【よう実】堀北鈴音はなぜショートヘアに？ロングヘアだった理由や兄との関係は？

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」の堀北鈴音は、Dクラスの中でトップレベルの能力を持っています。彼女は2年生になるタイミングで、ロングヘアからショートヘアに変えました。ショートヘアもかわいいと好評ですが、なぜバッサリと髪を切ったのでしょうか？本記事では、鈴音がショートヘアにした理由を考察していきます。

よう実の愛称で親しまれている「ようこそ実力至上主義の教室へ」は、2015年からMF文庫Jより刊行されているライトノベル作品です。作家の衣笠彰梧さんとイラスト担当のトモセシュンサクさんが、手掛けています。2019年より「このライトノベルがすごい！」にて、3年連続総合トップ10入りを記録しました。本作は完全実力主義の学校を舞台にして繰り広げられる、サスペンスを盛り込んだ学園ラブコメディとなっています。

主人公の綾小路が通う高度育成高等学校は、好待遇で知られている全国屈指の学校です。最新設備の充実、希望の就職や進学先への合格率100％、おまけに毎月10万円分の電子マネーも支給されます。しかし、これは表向きだけで、実際に好待遇であるのは最初の1ヶ月のみだったのです。支給される金額は、成績や普段の生活によって変わっていきます。また、就職率100％が補償されるのは、Aクラスの生徒のみが対象です。

• 名前：堀北鈴音（ほりきたすずね）
• 誕生日：2月15日
• 身長：156cm
• 家族：兄（堀北学）
• クラス：1年Dクラス→Cクラス、2年Dクラス→Cクラス→Bクラス

よう実の堀北鈴音は、綾小路と同じクラスに所属する女子生徒です。本作のヒロインで、もう一人の主人公ともいわれている存在です。堀北は黒髪のロングヘアが特徴でしたが、2年生編ではショートヘアになります。高校生にしては大人びた雰囲気で、きりっとした顔立ちの美女です。

一人で静かにいることを好む性格ですが、席が隣同士になったことで、綾小路とよく話すようになりました。夏休みに行われたサバイバル試験後は、クラスの中心となって活躍します。また、同校の生徒会長である堀北学は、彼女の兄です。

よう実の堀北鈴音のショートヘアはかわいいと好評でした。彼女が髪を切ったのは、原作小説1年生編の第11.5巻です。3年生が卒業してしまうという場面でしたが、漫画とアニメ版ではショートになっていませんでした。アニメが時系列順であれば、おそらく3期で鈴音のショートヘアが見られると考察します。アニメ3期が2023年に放送されることも決定しているため、期待しましょう。

堀北鈴音には兄がおり、学校の生徒会長をしていました。彼女がショートに髪を切ったのは、兄の堀北学が深く関係しています。一般的に、髪をバッサリ切る理由は、失恋したときや何かの決意表明、心機一転したいときが多いです。鈴音の場合は、決意表明が理由でした。

彼女は兄の在学中、尊敬するあまり、ずっと彼の背中を追いかけてきました。兄に認められたいという気持ちで、懸命に頑張っていたのです。いよいよ兄が卒業することになり、これからは自分の力で歩んでいくという決意を固めます。兄の学も、「大丈夫だ」と鈴音を認め、卒業していきました。今後もさらに成長して、逞しい姿を見せてくれるでしょう。

堀北鈴音は、元々ショートヘアだったようです。ある日、兄の堀北学から「長いほうが好み」と言われたことを理由に、髪を伸ばし始めます。しかし、学は嘘をついていました。自分の言葉に影響されて、本当に鈴音が髪を伸ばすのか試したのです。すると、彼女は学の言葉を真に受けて、本当に髪を伸ばし始めました。

兄である自分が全てだと、鈴音は本気で思っていることを知り、二人の仲は険悪になっていきます。その後、実は短い髪のほうが好きだった学は、嘘をついたことを妹に謝ります。

いつもやる気のない素振りを見せる綾小路ですが、本当はかなりの実力者であることを、堀北鈴音は知っていました。Aクラスを目指すためには、綾小路に本気で実力を発揮してもらう必要があると、鈴音は考えます。そこで、彼女はテストで勝負することを、綾小路に持ちかけるのです。

鈴音が勝てば、今後綾小路は本来の実力を発揮し、手を抜かず試験に協力することを条件としました。その代わり、綾小路が勝てば、鈴音は生徒会へ加入しなければなりません。そして、結果は綾小路の勝利で、鈴音は仕方なく生徒会へ入ることになりました。

堀北鈴音は、切れ長の目で鼻筋が通っており、スッキリとした逆三角形の顔立ちをしています。まさに、美少女の典型であり、ロングヘアが彼女の魅力をさらに引き立てているようです。鈴音は長身ではありませんが、バランスのとれた細身の体系で、スタイルが抜群です。

アニメ7話のプールへ行くシーンでは、白のビキニが似合っており大変素敵でした。また、アニメ11話では体を洗うシーンが描かれており、同性も羨むほどの抜群のスタイルを披露しています。

鈴音は利己的な一面もあり、自分にも他人にも厳しい性格です。言葉がきつくなり、思い通りにいかなければ、手が出ることも時折あります。交友関係があまりないため、怒りの矛先を綾小路に向けることが多い様子です。一方、綾小路は彼女の性格を承知しているのか、適度に受け流していました。そんな鈴音にも、物語が進むうちに「デレ」の一面が見え始めます。

特にツンデレが顕著だったのは、アニメ12話のエンドロールでの描写です。最初は綾小路をきつめに批判していました。すると、「お前もやっと変わってきたからな」と彼に言われます。鈴音は顔を赤らめながら「あなたのせいよ、あなたのことも仲間だと認めてあげる」とデレを見せました。普段は強気の女性が、たまにデレっとした姿を見せると、非常にかわいいです。

よう実の物語の中で、鈴音はクールで何でもやりこなすイメージが強いでしょう。しかし、小説4.5巻「さりとて日常に潜む危険性」では、彼女のドジな一面が描かれています。鈴音が水筒を洗っているシーンで、右手が筒から抜けなくなりました。

よりによって、この日は寮が断水で、石鹸水を利用して右手を取り出すという方法も使えません。その後、2時間ほど格闘しましたが諦めて、綾小路に助けを求めます。彼のお陰で、右手を水筒から抜くことに成功したのです。普段の鈴音からは想像つかない、ドジでかわいい出来事でした。

鈴音の兄の堀北学は、Aクラスを死守して無事に卒業を迎えます。二人は約1年間距離を取っており、話す機会もありませんでした。卒業間近となり、兄が妹の鈴音に歩み寄ります。鈴音は「もう誰かの背中を追うのはコリゴリ。私は私だけの道を探す」と、兄の学に素直な気持ちを伝えました。ようやく、お互いを理解し合うことができたのです。

兄との別れの際は、鈴音が涙をこらえ切れず泣いてしまいました。泣いている姿を綾小路に見られてしまい、彼女は「屈辱的」と言います。鈴音の兄に対する深い想いが、伝わってくるようなシーンでした。

原作よりもアニメ版のほうが、幼く見えるという声もあります。確かに、原作とアニメではキャラクターのタッチが変わるため、少し見た目が違うかもしれません。アニメ版は黒髪で幼く見えるため、美人というよりも、美少女という言葉がピッタリです。鈴音のファンは非常に多く、よう実のキャラクターの中でも、トップクラスの美少女といえるでしょう。

よう実の堀北鈴音は、一部のファンから不人気のようです。その理由の一つは、鈴音が櫛田をかばったために、佐倉が退学になったことでした。2年生の際に行われた満場一致試験で、櫛田はクラスメイトの秘密を暴露して、退学を迫られます。このときに鈴音が櫛田を庇わなければ、佐倉は退学しなくて済んだかもしれません。そのような理由から、鈴音を良く思わないファンもいるようです。

もう一つの理由は、よう実の軽井沢恵に人気が流れたためです。原作のライトノベルでは、綾小路と軽井沢が交際することになり、彼女の多くの魅力が描写されました。見た目がかわいいのはもちろんのこと、純粋で素朴な性格も、読者から好まれました。そのため、鈴音の存在が薄くなったのでしょう。

鈴音と綾小路は、1年生の時に席が隣になったため、話す機会が多くなりました。元々二人は社交的な性格ではなく、他の生徒と話すことがほぼなかったため、周囲からは交際しているように見えたようです。しかし、実際は恋愛関係へは発展していません。

それよりも、Aクラスになれるために、お互い協力し合う仲です。二人は互いにアドバイスを送りながら、作戦を立てたり行動したりしています。どちらかというと、相棒という関係がふさわしいようです。

よう実の堀北鈴音と櫛田は、最悪の関係といって良いでしょう。二人は同じ中学校を卒業していますが、親しかったわけでなく、ほとんど会話もしたことがありません。鈴音は元々交友範囲も狭く、櫛田の存在自体も知らなかったほどです。しかし、櫛田は自身の過去を知っている鈴音に、必要以上の敵対心を持っていました。

龍園と手を組んで、鈴音が退学になるように企みますが、綾小路に阻止されて失敗します。2年生編の満場一致試験で、櫛田の本性がクラスメイト全員に、バレてしまう出来事がありました。そして、櫛田自身が退学の候補生となってしまいます。ところが、櫛田の退学を、鈴音が阻止したのです。

よう実の須藤は、鈴音に好意を寄せている人物です。綾小路と同じクラスで、成績は良いほうではありません。ある日、「Dクラスの須藤に暴力を受けた」と、Cクラスの生徒が学校側に報告します。しかし、須藤は「やっていない」の一点張りです。須藤が退学となれば、クラスポイントにも影響が’出ます。綾小路と鈴音はこの問題を見事に解説し、須藤は退学をせずに済みました。

綾小路は「鈴音が全て解説した」と手柄を押し付けたため、須藤は彼女に感謝して恋愛感情を持つようになったのです。一方、鈴音は彼の気持ちを鬱陶しいと思っている様子です。

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」の堀北鈴音を演じたアニメ声優は、鬼頭明里（きとうあかり）さんです。父親の影響もあり、幼いころからアニメやゲーム、漫画などに非常に興味を持っていました。プロ・フィット声優養成所に入所し、養成所時代の2014年に「六畳間の侵略者!?」の藍華真希役でデビューしています。

• 愛称：あかりん
• 出身地：愛知県名古屋市
• 生年月日：1994年10月16日
• 事務所：ラクーンドッグ
• 趣味・特技：絵を描くこと、歌うこと、湯切り

• 2016年：僕だけがいない街（ヒロミ役）
• 2017年：徒然チルドレン（飯島香奈役）
• 2018年：七星のスバル（碓氷咲月役）
• 2019年：鬼滅の刃（～2023年 竈門禰󠄀豆子役）
• 2021年：シャドーハウス（～2022年 ケイト役）
• 2022年：カッコウの許嫁（天野エリカ役）
• 2023年：魔都精兵のスレイブ（羽前京香役）

よう実の堀北鈴音がショートヘアにしてから、圧倒的にかわいいという声が多くありました。ロングのときよりもショートヘアのほうが、親近感があって好きという感想もあります。ショートでツンデレのキャラとは、破壊級にかわいいという声も上がっていました。

「綾小路との掛け合いがめっちゃ面白くて笑った」という感想がありました。綾小路が堀北に電話をかけたとき、鈴音が秒で何度も切っているシーンが面白いという声もあります。黒髪のロングは、ツンデレがよく似合うという感想も上がっていました。

よう実の物語が進むにつれて、鈴音と綾小路の関係が良くなっているという感想があります。また、1年生の鈴音はツンケンしていて好きでなかったが、2年生で成長した姿が見られ良いキャラになったという声も上がっています。クラスのリーダーとしての自覚が芽生えてきたからだろうと、考察するファンもいました。

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」の堀北鈴音は、綾小路と同じDクラスに所属しており、本作のヒロインです。彼女がロングからショートヘアになった理由は、兄の堀北学に対して、ケジメをつけるための決意表明でした。兄から自立していく鈴音は、さらに成長していくことが期待できます。今後の鈴音の活躍にも注目していきましょう。