【バジリスク】甲賀弦之介の強さと生存の可能性は？瞳術の能力やアニメ声優も紹介

バジリスク甲賀忍法帖の主人公である甲賀弦之介について掘り下げていきます。甲賀弦之介は徳川家康の命により、恋人と争うことになった悲運の主人公です。能力値が高い甲賀弦之介は剣術と瞳術で伊賀を圧倒しますが、内心では朧への想いや理想と葛藤しながら悲しき最期を迎えました。この記事では甲賀弦之介が生きてた可能性に迫り、瞳術の能力や担当声優について説明していきます。

甲賀弦之介の強さや担当声優について説明する前に、まずはバジリスクの作品情報を紹介します。バジリスクの原作は山田風太郎の時代小説であり、設定を継承・変更した複数の作品は忍法帖シリーズと呼ばれて親しまれています。内容は史実に登場する忍者の里を舞台に架空の忍法争いを描いています。またバジリスク甲賀忍法帖は山田風太郎の忍法帖シリーズの第一作目にあたり、せがわまさきが漫画化して人気を集めました。

バジリスク甲賀忍法帖は2003年に、講談社のヤングマガジンアッパーズで連載を開始しました。2005年にはGONZOの制作でアニメ化されて、日本で初めてアニメファンドが採用されたことでも話題になりました。また同年にSHINOBIというタイトルでオリジナル要素を加えた映画も公開しており、2018年には甲賀忍法帖の続編となるバジリスク桜花忍法帖のアニメが放送して再び注目を集めました。

服部半蔵が率いた忍者集団同士でありながら甲賀と伊賀は敵対関係だったため、両門争闘の禁制を設けて辛うじて和平を保っていました。しかしながら両頭首同士の孫である甲賀弦之介と朧は恋仲となり、縁談が進み始めて長年の因縁に終止符が打たれようとしていました。そして祝言を意識していた矢先の慶長19年、徳川家康の命により徳川家の後継者選びの指針として甲賀と伊賀は強制的に争うこととなってしまいます。

バジリスク甲賀忍法帖の主人公は、現頭首の甲賀弾正の孫にあたる甲賀弦之介です。甲賀弦之介は次期頭首として期待されている男性キャラクターで、高い戦闘能力だけでなく人柄によって甲賀衆から厚い信頼を寄せられています。基本的には温厚な平和主義者ですが掟破りに対して厳正に処罰を加えたり、仲間の死を知って平然と伊賀衆を皆殺しにするような苛烈さも持ち合わせています。

敵対関係にある伊賀の頭首の孫である朧とは恋仲であり、甲賀と伊賀が協力し合う未来を実現させたいと願っていました。また両頭首の甲賀弾正とお幻が若かりし頃に考えていたように、朧との縁談で甲賀と伊賀の因縁が終わることを期待していました。徳川家康の命により実行された忍法争いでは甲賀の大将として名を連ねており、伊賀衆からは甲賀の最高戦力として危険視されています。

バジリスクには徳川家康や服部半蔵など、実際に存在したと言われているキャラクターが登場します。また甲賀や伊賀という忍者の里も、実在したと後世に伝えられています。主人公の甲賀弦之介の元ネタになるような人物ですが、史実に同名の忍者は残っていません。またバジリスクでは甲賀と伊賀は敵対関係とされていますが、実際にはそれほど不仲ではなく共闘していたこともありました。

主人公である甲賀弦之介が生きてた可能性や声優情報について掘り下げていく前に、まずはバジリスク甲賀忍法帖の作品情報と簡単なプロフィールを紹介しました。続いては甲賀弦之介の強さや能力を説明していきます。甲賀の次期頭首として仲間からの信頼が厚い甲賀弦之介は、瞳術と呼ばれる能力で一体何が出来るのでしょうか？

甲賀の次期頭首とされている甲賀弦之介は、瞳術という特殊な能力を秘めています。瞳術は室賀一族のみ使用可能な能力でしたが、甲賀弦之介は室賀の血も引いています。そのため甲賀弦之介は自分に殺意を向ける敵を精神崩壊させて、自滅へと追い込むという強力な瞳術を会得することが出来ました。

バジリスク甲賀忍法帖のチート能力と言われている瞳術には使用条件があり、常に全ての相手を殲滅出来るわけではありません。瞳術は使用者の目を見た者に対して発動し、見ないように意識しても回避することは出来ません。しかしながら盲目の敵を相手取った場合や、両目を開けられない状態に追い込まれると瞳術は封じられてしまいます。

甲賀には甲賀弦之介の他にも、瞳術の会得者が存在します。室賀一族の室賀豹馬は参謀役を任されているだけでなく、高い戦闘能力を持っています。盲目を補い合うために視覚以外が研ぎ澄まされており、気配を消している相手さえも察知することが出来ます。また盲目のため瞳術の使用可能な時間帯が夜間のみという縛りはありますが、甲賀弦之介の代役として瞳術を発動させて活躍する姿も描かれていました。

甲賀弦之介は類稀なる才能を持っていますが、生まれながらにして瞳術を使用出来たわけではありません。叔父にあたる室賀豹馬の修行を乗り越えて、チート能力の瞳術を手に入れました。甲賀弦之介の瞳術の精度は盲目になる前の全盛期の室賀豹馬以上だと言われており、伊賀は能力を封じようと必死に暗躍していました。

バジリスク甲賀忍法帖の作品情報と甲賀弦之介の簡単なプロフィールを紹介し、強さや瞳術の能力について掘り下げてきました。続いては忍法争い後に甲賀弦之介が生きてた可能性に迫ります。甲賀弦之介は甲賀と伊賀の和平を望んでいましたが、本当に理想を優先して自ら死を選んだのでしょうか?

甲賀と伊賀の戦いが佳境に突入し、甲賀弦之介は愛する朧との一騎打ちを迎えました。闇七夜の秘薬によって目が開かない状況でしたが、ようやく効き目が切れて見えたのは朧が自ら胸部に刃を突き刺した姿でした。甲賀弦之介は自害を選んだ朧に近付いて朧の血で自分の名前を消した後、自ら刃を突き刺して後を追おうとしました。

甲賀弦之介と朧がそれぞれ自害を選択し、共に川で流されていくラストシーンによって2人は絶命したものだと多くのファンに解釈されていました。しかしながら一方では、流された先で生きてたのではないかと期待する声も上がっていました。そしてバジリスク甲賀忍法帖の続編とされる桜花忍法帖では、衝撃の事実が明らかとなりました。

バジリスク桜花忍法帖の主人公は、甲賀弦之介と朧の間に誕生した双子という設定でした。バジリスク甲賀忍法帖では2人が子供を授かった描写が無かったため、生きてた可能性や忍法争い前に生まれたのではないかと様々な憶測を呼びました。甲賀弦之介と朧が生きてた可能性として、ファンの間ではどのような説が浮上しているのでしょうか？

そもそもヒロインの朧は大将ではあるものの、伊賀の頭領である祖母のお幻のような戦闘能力はありません。忍術・剣術・体術を身に付けておらず、朧の武器は相手の忍法を無効化する破幻の瞳のみです。朧は自害を試みましたが実は致命傷には至っておらず、容態に気付いた甲賀弦之介も急所を外した演技だったのかもしれません。そして生きてた2人は仲睦まじくひっそりと暮らして、双子が誕生したという可能性も考えられています。

バジリスク甲賀忍法帖のヒロインの朧とは違い、甲賀弦之介は類稀なる才能を秘めた忍者です。剣術や瞳術が注目されてはいますが、周囲の目を欺くような幻術や条件付きの蘇生術を使用出来た可能性も考えられています。甲賀弦之介の能力により命を落とさなかった2人が、甲賀と伊賀の未来を繋いだのかもしれません。

甲賀と伊賀の忍法争いの後に生きてた可能性を挙げてきましたが、そもそも甲賀弦之介と朧の間に隠し子がいたという考察を紹介します。甲賀弦之介と朧は恋仲であり、徳川家康の命が無ければ2人は結ばれるはずでした。忍法争いの前に密会を繰り返していたため、実は身籠っていた朧が生きていて出産したのではないかとも言われています。

ファンの間では様々な生きてた可能性が推測されてきましたが、バジリスク桜花忍法帖のコミックには甲賀弦之介と朧の状況を示したセリフが登場します。最後に生き残ったのは愛を誓い合った男女で、甲賀八郎と伊賀響の両親だと語られています。つまり双子の両親は甲賀弦之介と朧であるため、2人は忍法争いの後も生きてたことになります。

甲賀の次期頭首である甲賀弦之介の強さや瞳術の能力について掘り下げ、忍法争い後に甲賀弦之介が生きてた可能性に迫りました。続いてはバジリスク甲賀忍法帖の主人公である甲賀弦之介を演じた声優情報を紹介します。強力な瞳術を身に付けていながら恋人や和平を優先した心優しき甲賀弦之介を担当した声優とは、一体誰なのでしょうか?

バジリスクの主人公である甲賀弦之介を演じたのは、声優の鳥海浩輔です。鳥海浩輔は1973年5月16日生まれで、神奈川県の出身です。大学受験を失敗してしまい乗り気ではないまま、親の勧めで日本ナレーション演技研究所に入所しました。そのため入所当時は演技や声優業に興味がありませんでしたが、徐々に面白いと感じるようになりました。

青年・30代の男性のキャラクターで起用されることが多く、叫び声が素敵だと高評価を得ています。2001年からはアニメの派生ユニットの一員として音楽活動もしていましたが、メンバーの体調不良により活動休止となりました。2016年には声優活動20周年記念として「てきとう」という書籍を発行しました。

鳥海浩輔は1997年の「家なき子レミ」のアンリ役で、テレビアニメのデビューを果たしました。2001年には「キャプテン翼」の岬太郎役に抜擢され、2003年には「NARUTO」で犬塚キバ役を好演しました。2010年には「ぬらりひょんの孫」に黒田坊役で出演し、2012年の「アクエリオンEVOL」のアンディ・W・ホール役も好評でした。

その後2013年の「弱虫ペダル」の今泉俊輔役や、2016年の「刀剣乱舞」の三日月宗近役を熱演しました。更に2017年には「ブラッククローバー」でノゼル・シルヴァ役を演じ、2018年には「ジョジョの奇妙な冒険」でグイード・ミスタ役に起用されています。2022年の「薔薇王の葬列」にはエドワード役で出演しており、2023年の「鬼滅の刃」の玉壺役に注目が集まっています。

甲賀の次期頭首である甲賀弦之介の強さや瞳術の能力について掘り下げ、忍法争い後に甲賀弦之介が生きてた可能性に迫りました。それでは最後に、甲賀弦之介に関する世間からの感想や評価を紹介します。強力な瞳術を身に付いている甲賀弦之介に対して、世間からはどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか？

こちらはバジリスクの甲賀弦之介の性格が好きだという内容の感想ツイートです。バジリスク甲賀忍法帖の主人公である甲賀弦之介は、甲賀の勝利ではなく恋人や和平のことを憂いて葛藤していました。非情になれない心優しい性格は、バジリスクファンから高く評価されています。

こちらはバジリスクのカップリングに関する感想ツイートです。バジリスクには恋仲のキャラクターが何組も登場するため、ファンの間では好きなカップリングが話題になっています。主人公の甲賀弦之介とヒロインの朧のカップリングも人気で、切ない最期に多くのファンが涙しました。

こちらはバジリスクの甲賀弦之介の瞳術に関する感想ツイートです。甲賀弦之介は室賀豹馬から瞳術を学び、伊賀が恐れる能力を手に入れました。元々剣術の優れたキャラクターではありましたが、大勢の敵を一掃出来る能力まで秘めていたことに多くのファンが驚きました。

バジリスクの甲賀弦之介の瞳術の能力や声優情報について説明し、忍法争い後に甲賀弦之介が生きてた可能性に迫りました。バジリスクは甲賀弦之介などのキャラクター設定だけではなく、切ないストーリーも高く評価されている作品です。この機会にぜひ、バジリスクを見てみてください。