バジリスク甲賀忍法帖のあらすじ・感想をネタバレ!漫画最終回の内容は?

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」のあらすじを分かりやすく解説し、読者による感想もネタバレしていきます。さらに漫画最終回の衝撃的な内容も紹介していきます。漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」は甲賀と伊賀のそれぞれの忍者による忍法勝負を描いており、激しい戦闘の描写が魅力の1つとなっています。今回は作品に登場するキャラクターを紹介したうえでストーリーのあらすじをメインにまとめていきます。

バジリスク甲賀忍法帖のあらすじ・感想をネタバレ!漫画最終回の内容は?のイメージ

目次

  1. バジリスク甲賀忍法帖のあらすじや感想が気になる!
  2. バジリスク甲賀忍法帖の作品情報
  3. バジリスク甲賀忍法帖の漫画登場人物
  4. バジリスク甲賀忍法帖の漫画あらすじネタバレ
  5. バジリスク甲賀忍法帖の漫画最終回について
  6. バジリスク甲賀忍法帖を読んだ感想は?泣ける作品?
  7. バジリスク甲賀忍法帖のあらすじや感想まとめ

バジリスク甲賀忍法帖のあらすじや感想が気になる!

「バジリスク 甲賀忍法帖」は物語の最終回が衝撃的だと話題になったという事で、あらすじからラストシーンまでネタバレを含みながらまとめていきます。またそんな衝撃的な最終回を知った読者たちの感想も紹介していきます。甲賀と伊賀による臨場感のある忍法勝負が作品が人気作品になった秘密の1つであり、主人公・弦之介とヒロイン・朧による禁じられた恋愛も見所となっていますので、ネタバレを含んで詳しく述べていきます。

バジリスク甲賀忍法帖の作品情報

「バジリスク 甲賀忍法帖」は、せがわまさきが「ヤングマガジンアッパーズ」にて連載していた漫画作品で、2003年4号から始まって2004年13号で最終回を迎え単行本は全5巻が発売されています。原作は山田風太郎が1958年に発表した小説「甲賀忍法帖」となっており、ストーリーは原作をほぼ忠実に再現しています。2005年4月からはアニメ制作会社「GONZO」によってアニメ化され2クール放送されて全24話となっています。

バジリスク甲賀忍法帖の漫画登場人物

甲賀弦之介

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」の主人公であり、甲賀卍谷衆の頭領である甲賀弾正の孫で、甲賀弾正が死んだあとは祖父に代わって甲賀卍谷衆をまとめています。伊賀鍔隠れの頭領の孫である朧とは恋人同士であり、互いに憎しみ合っている甲賀と伊賀が手を取り合う事を願っています。真面目で優しく、誠実な性格ではありますが、甲賀の次期頭領として伊賀忍者との戦闘の際などには容赦はせず、厳しさや冷酷さを見せるときもあります。

殺意を持って甲賀弦之介に襲いかかってきた者を自害させる事が出来るという忍術「憧術」を使う事ができ、この忍術は「バジリスク 甲賀忍法帖」の作中最強の力を誇っているため、伊賀忍者に最も恐れられている能力となっています。発動する際には目の色や形が変わり、アニメ版「バジリスク 甲賀忍法帖」では激しく発光するという演出になっています。弦之介はこの忍術を使って伊賀忍者の小四郎や天膳の忍術を破り勝利しました。

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」のヒロインで、伊賀鍔隠れ衆の頭領であるお幻の孫です。弦之介とは恋人同士であり、後述でネタバレする伊賀と甲賀の「不戦の約定」が解かれるまでは何度も会って仲を深めており、近い将来に結婚する事になっていました。他の伊賀忍者のように好戦的では無く、非常に温和でおっとりした性格をしており、おっちょこちょいなところがあります。そのため伊賀と甲賀の忍法勝負には猛反対していました。

その穏やかな性格から忍術も剣術も体術も身につける事はしませんでしたが、生まれながらにして「破幻の瞳」を備えており、どんな忍術でも見るだけで強制的に破る事が出来ます。「破幻の瞳」には発動条件というものは無く、忍術や忍術を使っている人物を見るだけで忍術を強制的に破るため、朧に戦闘の意志が無くても敵味方問わず発動してしまいます。強力な能力のため朧の平和を望む意向とは関係なく伊賀の切り札となっていました。

甲賀弾正

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、甲賀卍谷衆の頭領であり、主人公である弦之介の祖父です。伊賀の頭領であるお幻とはかつて恋仲であった事がありますが、憎しみ合っている甲賀と伊賀であったので恋が成就する事はありませんでした。長毒針の使い手で、甲賀と伊賀の不戦の約定が解かれた時にお幻と相打ちとなり倒れましたが、これでやっと甲賀と伊賀の憎しみから解放されたことで最後にはお幻と共に穏やかな顔となっていました。

お幻

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、伊賀鍔隠れ衆の頭領であり、ヒロインである朧の祖母です。現在は老婆となっていますが、若いころはかなりの美人であり、漫画やアニメ版で見る事が出来ます。前述した甲賀卍谷衆頭領である甲賀弾正とはかつて恋仲であった事があり、今でも想っている描写があります。徳川家康の城で甲賀弾正と戦い、首と喉に毒針を受けますが、死ぬ間際にその毒針を抜いて甲賀弾正に突き刺し相打ちとなりました。

風待将監

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、甲賀卍谷衆に属している忍者であり非常に強い粘着力を持つ痰を口から放つ事で相手の自由を奪う事ができます。この痰はまるで蜘蛛の糸のように自在に操る事ができ、この痰の粘着力は自分には効かずに足場としての利用も可能なので使い勝手の良い忍術となっています。また両手両足を地面に付けて走る事で俊敏な動きを発揮する事が出来るため、まさしく蜘蛛のような戦闘スタイルとなっています。

甲賀卍谷衆の中でも戦闘に特化した忍術を備えている武闘派の1人で、「バジリスク 甲賀忍法帖」の物語序盤に徳川家康の城で伊賀の夜叉丸と忍術勝負を繰り広げ、得意の痰による攻撃を駆使しながら互角以上の戦いを繰り広げましたが、途中で徳川家康によって勝負を打ち切られました。最期には蓑念鬼との戦いで致命傷を負い、満身創痍になっているところを伊賀の女忍者である蛍火によってとどめをさされて絶命しました。

夜叉丸

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、伊賀鍔隠れ衆の中では若輩とされていますが高い実力を持った忍者です。女性の髪に獣油を染み込ませて作った「黒縄」と呼ばれる細い糸を武器にして戦闘を行います。この「黒縄」は非常に高い耐久力と威力を持っていて、巨大な岩でも切断する事が出来ます。同じ伊賀鍔隠れ衆である蛍火と愛し合っており、若いため血気盛んではありますが、蛍火との穏やかな日々も大切にしていました。

作中では序盤に風待将監と激しい忍術合戦を繰り広げ、3代目服部半蔵からは人の域を超えた技と称されていました。もともとは黒くて美しい長髪でしたが、風待将監の痰が髪にこびりついて身動きを封じられてしまったため、黒縄によって自ら髪を短く切り落としてから短髪となりました。最終的には如月左衛門と霞刑部のタッグと激しい戦いを繰り広げて善戦しますが、最後には討ち取られてしまい、蛍火の事を思いながら絶命しました。

鵜殿丈助

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、甲賀卍谷衆に属している忍者で弦之介の護衛役となっています。非常に女好きのため綺麗な女性を見れば口説いており、弦之介と共に伊賀に訪れた際には朱絹を口説いていましたが、朱絹に「太った殿方は好みではございませぬ」と言われ断られていました。伊賀に対して憎しみの心を持ってはいますが、弦之介が伊賀との友好を望んでいるため協力したいと思っているなど気の良いところがあります。

戦闘の時には身体を丸く膨らませてスーパーボールのように飛び回る事ができ、強い柔軟性と弾力性を備えています。あらゆる攻撃の衝撃を吸収してしまうため、刀や拳などの直接攻撃はほぼ通用しません。また風船のような特質も持っているため、水に浮かんだり一時的に空を飛ぶ事なども可能です。お調子者な性格が目立ちますが頭の切れる人物で、不戦の約定が破られたことによる伊賀の戦略にもいち早く気づき、弦之介を守りました。

小豆蠟斎

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、伊賀鍔隠れ衆に属しており、長い頭と長い髭が特徴の小柄な老人です。手足を自由に伸ばし、軟体動物のように自由に曲げる事が出来る忍術を備えており、また刃物のような特質も備えているため触れたものを切り刻む事も出来ます。不戦の約定が破られた事で伊賀に忍び込んできた甲賀の忍者・お胡夷を尋問していましたが、お胡夷に忍術を使われて全身の血が抜かれ、壮絶な最期となりました。

地虫十兵衛

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、甲賀卍谷衆に属している手足が無く胴体と顔だけという異形の忍者です。普段の移動の際には駕籠を利用していますが、急を要する時には服に付いている蛇腹のようなものを使って胴体だけで蛇のように動くことができ、並みの忍者よりも高速で移動する事が出来ます。星占いが得意で駿府城に向かった甲賀弾正の身の危険を誰よりも早く察知しました。戦闘の際には食道に隠してある槍の穂を使用します。

朱絹

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、伊賀鍔隠れ衆に属している女忍者です。甲賀に強い敵対心を持っており、仲間である伊賀の事はとても大切に思っています。朧の世話役を担っているためとても懐かれており、朱絹もまた朧の事を思っています。皮膚から血を流してその血を霧状する事ができ、相手の視界を眩ませるという忍術を持っています。弦之介との戦いで視力を失った小四郎の世話をするうちに惹かれていくようになっていきます。

陽炎

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、甲賀卍谷衆に属している女忍者です。弦之介に恋をしていますが、彼女が情欲を感じながら発する吐息は猛毒を帯びてしまうという自分で制御できない能力を持っているため叶わない恋となっており、代わりに朧の事を深く恨んでいます。如月左衛門からはツラいさだめの女と称されていました。しかし陽炎は絶世の美女のため、それでも彼女と結婚したいという男性はあとを絶たないという事です。

蓑念鬼

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、伊賀鍔隠れ衆に属している全身が体毛で覆われている事が特徴の忍者です。この体毛は自由自在に動かす事ができ、さらに針のように硬化させることもできるため、戦闘だけではなく移動にも利用する事が出来ます。また棒術の使い手でもあります。短気で怒りっぽい性格ではありますが、朧の事や伊賀全体の幸せを願っています。最期には弦之介を討とうとした時に豹馬の憧術によって倒されました。

室賀豹馬

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、弦之介の付き人であり甲賀卍谷衆の優秀な参謀でもあります。弦之介とは血が繋がっており叔父にあたる人物で、弦之介に「憧術」を教えた師匠でもあり、夜の間だけ弦之介と同じ「憧術」を使う事が出来ます。盲目となっていますがその代わりに他の身体機能が発達しており、敵の足音を聞き分けて危険を察知する事が出来ます。また伊賀との和睦を望んでいる弦之介にとって最大の理解者でもあります。

雨夜陣五郎

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、伊賀鍔隠れ衆の参謀を務めている中年の忍者で、身体がナメクジのような性質を持っているため塩に溶けて小さく縮まる事ができ、水に浸かると元に戻る事が出来ます。そのため敵地への潜入や、誰にも気づかれずに盗聴などをする事に長けています。しかし塩水が苦手であるため甲賀の忍者である霞刑部との忍術勝負をしていた際に海に投げ出された時には身体がすべて溶けてしまい絶命しました。

霞刑部

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、甲賀卍谷衆に属している身体の体毛が一切無い事が特徴の大柄な忍者で伊賀に強い敵対心を抱いています。実体を消して壁や床などの物体に溶け込むことが出来るため、姿を見られることなく敵陣に潜入し、持ち前の怪力で相手を絞め殺すことが出来ます。伊賀の船に忍び込んだ時には雨夜陣五郎を海に投げ込んだことで殺害しましたが、その直後に殺したと思っていた薬師寺天膳によって討たれました。

薬師寺天膳

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、伊賀鍔隠れ衆の副頭領を務めており、殺されても何度でも蘇る事の出来る術を会得しているため外見は青年の姿ですが、170年以上も生きています。伊賀忍者の中でも群を抜いて冷酷な性格をしており、甲賀を討つためなら味方である伊賀忍者を犠牲にするなど、どんな卑劣な手も使います。また剣術の達人でもありますが、自分の能力の強さから油断をして、最初は殺害される事が多くなっています。

「バジリスク 甲賀忍法帖」の最大の敵キャラクターとなっており、甲賀と伊賀が憎しみ合う原因を作った人物で物語の最終回まで弦之介と死闘を繰り広げました。この不死身という能力は甲賀の熟練の忍者でも今まで見た事も無かった能力で、甲賀の忍者が天膳を間違いなく殺害して勝利を確信した次の瞬間笑みを浮かべながら登場した天膳を見て度肝を抜かれるというシーンがあり、その後は隙が出来た事で天膳に討たれてしまっています。

如月左衛門

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、甲賀卍谷衆に属している青年の忍者で、お胡夷という同じ忍者の妹がいます。妹思いで優しく温厚な性格ですが伊賀忍者との戦闘では躊躇なく攻撃を仕掛けます。自分の顔をどんな顔にも変化させることが出来るため、どんな人物にでも成りすますことが出来ます。また顔だけではなく関節を外して体格や身長も同じにすることができ、さらに声まで変える事が出来るため完璧な変身が可能となっています。

戦闘シーンでは優しい性格が垣間見れる場面があり、敵である伊賀忍者の蛍火の最期には慈悲を見せたり、朱絹を討つシーン静かに心を痛めるなどの描写がありました。しかし甲賀にとっては多大な成果であったため、他の甲賀のキャラクターと比べて大きな活躍となりました。また妹であるお胡夷が伊賀によって殺害された事を知ったシーンでは、冷静さを保ってはいましたが、静かに心に強い怒りを覚えながら悲しむ描写がありました。

筑摩小四郎

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、伊賀鍔隠れ衆に属している身分が低く若いため、薬師寺天膳の部下となっています。しかし忍術の腕前は1級品で、吐息によって真空を作り非常に強力なカマイタチを作り出すことが出来ます。また鎌の使い手でブーメランのように飛び道具にして使用する事も出来るなど戦闘能力は高く、屈指の実力となっています。弦之介との戦闘の際に「憧術」によってカマイタチを返され、それ以来失明しています。

強い戦闘能力を持っているため、伊賀の狂犬と称されることもありますが、普段は非常に穏やかで誠実な性格をしており、子供に木彫りを彫ってあげるなど、彼の優しさが分かる描写がありました。朧とは幼馴染であるため伊賀の姫として慕っており、朧もまた小四郎の事を信頼しています。そのため、忠誠を誓っている薬師寺天膳が自分の子供を残すために朧を襲った時には強く悩みながらも朧のために命令に背き、助けに向かいました。

お胡夷

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、甲賀卍谷衆に属している若い女忍者で、如月左衛門の妹です。兄の事を誰よりも慕っており、兄も妹の事を大切に思っています。年齢が若いためか無邪気な面が目立ちますが、使用する忍術は強力で、相手に身体や唇を密着させることによってヒルのように血を吸い取る事が出来ます。この能力を使って伊賀の忍者である小豆蠟斎に尋問を受けている最中に血を吸い上げ、見事に打ち取りました。

蛍火

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」で、伊賀鍔隠れ衆に属している若い女忍者です。前述した夜叉丸とは恋人関係となっていますが、本編では夜叉丸と再会する事はありませんでした。幻術を得意としているほか、虫や動物を使役する力もあり、肩には常に白い蛇を連れています。如月左衛門が夜叉丸に変装して近づいてきた際には正体を見破る事が出来ませんでしたが、後に変装の術が解けた事で怒りをあらわにして左衛門に襲いかかりました。

徳川家康

肥大した顎が特徴の大御所で、徳川家の3代目の当主を忍者たちの戦争によって決めるために3代目服部半蔵が定めた甲賀と伊賀の不戦の約定を解いた張本人です。甲賀と伊賀のそれぞれ10人の忍者に命がけの忍法勝負を命じ、勝った方に一族千年の栄禄を約束しました。物語の序盤では自身の城である駿府城に甲賀と伊賀のそれぞれの忍者を呼び、力を確かめるために甲賀忍者・風待将監と伊賀忍者・夜叉丸に忍術勝負をとり行わせました。

バジリスク甲賀忍法帖の漫画あらすじネタバレ

不戦の約定が解かれたあらすじをネタバレ

時は慶長十九年、徳川家康は三代将軍の世継ぎが決まらずに、長子である竹千代と次子である国千代が争っている事に頭を抱えていました。そこで家康は南光坊天海に相談をしたところ、甲賀と伊賀のそれぞれ10人の忍者に忍術争いをさせる事で世継ぎを決めるという案を出し、家康もこれに賛成しました。そして家康は自身の城である駿府城に甲賀の忍者と伊賀の忍者それぞれの代表者2名ほどを呼び出し、余興の忍術勝負をさせました。

甲賀の風待将監と伊賀の夜叉丸は激しい忍術勝負を繰り広げ、勝負が決まろうとしたその瞬間に家康によって試合が止められ、3代目服部半蔵が定めた不戦の約定を解いて甲賀と伊賀それぞれの10人で忍術による殺し合いをするように命じました。不戦の約定が解かれた事でその場にいた甲賀の頭領・甲賀弾正と伊賀の頭領・お幻は過去に愛し合っていたという関係にも関わらず、お互いの里の事を思い殺し合い、相打ちとなりました。

弦之介と朧の初登場シーンのあらすじをネタバレ

不戦の約定が解かれた事とそれぞれの里の10人の忍者の名前が記された人別帳は、一方はお幻の鷹によって里に持ち帰られた事で伊賀忍者は状況を把握します。しかしもう一方は風待将監が持ち帰ろうとしますが途中で伊賀忍者3人に襲われたために人別帳を燃やされ、将監も殺されたために甲賀の忍者は事態を把握していません。そんな中、不戦の約定が解かれた事を知らない甲賀弦之介は鵜殿丈助と共に伊賀の里へと向かってしまいます。

甲賀と伊賀の忍術合戦のあらすじをネタバレ

先に伊賀の方が不戦の約定が解かれた事を知ったため、まずは伊賀の里にて丈助が雨夜陣五郎によって打ち取られてしまいます。そして甲賀の忍者・地虫十兵衛も殺されたため、甲賀の忍者はこの時点で3人が殺害されてしまいました。弦之介は甲賀の里で朧と共にのんびりしていましたが伊賀の忍者は弦之介の「憧術」を恐れて手を出せないでいました。その頃甲賀の里には伊賀の副頭領である薬師寺天膳を含んだ5人が攻め入っていました。

奇襲を仕掛けた伊賀忍者5名でしたが、甲賀の室賀豹馬と霞刑部によって失敗に終わり、自分の里へと逃げ帰りました。豹馬は不戦の約定が解かれたのではないかと気づき、真相を確かめるために如月左衛門と霞刑部を調べに向かわせます。すると夜叉丸と鉢合わせたため、左衛門は忍術で天膳になりすまし、不戦の約定が解かれた事実を聞き出したところで夜叉丸を殺害します。その後左衛門は夜叉丸になりすまし、伊賀へと向かいます。

憧術と破幻の瞳のあらすじをネタバレ

伊賀へとたどり着いた左衛門でしたがどんな忍術でも破るとされている朧の「破幻の瞳」によって正体を暴かれてしまいます。しかし刑部のサポートによって弦之介に無事人別帳を届ける事に成功します。弦之介は不戦の約定が解かれた事を知り、甲賀の里に戻る事にします。この時に大勢の忍者に襲われますが弦之介の「憧術」には手も足も出ません。弦之介が帰ったのち、朧は七夜盲の秘薬を使って自らの「破幻の瞳」を封じてしまいます。

室賀豹馬の憧術発動のあらすじをネタバレ

伊賀の蛍火と簑念鬼は弦之介の事を追いかけて奇襲し、朧が使ったものと同じ七夜盲の秘薬を使って弦之介の「憧術」を封じる事に成功します。しかし室賀豹馬の「憧術」と如月左衛門の活躍によって、甲賀は蛍火と簑念鬼を返り討ちにする事に成功します。一方甲賀の先回りをするために船に乗った天膳や朧をはじめとする伊賀の忍者たちでしたが、船の壁に同化していた刑部によって襲われ、天膳も首を折られて殺害されます。

不老不死である伊賀の薬師寺天膳のあらすじをネタバレ

しかし生まれ持って不老不死という能力を持っている天膳は復活し、壁に同化して隠れようとした刑部を刀で刺して討ち取ります。この時点で人別帳に書かれている忍者たちは甲賀と伊賀それぞれ残り4名となりました。天膳は船に乗って弦之介に奇襲を仕掛けましたが、室賀豹馬の瞳術によって返り討ちにあってしまったため一時退却します。そこに天膳を助けに来た小四郎と豹馬が戦う事になり、小四郎の勝利となりました。

不戦の約定が解かれた本当の意味を知ったあらすじをネタバレ

しかし小四郎は甲賀の仲間の救援に駆けつけた毒の吐息を持つ甲賀の女忍者である陽炎と対峙し、情欲に身を任せたことで討ち取られてしまいました。その後、甲賀の生き残りである弦之介と陽炎、左衛門の3人は岩に隠れて朧と朱絹に奇襲を仕掛けようとしますが、そこにたまたま徳川家の長子である竹千代の乳母の阿福がやって来たことで失敗に終わります。またここに居合わせた忍者たちは不戦の約定が解かれた本当の意味を知ります。

朧が駿府城に向かったあらすじをネタバレ

その事によって朧は阿福と共に駿府城に向かう事にし、またもや復活した天膳も朧を追いかけて駿府城に向かいます。そして左衛門は天膳に変装して朱絹を呼び出し、陽炎と共に朱絹を討ち取る事に成功しました。しかしその後やって来た天膳と戦う事になった左衛門は不老不死の力には及ばずに討ち取られてしまいます。その後、陽炎は天膳に捕えられ、弦之介を呼び出すための捕虜となって天膳の拷問を受ける事になってしまいます。

天膳との最後の戦いをネタバレ

天膳の激しい拷問によって陽炎は危篤の状態に陥ってしまいます。そこに一足遅く助けに来た弦之介がやって来たことでうろたえる天膳は弦之介と一騎打ちの勝負を繰り広げますが、弦之介の剣術の方が勝り、弦之介は刀で天膳の首を刎ねます。またもや生き返ろうとする天膳でしたが、七夜盲の秘薬の効果が無くなった朧の「破幻の瞳」によって忍術が破られ、今回は完全に死んだことで長い人生に終止符を打ちました。

バジリスク甲賀忍法帖の漫画最終回について

朧の自害

不戦の約定が解かれた事で戦争に発展し、多くの仲間が死んでいった事を考えると弦之介と朧の2人は戦わざるを得なくなった事で対峙しますが、朧に戦う意欲は無く「弦之介様の手に掛かって死にとうございます」と言います。対して弦之介も「そなたを切れぬ」と殺すことが出来ないでいます。死ぬ間際にそれを見ていた陽炎は残った力を振り絞り毒によって弦之介と心中しようとしますが、朧の「破幻の瞳」によって打ち消されました。

弦之介と朧の最後の戦いをネタバレ

陽炎はそのまま力尽きてしまい人別帳に書いてある甲賀と伊賀の忍者はそれぞれ弦之介と朧の2人だけとなりってしまいます。しかし弦之介は陽炎の毒を少々浴びてしまった事で倒れてしまい、そこに阿福の軍がやって来て2人を取り囲んで襲ってこようとします。しかし朧は弦之介が死ぬことを恐れ服部半蔵の前で弦之介と果し合いをする約束をします。そしてその後、弦之介と朧は服部半蔵が見ている前で最後の決闘をする事になります。

衝撃の最終回をネタバレ

朧は弦之介を愛しているために戦う事も殺すことも出来なかったため、決闘が始まるとすぐに小刀で自害してしまいます。そしてその次の瞬間、七夜盲の秘薬の効果が切れて目が見えるようになった弦之介は人別帳に「伊賀の勝ちなり」と書きしるし、朧を抱きしめながら自害します。そうして甲賀と伊賀の戦いは終止符を打ちました。ここまでが漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」の衝撃的な最終回のネタバレになります。

バジリスク甲賀忍法帖を読んだ感想は?泣ける作品?

第1話から最終回まで泣ける!

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」は第1話から最終回までいちいち泣けるという読者の感想があります。第1話では愛し合っていた弾正とお幻がお互いの里のために一騎打ちをし、最後には共に幸せな顔をしながら死んでいったという場面ですでに泣くことができ、最終回では本当は近い将来結婚する事になっていた弦之介と朧が戦う事になって最終的には全員死んでしまうという悲しい結末になっているため泣いた読者が多数いるようです。

時代劇ファンにもおすすめ!

「バジリスク 甲賀忍法帖」のメインとなっている甲賀忍者と伊賀忍者の戦いという構図は時代劇ファンにとっては定番となっているため、いつもと違うタイプの忍者合戦を見る事が出来たという事で満足している時代劇ファンの読者の感想があります。原作者である山田風太郎によって忍者たちの人間関係を細かいところまで描いており作画を担当したせがわまさきによって臨場感ある戦いを見る事が出来るという事で高評価となっています。

最終回が悲しすぎる!

「バジリスク 甲賀忍法帖」は最終回が一番悲しいという感想があります。南光坊天海が物語の序盤でいらぬことを言わなければ不戦の約定は解かれる事は無く弦之介と朧は結婚して忍者の仲間たちと幸せに暮らす事が出来たというのにと南光坊天海を恨む声もあり、愛する2人が決闘するという悲しい最終回は見ていられないという読者の感想が多数あります。今生の別れを選ばざるを得ない運命が2人を縛った悲しい最終回となりました。

忍者同士の激しい戦いがかっこいい!

甲賀と伊賀の忍者たちはそれぞれ全員が独特で強力な忍術を持っているため、作中に3代目服部半蔵からも「こやつらの忍法、常の域を超えており申す」と称されています。そのため忍者同士の戦いは強い力がぶつかり合う事になるので非常に激しいものとなり、臨場感あふれる戦闘は目が離せなくてかっこいいという読者の感想があります。戦闘シーンが多く描写されている作品なので序盤から最終回まで忍者同士の戦いを見る事が出来ます。

イケメンや美女が多く登場する!

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」にはかっこいいイケメンキャラクターや可愛い美女キャラクターが多数登場する事から、楽しく読み進める事が出来たという読者の感想があります。甲賀も伊賀も属している忍者の多数が整ったルックスで描かれており、弦之介や朧はもちろん、夜叉丸や室賀豹馬、陽炎や朱絹などをはじめとした忍者たちに、それぞれにファンが付くなどしている事から、作品を盛り上げている魅力の一つとなっています。

バジリスク甲賀忍法帖のあらすじや感想まとめ

漫画「バジリスク 甲賀忍法帖」の登場人物を紹介し、ネタバレを含んだあらすじを紹介しながら衝撃的な最終回までまとめてきましたが、悲しい最終回も含めて素晴らしい作品だという事が分かります。今回の最終回のネタバレを含んだまとめ記事を読んだことによって読者様が「バジリスク 甲賀忍法帖」をより楽しく読むことが出来るようになってくれたなら幸いです。

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