【ワンピース】ドール中将のモデルは？元ネタや似ているキャラについて紹介

ワンピースに登場する女性キャラクター「ドール中将」に関する情報を紹介します。ドール中将は登場後にネット上での人気が高まっており、それとともに元ネタを推測する人も増えています。ここでは、そのような様々な情報を集約し、ドール中将に関して考察していきます。まずは、ワンピースの概要に関して紹介します。

ONE PIECE（ワンピース）は、1997年から週刊少年ジャンプで連載されている少年漫画で、作者は尾田栄一郎（おだ・えいいちろう）さんです。ワンピースの単行本は2023年1月現在、104巻まで発刊されています。また、アニメも1999年から開始され、映画も制作されています。特に2022年公開の「ONE PIECE FILM RED」は、興行収入190億円越えのワンピース映画史上最大のヒットとなりました。

ワンピースは、海賊王を夢みるルフィが仲間を集めて、海賊”麦わらの一味”を結成します。そして、ひとつなぎの財宝（ワンピ―ス）と個々の夢に向かって冒険する物語です。麦わらの一味は偉大なる航路（グランドライン）を航海し、海軍や四皇と呼ばれる最強の海賊達に戦いを挑みます。新たな同胞たちと協力しながら、目的地ラフテルへ向かいます。一方、世界では様々な事件が起きており、不穏な空気が麦わら達を飲み込もうとしていました。

ドール中将は、ワンピースの1061話（2022年43号）に初登場します。G-14支部基地長を務めており、階級は中将です。中将はワンピースの中では元帥、大将につぐ高い階級で、他にもガープやつる、スモーカーが同じ地位に就いています。特徴としては、とげのついたチョーカーを身に着けており、ぴったりとした黒いパンツとジャケットを着こなす、パンクロッカー風の女性です。少し荒っぽさのある口調の話し方をしています。

ワンピースでは、有名人がモデルとなってキャラが誕生するケースが数多くあり、ドール中将にも、モデル・元ネタとなったと考えられている人物がいます。ここでは、ドール中将のモデルとなったとされる二人を紹介します。

ドール中将のキャラクターのモデルとして、ブロディ・ドールではないかと、多くの読者が話題にしています。ブロディ・ドールはオーストラリア出身のシンガー・ギタリストです。1979年生まれの女性で、パンクロックバンド「The Distillers」でバンド活動を開始し、アルバムを発表します。その後バンドは解散し、ブロディ・ドールは一時期育児に専念していた時期もありますが、現在はソロとしても音楽活動を続けています。

ブロディ・ドールがドール中将のモデルと推測された理由は、多くの共通点が見て取れるところにあります。ショートの黒髪、両腕のタトゥーといった、身体的特徴が例として挙げられます。また、パンクファッションに身を包み、アクセサリーをつけたところは、ブロディ・ドールの姿によく似ています。

ちなみに、最近は以前よりメイクが薄くなりファッションも落ち着いたので、正しくは「若いころのブロディ・ドールがモデルの可能性がある」ということになります。もう一つの理由として、ドール中将の名前がブロディー・ドールと同じというところにあります。モデルとしたために、ブロディから名前を頂いたのではないかと推測されています。

一方で、ドール中将と漫画「NANA」に登場する、大崎ナナが似ているとの声が挙がっています。NANAは矢沢あい先生作の漫画で、大崎ナナはその主人公の一人です。ロックシンガーを目指しているナナの姿もまた、ショートの黒髪でパンクファッションに身を固めています。そのため、ナナもドール中将の元ネタとなったのではないかと考えられます。実際に、ブロディ・ドールよりも先にナナを想像した人もいたようです。

また、大崎ナナが候補に挙がった元ネタとしては、ワンピース94巻のSBSで、尾田栄一郎先生が同じ漫画に同じ名前のキャラが登場することに関して、NANAを例に挙げて語っています。このようなところからも、ナナを意識した可能性がうかがえます。以上ここまで、特に話題として挙げられている二人を紹介してきましたが、ネット上には他にも似ていると何名かの女性の名前が挙がっています。

ここからは、ワンピースのドール中将の能力について考察していきます。ドール中将の能力、強さに関してはまだ明らかにされていないため、あくまでも考えられる説としての紹介です。今後、作中で描かれるまでのお楽しみとして見ていきましょう。

海軍の将校以上の階級のキャラたちは、多くが悪魔の実の能力者です。そのため、ドール中将も何かしらの能力者であることが推測されます。ここで、注目されるのが、”両腕にある斑模様”です。ただのタトゥーの可能性も否定できませんが、何かの動物の模様のようにも見えます。ワンピースでは伏線が張られている事が多いことで有名ですが、これもその一種とすると、ドール中将がゾオン系であることを示唆している可能性が考えられます。

では、ドール中将がゾオン系の場合は、何のモデルなのでしょうか。斑模様をもつ動物を示唆しているのであれば、蛇などの爬虫類も考えられますが、蛇はすでに能力者がいます。また、哺乳類ではキリンやウシも似た模様ですが、どちらも既に能力者がいます。

さらに、犬の中でもダルメシアンは斑模様といえます。確かに、現在まだイヌイヌの実モデル・ダルメシアンは確認できていません。しかし、ダルメシアン中将が既に存在しており、その人がすでに能力者である可能性も考えられます。そこで、可能性の一つとしてネコ科の動物を検討します。

ネコ科の斑模様といえば、豹、ジャガー、チーター、ヤマネコなどがありますが、モデル・豹に関してはすでに能力者がいます。ジャガーは豹と能力や見た目が酷似する可能性があります。以上により、ドール中将の能力はネコネコの実モデル・チーターではないかと推測されています。機敏な動きで駿足なチーターであれば、ドール中将の背格好を考えてもぴったりなのではないか？いう意見もあります。

「ワンピースのドール中将がかっこいい、美人だ、かわいい」という感想が、読者からはとても多く挙がっています。好感度が高いドール中将ですが、ほぼ同時期に他の全く違うタイプの女性キャラも新登場しているため、「どちらかというと、このキャラが好き」や「どのキャラも好き」など、読者の中でも好みが分かれているようです。

尾田先生の中では以前から、黒髪のショートの女性をワンピースで登場させる事を考えていたようです。ワンピースで黒髪の女性といえば、ニコ・ロビンもいますが、そのロビンの設定画の中のショートの女性が、実際のドール中将に似ています。もしかすると、この絵もドール中将のキャラの元ネタとなった一つかもしれません。

ワンピースでは、ドール中将のほかに、一度に新しい女性キャラクターが登場したため、尾田先生に対して「どれだけ、キャラの引き出しを持っているのか」や「キャラデザインセンスが光っている」などの賞賛の感想も上がっています。

ワンピースに登場するドール中将に関して、キャラのモデルや元ネタなどを紹介しました。ワンピースに登場するキャラは、有名人をモデルとして作られている場合も多いため、ドール中将に関してもその可能性から、特に多くの声が挙がっている「ブロディ・ドールがモデル説」を考察しました。ドール中将はこれからワンピースの中で活躍していくキャラです。ストーリー展開にどのように絡むのか、注目です。