【後宮の烏】淡海（たんかい）は寿雪の護衛宦官！悲惨な過去や温螢との関係は？

本記事では、後宮の烏に登場した宦官の淡海/たんかいを紹介していきます。後宮の烏には美男美女が登場しているため、イケメンキャラクターの淡海も人気があるようです。淡海と温螢の関係や、アニメで声を演じている声優のプロフィールをまとめていきます。

淡海と温螢の関係を知る前に、まずは「後宮の烏」の基本情報を紹介していきます。後宮の烏は2018年から2022年まで刊行されていた小説で、2023年2月時点で累計発行部数は120万部を突破しています。2022年の10月から12月にはアニメが放送されており、アニメでは「名探偵コナン」「銀魂」などの作品に携わっている「竹内進二」がキャラクターデザインを担当しています。

後宮の烏は中華風の世界が舞台の作品です。後宮の奥深くに住む「烏妃」は、「帝の夜伽をしない特別な妃」で、本作では寿雪という女性が烏妃として描かれています。寿雪は人と関わらない人生を送っていましたが、帝の高峻と出会ったことで運命が変わり、宮女や宦官が自身の周りに集まり始めました。ですが、「烏妃は人と関わってはいけない」という考えを持つため、幸せと定めの狭間で苦悩することになります。

後宮の烏の淡海は、高峻に仕える宦官です。宦官は去勢された官吏のことで、現実世界では傷口から細菌が入って死ぬことも珍しくなかったようです。同じ宦官の温螢と仲が良く、2人セットで行動している様子が描かれています。明るい性格をしており、烏妃である寿雪に対してもフランクに接しています。

寿雪の護衛になる前の淡海は、「勒房子/ろくぼうし」という帝直属の犯罪取り締まり機関に所属していました。そのため、宦官の中では特に高い身体能力を持っており、後宮の烏では「弓の名手」として描かれています。小説の2巻では、寿雪が封宵月に襲われており、救援に駆けつけた淡海が封宵月の手を射抜きました。

ここからは、後宮の烏で描かれた淡海/たんかいの過去を解説していきます。淡海は明るい性格をしている宦官ですが、壮絶な過去を経験していることが判明しました。淡海と温螢の関係や、作中の言動をネタバレしながらまとめていきます。

後宮の烏の淡海は、由緒ある家系の跡取り息子でしたが、家が没落したことで盗賊になってしまいます。また、使用人が「金の杯」を盗んでおり、強いショックを受けた父親が自ら命を絶ち、母親は病気で亡くなったことが分かっています。両親を失った淡海は人身売買を経て盗賊になり、宦官になる前は酷い生活を送っていたようです。

盗賊になった淡海はとある家に押し入り、その家で奴隷になった従姉と再会しました。淡海は従姉を助けようとしましたが、従姉は淡海の刀を奪って自らの命を絶ってしまいます。そのため、淡海には偽りの前科が付けられており、宦官になった時に「勒房子」に配属されました。本編では寿雪が帝と出会っているため、淡海は寿雪の護衛を任されています。

勒房子は帝直属の犯罪取り締まり機関で、武芸に優れた宦官が所属しています。宦官は宮廷での帯刀を許されており、淡海は諜報員のような活躍を見せています。作中では、漆雕宮で殺人事件が起きており、淡海が容疑者にされていましたが、真犯人が別にいると考えていた寿雪が淡海を庇っています。また、勒房子を粗末に扱うことはできないため、寿雪は事件を解決して淡海の汚名をそそぐことを決めました。

漆雕宮では男性が殺害されており、男性は淡海の家で金の杯を盗んだ使用人であることが判明しました。そのため、「金の杯を盗んで父親を死なせたこと」が淡海の動機と思われていましたが、淡海は容疑を否認しています。また、寿雪は使用人の魂を呼び出して事実確認をしており、「金の杯を盗んだのは使用人ではないこと」が明らかになりました。

寿雪は使用人の髪を使って金の杯のあり方を探しており、金の杯は勒房子の長官の弟の部屋から見つかりました。そのため、長官が弟を守るために淡海に罪を着せていたことが分かりましたが、直後に長官と弟の死体が発見されてしまいます。最終的には淡海の疑いが晴れ、淡海が寿雪のことを強く慕うようになりました。

温螢は寿雪の護衛を担当している宦官です。冷静沈着で口数が少ない性格をしており、淡海とは性格が正反対ですが、お互いを理解している様子が描かれています。また、淡海と温螢は衛青の命令で寿雪を護衛していますが、衛青の本当の目的は「寿雪の監視」であることが分かっています。衛青は寿雪と帝の接触を危惧しているため、淡海と温螢を使って寿雪の動向を監視しているようです。

衛青は淡海と温螢に寿雪の監視をさせていますが、淡海と温螢は寿雪を慕っています。また、2人が上司の自分よりも寿雪を優先するため、2人に対して不満を抱えていることが分かっています。そのため、衛青が嫌われ役のような立ち位置になっていますが、物語途中に衛青と寿雪は異母兄妹であることが判明したため、衛青の態度も大きく変化していきます。

壮絶な過去や温螢との関係を知った後は、後宮の烏のアニメで淡海/たんかいを演じている声優を紹介していきます。後宮の烏の淡海は、独特な声質を持つ声優が声を担当しているようです。声優のプロフィールや出演作品を一覧でまとめていきます。

後宮の烏で淡海/たんかいを演じているのは、声優の岡本信彦です。岡本信彦は東京都出身で、2006年から声優活動を行っています。生年月日は1986年10月24日で、2012年からは音楽活動も開始しています。デビュー当時から「プロ・フィット」に所属していましたが、2022年に自身の事務所を立ち上げました。プライベートでは将棋を趣味にしており、声優になる前はプロ棋士になる夢を抱いていたようです。

声優の岡本信彦は、「僕のヒーローアカデミア」「迷い猫オーバーラン！」「暗殺教室」「Re:ゼロから始める異世界生活」などのアニメでキャラクターの声を演じています。デビューしてから2年ほどは端役を演じることが多く、2008年に放送された「とある魔術の禁書目録」の一方通行役でブレイクしたと言われています。2009年の声優アワードで新人男優賞を受賞しており、2021年にツイッターのアカウントを開設しました。

壮絶な過去や温螢との関係を知った後は、後宮の烏の淡海/たんかいに関する感想をまとめていきます。後宮の烏は累計発行部数120万部を突破している人気作品のため、読者と視聴者から様々な感想が挙がっているようです。本記事で紹介した淡海の過去や声優に関する感想をまとめていきます。

淡海/たんかいは辛い過去を経験しているキャラクターのため、読者から「淡海の過去が切ない」という感想が挙がっています。また、「寿雪が淡海を守るエピソードが泣ける」「淡海が孤独な寿雪を慕う様子が泣ける」という感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように、後宮の烏のアニメでは、声優の岡本信彦が淡海の声を演じています。岡本信彦は独特なイケメンボイスを持つ声優のため、アニメ視聴者から「岡本信彦の声がかっこいい」という感想が挙がっています。

後宮の烏のアニメ1期では、「淡海が宦官になった理由」「淡海が殺人事件の容疑者になるエピソード」は描かれていないため、アニメ視聴者から「アニメ2期を制作してほしい」という感想が挙がっています。

本記事では、後宮の烏に登場した淡海のプロフィールや過去を紹介していきました。淡海は壮絶な過去を経験していますが、普段は過去を感じさせない明るさを見せているため、淡海の心の強さがかっこいいという意見が挙がっています。淡海が登場したエピソードを見たことがない方も、本記事を参考にしながら見てみて下さい。