【モブサイコ100】鈴木統一郎のその後はどうなった？モブとの再戦や声優を紹介

鈴木統一郎とは、超能力を扱った学園コメディー漫画「モブサイコ100」に登場するキャラクターです。彼は、爪のボスであり、モブ（影山茂夫）と対立しました。鈴木統一郎とモブのバトルは、同作品の中でも人気のあるエピソードとされています。この記事では、モブサイコ100の鈴木統一郎を特集します。鈴木統一郎の強さや、モブとの戦いのその後、テレビアニメ版の声優などを紹介するため、同作品を読む際の参考にしてください。

モブサイコ100は、2012年から2017年まで裏サンデーで連載され、2014年以降はマンガワンにも連載されました。同作品の単行本は全16巻で、累計発行部数が120万部を突破しています。また、第62回小学館漫画賞少年部門を受賞しました。モブサイコ100は、メディアミックスとしてテレビドラマ版と、テレビアニメ版が放映されました。また、スピンオフ漫画「REIGEN～霊級値MAX131の男～」もあり、人気を獲得し続けています。

モブサイコ100の舞台は、現代の日本です。主人公のモブこと影山茂夫は、中学生で非常に強力な超能力を有していました。モブは、師匠の霊幻新隆のもとで、除霊のアルバイトをしています。しかし、人間世界で生きていくには、超能力はいらないと考えていて、普通の人生を歩んでいました。文武両道とは程遠い生活をしているモブでしたが、ある日自分を変えようと思い立ち、脳感電波部ではなく肉体改造部へ入部を決めるのです。

モブサイコ100に登場する鈴木統一郎は、48歳（テレビアニメ版では46歳）の中年男性で、モブたちと同様調味市に住んでいます。鈴木統一郎の見た目は、短く刈り込んだヘアスタイルと、確固たる意志を表す目と眉毛が印象的でした。鈴木統一郎は、極めて自己中心的な性格の持ち主であり、これまで生きてきて敗北や挫折を経験してこなかったことから、他者への配慮が全く見られないという冷徹さと強さも持ち合わせています。

モブサイコ100に登場する鈴木統一郎は、「爪」のボスでした。爪とは、超能力者による世界征服を目論んでいる犯罪集団です。鈴木統一郎は爪のボスでありながら、「幹部はいつでもボスに挑戦できて、勝てばすぐにボスになれる」というルールを採用していました。また、爪の名称の由来は、「我々は、爪を隠さない能ある鷹」であるとされています。爪は、多くの犯罪の他に宗教団体を運営して、あくどく資金を確保しているのです。

鈴木統一郎は、初登場でいきなり国営放送の電波ジャックに成功し、世界征服の企みを公表しました。超能力者が、その力を悪用することを良しとしないモブとは意見が食い違っており、両者は激しい死闘を繰り広げます。一度はモブのエネルギーを吸収することで、強さを見せつけましたが、エネルギーをコントロールできずに自爆してしまい、最終的にはモブがエネルギーを再吸収したことで一命を取り留めました。

モブサイコ100の主人公モブは、必死になって鈴木統一郎が放出したエネルギーを取り込みました。この時、彼の胸ポケットに入っていたブロッコリーの種がエネルギーを吸収したことで、鈴木統一郎は助かりました。また、部下にも命を気遣われたことで、その後警察に自首します。長年自分が追い込んできた息子の将とも、和解を果たしました。また、部下だった芹沢克也にも感謝の気持ちを伝えており、改心の強さが窺えます。

鈴木統一郎は、爪を拡大していく中で妻と別れています。彼の妻は、鈴木統一郎に対して思い遣りと慈愛を持った人間関係の構築を望んでいました。しかしながら、鈴木統一郎が自分の思うままに居丈高に暮らしていたことで愛想をつかして、家を出て行ったのです。それでも、夫に対する愛情はあると見られ、彼が自首した時は心配していました。また、鈴木統一郎も妻に出て行かれてから、その後ずっと彼女のことを思っていたようです。

鈴木統一郎とモブは、思わぬ形で再戦しました。モブが事故に遭った影響で、完全覚醒してしまい、見境なく街を破壊していたのです。そこに、警察がモブを制止させるために囚人たちを投入したのですが、その中に鈴木統一郎がいました。鈴木統一郎は、モブに前回の借りを返すべく、正々堂々と立ち向かっていきます。ところが、完全覚醒したモブの強さは人知を超えたレベルであり、鈴木統一郎ですら全く歯が立ちません。

モブが鈴木統一郎にとどめを刺そうとした時に、彼を助けたのは息子の将でした。将は、「ダメ親の更生に協力してやる」とうそぶいて鈴木統一郎の側につき、モブと対峙します。鈴木統一郎と将は、二人分の強大なエネルギーをモブにぶつけていきます。しかし、モブに全くダメージが残りません。焦った鈴木統一郎は、自分自身が超能力を吸収する器になる決心をしました。しかし、それは彼の命にかかわる危険があったのです。

将は、鈴木統一郎に「親父」と声をかけて、器になってほしくない気持ちを表しました。この将の言葉と表情を見た瞬間、鈴木統一郎の心境に劇的な変化が起きます。彼の選択は、「逃げること」でした。完全覚醒したモブを見た鈴木親子は、「人間世界で生きていくのに超能力は不要」というモブの考えが正しかったことを悟ったのです。こうして、鈴木統一郎と将は、その場から名誉ある撤退をして、今後普通に生きると誓いました。

モブサイコ100のテレビアニメ版で、鈴木統一郎役を演じたのは、俳優の井上和彦です。井上和彦は、1954年3月26日に、神奈川県横浜市で生まれました。20代前半の頃、声優養成所に通いながら、永井一郎に師事して声優の基礎を学んでいます。1973年に声優デビューを果たすと、長らく不遇の時代を過ごしました。1976年のテレビアニメ「キャンディ・キャンディ」のアンソニー・ブラウン役で注目を集めて人気声優になります。

• 美味しんぼ：山岡士郎役
• サイボーグ009（第2作）：島村ジョー（009）役
• 機動戦士Zガンダム：ジェリド・メサ役
• ジョジョの奇妙な冒険：カーズ役
• NARUTO-ナルト‐シリーズ：はたけカカシ役

声優の井上和彦の主な出演作品と、演じたキャラクターを上記しました。島村ジョー役で大ブレイクすると、二枚目の主人公役を多数演じています。ジェリド・メサ役で悪役に開眼すると、様々なキャラクターを演じ分けられる演技力が、高評価されるようになりました。現在も第一線で活躍するベテラン人気声優の一人です。

この章では、モブサイコ100に登場する鈴木統一郎に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。鈴木統一郎は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、モブサイコ100のテレビアニメ版の大ファンだと思われる方のツイートです。テレビアニメ版2期を観て、鈴木統一郎がモブとの戦いを経て、「人には人が必要」という心境になることがたまらないとつぶやいていました。

こちらも、モブサイコ100の大ファンだと思われる方のツイートです。テレビアニメ版2期を観て、鈴木統一郎とモブの戦いの作画が良かったので、3期も楽しみだとつぶやいていました。

同じく、モブサイコ100の大ファンだと思われる方のツイートです。鈴木統一郎のことを、もう一人のモブ的キャラクターと位置付けており、モブと鈴木統一郎との対比の描き方が素晴らしいとつぶやいています。

この記事では、モブサイコ100に登場する鈴木統一郎を特集しました。鈴木統一郎は、悪役でありながら、人間味のあるキャラクターに変貌して人気を得ています。是非、彼に注目してモブサイコ100を読んでみてください。