【アオアシ】ガルージャ監督の経歴は？福田との関係や日本選手への評価は？

アオアシにおいて、主人公アシトの所属する東京シティエスペリオンFCのトップチームの監督をしているのがガルージャ監督です。この記事ではガルージャ監督について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

ガルージャ監督が登場するアオアシは、2015年から小学館のビッグコミックスピリッツにおいて、小林有吾先生が連載しているサッカー漫画です。連載開始当時にしては珍しく、Jリーグのユース世代『Jユース』を題材にした作品になっています。元々はJユースを本格的に扱った作品がないことからスピリッツの副編集長が企画したもので、ストーリー性を評価されていた小林有吾先生に話を持ちかける事で連載されることになりました。

小林有吾先生は1度はスポーツ漫画に興味を持てないと断っていますが、強い勧めを受けて連載することになります。アオアシは人気と共に評価も高い作品で、2017年マンガ大賞で第4位、2020年には第65回小学館漫画賞一般部門を受賞するなどしています。メディアミックス展開も積極的に行われている作品で、2019年には舞台の題材になった他、2022年にはアニメ化も行われています。

主人公のアシトは、愛媛県の弱小公立高校でFWとして活躍していました。偶然にその試合を見ていた福田に見出された結果、東京シティエスペリオンユースのセレクションを受けることになります。セレクションに無事に合格し、ユースに所属することになったアシト。

そのアシトには、当然トップチームの話も耳にすることになります。そして、エスペリオントップチームの監督として名前が登場するのがこの記事で紹介するガルージャ監督です。

ガルージャ監督、フルネーム『エルナン・ガルーシャ』は、東京シティエスペリオンFCのトップチームの監督を務めるキャラクターです。名前自体は、比較的早い段階から登場していましたが、登場はかなり後になってからになっています。スペイン出身で、かつてはバルセロナでもプレー経験のある監督になっています。

その他のプロフィールについては、残念ながら明らかになっていません。しかし、年齢については、今年で40歳を迎えると言われた司馬よりも年上であることが示唆されています。

ガルージャ監督はスペイン出身で、元々はFCバルセロナの下部組織、バルセロナアカデミー通称『ラ・マシア』に14歳の時から所属していました。元々バルセロナは、トップチームは世界屈指の名門クラブであるのと同時に、育成王国としても知られていました。ガルージャはそのバルセロナで育ち、その後、いくつかのチームを渡り歩いてから監督になっています。

元々ガルージャ監督は、Jリーグの育成組織を軽視していました。1899年、日本が明治時代の頃に設立された文字通りの名門クラブであるバルセロナにいたという自負が強いのです。そのため、1993年にプロリーグが出来たばかりの日本のJリーグが育成まで手が回っているはずがないと考えていたのです。しかし来日後、日本人の真面目さから評価が変わっていくことになります。その成果ともいえるのが、栗林の活躍でした。

まだ高校生の年代である栗林が、トップチームでも十分にやれることを証明したのです。さらには、それに続くように、義経、山田、志村がユースから昇格することが決定しました。すべての世代がそうであるわけではないとしながらも、現在のユース世代は豊作であると考えるようになります。そのため、アシト達の実力も確認するようになるのです。

育成に関してはまだ、確信的な評価をしていないガルージャ監督ですが、選手それぞれの評価に関しては、しっかりとしており偏見は持っていません。それが分かるのが、現役20年の司馬選手に対しての対応です。わざわざユースからスペイン語が分かる福田を呼び出し、本音を聞き出した上で残留してもらえるように話をしたりしています。

ちなみに、ガルージャのアシトに関しての評価はかなり高いです。元々は青森星蘭の試合を見て、アシトのことを「ラッキーボーイ」と呼んで個別に呼び出しており、そこで3日間トップチームで練習を取り付けているのです。さらに、そのトップチームでの練習後にはアシトのことを「ミラクルボーイ」と呼び直し、課題を言い渡しつつも、暗に高い評価をしていることを伝えていたりします。

ガルージャは、アオアシ作中でも度々バルセロナの名前を出し、バルセロナとエスペリオンを比較するほどになっています。高松宮杯での結果により、国際大会に出場する権利を獲たエスペリオンユース。その大会には、バルセロナのU-18チームも出場してきます。ガルージャ監督はバルセロナを神のチームと表現し、エスペリオンユースが彼らに勝つことがあれば、日本の育成理論を認めると話すほどになっています。

福田はエスペリオンユースの監督をしているキャラクターです。元々は、サッカーの名門である東京国堂館高校出身で、そこから東京エスペリオンFCに入団します。20歳の時点でレギュラーに定着し、23歳のときに、スペイン1部リーグに昇格したFCサバデルに移籍するなど海外でも活躍しました。しかしFCサバデルでの最終戦で、大怪我を負ってしまいます。

その後もいくつかのチームでプレーを続けますが、復活することはできないままに引退し、監督になったという経歴を持っています。アオアシ本編の時間軸では37歳になっています。ちなみにポジションはMFで、現役時代には日本代表にも選ばれていた経歴をもっていることが明らかになっています。余談ですが、福田のエスペリオンユースでの育成方針も、バルセロナの育成方針を参考にしていることが明らかになっています。

現在は、同じエスペリオンで指揮を取っているガルージャ監督と福田監督ですが、彼らは現役時代、スペインのFCサバデルで共にプレーをした経歴があります。その頃のガルージャは既に選手としては下がり調子で、上り調子の福田とは対称的な状態でした。しかしプライベートでは交流もあったようで、花を含めて共にキャンプをするような関係性だったことも明らかになっています。

そのような過去の経歴があるためか、エスペリオンでもガルージャ監督は福田に対して、他のキャラクター以上に無茶振りをする傾向にあります。実際に、アオアシ作中では、司馬と話すための通訳として福田を呼び出したりしています。それ以外にも、来期からはヘッドコーチとしてトップチームに合流するように話していたりします。

反面文句は言いつつも、福田の言う事を受け入れることもあります。福田からの熱望により、栗林をユースに戻したりするなど、公私共に、他の者とは築けていない関係性を築いていたりもします。

ガルージャ監督は、バルセロナ出身ということもあり、非常にプライドの高い性格をしています。自分では慎重な性格であるとしていますが、周囲からは偉そうな印象をもたれることが多いです。特に過去の経歴から福田に対してはより強くでることが多く、立場上、上に立つことも相まって命令口調で喋ることが多くなっています。

そのため、普段は飄々としている福田が、ガルージャがいる時は終始不機嫌になってしまうほどです。また、基本的には冷静沈着で、合理主義者という側面も持っています。

ガルージャの経歴に関しては、断片的に触れられている形ですが、プライベートに関しては、離婚歴があることのみ明らかになっています。これは、司馬との会話で明らかになった形です。40歳を越えて現役を続けている司馬が活躍を続けられるのは、奥さんの支えがあってこそだと話します。

その流れで、自身の元ヨメについても自嘲的に笑うのです。ガルージャの元嫁はモデル出身で、お金遣いが荒い性格をしていたと明らかにしています。

ここからは既にアオアシを読んだ人のガルージャ監督に関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。ガルージャ監督は、名前こそ、比較的早い段階からアオアシ作中に登場していました。しかし、あまり人物像が見えていなかっただけに、特徴こそありながらも、話が出来るタイプの人で良かったとする声が多くなっています。

ガルージャ監督は名前だけの登場時点で、わがままで強引なところがあるのは見え隠れしていました。栗林の扱いなどで福田と揉めている姿などがその代表的な話です。初登場時点でその印象は変わらないながらも、ちゃんと選手を見て評価している点などが見受けられて良かったとされています。

またガルージャ監督の経歴には驚いたという声も多くなっています。バルセロナ在籍歴があること、福田との過去の関係性などには、その関係性の深さに驚いたという声が増える結果になっているのです。特にバルセロナに対しての並々ならぬこだわりは、今後の展開の何か伏線になるのではないかとも考察される結果になっています。

栗林もまたスペインに野心を抱いている姿が描かれていることから、そこと結びつけるためなのではないかとも考察されています。ここにアシトがどのように絡むことになるのか気になるとも考察されています。

ガルージャ監督のプロフィールや情報などは、まだまだ不明点が多くなっています。中でも、読者の間でも気になるとされているのが、モデルになった人物です。アオアシでは、阿久津のモデルが本田圭佑選手である以外は明確にモデルが明らかにされることはありません。しかし様々なキャラクターがモデルになった選手を考察されており、監督を務めるガルージャ監督に関しても同様の考察が行われる形になっているのです。

特に他のキャラクターと違い、ガルージャ監督は外国人キャラクターということもあり、モデル候補は世界中の選手、監督が候補として名前が上がる結果となっています。福田監督のモデルが選手時代と監督時代で別に考えられているます。そのため、ガルージャ監督も、選手時代のモデルと監督時代のモデルが別にいるのではないかとも考察されています。

アオアシは、長く、アシトを導く存在として福田監督が描かれてきました。福田監督はあくまでもユースの監督であり、アシトがJリーガーになるのであればいつかは離れることになります。ガルージャ監督は新たにアシトを導く存在になるのではないかとも考察されているのです。ただ福田監督とは明らかにタイプが違うキャラクターであるため、どのような形で描かれることになるのか気になるとも言われています。

アオアシは群像劇ではなく、あくまでもアシトを中心に描いた物語になっています。だからこそアシトに関わるキャラクターの存在は、大きくなっているともされているのです。アシトが今後アオアシ作中でどのように活躍するかも、ガルージャ監督にかかっているとも言われる結果になっています。

ガルージャ監督はアオアシに登場する東京エスペリオンFCのトップチームの監督です。過去にはバルセロナにも在籍した経歴を持つキャラクターで、SCサバデルで福田と共にプレーした経験もあるキャラクターになっています。その経歴からプライドは高く、日本サッカーの育成に関しては懐疑的な考えを持ちつつも、選手をしっかりみて評価する側面を持ち合わせたキャラクターになっています。

今後アオアシ作中でアシトがより高みにいくためには、ガルージャ監督は切っても切れない存在になります。それだけに今後、登場する機会も多いキャラクターになると考えられているのです。今後アオアシを読む際にはガルージャ監督の言動にも注目しながら読んでみるようにしましょう。