字Dに登場する御木先輩は、かつて藤原拓海や茂木なつきと同じ高校に通っていた人物です。御木先輩の生年月日や血液型、下の名前などのパーソナルデータは明らかにされていません。御木先輩は、高校時代サッカー部に所属しており、藤原拓海と同じ部でした。御木先輩の容姿は、黒髪に長髪のイケメンでしたが、東京の大学に進学してからは、茶髪ロン毛にガングロ、そしてあごひげというチャラ男のような風貌になっています。

御木先輩は、サッカー部のマネージャーをしていた茂木なつきと付き合っていました。ところが、彼は茂木なつきばかりではなく、複数の女性とも関係を持っていたのです。しかも、サッカー部の部室で、茂木なつきの下品な話題を自慢するように語ってすらいました。事の一部始終を知った藤原拓海は、激高して御木先輩を殴り飛ばしています。この一件が理由で、藤原拓海は退部しており、御木先輩は彼をその後も恨んでいました。

御木先輩の愛車は、ST205 セリカ GT-FOURです。年式は1997年で、ボディーカラーは原作版とゲーム版がブラックで、テレビアニメ版シルバーメタリックでした。御木先輩の乗るセリカは4WDであり、雪道で絶大な効果を発揮します。そして、車としてのスペックも藤原拓海の愛車スプリンタートレノよりも高く、御木先輩はそのアドバンテージを利用して藤原拓海に雪道バトルを挑むのでした。

頭文字Dのストーリー内において、藤原拓海と御木先輩は雪道でバトルを繰り広げました。このエピソードは、コミックスでは16巻と17巻、テレビアニメ版ではThird Stageで見ることができます。

実は御木先輩は、雪道でスリップ事故を起こして以来、FF車やFR車に懐疑的になり、熱心な4WD信者となった過去があります。彼のセリカが4WDであるのも、そのことが理由でした。藤原拓海との雪道バトルでは、自身のセリカの優位性を「雪道でFFが4WDに敵わないのは、世界の常識なんだよ！」と豪語していて、御木先輩の自信を表していたのです。

御木先輩と藤原拓海との雪道バトルの理由は、茂木なつきと藤原拓海の関係にありました。茂木なつきは御木先輩の元カノですが、現在は藤原拓海と付き合いつつあります。藤原拓海は、昔自分を殴った人間でした。恨みを抱いている人間が元カノと恋愛関係になりそうなことが、御木先輩には耐えられなかったのだと推察されました。その結果、御木先輩は茂木なつきを拉致し、逃げるセリカを藤原拓海のハチロクが追う形になります。

高木渉は、1987年の声優デビュー以降、現在に至るまで第一線で活躍し続けています。「機動新世紀ガンダムX」のガロード・ラン役、「名探偵コナン」の高木渉刑事役と小嶋元太役、「うる星やつら（2022）」の錯乱坊役など、多くの大ヒット作品に出演しました。また、近年ではNHK大河ドラマ「青天を衝け」の玉乃世履役など俳優としても大活躍しています。

雪道で4WDのセリカに乗った御木先輩でしたが、卓抜したドライヴィングテクニックを持つ藤原拓海の敵ではありません。御木先輩のセリカがガードレールに衝突した隙をついて、茂木なつきは脱出し、ハチロクに乗り込みました。一瞬二人の間に不穏な空気が流れましたが、藤原拓海が「お前に会えなくなるのが辛い。お前のことが好きだから」と正式に告白したことで、急速に仲が深まっていくのです。

頭文字Dのテレビアニメ版First Stageで御木先輩役を演じた声優は、高木渉です。高木渉は、1966年7月25日に、千葉県で生まれました。血液型はA型で、アーツビジョンに所属しています。彼は、声優を目指すに至り、勝田声優学院5期生となりました。同期には、森川智之、三石琴乃、横山智佐ら現在も第一線で活躍し続けている名声優がいます。

頭文字Dアニメ版Third Stageで御木先輩役を演じたのは、声優の山崎たくみです。山崎たくみは、1964年4月14日に、東京都で生まれました。血液型はA型で、自身が代表を務めるT・S・Pに所属しています。山崎たくみは、学生時代に演劇部に所属していたことから、舞台俳優経由で声優になりました。デビュー作は、1985年のOVA「ドリームハンター麗夢」です。以降、順調にキャリアを積み重ねて現在に至ります。

山崎たくみの主な出演作品と演じたキャラクターには、「Fate/Zero」のケイネス・エルメロイ・アーチボルト役、「マクロスプラス」のイサム・ダイソン役、「機動武闘伝Gガンダム」のジョルジュ・ド・サンド役などがあります。また、「聖闘士星矢」シリーズの牡羊座のムウ役など、故塩沢兼人の持ち役を多く引き継ぎました。

この章では、頭文字Dの御木先輩に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。御木先輩は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、頭文字Dの大ファンだと思われる方のツイートです。同作品に登場する御木先輩が、ハチロクのことを「いにしえのポンコツ」と形容したのが好きだとのことでした。

こちらは、頭文字Dと自動車の大ファンだと思われる方のツイートです。御木先輩がセリカに乗っていたことを受けて、セリカの無駄遣いであると表現していました。

こちらは、頭文字Dの原作漫画もテレビアニメ版も両方見ている方のツイートです。アニメ版で、御木先輩が乗っていた車が、セリカなのかカレンなのかわからなかったとつぶやいています。

この記事では、頭文字Dに登場する御木先輩について特集してきました。彼は、藤原拓海と茂木なつきを繋げたキャラクターとしてファンの記憶に残っています。是非、御木先輩に注目して頭文字Dを見てください。