【機動戦士ガンダム 水星の魔女】エアリアルの正体はエリクト説を考察！少女の声の正体は？

エリクト・サマヤとは、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場するキャラクターです。ファンの間では、早くから「エリクトがガンダムエアリアルの正体ではないか？」という説が、噂になっています。また、「スレッタ・マーキュリーの正体がエリクト説」も囁かれました。この記事では、水星の魔女のエリクトがエアリアルの正体説について考察します。また、エリクトとスレッタのアニメ声優についても取り上げていきます。

機動戦士ガンダム 水星の魔女は、ガンダムシリーズ初の試みがいくつも行われている作品でした。特に、初の女性主人公と初の学校を舞台にしたストーリー展開は、マニア層ばかりではなく、ガンダムを知らない層にも広くアピールしているとのことです。また、Season1の12話のラストに大きな衝撃を受けた視聴者が、多くいました。この章では、水星の魔女の概要とあらすじを取り上げていきます。

機動戦士ガンダム水星の魔女のSeason1は、2022年10月2日から2023年1月8日まで、全12話が毎日放送とTBS系列で放映されました。前日譚の「PROLOGE」とともに、バンダイチャンネルなどの動画配信サービスで視聴できます。2023年3月から、月一ペースでブルーレイとDVDソフトの発売がアナウンスされました。また、2023年4月よりSeason２の放映が予定されており、ファンにとって目が離せない展開が続いています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女のPROLOGEでは、ガンダム開発計画の凍結が描かれました。テストパイロットのエルノラ・サマヤの娘であるエリクトも、その出来事に大きく関わっています。PROLOGEから21年後、エリクトの面影がある水星育ちの少女スレッタ・マーキュリーは、ガンダムエアリアルを操縦して、編入先のアスティカシア高等専門学園へ向かいました。そこから、スレッタの運命は大きく動いていくことになるのです。

エリクト・サマヤは、機動戦士ガンダム 水星の魔女のPROLOGEに登場しました。ガンダム開発計画で作られたガンダムルブリスのテストパイロットだったエルノラを母親に、ルブリスの開発マネージャーのナディムを父親に持っています。エリクトは、家族とともにフォールクヴァングに暮らしていました。ヴァナディース事変時には、エリクトの誕生日パーティーが行われており、エリクトは4歳になったばかりだったのです。

機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するメインMSのガンダムエアリアルは、「その正体がエリクト説が濃厚だ」といわれています。エリクト正体説については、本編の中でいくつもの伏線が散りばめられているとされました。水星の魔女は、謎と伏線の多い作品ですが、この章では、その中でも最大の関心事であるエアリアルの正体がエリクト説について、6項目に分けて紹介するため、同作品を観る時の参考にしてください。

結論を先に書きますと、ガンダムエアリアルの正体がエリクトだというのはあくまで説に過ぎず、2023年1月現在、公式発表はされていません。しかしながら、水星の魔女本編の中で、エアリアルがエリクトではないかとする伏線のようなものが提示されているとのことです。その代表的な点が、第6話に登場した子供の形をした魂のような光でした。多くのファンが、この光をエリクトだと考察しているのです。

そして、光がエリクトだとすると、その正体がエアリアルの生体AIと結びつけているファンが多いとされています。エアリアルには思考AIが組み込まれており、人間のような感情を有していました。それがエリクトだとすれば、エアリアルにまつわる謎や、エアリアルのスレッタに対する反応なども、整合性が取れていくという考察です。しかし、それが真実だとすると、今度はエリクトがなぜ生体AIになったのかという疑問が生じます。

もし、エリクトは生体AIだとすると、そのようなことをした人物は、母親のエルノラだと推察されています。彼女はパイロットでしたが、かつてカルド・ナボによってGUNDの右腕を移植された過去がありました。この時に、生体AIを作るノウハウを得たのではないかといわれているのです。そして、ヴァナディース事変の際に、エリクトを連れてルブリスで戦線を離脱しています。その後、エリクトの身に何か起こった可能性があります。

エリクトに起こった出来事は、ヴァナディース事変時に負傷したか、もしくは急病になったという命にかかわるアクシデントという可能性です。その結果、エリクトを完全に死亡させないために、生体AIにしたという説でした。更に、その生体AIをガンダムエアリアルに搭載することで、せめてエリクトの思考や感情を残しておきたいという親心だというものです。いずれにしても、現状では推察の域を出ておらず、真相公開が待たれます。

機動戦士ガンダム 水星の魔女のPROLOGEは、「本編における重要な伏線が多くある」と評されています。その中でも、エアリアルの正体がエリクト説を裏付けるものと考えられている事柄が、エリクトとルブリスの同調でした。エルノラが、ルブリスに何度搭乗しても、完全に同調することができませんでした。ところが、フォールクヴァングが、ドミニコス隊の襲撃を受けた際に、思いもよらない事象が起きたのです。

エルノラは、ナディムの指示でエリクトを一緒にルブリスに乗せました。すると、今自分の置かれている状況が一切理解できていないにも拘わらず、エリクトはルブリスと同調して起動に成功させたのです。この出来事に最も驚いたのは、エルノラでした。母親としては娘を危険に晒すことはできないものの、襲撃をかわすためにはエリクトが必要不可欠というジレンマです。

この出来事が、先に考察したエリクトの生体AIとリンクしました。エルノラは、エリクトとルブリスの同調を目の当たりにしていたので、エアリアルに生体AIを搭載すれば無類の強さと能力を発揮するという科学者やパイロット視点での考え方で、そのことを実行に移します。

ガンダムエアリアルの正体がエリクト・サマヤではないかという説については、「他のキャラクターを通すと、そのことが見えてくる」という意見を持つファンが、多くいるとのことです。そのキャラクターとは、ミオリネ・レンブランとエラン・ケレスの2人でした。ミオリネもエランも、エアリアルに搭乗したのですが、どちらのシーンにおいても、エアリアルは本来の強さを見せることができず、ファンを驚かせました。

ミオリネに関しては、MSの知識は別にしてパイロットとしての経験やスキルに乏しい面があったので、エアリアルの強さを引き出せなかったという推察ができますが、アスティカシア高等専門学園屈指のパイロットであるエランでさえも、まともにエアリアルを操縦できません。これらのことは2人の問題ではなく、人工AIが、2人を拒絶した故の結果だと推察され、人工AIエリクト説の根拠とされているのです。

機動戦士ガンダム 水星の魔女の本編では、ガンダムエアリアルから子供の声が聞こえるという描写があり、ファンの間で議論になったとのことです。しかも、子供の存在は1人ではなく、占いのシーンから12人であるとする考察も見受けられました。その中の1人は、エリクトだといわれています。そして、彼女の他にもエアリアルの中で、スレッタを見守っている子供たちがいて、その声が聞こえたという説です。

ガンダムエアリアルから聞こえた子供の声の真相については、残念ながら明らかにされていません。スレッタが、エアリアルに対して「みんな」と呼ぶシーンがあったことと、プロスぺラが「愛しの娘たち」というシーンから、11基のガンビットの中には、間違いなく子供たちが組み込まれているという考察を行っている熱心なファンが多いです。子供たちの声についても、今後真相が明かされるだろうと期待されているのです。

機動戦士ガンダム 水星の魔女に登場するプロスぺラ・マーキュリーの正体は、エルノラ・サマヤであることが明らかにされました。つまりプロスぺラは、ヴァナディース事変の数少ない生き残りなのです。彼女は、ある意思を持って娘のスレッタをアスティカシア高等専門学園へと送り出しました。現時点でプロスぺラのシンの目的は不明ですが、ヴァナディース事変の主導者だったデリング・レンブランへの復讐説が有力視されています。

もし、プロスぺラの目的がデリングへの復讐であれば、それは夫ナディムをはじめとするヴァナディース機関の仲間たちの弔い合戦の意味があります。更に、エリクトも亡くなったと仮定すると、彼女は夫と娘をデリングのせいで失ったことになり、「復讐するには十分な理由だ」といわれています。そのために、プロスぺラは娘の生体AIを組み込んだガンダムエアリアルを、アスティカシア高等専門学園に送り、彼に見せつけたという説です。

機動戦士ガンダム 水星の魔女において、当初ファンの間で議論になったといわれているのは、スレッタ・マーキュリーとエリクト・サマヤ同一人物説です。しかしながら、本編のストーリーが進捗していくにつれて、2人の別人説が根強いものとして定着しました。なぜ2人は別人とされるようになったのでしょうか？この章では、エリクトとスレッタの別人説について、3項目に分けて考察していきます。

エリクトとスレッタ別人説を裏付ける最も有力なことは、2人の年齢でした。ヴァナディース事変時の、エリクトの年齢は4歳です。一方のスレッタは、アスティカシア高等専門学園パイロット科の2年生であり、年齢が17歳であることも判明しました。2人が同一人物であれば、ストーリー本編は、ヴァナディース事変の13年後として展開されていなければ整合性が合わないことになるのです。

ところが、プロスぺラとベルメリア・ウィンストンとの会話中に、ベルメリアが「今更21年前の復讐なんて…」と発言していました。このことから、ストーリー本編はPROLOGEの21年後であることが、はっきりしたのです。すると、スレッタはストーリー内で25歳になっていなければならないので、エリクトとスレッタは別人であるという見解が大勢を占めることになりました。

エリクトとスレッタの年齢が合わないことから、多くのファンが考察しているのは、「スレッタは、エリクトのクローンだ」という意見です。ガンダムシリーズにおいては、早くからクローン人間が登場しました。古くは「機動戦士ガンダムZZ」のプルツーが、エルピー・プルのクローンであることが知られています。また、水星の魔女でも、アスティカシア高等専門学園にいるエランの正体は、強化人士4号でした。

プロスペラのスレッタへの態度が、実の娘とは思えない冷たさを感じさせる時があります。逆に、ガンダムエアリアルに向けての彼女の態度は、MSに対するものとは思えないほど、愛に満ちている描写が見られました。これらも、スレッタがクローン人間だという根拠とされているのです。Season1の12話ラストで、スレッタがフォルドの夜明けのメンバーをエアリアルの手で叩き潰した衝撃シーンも、クローン人間説を裏付けています。

現時点では、スレッタの正体がエリクトのクローン人間であるという説が最も有力視されています。その一方で、同一人物説を支持する声も、未だに見られました。更に、そのどれでもなく、「スレッタはエリクトとは全く関係のない人物だ」と推察するファンもいるとのことです。大きな衝撃と謎を残したまま、Season1が終了したことで、Season2でスレッタの正体が明かされることが待望されています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女は、多数の登場キャラクターが織り成す人間ドラマが最大の見どころとされています。その他にも、「モビルスーツの魅力を見どころに挙げるファンが多い」といわれました。モビルスーツに関しては、「ネーミングやモビルスーツの成り立ちも伏線ではないか」と注目されているのです。この章では、エアリアルの意味と、エアリアルとルブリスとの関係について考察していきます。

水星の魔女の主人公MSであるガンダムエアリアルの「エアリアル」は、英語で「空中・空想」を意味しています。また、シェイクスピアの喜劇「テンペスト」に登場する、主人公プロスペローの相棒的存在の風の妖精の名前でした。「水星の魔女のストーリーは、テンペストにインスパイアされている」と分析しているファンも多く、彼らの中にはガンダムエアリアルを、スレッタの右腕的な存在と位置付けている人もいるのです。

テンペストのエアリアルは、プロスペローに酷使されました。プロスペローをプロスペラに重ねているファンも多く、スレッタとエアリアルが、「プロスペラの復讐のためにこき使われるのではないか」と危惧する意見も見受けられました。

ガンダムエアリアルとルブリスは、別の機体ですが、2体を比較するとよく似ている部分もあります。よって、「エアリアルはルブリスの改造であり、同一機体」とする意見がありました。ところが、本編の中でモブキャラクターがエアリアルのことを、「そんなに古い機体に見えない」と評したことや、エアリアルが自身のことをルブリスとは認識していない点を根拠に、2機は別の機体とする考察が多くなっているとのことです。

機動戦士ガンダム 水星の魔女において、エリクトとスレッタの関係性が大いなる謎としてファンに提示されています。2人を演じている声優が同じであることも、謎を更に深めていました。エリクトとスレッタ役の声優は、アイドル的な人気のある市ノ瀬加那です。この章では、市ノ瀬加那のプロフィールと、主な出演作品を取り上げていきます。

市ノ瀬加那は、年齢と血液型を非公表にしている声優で、12月20日に北海道帯広市で生まれました。シグマ・セブンに所属しています。彼女は、趣味がひとり旅、スカイウォッチング、映画鑑賞であることを明かしました。また、危険物取扱者丙種、日本語ワープロ検定3級など、多くの資格を取得しました。2019年4月より、Twitterを行っていて、主にプライベートの様子や出演作品の情報などを、画像を交えて公開しています。

市ノ瀬加那は、学生時代から声優を目指していたとのことです。札幌スクールオブミュージック＆ダンス専門学校を経て、2015年に「第6回シグマ・セブン声優オーディション」に合格したことで、現在の事務所所属となりました。声優デビュー作は、2016年のテレビアニメ「アイカツスターズ！」の生徒役です。2018年以降、ネームドキャラクターを演じるようになり、人気と知名度ともに上昇しました。

• あやかしトライアングル：花奏すず役
• Do It Yourself!!-どぅー・いっと・ゆあせるふ‐：ぷりん（須藤出未来）役
• 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です：オリヴィア役
• 境界戦機：紫々部シオン役
• 聖女の魔力は万能です：アイラ（御園愛良役）

市ノ瀬加那の主な出演作品と、演じたキャラクターを上記しました。メインヒロインを演じる機会が非常に多く、アニメファンと声優ファンのみならず、一般層にも知られる声優として今後の活躍が期待されています。

この章では、水星の魔女に登場するエアリアルとエリクトに関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。エアリアルとエリクトは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、水星の魔女を全話観たと思われる方のツイートです。スレッタがエアリアルの声を聞いて涙を流したシーンを観て、エリクトを見つけたのではないかと推察しています。

こちらは、水星の魔女の大ファンだと思われる方のツイートです。エリクトとスレッタが同一人物でないとすれば、スレッタの正体は全身GUNDアームではないかと考察していました。

こちらも、水星の魔女の熱心なファンだと思われる方のツイートです。エリクトとスレッタが別人だとすると、それはとても残酷なシナリオに発展してしまうかもという感想を持っています。

この記事では、機動戦士ガンダム 水星の魔女の「エアリアルの正体がエリクト説」について特集してきました。同作品最大の謎が、いつ明かされるのか注目しながら、水星の魔女を観てください。