【機動戦士ガンダム 水星の魔女】エアリアルとルブリスを徹底比較！共通点や違いは？

ガンダムエアリアルとガンダムルブリスとは、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場するモビルスーツ（MS）です。エアリアルは本編に登場し、ルブリスは前日譚「PROLOGE」に出てきました。両MSの間には、密接な関係があるとされているのです。この記事では、エアリアルとルブリスの関係を比較、考察しながら、両MSの同じところや違いなどを取り上げます。また、ルブリスの後継機についても触れていきます。

テレビアニメ作品機動戦士ガンダム 水星の魔女は、コアなガンダムマニアの間で、「主人公が女性で学園ものは、ガンダムではない」と批判されたとのことです。しかしながら、ストーリーが進むにつれて、「新機軸を取り入れながら、ガンダムの世界観は同じで良かった」と評価が改まっていき、マニア層から新規層まで多くのファンを獲得しました。この章では、水星の魔女の概要とあらすじを紹介していきます。

機動戦士ガンダム 水星の魔女は、分割2クールで製作され、PROLOGEが2022年7月に公開、シーズン1が2022年10月から翌年1月まで放映されました。後半のシーズン2は、2023年4月から放映予定です。シーズン1を見逃した人のために、バンダイチャンネルをはじめとする動画配信サービスにて、PROLOGEとシーズン1が配信中で注目を集めました。また、円盤の発売も決定しており、ファンを中心に予約されているとのことです。

スレッタ・マーキュリーは、ガンダムエアリアルのパイロットである17歳の少女です。水星で生まれ育ったスレッタは、母親プロスペラの導きで、アスティカシア高等専門学園に入ることになりました。そこで彼女は、ミオリネ・レンブランという同い年の少女と運命的な出会いを果たします。ガンダムエアリアルで、学園内の決闘に勝利したスレッタでしたが、あまりにも能力が高すぎるが故に、浮いた存在になってしまいました。

• 形式番号：XVX-016
• 頭頂高：18.0メートル
• 重量：43.9トン

ガンダムエアリアルとは、シン・セー社製のモビルスーツで、プロスペラ・マーキュリーが秘密裏に造ったガンダムです。水星の魔女の世界では、GUNDフォーマット技術を用いたガンダムは禁忌される存在でした。ところが、エアリアルはデータストームが検出されないため追及を逃れていたのです。主なパイロットは、スレッタで、ミオリネやエラン・ケイスが搭乗したこともありますが、彼らでは本来の性能を発揮できませんでした。

• 形式番号：XGF-02
• 頭頂高：18.0メートル
• 重量：49.3トン

ガンダムルブリスは、オックス社製のモビルスーツで、PROLOGEに登場しました。次世代GUND-ARMの原型機として位置付けられており、ガンダム開発計画の一環で製造された機体です。テストパイロットを務めていたのは、エルノラ・サマヤでした。しかしながら、エルノラではルブリスの性能を完全に引き出すことができず、フォールクヴァング脱出の際に、エルノラの娘エリクトが同乗したことで、完全な起動が成功したのです。

機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するエアリアルとルブリスは、同じ時期のモビルスーツではありませんが、密接な関係にあることが示唆されています。また、熱心なファンの間では、両MSを比較することで、その関係性を考察されていました。両MSに、明確な違いはあるのでしょうか？この章では、水星の魔女のエアリアルとルブリスの関係と、エアリアルとルブリスの違いについて比較しながら、考察していきます。

ガンダムエアリアルとガンダムルブリスとの関係については、ストーリー内で完全に判明していません。しかし、両MSに関係のある人物が一人おり、それはプロスペラ・マーキュリーです。プロスペラの正体は、エルノラ・サマヤであることが、シーズン1の終盤で明らかになりました。ルブリスのテストパイロットだった彼女が、エアリアルを開発しているので、エアリアルにルブリスの技術やノウハウが反映されている可能性が高いです。

プロスペラがエアリアルを開発、製造した大きな理由の一つに、デリング・レンブランへの復讐があると推察されています。デリングは、ガンダム開発計画をヴァナディース機関襲撃という実力行使で阻止しました。その犠牲者の中に、プロスペラの夫ナディムがおり、彼女自身も深手を負っています。そのような復讐心をエアリアルに託して、デリングの前に提示したという説が出ました。

エアリアルとルブリスを比較すると、共通点や類似点が多く見受けられますが、「違いも多くある」と指摘されました。最も大きな違いは、カラーリングです。エアリアルが、白・赤・青・黄といういわゆるガンダムのパブリックイメージを踏襲した色づかいになっているのに対して、ルブリスはピンク色がアクセントになっているカラーリングでした。色の違いは、比較するうえで最も明確な要素であり、両MSの差別化になっています。

また、エアリアルとルブリスを比較すると、ルブリスについては、テストパイロットのエルノラが性能をフルに引き出すことができません。このことは、パイロットの力量を指摘する声がありますが、「ルブリスが未完成状態だったのではないか？」という考察も見られました。一方のエアリアルは、スレッタがパーメットスコア6になるほどの同調ぶりを見せており、比較の結果「エアリアルの方が完成度が高い」といわれています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するエアリアルとルブリスには大きな関係があり、比較するといくつかの違いがありました。「両MSを更に比較すれば、共通点や同じところが多い」という考察が、マニア層を中心に多く展開されているとのことです。この章では、エアリアルとルブリスを更に比較していくことで、同じところや共通点を、4項目に分けて紹介します。

ガンダムエアリアルとガンダムルブリスの共通点として、多くのファンが挙げているのは、モビルスーツのデザインです。両MSを比較すると、カラーリングや細かいデザインなどの違いはありますが、非常にデザインが似ているとのことです。特に、頭部のデザインとプロポーションが酷似していることで、ファンの間で、「エアリアルとルブリスは同一機体ではないか？」という疑問や考察が頻繁に行われました。

エアリアルとルブリスの共通点に挙げられるもう一つの点が、両MSの装備になります。エアリアルとルブリスの装備については、下記しました。若干の違いが見られますが、ほぼ同じ装備となっていて、「エアリアルとルブリスの同一機体説を裏付ける」という意見も上がりました。「エアリアルの方が後から出てきていることから、装備についても更新や強化がなされている」という考察も加わり、多くのファンが謎解きを楽しんでいます。

• ガンダムエアリアル装備
• ビームバルカン×2
• ビームライフル×1（ビームブレイド×1）
• ビームサーベル×2
• エスカッシャン×1（ビットステイヴ×11）

• ガンダムルブリス装備
• ビームバルカン×2
• ビームライフル×1
• ビームサーべル×2
• コンポガンビットシールド×1（ビットステイヴ×7）

水星の魔女におけるモビルスーツの描かれ方として、多くのファンの注目を集めたのが、エアリアルとルブリスに自我があるような描写がされたところです。特に、エアリアルについては、大河内一楼が執筆した原作小説「ゆりかごの星」にて、完全に自我を有していることが判明しました。エアリアルは、十数年の付き合いであるパイロットのスレッタに対して、家族とも友人とも受け取れる感情を見せているのです。

ルブリスについては、PROLOGEにしか登場していないことから、自我が備わっているかについては不明でした。今後放映されるシーズン2で、ルブリスについて掘り下げエピソードがあれば、その辺りが明かされる可能性があります。

水星の魔女をはじめとするガンダムシリーズでは、しばしば「家族のあり方」や「家族愛」について描かれることがあります。水星の魔女は、この傾向が顕著な作品だとされており、その愛情は人間ばかりではなくモビルスーツにも向けられていました。スレッタは、エアリアルに対してパイロットというよりも、まるで家族のような接し方をしています。エアリアルに自我があることから、二人は信頼関係を築いているといえました。

エルノラも、ルブリスに対して機体以上の感情を持っていたのかもしれません。そのことをより具現化してみせたのが、エリクトでした。エリクトは初めて乗ったルブリスを完璧に起動させており、「そこには家族のような感情があったのではないか」といわれています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女のPROLOGEに登場するガンダムルブリスに関しては、同じPROLOGEとシーズン1本編にて、いくつかのバリエーションが登場しました。この章では、ルブリスのバリエーションと後継機を紹介します。

• 形式番号：XGF-01
• 頭頂高：18.0メートル
• 重量：49.1トン
• 装備：ビームバルカン×2、ビームライフル×1、背部ガンビット内蔵大型ランチャー×2

ルブリスの量産試作モデルは、PROLOGEに登場しました。頭部のブレードアンテナがない点や、青緑系の機体色という違いが見られますが、基本的にはルブリスと同型です。また、バックパックの簡略化など量産化を見越した設計がされました。ストーリー内では、ドミニコス隊の襲撃を迎え撃つ形で、ナディム・サマヤが搭乗しています。

• 形式番号：EDM-GA-01
• 頭頂高：21.2メートル
• 重量：75.9トン
• 装備:ガトリングガン×1、ビームサーベル×2、シールド×1、大型ビーム切断ユニット×1

ルブリス・ウルは、シーズン1に登場したルブリスの後継機です。ルブリス量産試作モデルを思わせるカラーリングと、エアリアルやルブリスよりも大きいことが特徴でした。パーメットスコアが4以上になると、シェルユニット展開による機体性能向上が見られます。フォルドの夜明けのメンバーである、ソフィ・プロネが搭乗しました。

• 形式番号：EDM-GA-02
• 頭頂高：14.4メートル
• 重量：41.2トン
• 装備：ビームライフル×1、シールド×１、大型ビーム切断ユニット×1

ルブリス・ソーンもルブリス・ウルと同じく、フォルドの夜明けが所持するモビルスーツです。鳥を思わせる足先が大きな特徴です。また、ルブリスのバリエーションの中で一番小型です。こちらも展開式シェルユニットを搭載していました。パイロットは、ノレア・デュノクです。

この章では、ガンダムエアリアルとガンダムルブリスに関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。両MSは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、水星の魔女のメカニックに詳しいと思われる方のツイートです。仮にルブリスのAIがナディムであれば、エリクトが適合者で、後継機のエアリアルの一人称が「僕」であることも頷けるとつぶやいています。

こちらは、水星の魔女の大ファンだと思われる方のツイートです。エアリアルとルブリスの関係において、スレッタとエリクトの関係が大きく関わっているのではないかと推察しています。

こちらは、水星の魔女を全話観たと思われる方のツイートです。エアリアルがスレッタ専用機のようになっていることから、ルブリスとは別の機体だろうと考察していました。

この記事では、機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するエアリアルとルブリスについて、二機の関係をメインに考察してきました。エアリアルとルブリスに注目して、水星の魔女を観てください。