すずめの戸締まりは天気の子とつながりがある？過去作との共通点・関連を調査

『すずめの戸締まり』は、2022年から2023年にかけてメガヒットを記録した作品です。新海誠作品のため、200億円を突破するのではないかとも言われていたアニメ映画です。前前作『君の名は。』と前作『天気の子』が空前のメガヒットを記録しているので、新海誠の新作映画として大注目されていました。ここではまず、すずめの戸締まりの基本的な情報をまとめていきます。

『すずめの戸締まり(すずめのとじまり)』は、2022年に公開されたアニメ映画です。脚本・監督を担当したのは、君の名は。や天気の子などで知られている新海誠です。本作は、日本各地の廃墟に存在する災いの出口を閉じるというストーリーとなっています。本作は極めて高い評価を得ていて、第47回報知映画賞アニメ作品賞や第77回毎日映画コンクールアニメーション映画賞などに、ノミネートされています。

さらに、公開後には新海誠作品の中でも最速のペースで売り上げを伸ばし、3作品連続で興収100億円を突破しています。第46回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞と優秀音楽賞にノミネートされました。本作は映画以外にも、『小説 すずめの戸締まり』が2022年8月24日に発売されました。コミカライズ作品も『月刊アフタヌーン』で、2022年12月号から連載されています。

すずめは『扉』を探しているという宗像草太とすれ違います。彼のことが気になったすずめは、こっそりと後と追いました。たどり着いた先は、廃れたリゾート地にある廃屋でした。管理者がいなくなったために、敷地内は水溜まりができていました。そこですずめが見つけたものが「扉」でした。すずめは何かに引き寄せられるように、扉に手を伸ばして、その中で驚くべき体験をするのでした。

すずめの戸締まりは、天気の子や過去作とつながりがあるのかがファンの最大の関心事となっています。天気の子は、新海誠が監督・脚本を務めた2019年のメガヒット映画です。森七菜がヒロインの天野陽菜の声を演じたことでも知られています。離島から東京に家出してきた少年と、不思議な能力を持っている少女の物語が描かれています。日本での興行収入は、140億円を突破したメガヒット作品となっています。

神津島で暮らす高校1年生であった森嶋帆高（もりしまほだか）は、家出を決意します。フェリー「さるびあ丸」で故郷を脱出して、東京に向かう帆高はフェリーである男性と出会いました。東京生活はかなり厳しい状況になったために、フェリーで知り合った男性・須賀圭介のもとを訪ねます。彼は東京でフリーライターをしていて、そこで住み込みのアルバイトとして雇ってもらいます。

そんな中で、関東地方では異常気象が続いていました。長期間にわたって雨の日が続くという異常事態でしたが、巷ではある噂がありました。それは、一時的な晴天を呼ぶ「100%の晴れ女」が存在しているというものでした。帆高はその噂を追ううちに、本物の「100%の晴れ女」に出会うことになるのでした。

天気の子とすずめの戸締まりには、共通点があるのか注目されています。公開前には、ストーリーとして続編なのかなど様々なことが噂されていました。しかし、すずめの戸締まりは、天気の子の続編ではないと明言されています。しかし、今後の新海誠の作品とのつながりが描かれるという可能性は少なくないと言われています。続編ではありませんが、世界観のつながりなどがあるのではとも噂されています。

君の名は。と天気の子にはつながりがあり、見方によっては続編とも見えるようなつながりがあります。こうした作品同士のつながりや共通点については、制作陣もインタビューなどで答えています。新海誠監督は、インタビューで作品同士のつながりや続編、共通点などについて答えていました。

「過去作との関連性はあるのか」という質問に対して、新海誠が回答しています。その回答では、3作品に直接的なつながりはないと明言していました。特に、すずめの戸締まりについては、「別に世界線は繋がっていない新しい物語です」と語っています。しかし、その一方で、「過去のキャラクターが出てくるかどうかは伏せさせていただきたい」と回答を避けていたこともファンには注目されています。

天気の子と君の名は。には過去作のキャラが登場しています。過去の新海誠作品のメインキャラクターが登場していることも、新海誠作品の共通点として知られています。新海誠の名を一躍有名にした君の名は。では、すでにこの試みが行われています。そして、天気の子にも、君の名は。のキャラクターが登場し、多くのファンを喜ばせました。

『言の葉の庭』のキャラが君の名は。に登場しています。『言の葉の庭』は、2013年5月31日に公開されて、高い評価を獲得した作品です。靴職人を目指す高校生のタカオと、大人の女性・ユキノとの交流を描いた中編アニメ映画です。

新海誠の知名度を大きく上げた作品であり、この作品で新海誠の名を知ったという人も多くいる作品として知られています。そして、社会現象を巻き起こした君の名は。に言の葉の庭のキャラが登場し、ファンを喜ばせました。君の名は。では、ユキノが学校の先生として登場しています。

君の名は。の主人公が天気の子に登場しています。君の名は。の大ヒットを受けて、大ヒットが期待されていた天気の子は、その期待に応えて140億円を突破するメガヒットを記録しました。そして、ファンを驚かせたことが、君の名は。の主人公が天気の子に登場したことでした。セリフもしっかりとあり、アニメ声優もそのままでの登場はネット上でも大きな話題になりました。

天気の子に登場したのは、5人のキャラクターです。主人公の2人に加え、三葉の同級生や妹なども登場しています。主人公の2人は、それぞれしっかりとセリフがあり、天気の子の主人公との会話が描かれました。ファンが注目したのは、君の名は。の時よりも大人になっている姿です。そのため、天気の子は君の名は。の続編的な側面がある作品と言われています。

すずめの戸締まりの裏設定や都市伝説を見ていきましょう。新海誠作品は考察が挙げられることが多いことでも知られています。すずめの戸締まりにも、裏設定や都市伝説など様々なことが挙げられています。それはストーリーの核心に関することであったり、他作品との関わりなども注目されていました。ここではすずめの戸締まりの裏設定や都市伝説を、四つに絞って紹介してきましょう。

すずめの戸締まりの裏設定や都市伝説の一つ目は、ダイジンは元々人間だったのかということです。本作に出てくるマスコットキャラとして、注目の存在となっているのがダイジンです。このキャラが元々人間だったのではないかと映画を見たファンの間では囁かれています。この説は、かなり可能性が高い裏設定であるとネット上でも言われていました。

「要石」として扉の中に存在していたダイジンは、すずめの手で解放されました。そのことで、世界は混乱してしまいます。こうした経緯から、草太と同じく「閉じ師」をしていた人間であったと言われています。解放された後は自由を謳歌しているように見え、人間の時の生活を楽しんでいるように見えるという指摘がありました。

すずめの戸締まりの裏設定や都市伝説の二つ目は、すずめは死亡しているのかどうかです。すずめの戸締まりを見た人の中でも、実は主人公は死んでいるのではないかという考察をするファンもいます。「常世」という言葉がキーワードとなっていて、この「常世」は生きている人間ではたどり着けない場所とされています。しかし、すずめは容易に行き来していました。

「常世」は普通の人間ならいけないはずなので、すずめだけがいけるという不思議な設定となっています。そのため、ヒロインであるすずめはすでに4歳のころに、亡くなっているという説が説得力を持ってきました。東日本大震災でこの世を去っているということが裏テーマとしてあるのではないかと、ネット上では囁かれています。こうした裏設定はジブリ作品などでも囁かれていて、人気作品の定番ともいえる都市伝説です。

すずめの戸締まりの裏設定や都市伝説の三つ目は、東日本大震災との関連です。すずめは2011年3月11日に起きた大震災で、悲しい経験をしています。大震災で母親を失ってしまう過去が、彼女のパーソナリティを形成しています。そして、すべての地震を起こしているのはミミズという謎の多い存在です。この怪獣的な存在が、東日本大震災の原因となっているという設定がファンの間でも賛否が分かれています。

すずめの戸締まりの裏設定や都市伝説の四つ目は、シン・エヴァとの関連です。ファンの間ではすずめの戸締まりは、「シン・ヱヴァンゲリヲン」へのアンサーではないかという声があります。それはエヴァンゲリオンの作者である庵野秀明がTwitterで、「新海誠やジャンプ映画が100億行くのは当たり前」という趣旨の発言をしたからです。

これに新海誠が「広く一般に向けた映画を作っている」と受け取ったことで、ファン同士の間でも議論になりました。そして、すずめの戸締まりにエヴァンゲリオンシリーズの「使徒」に似ているキャラが出ています。こうした物語の作り方が、新海誠への庵野秀明への挑戦状であると考えられています。

新海誠は「どこかの誰か1人に深く刺さって忘れられない映画になることを祈りながら作っています」とも語っています。そのため、周囲の声を気にせずに、作りたいモノを作った結果がたまたまエヴァンゲリオンシリーズに似たキャラを生み出しただけとも言われています。どちらの意見にしても、アニメ界で注目の作品であることには変わりありません。

ここではすずめの戸締まりと天気の子に関する感想や評価を紹介していきます。すずめの戸締まりは大ヒットを記録していますが、他の作品とのリンクも注目されています。他の作品のキャラクターが登場するのかどうかは、ファンの中でも見どころの一つになっていました。そのため、すずめの戸締まりと天気の子に関する感想や評価は数多く挙げられていました。

すずめの戸締まりと天気の子の共通点は、その終わり方にあるとも言われています。本作を見た人の間では、明確なハッピーエンドではないという終わり方です。その新海誠作品らしい終わり方がネット上でも話題になっています。こうした点がすずめの戸締まりと天気の子の共通点であると言われていて、ネット上でもこうした声が数多く集まっています。

公開前に話題になっていたことが、すずめの戸締まりに天気の子のキャラが出てくるかという事です。これまでの新海誠作品の特徴となっているキャラの特別出演があります。すずめの戸締まりには、天気の子のキャラクターが登場すると期待されていたので、公開前にはこうした声が集まっていました。実際に、すずめの戸締まりを見たファンからは、天気の子のキャラクターが出てこないことに驚きの声も上がりました。

すずめの戸締まりと天気の子のつながりも、ネット上では注目されています。結果的には、ストーリー上のつながりはなかったとされています。しかし、ネット上ではすずめの戸締まりと天気の子のつながりを考察する声が少なくありません。こうした考察が数多く上がることも新海誠作品の特徴と言えます。

君の名は。の続編が天気の子という説が根強いことで、天気の子の続編がすずめの戸締まりなのではないかと言う声も少なくありません。続編ではないことは明言されていますが、ネット上では続編と考えているファンが少なくないことが分かります。

この記事では、すずめの戸締まりと天気の子のつながりや共通点などを紹介してきました。君の名は。などでもあったキャラクター同士のつながりは、本作では描かれなかったと考えられています。様々な考察が挙げられていることが恒例となっている新海誠作品なので、多くのファンに注目されています。すずめの戸締まりと天気の子のつながりや共通点にも注目して、本作をお楽しみください。