【スパイ教室】アネットの特技・能力は？母親暗殺の理由や過去をネタバレ考察

本記事では、スパイ教室に登場したアネットの過去や能力をネタバレしながら紹介していきます。アネットは天真爛漫な性格のかわいい少女ですが、物語途中に意外な過去が明らかになりました。アニメでアネットの声を演じている声優も紹介していきます。

忘我のコードネームを持つアネットの過去を知る前に、まずは「スパイ教室」の基本情報を紹介していきます。スパイ教室は2020年から刊行されている小説で、2023年3月時点で9巻が刊行されています。作者の竹町は静岡県出身のライトノベル作家で、仕事を辞職してから小説を書き始めたようです。好きな作家には、石田衣良や東野圭吾の名前を挙げており、「池袋ウエストゲートパーク」が自身のバイブルとコメントしています。

スパイ教室では、スパイの少女たちが「不可能任務」に挑む物語が描かれています。物語が始まる前には、世界大戦が勃発していましたが、大戦後に各国が「戦争はコストパフォーマンスが悪い」と考え、スパイたちによる影の戦争が始まります。少女たちは落ちこぼれの烙印を押されていましたが、唯一無二の特殊な能力を持っていたため、クラウスのスカウトを受けて「灯」のメンバーになりました。

アネットは灯のメンバーで、忘我のコードネームを持つ少女です。桃色のツインテールと眼帯が特徴的で、「俺様」という一人称を使用しています。趣味が発明と悪戯というトラブルメーカーで、他者に命令されることを嫌っています。書類上の年齢は14歳になっていますが、本当の年齢は不明のようです。

スパイ教室のキャラクターは、性格や能力に由来したコードネームを付けられています。アネットは忘我のコードネームを付けられていますが、忘我になった由来は不明のようです。忘我には「熱中して我を忘れる」という意味があるため、当初は工作に由来したコードネームと思われていました。ですが、アネットは記憶を失っているため、忘我はアネットの記憶に由来したコードネームと予想されています。

スパイ教室のアネットは、天真爛漫で自由奔放な性格をしています。灯のメンバーは共同生活を送っていますが、アネットは突拍子もない言動を見せることが多いため、他のメンバーが手を焼かされています。また、「自分の居心地が良いか悪いか」で機嫌が変わるため、灯の中で一番の問題児になっているようです。

忘我のコードネームを持つアネットは、「身長が伸びないこと」を悩みにしています。また、気に入らない人間を躊躇なく殺す残酷な一面があるため、「チビ」は禁句になっています。当初は灯のメンバーを「面白いおもちゃ」と考えていましたが、物語途中から居心地の良い場所に変化しているようです。クラウスは「アネットは灯の最終兵器」と言っているため、灯に必要不可欠な人物であることが分かります。

ここからは、スパイ教室で描かれたアネットの能力をネタバレしながら解説していきます。アネットは灯の問題児ですが、他者には真似できない唯一無二の能力を持っているようです。灯におけるアネットの役割や、戦闘能力の情報もネタバレしながらまとめていきます。

スパイ教室のアネットの特技は「工作」です。アネットはどのような物でも短時間で作り上げてしまうため、謎の工作物で敵を翻弄しています。また、「見た物を瓜二つに再現する」という能力も持つため、敵が持つ重要な物をすり替えることも可能です。育ての親のマティルダは「青い工具箱」を持っており、アネットは再現した工具箱を使用しています。

前述したように、アネットは工作の特技を持つため、「組み上げる時間にしましょうっ」を決め台詞にしています。また、爆弾をすぐに作ってしまうため、規模を無視した戦闘能力は灯で最強と言われています。作った物はスカートの中に隠していますが、スカートよりも大きい物も隠しているため、物理法則を無視している様子が描かれています。

忘我のコードネームを持つアネットは、マティルダという女性に育てられました。マティルダはライラット王国の有名メーカーで働く技師だったため、アネットはマティルダの技術と知識を吸収しながら育ちました。そのため、唯一無二の能力を身に着けていますが、物語途中に意外な過去が明らかになっています。

スパイ教室のアネットは謎が多いキャラクターです。灯の中では、戦闘能力と知略は低いと言われていますが、本当の実力が分からない部分があります。また、普段は天真爛漫でかわいい様子を見せていますが、残酷な裏の顔を持つため、登場当初は灯を裏切るという説が浮上していました。

灯のメンバーは落ちこぼれの少女で構成されていますが、それぞれに得意分野があります。ジビアとモニカは近接戦闘を得意にしており、グレーテやティアは知略に長けています。アネットは戦場を選ばない便利な能力を持っているため、他のメンバーのサポートで活躍を見せています。

スパイ教室のアネットはサラ、エルナと同じ「特殊班」に所属しています。アネットは灯の問題児で、エルナも扱いが難しい性格をしているため、2人を上手く率いているサラは高い評価を受けています。また、アネットは私服に無頓着な性格をしているため、お姉さんのサラがアネットのお洒落に気を使っている様子が描かれています。

プロフィールや能力を知った後は、スパイ教室で描かれたアネットの過去をネタバレしながら解説していきます。アネットは天真爛漫でかわいい少女ですが、物語途中に裏の顔が明らかになりました。アネットが落ちこぼれになった理由や、マティルダを殺した理由をネタバレしながらまとめていきます。

灯のメンバーは唯一無二の能力を持っていますが、様々な理由で養成学校の落ちこぼれになりました。アネットは天真爛漫で自由奔放な性格がかわいい少女ですが、「他人と協力できない」「他人と連携を取るのが苦手」という欠点があるため、コミュニケーション能力が劣っていることで落ちこぼれになったようです。

アネットは他者とのコミュニケーションを苦手にしていますが、灯では妹のような扱いを受けており、少しずつ灯のメンバーに信頼を寄せるようになりました。また、本当の親の愛情を知らずに生きてきたため、本当は優しく素直な性格をしていることが分かります。

スパイ教室の3巻では、灯のメンバーが共和国南端の歓楽地を訪れています。メンバーの前にアネットの母親を名乗るマティルダが姿を見せ、窃盗団からマティルダの仕事道具を奪還しました。ですが、マティルダは敵国のスパイであることが判明したため、ティアが娘であるアネットを案じています。

アネットは「身長が伸びないこと」に悩んでいます。そのため、マティルダの「あの子は4年前と変わっていない」という言葉を身長が伸びていないことと解釈し、マティルダの暗殺を決めます。このような出来事からアネットは「純粋な悪意」を持つことが分かり、クラウスは「アネットの悪意は灯に必要」と話していました。

マティルダは良き母親を演じていますが、アネットとマティルダに血の繋がりは無いことが判明しました。アネットは赤ん坊の頃に駅のゴミ箱に捨てられており、マティルダは諜報活動に利用するためにアネットを拾いました。また、本当の母娘と思わせるためにアネットを整形し、日常的な虐待でアネットの記憶が失われたことも分かりました。

アネットは「灯に悪影響を及ぼす」という理由でマティルダの暗殺を決めます。本性を知らない灯のメンバーは、マティルダを他国に逃がそうとしていましたが、アネットはマティルダな残忍な本性を知っていました。そのため、「灯のメンバーの想いを踏みにじったこと」に怒りを感じ、アネットはマティルダの暗殺を決めました。

マティルダは爆弾を仕掛けた工具箱でアネットを殺そうとしています。ですが、アネットは爆弾が仕掛けられていることを知っていたため、爆弾をすり替えてマティルダをコンテナの中に閉じ込めました。そのため、マティルダは自身で爆弾を作動させて自爆し、コンテナの中で身元不明の遺体になっています。灯のメンバーには計画を黙っていたため、アネットは1人で過去を払拭しました。

登場当初のアネットは、灯のメンバーに対しても敵意を見せていましたが、少しずつメンバーに家族のような感情を抱いていきます。そのため、マティルダとの戦いは、アネットの成長が見られるエピソードになっていました。また、マティルダは帝国のスパイの「白蜘蛛」と繋がっていましたが、白蜘蛛には必要ないと判断されています。

かわいい魅力や過去を知った後は、スパイ教室のアニメでアネットを演じている声優を紹介していきます。灯のメンバーは声優が豪華と言われているため、アネットの声も人気声優が担当しているようです。声優のプロフィールや演技の道に進んだ理由をまとめていきます。

スパイ教室で忘我のアネットを演じたのは、声優の楠木ともりです。楠木ともりは東京都出身で、2017年から声優活動を行っています。生年月日は1999年12月22日で、ファンからは「ともりる」という愛称で呼ばれています。先輩の花澤香菜に憧れたことが声優を志したきっかけで、「声優は難しい」と考えて歌手志望でオーディションを受けていますが、歌手よりも先に声優でデビューしました。

声優の楠木ともりは、アニメ「チェンソーマン」で「マキマ」というキャラクターを演じています。マキマは主人公が所属している公安のリーダーで、チェリーピンクの髪が特徴的なキャラクターです。整った容姿を持つ美人のため、公安職員の人気が高いことが分かっています。マキマが登場した本作は、2018年から連載されている漫画が原作で、2022年にアニメが放送されていました。

声優の楠木ともりは、「ワンダーエッグ・プライオリティ」「不滅のあなたへ」「阿波連さんははかれない」などのアニメでもキャラクターの声を演じています。デビュー1年目は端役を演じており、2年目に「メルヘン・メドヘン」の主人公に抜擢されています。また、デビュー当時は美術大学への進学を考えていましたが、主人公に抜擢されたことで進学を諦めたようです。

かわいい魅力や過去を知った後は、スパイ教室に登場したアネットに関する感想をまとめていきます。アネットは表と裏の顔を持つ面白いキャラクターのため、読者と視聴者から様々な感想が挙がっているようです。アネットの辛い過去や、声を演じている声優に関する感想もまとめていきます。

忘我のコードネームを持つアネットは、天真爛漫で明るい性格の少女のため、読者と視聴者から「アネットはかわいい」という感想が挙がっています。また、サラはアネットを妹のように可愛がっているため、「2人の関係が微笑ましい」という感想も挙がっているようです。

本記事のネタバレで解説したように、アネットは両親に捨てられ目を潰されるという過去を経験しているため、読者と視聴者から「アネットが可哀想」という感想が挙がっています。また、灯のメンバーを守るためにマティルダを暗殺しているため、「アネットが人間として成長していくことが楽しみ」という感想も挙がっています。

本記事で紹介したように、忘我のアネットは楠木ともりが声を演じています。楠木ともりは多種多様な性格のキャラクターを演じているため、「楠木ともりの演技力が凄い」という感想が挙がっています。また、「楠木ともりは冷酷なキャラクターの声が似合う」という感想も挙がっているようです。

本記事では、スパイ教室に登場したアネットの能力や過去をネタバレしながら解説していきました。アネットはかわいい容姿の少女ですが、人間を躊躇なく殺す一面があるため、ギャップが凄いキャラクターと言われています。アネットが活躍しているスパイ教室を見たことがない方も、本記事のネタバレ情報を参考にしながら見てみて下さい。