【アオアシ】橘都は総一朗のかわいい姉！ロープ練習など登場シーンは？

橘都はアオアシの数少ない女性キャラクターであり、橘総一朗のかわいい姉です。この記事では橘都について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

橘都が登場するアオアシは、2015年から小学館のビッグコミックスピリッツで小林有吾先生が連載しているサッカー漫画です。サッカー漫画でも非常に珍しく、Jリーグの高校生年代である「Jユース」を題材にした作品になっています。元々は扱う漫画の少なさからスピリッツの副編集長が企画した作品で、小林有吾先生は当初これを固辞しましたが、最終的には引き受けて連載する形になりました。

人気を獲得すると同時に、評価も高い作品になっており、2017年のマンガ大賞で4位を獲得。2020年には第65回小学館漫画賞一般部門を受賞するなどしています。メディアミックス展開も行われ、2019年には題材を生かして舞台化された他、2022年にはアニメ化も行われました。また2021年からは同じくビッグコミックスピリッツで、アシトの兄、瞬を主人公に描くスピンオフ作品『アオアシ ブラザーフット』も連載を開始しています。

愛媛県の弱小公立中学でプレイしていたFW、青井葦人（アシト）は福田監督から見出される形で、エスペリオンFCのユースセレクションを受けることになります。なんとかこのセレクションを勝ち抜いたアシトは、橘総一朗、大友と共にエスペリオンユースに入団することになるのでした。エスペリオンユースが不調に陥る中、偵察に訪れた武蔵野で登場することになったのが、この記事で紹介する橘都です。

橘都は、アシトの同期の1人である、橘総一朗の姉として登場したキャラクターです。ショートカットにした髪と日焼けした肌が、特徴的なキャラクターになっています。髪色は原作漫画で黒髪だと思われますが、アニメのアオアシでは、青みがかった色で表現されていました。登場回数は比較的多いキャラクターではありますが、残念ながらその他のプロフィールについては明かされていません。

橘都が髪をショートカットにし、日焼けしているのは、彼女が武蔵野レディースに所属するサッカー少女であるためです。アオアシには、様々な立場の女性キャラクターが登場します。しかし、唯一現役でサッカーをしている女性キャラクターは、2023年2月現在で橘都だけになっています。

橘都と橘総一朗は姉弟の関係性ですが、さらにいえば二卵性双生児、つまりは双子でもあります。言い合うこともあるものの、気にかけることも多いです。母からの頼まれごととはいえ、エスペリオンユースの寮に届け物をするくらいには良好な関係性を構築しています。

橘都が初登場したのは、アシト達エスペリオンユースの2軍チームが対決することになった対武蔵野ユース戦の前のことです。この時、エスペリオンユース2軍チームは4連敗中で、少しでも状況を変えようと、アシト、橘総一朗、大友の3人で武蔵野の偵察に出向いたのです。この武蔵野偵察の最中に出会ったのが、武蔵野レディースチームの練習に参加していた橘都でした。

武蔵野戦前に初登場して以来、橘都はかなりの頻度でアオアシ作中に登場するようになります。武蔵野レディースチームの練習や試合の都合がつく限り、エスペリオンユースの試合にも観戦に来るほどです。そのため、メインヒロインである花、エスペリオンの親会社の社長令嬢であり熱心にサッカー観戦に来ている海堂杏里、女性記者の金子葵とも仲良くなっています。

さらには、エスペリオンやアシトにとって、日常回の重要なシーンに立ち会う機会も増えています。エスペリオンユース御用達の日の丸食堂でアシトが栗林と初めて話すシーンでは、誤って水の入ったコップを落としてしまい、アシトが栗林の視野の広さに気づくきっかけを作ったりもしました。このように橘都は度々作中に登場し、時に物語を動かす役割を担う程のキャラクターになっています。

橘都は、アオアシでの登場回数こそ、かなり多い女性キャラクターです。対して、アオアシはあくまでも男子ユースを中心とした作品です。そのため、レディースチーム所属の橘都のプレイが描かれることは長らくありませんでした。そのような橘都の貴重なサッカーシーンが描かれることになったのが、アシト達が行っていたロープ練習への参加です。

このロープ練習への橘都の参加は、偶然が重なったものです。上記でも紹介したように、橘都が橘総一朗の届け物をエスペリオンユースの寮にしにきた際のことでした。この時、富樫がアシトの視野の広さを聞くために、守備の練習をしようと練習相手を確保しようとしていました。ただ、元々人付き合いが悪く、浮きがちな富樫は中々人数を集めることができません。守備練習には人数がいるということで、橘都も参加することになったのです。

その後、練習しているところに福田監督が現れ、提案されたロープ練習に参加することになります。さらに福田監督が、毎週木曜日はこのロープ練習を見ると約束したのです。最初の練習こそ、サッカー未経験である杏里も参加するほど人手がなかったのがこのロープ練習です。しかし、徐々に参加者が増えていきながらも、橘都は他の日は武蔵野レディースの練習があるため参加できないながらも、木曜日は積極的に参加していました。

結果的に、わずかながらも橘都のサッカーシーンも描かれることになりました。福田監督の粋な計らいにより、メモベースではありますが、アドバイスをもらうなどもしています。サッカーに対しても真面目に取り組んでいるためか、福田監督からのアドバイスを受け取り素直に喜ぶかわいい一面も見せています。

橘総一朗の双子の姉である橘都ですが、その性格は対照的で、真面目な性格の橘総一朗に対して、橘都は男勝りで豪快な性格をしています。ナンパしてきた大友を一喝して黙らせたり、揉めそうになったアシト達と金田の間に割って入たりしているのです。このことから、正義感も強い性格だろうとされています。また、面倒見の良さも見せており、姉御肌な性格をしているともいえます。

表立っては描かれていませんが、橘都は周囲のことをよく気にしている性格をしています。スケジュールが合う限り、エスペリオンユースの試合観戦に来ているのがその典型例です。

橘都はアオアシ作中でも数少ない女性キャラクターですが、ヒロインかといわれると違うタイプのキャラクターです。何故なら主人公のアシトとよりも、大友の関係性がクローズアップされることが多いためです。橘都と大友の出会いは、上記でも触れたアシト達の武蔵野ユースの偵察の時でした。橘都が橘総一朗の姉だと聞いた瞬間に、大友がナンパをしたのです。

その時は、「だぁっとれ！！エスペリオンめ！！！」と一喝して蹴散らしており、その後関係性が描かれることもないと思われました。しかし、大友は会う度にアプローチを仕掛け、それを橘都に無視されるのがアオアシ作中におけるある種のお決まりになっていました。言い寄られ続けているためか、橘都も大友のことを気にかけていると分かるかわいいシーンも描かれることになります。

青森星蘭と船橋学園の試合後、朝利と黒田が自信を消失してしまっていました。これを見かねた大友が、息抜きできるように企画をします。そうして、周囲を盛り上げようとする大友の姿を見かけた橘都が「いつものふざけた顔より、そっちのがいいじゃん」と言ったのです。ただし、このシーンでは大友が橘都に対して無反応に終わってしまったため、関係性が発展することはありませんでした。以降の発展が気になると言われる関係性になっています。

アニメアオアシにおいて、橘都役の声優を担当したのが真堂圭さんです。2005年にアニメ『SPEED　GRAPHER』のヒロイン役を一般公募する、オーディションに姉の薦めで参加したのがきっかけで声優デビューしました。デビュー当時は斎藤圭という芸名でしたが、半年後には真堂圭に改名して、以降はその名前で活動しています。

真堂圭さんの活躍は下積みのない形でのデビューだったために、周囲からのプレッシャーも大きかったと後に語られるほどです。演技の幅は非常に広くなっており、幼女から大人の女性、少年役や中性的なキャラクターを演じるなどしています。また作品によってはかわいい動物やマスコットキャラクターを演じる機会も多いです。

真堂圭さんがこれまでに演じたキャラクターとしては、『SPEEDGRAPHER』の天王洲神楽役、『大江戸ロケット』のおぬい役、『はなまる幼稚園』の杏役、『境界線上のホライゾン』の直政役、『ドリームクラブ』の魁杏役、『ポケットモンスターサン&ムーン』のリーリエ役、『とある魔術の禁書目録』のキャーリサ役、『ダンボール戦機』の矢沢リコ役、『メタルファイトベイブレード』の天野まどか役などを演じています。

ここからは、既にアオアシを視聴している人の橘都についての感想を、ネタバレありでまとめて紹介していきます。橘都は男勝りな性格をしながらも、かわいい要素を兼ね備えたキャラクターとして人気を獲得しています。見た目や言動などが好みという声も多くなっています。また、描かれている姿はどうしても断片的ながら、性格の良さが滲み出ているのがいいとする声も多くなっています。

その一報で、せっかくの現役選手のため、プレーしている所を少しでも描いてほしいという声も多くなっています。ロープ練習で僅かながら描かれたものの、橘都のプレーシーンがないだけに、現役選手であることがあまり目立たないのが残念とする声も見られるのです。観戦時に、現役選手だからこその視点で描かれても説得力に少し欠けると言われる結果になっています。

アオアシには様々なタイプの女性キャラクターが登場していますが、橘都が1番かわいいと言われることも多くなっています。変に恋愛感情などが描かれない分、素直に応援できるとする声も見られる結果になっているのです。結果的に日常回も締まりが増えたとする声が多くなっています。

特に花とアシトのギクシャクした関係性、わが道をいっている杏里とは違い、橘都は恋愛感情がそこまで見えないからこそ、アシト達に混ざっていても違和感がないとする声も多くなっています。それでいて、女性らしさも兼ね備えているのが橘都のかわいい要素であり、良さだとする声も見られる結果になっているのです。

橘都はアニメアオアシでよりかわいい一面が見られるようになったのが良かったとする声もみられます。声優を担当した真堂圭さんの熱演もあって、より明確にキャラクター性が打ち出されたとする声が多くなっているのです。特に大友のやりとりは元々原作漫画でも高い人気を誇っていただけに、アニメで声がついての掛け合いはさらに良かったとする声が多くなっています。

橘都は、アオアシのヒロインの1人で、作中で唯一武蔵野レディースチームに所属する現役選手であるサッカー少女です。橘総一朗の姉でもあり、その関係性から度々エスペリオンユースの試合観戦に訪れるようになっています。現役選手だからこそ分かる視点で語ってくれることで読者にも分かりやすく伝える役割を担うなど、アオアシの物語にとっても欠かせない存在になっています。

日常回での登場も多くなっており、特に大友との関係性はアシトと花とは違った形で描かれ続けており、読者にも注目される関係性になっています。今後もアオアシ作中で様々な形で活躍すると思われるかわいいキャラクターなので、まだアオアシを視聴していない人はぜひ橘都にも注目しながら視聴してみましょう。