【推しの子】父親に関する矛盾点を考察！アイの本当の夫は上原清十郎ではない人物？

推しの子とは、週刊ヤングジャンプにて連載中の人気の漫画作品です。推しているアイドルの子供に転生するという設定と、予想も出来ない展開続きのミステリーが評価されている作品です。単行本は最新10巻まで刊行されており、2023年4月からはテレビアニメも放送される予定です。

推しの子の主人公・ゴローは宮崎県の田舎にある病院で働いている産科医です。彼の楽しみは推しのアイドル・アイを応援することでした。そんなゴローの元に極秘に出産したいとの患者が現れますが、彼女の正体は推しのアイでした。ゴローはアイの担当医になりますが、アイが出産を迎える直前に死亡してしまいます。アイは無事に双子を出産し、ゴローはアイの産んだ子供に転生しているのでした。

推しの子の父親に関する矛盾点を考察していきます。まず、主人公・アクアが復讐に駆られることとなった、アイが死亡してしまう事件について経緯をまとめます。推しの子の主人公・アクアと妹のルビーは、人気アイドルのアイの子供に生まれた転生者です。アクアとルビーは自分の推しであるアイの子供に生まれ、幼少期を幸せに過ごします。しかし、アイは20歳になった頃、自宅に押し掛けたストーカーに殺害されてしまいます。

16歳で双子を出産したアイですが、子供がいることは隠したままアイドルとして活躍していきます。アイドルとしてスターダムを駆けあがるアイでしたが、狂信的なファンに子供がいることがばれ、その結果自宅で刺殺されてしまうのです。目の前でアイを殺されたアクアは、以降復讐に燃えることとなります。

アイが所属するアイドルグループ・B小町は順調に人気を獲得していき、20歳になる頃には東京ドームでのライブが決定します。アイは夢だった東京ドームでのライブ直前に殺されてしまったのです。殺害当日、アイの自宅にやってきたのはアイの熱狂的なストーカーのリョースケでした。リョースケはアイのファンでしたが、アイが子供を産んだことを知って逆上し、アイの殺害事件を起こします。

主人公・アクアは目の前でアイが刺されるのを見ています。アクアが直接目撃していることから、犯人はストーカーの青年・リョースケだと判明しています。しかし、リョースケは一般人のため、アイの現住所などの情報は知らないはずです。アイの住所や隠し子などの極秘にされている情報をリョースケが知っていたのは、情報提供者がいるからだと考えられます。

アクアは転生前アイの担当医のゴローでした。ゴローはある日、仕事からの帰り道にフードを被った謎の人物から「星野アイの担当医か」と声を掛けられます。アイの苗字は一般には公開されておらず、またゴローが務める病院で出産予定だという情報も極秘です。ゴローはフードの人物を不審に思います。ゴローはフードの人物に詰め寄りますが逃げられてしまい、追いかけたところ殺されてしまいます。

アクアの転生前のゴローを殺したフードの人物と、アイを殺害したストーカーのリョースケは同一人物だと考えられています。ゴローの記憶を持ったまま転生したアクアは、アイを刺したリョースケを見て、自分を殺したのもリョースケだと確信していました。

アイを殺害した実行犯は、ストーカーのリョースケでした。リョースケはその後自殺しており、犯人は死亡したことになります。しかし、一般人だったリョースケがアイの自宅を知るはずがなく、情報を提供した真犯人がいるはずです。アクアはこの情報提供者を探し出し、殺されたアイの復讐を果たすと決意します。アクアはアイの交友関係の狭さから、近しい人物で芸能界にいる者が犯人だと目星をつけています。

アイを殺した真犯人が芸能界にいると感じたアクアは、自身も芸能界に入る決意をします。すべてはアイを殺した真犯人を捕まえるためで、アクアは芸能界で知り合う人物の髪の毛や唾液を秘密裏に収集し、DNA鑑定にかけていきます。

アイを殺された復讐を果たすために、アクアは真犯人を追い求めていきます。アクアはアイの近い人物が情報を提供したと推測します。アイの住所を知っている可能性がある人物は何人かいました。その中で、アイの所属事務所・苺プロダクションの社長は、アイを殺害するメリットが無いため可能性が低く、グループのメンバーも住所を知らなかったため犯人ではないと考えられます。

アクアはアイの住所を知る可能性がある人物で、アイを殺した真犯人となるのは自分たちの父親であると推定します。アクアたちの父親がアイを殺すため、ストーカーに隠し子の存在と住所をリークしたのだと考えています。

復讐のために行動するアクアは、芸能界でアイに関わりがありそうな人物のDNA鑑定を進めていきます。その中で浮上した真犯人が上原清十郎です。上原清十郎はアクアと共演した俳優の姫川大輝の父親です。姫川大輝によると上原清十郎はクズといえる男性で、業界内の様々な女性に手を出していました。その中の1人がアイではないかと考えられます。

アクアと姫川大輝には血縁関係があると判明しています。アクアは共演した俳優や関係者のDNA鑑定を行っており、その中でアクアと姫川大輝の父親が同じであるとの結果が出たのです。アクアは共演俳優だった姫川大輝に接触し、父親についての情報を得ました。姫川大輝の父親・上原清十郎は売れない俳優で、女優の姫川愛梨と結婚しています。アクアと姫川大輝は異母兄弟ということになります。

探し求めた父親の情報にたどり着いたアクアでしたが、姫川大輝は衝撃的な事実を語ります。アクアと姫川大輝の父親と思われる上原清十郎は、姫川大輝が5歳の頃に死亡していたのです。上原清十郎は妻・姫川愛梨と共に無理心中をはかり死亡したとされています。

アクアは自分の父親がすでに亡くなっていたと知ります。一時はこの事実を受け入れたアクアでしたが、洞察力に優れたアクアの恋人・あかねは矛盾点に気づきます。また、アクアと同じくアイを殺した犯人を憎んでいる斉藤壱護により、この矛盾点が語られていました。真犯人はアイの新居の情報をリョースケにばらしたと考えられていますが、上原清十郎が死亡したのはアイの死亡事件よりも前なのです。

アイが殺された事件の時点で上原清十郎はすでに死亡しており、真犯人だとすると矛盾が生じています。また、ルビーがアイの墓参りに行くシーンでは、謎の男とすれ違っており、この男はルビーのことを自分とアイの子供だと語っていました。

推しの子作中で、アイの復讐を果たすために芸能界にまで入ったアクアは、ついに父親と思われる上原清十郎の存在にいきつきます。異母兄弟である姫川大輝から、父親・上原清十郎の話を聞いたアクアは、もう復讐は終わったと感じました。復讐する相手である父親がすでに死んでいると知り、アクアは転生後の人生を普通に過ごしても良いのではないかと感じるようになっていきます。

それまではアイを目の前で殺されたトラウマと復讐心から、陰のある性格をしていたアクアでしたが、復讐心から解放された後は少し吹っ切れたような様子を見せていました。しかし、復讐は終わったと思い込んでいたアクアは、父親に関する矛盾点を突き付けられることになります。

父親である上原清十郎が死んでいると知り、一度は復讐が終わったと感じていたアクアですが、矛盾点に気づき再び復讐の道に戻ることとなります。まだ復讐は終わっていないと感じたアクアは、今後も真犯人にたどり着くために手段を選ばず行動していくと考えられています。

推しの子の矛盾に関しての感想や評価を紹介します。推しの子の矛盾に関しての感想では、複雑に絡み合った伏線とその矛盾が回収できるのか気になるといった感想が見られていました。推しの子の矛盾は作中でも重要なポイントとなっており、ストーリーがどう繋がるのか注目されています。

推しの子の父親に関しての矛盾は、作中ではっきり説明される前からすでに気づいている読者もいました。推しの子作中で語られた出来事の時系列を考えると、アクアの父親が上原清十郎だとすれば矛盾が生じるのです。

推しの子作中で、アクアが自分の父親に関しての矛盾に気づけなかったのは、復讐を終わりにしたかったからではないかと考察されています。アクアは転生後の人生を前向きに生きたいと感じており、矛盾点に気づけなかったと考えられます。

ここでは、推しの子の父親に関する矛盾点をまとめました。推しの子の主人公・アクアの父親で、アイを殺した真犯人と思われる人物は、まだ作中でも行動を続けておりアクアの復讐は終わっていませんでした。是非、推しの子をチェックして、気になる父親の正体にも注目してみて下さい。