【ワールドトリガー】雨取麟児は千佳の兄！黒幕説の噂や鳩原未来との関係は？

当記事では「ワールドトリガー（ワートリ）」の謎多きキャラクターである雨取麟児について、雨取千佳や鳩原未来との関係、協力者・黒幕説などをネタバレで考察していきます。さらに、雨取麟児のアニメ声優を務める野島裕史さんについても紹介していきます。まず、ここでは「ワールドトリガー」の作品情報をみていきます。

「ワールドトリガー（略称：ワートリ）」は、葦原大介先生による人気バトルアクション漫画です。人気漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の2013年11号～2018年52号にて連載されていました。その後、月刊漫画誌「ジャンプスクエア」に移籍後は、同誌の2019年1月号から現在（2023年2月現在）も連載中です。

そして、テレビアニメは第1期がテレビ朝日系列にて、2014年10月～2016年4月の期間に全73話が放送されていました。さらに、テレビアニメ第2期は同局で2021年1月～4月の期間に全12話が、第3期も同局で2021年10月～2022年1月の期間に全14話がそれぞれ放送されていました。また「ワールドトリガー」はゲーム化やヴォイスコミック化、舞台化など、様々なメディア展開も実現しています。

異世界の近界民（ネイバー）による襲撃から4年半が経過した三門市では、防衛機関のボーダーが発足し、市民たちの安全を守っていました。ボーダーのC級隊員である中学生の三雲修は、人探しのために地球にやって来た空閑遊真と出会います。空閑遊真は実はネイバーで、ボーダー本部にも彼の身元が知られますが、ある条件をクリアすることでボーダー入隊を許可されました。そこから、2人は共にボーダー隊員として活動していきます。

「ワールドトリガー（ワートリ）」に登場する雨取麟児は、4人の主人公キャラのうちの1人である雨取千佳の兄です。そして、雨取麟児は20歳の大学生で、三雲修の家庭教師を務めていたこともあります。また、その存在が初めて判明したのは、原作コミック2巻収録の13話で描かれた回想シーンです。当初は行方不明者とされており、ネイバーによって近界へと連れ去られたのではないかと予想されていました。

その後、二宮隊の隊員だった鳩原未来と協力者2人と共に自らの意思で門を通り、近界に密航したことが判明しました。また、雨取麟児の誕生日、身長、血液型などは不明ですが、失踪した時点で20歳だったことから、彼の誕生日は4月2日から28日までの間にあると推測されています。そして、三雲修たちの回想などから、雨取麟児は相当頭がキレる人物であるとも考えられています。

ここでは「ワールドトリガー（ワートリ）」に登場する雨取麟児と雨取千佳の関係や、雨取麟児の養子説などを考察していきます。

「ワールドトリガー」では兄弟やいとこ同士など、血縁関係にあるキャラクターが多く登場します。そして、血縁関係にあるキャラ同士は顔や髪質、雰囲気などを似せて描かれていることが多い中で、雨取麟児と雨取千佳はほとんど似ていないと指摘されています。雨取麟児は面長で明るい髪色に、切れ長の目元をしています。一方、雨取千佳は丸顔で黒髪、大きな丸い瞳をしています。

さらに、雨取麟児は密航計画を立て実行できるほど、頭がキレて高い行動力を持っています。一方、雨取千佳はそれほど勉強も運動も得意ではなく、忍耐は強いけれどどこか受け身な性格をしています。そのため、雨取麟児と雨取千佳は外見だけでなく、性格面、能力面でもあまり似ていないと言われています。

実際、兄弟姉妹だからと言っても必ずそっくりになるわけではありません。しかし「ワールドトリガー」の世界では嵐山准と小南桐絵のように、いとこ同士でさえも血縁関係のあるキャラ同士は、似た特徴を持つように描かれています。そのため、雨取麟児と雨取千佳は兄妹とされていますが、際立って正反対の特徴で描かれていることから、原作者の葦原大介先生による何らかの意図があるのではないかと予想されています。

このように、あまりに似ていない雨取麟児と雨取千佳なので、もしかしたら2人の間には血縁関係はないのではないかと予想されており、雨取麟児の養子説がファンの間で浮上しています。そのように言われる理由として、2人は見た目のみならず、性格や能力面でも似ていないことに加え、雨取麟児が雨取千佳の幼い頃を語る際、伝え聞いたような口調で話していることが挙げられています。

さらに、次の見出しで紹介する雨取千佳が「ワールドトリガー」のコミック21巻にて、雨取麟児の話題を出さなかったことも、雨取麟児の養子説を根拠づける理由に挙げられています。

二宮隊の隊長である二宮匡貴から、近界に密航した鳩原未来の協力者について聞かされた際、雨取千佳は兄である雨取麟児の名前を挙げています。そして、雨取千佳は「兄にならそういうことができます」と言い、密航の首謀者だと確信しているような発言をしていました。そのことから、雨取千佳は密航の首謀者であってもおかしくないと考えるほど、兄である雨取麟児の能力が高いと分かっていることがうかがえます。

また「ワールドトリガー」のコミック21巻にて、雨取千佳は幼い頃にネイバーに狙われ、周りの人間に助けを求めたときのことを以下のように話しています。このとき、彼女の発言を信じたのは友達の1人だけだったそうで、兄である雨取麟児は過去の話の中に登場しませんでした。さらに、雨取麟児はそのときのことを後から雨取千佳に聞いたようです。

当時、雨取麟児も子どもだったとはいえ、雨取千佳が密航の首謀者かもと考えるほど、能力が高いと信じている兄に助けを求めなかったことが不自然だと指摘されています。そのため、雨取麟児と雨取千佳は当時は一緒に暮らしていなかった可能性が考えられています。そして、雨取千佳はずっと三門市で育ったようなので、雨取麟児がその事件の後、雨取家の養子になったという説が囁かれるようになったようです。

ここまで「ワールドトリガー（ワートリ）」に登場する雨取麟児と雨取千佳の関係や、雨取麟児の養子説などを考察してきました。次に、雨取麟児が近界に密航した理由や目的、鳩原未来との関係を考察し、雨取麟児は近界密航の協力者なのか、それとも黒幕なのかについてもみていきます。

当初はネイバーによって近界へと連れ去れたと思われていた雨取麟児ですが、実は自らの意思で鳩原未来や協力者とともに近界に密航したことが判明しました。彼が近界に密航した目的は膨大なトリオン量を有し、そのことでネイバーに狙われる妹の雨取千佳の現状を変えるためだとされています。ただ、雨取麟児自身が近界に密航した目的を明かしたわけでもなく、近界に行けば妹を救える確信があったわけでもなさそうです。

そのため、もしかしたら子どもの頃にネイバーによって連れ去られ、行方不明となった雨取千佳の友だちを奪還することで、雨取千佳の友だちに対する罪悪感を軽くすることが目的かもしれないとも考えられています。また、雨取麟児は自分がいない間、妹のことを任せようと考え、三雲修に自身の事情をある程度は話していました。しかし、自分の考えを全て彼に話していたわけないようです。

相当なキレ者とされる雨取麟児ですが、彼も一般人なので単身で近界に密航することは難しいです。しかし、雨取麟児にはボーダー隊員の鳩原未来の他、外部の協力者が2人いました。鳩原未来は元二宮隊の隊員で、彼女がボーダーに入った元々の目的も、ネイバーに連れ去られた弟を奪還するためです。しかし、彼女には狙撃手（スナイパー）のポジションながら、人を撃つことができないという弱点がありました。

実際、一度は遠征部隊に合格したものの、その弱点のせいで後に遠征部隊に参加する資格を取り消されています。そのため、鳩原未来は自身がボーダーに居続けても、弟を奪還することはできないと考えます。その後、ボーダーの重要機密とされるトリガーを持ち出した鳩原未来は、そのまま一般人の雨取麟児と他の外部の協力者2人と共に4人で近界へと密航しました。

密航の主犯について、ボーダーの上層部は鳩原未来だと考えています。その理由は一般人の雨取麟児や他の2人の協力者と違って、ボーダーの隊員だった鳩原未来は、トリガーやネイバーについて最もノウハウを持つと考えられているからです。

しかし、鳩原未来の元上司である二宮隊の隊長の二宮匡貴は、彼女にはそのような計画を立てることができないので、必ず彼女をそそのかした黒幕がいるはずだと主張しています。そして、その黒幕こそ雨取麟児だと考えられています。実際、二宮匡貴の他に黒幕がいるという話を聞いた、雨取千佳は「それはきっと兄だと思います」「兄にならそういうことができます」と発言しています。

雨取千佳は詳しい事情を知らないはずですが、そのように言って雨取麟児が近界密航の黒幕だと確信していました。つまり、雨取千佳は兄である雨取麟児が、鳩原未来をそそのかしてボーダーの重大な規律違反となるトリガーの持ち出しをさせ、共に近界に密航した黒幕であってもおかしくないと考えているのです。

ここまで「ワールドトリガー（ワートリ）」に登場する雨取麟児と雨取千佳の関係や、雨取麟児の養子説などを考察してきました。さらに、雨取麟児が近界に密航した理由や目的を考察し、雨取麟児は近界に密航した鳩原未来の協力者なのか、それとも黒幕なのかについてもみてきました。次に、雨取麟児のアニメ声優を務める野島裕史さんのプロフィールや声優としての主な出演作品、演じたキャラなどを紹介していきます。

「ワールドトリガー」で雨取麟児のアニメ声優を務めるのは野島裕史さんです。雨取麟児のアニメ声優の野島裕史さんは1973年4月16日生まれ、年齢は49歳（2023年2月現在）で、東京都杉並区出身です。

その身長は166㎝、血液型はA型、所属事務所は青二プロダクション、声優デビューは2000年で、声優やナレーターとして活躍しています。次に、雨取麟児のアニメ声優を務める野島裕史さんの、声優としての主な出演作品や演じたキャラをみていきます。

「ワールドトリガー」村上鋼役、「黒子のバスケ」伊月俊役、「弱虫ペダル」石垣光太郎役、「キングダム」蒙恬役、「イナズマイレブン」豪炎寺修也役、「バクマン。」服部雄二郎役、「灼眼のシャナ」池速人役、「とらドラ！」北村祐作役、「フューチャーカード バディファイト」ウィズダム役、「スケートリーディング☆スターズ」石川一役、「ONE PIECE」フーズ・フー役、「海賊戦隊ゴーカイジャー」ワルズ・ギル役などです。

「ワールドトリガー」に登場する雨取麟児にハマったという感想となっており、謎多きキャラである雨取麟児が気になる人が多いようです。

近界に密航した雨取麟児と鳩原未来ですが、彼らがどのようにして出会ったのかが気になるという感想です。また、彼らの他に密航した人物が2人いた様子でしたが、他の人物が誰なのかも気になるそうです。

絵馬ユズルは鳩原未来が近界に密航を知らないので、雨取千佳の兄である雨取麟児がそれに関わっていることを知ったときの、絵馬ユズルと雨取千佳の関係性が心配だという感想です。さらに、雨取麟児と雨取千佳の見た目があまり似ていないことから、本当に兄妹なのかも気になるそうです。

以上「ワールドトリガー（ワートリ）」に登場する雨取千佳の兄、雨取麟児についてみてきました。そして、雨取麟児は雨取千佳と兄妹とされていますが、見た目のみならず性格も能力面でも、あまりに似ていないことが指摘されています。さらに、そのことから雨取千佳と血が繋がっていない説や、雨取麟児の養子説が浮上していることが分かりました。

また、雨取麟児はボーダー本部の二宮隊に所属していた鳩原未来の協力者として、近界に密航しました。しかし、鳩原未来の上司である二宮匡貴や妹である雨取千佳の発言などから、実は雨取麟児が近界密航の首謀者ではないかと、黒幕説が浮上していることなども分かりました。さらに、雨取麟児のアニメ声優を務める野島裕史さんについても紹介してきました。今後も謎多きキャラである雨取麟児の活躍に注目していきましょう！