【ワンピース】ウェイターズ（WAITERS）とは？百獣海賊団の戦闘員たちを解説

本記事では、ワンピースに登場した百獣海賊団のウェイターズを紹介していきます。百獣海賊団は最強の海賊の一角のため、大勢の団員で海賊団が構成されています。ウェイターズとスマイルの特徴をネタバレしながらまとめていきます。

ウェイターズの特徴やメンバーを知る前に、ワンピースの基本情報を紹介していきます。ワンピースは1997年から連載されている漫画で、2023年1月時点でコミック104巻が刊行されています。5億部を超える累計発行部数はギネス記録に認定されており、出版の国内記録を次々と更新しています。作者の尾田栄一郎は、熊本県出身の漫画家で、アシスタント時代に描いた漫画がワンピースの原型になっています。

ワンピースの主人公はルフィです。ルフィは幼い頃に出会ったシャンクスから影響を受け、海賊王を目指して航海に出ています。旅の途中では個性的な仲間と出会っており、様々な困難を乗り越えたことで、麦わらの一味は本当の家族のような絆で結ばれていきます。また、天竜人と呼ばれる存在が世界を支配していますが、革命軍が人々を支配から解き放つために戦っています。

ワンピースの百獣海賊団は、カイドウが総督を務めている海賊団です。カイドウは四皇の1人のため、百獣海賊団は最強の海賊団の一角として知られています。構成員は約2万人で、傘下の海賊も合わせると3万人を超えるようです。尾田栄一郎は若い頃から落語が好きなようで、構成員には落語家や寄席のランクが付けられています。

ワンピースのスマイルは、シーザー・クラウンが開発した「人造悪魔の実」です。悪魔の実と同様に、「実を食べた者に能力が発現する」という特徴があり、能力は「～のスマイル」と表現されています。物語途中までは、ドレスローザの地下でスマイルが大量生産されていましたが、麦わらの一味とハートの海賊団、海軍の活躍で工場は壊滅しています。

スマイルはドフラミンゴが取引を行っていましたが、ドレスローザ編でファミリーが壊滅したことで取引が停止しています。裏社会にはスマイルの取引で多額の利益を得ていた者がいたため、取引停止の原因になった麦わらの一味は逆恨みされています。そのため、ドレスローザの近海まで船団を率いてきた者がいましたが、途中で大将の藤虎に全滅させられています。

スマイルは自然発生した悪魔の実と同様に能力が発現しますが、「体の一部分が動物に変化する」「部位がランダムに変化する」というリスクがあります。また、基本的には能力のオンオフができないため、スマイルを食べた時点で人間を辞める必要があります。更には、「能力を得られるのは10人に1人」であることが分かっているため、スマイルはギャンブル性が強い危険なものと言われています。

スマイルは「能力の発現に失敗した時に、笑顔以外の感情を失う」というリスクがあります。前述したように、10人に9人は発現に失敗しているため、失敗した者たちが「プレジャーズ」と呼ばれています。百獣海賊団のほとんどの幹部は自然発生した悪魔の実を食べているため、カイドウは部下を使い捨てにしていることが分かります。

ここからは、ワンピースに登場したウェイターズを紹介していきます。百獣海賊団は大所帯のため、構成員は能力の有無で分類されています。ウェイターズの特徴やメンバーをネタバレしながらまとめていきます。

カイドウは百獣海賊団の構成員にスマイルを食べさせており、スマイルに適合した者が能力を発現しています。百獣海賊団の構成員は2万人を超えているため、全員がスマイルを食べられる訳ではなく、スマイルを食べるチャンスを待っている者が「ウェイターズ」と呼ばれています。また、スマイルに適合しなかったウェイターズがプレジャーズになっています。

ドフラミンゴはドレスローザの地下でスマイルを製造していましたが、麦わらの一味に敗れたことで製造が止まっています。カイドウは約2万人の構成員にスマイルを食べさせる予定だったため、ウェイターズは一生上には上がれない立ち位置になってしまいました。また、ウェイターズがスマイルを食べていたら、ワノ国編で麦わらの一味が敗れていた可能性があります。

ギフターズはスマイルに依存した強さを持つため、スマイルを食べていないウェイターズの戦闘能力はあまり高くないことが分かります。また、大看板や飛び六胞は天然の悪魔の実を食べているため、本当に強い部下にはスマイルを食べさせていないようです。そのため、カイドウにとってウェイターズは使い捨ての駒で、スマイルの適合に失敗してプレジャーズになってもいいと思っているのかもしれません。

前述したように、ドレスローザの工場が停止したことで、ウェイターズは一生スマイルを食べることができなくなっています。また、ウェイターズはクイーンのウイルスで氷鬼になりそうでしたが、チョッパーが薬を作ったことで命を救われました。そのため、ウェイターズとプレジャーズはクイーンの行動に失望し、ワノ国編の最終決戦で麦わらの一味に寝返っています。

カイドウが敗れたことで百獣海賊団は壊滅していますが、構成員の全員が死亡した訳ではありません。また、麦わらの一味と共闘したヤマトはワノ国に残っているため、最終決戦でヤマトが率いる百獣海賊団が麦わらの一味と共闘するという考察がされています。そのため、チョッパーに恩を感じているウェイターズやギフターズは力強い存在になる可能性があります。

ウェイターズやスマイルの特徴を知った後は、ワンピースに登場した百獣海賊団の総督と幹部を紹介していきます。百獣海賊団は個々人の戦闘能力がとても高いため、ワノ国編では麦わらの一味が苦戦を強いられています。総督と幹部のプロフィールや強さをネタバレしながらまとめていきます。

カイドウは百獣海賊団の総督で、物語が始まる前には「ロックス海賊団」で見習いをしていました。偉大なる航路のウォッカ王国の出身で、「百獣のカイドウ」という異名を付けられています。過去に光月おでんを死に追いやっていますが、その時のおでんの死に様を見て「死は人の完成」という考えを持つようになり、空島から飛び降りるなどの自傷行為を行っています。

少年時代のカイドウが住んでいた国は、天竜人に天上金を納めるために戦争を続けていました。また、カイドウは母国に売り渡されており、不条理な過去が弱肉強食主義者になった理由のようです。ワノ国を乗っ取った諸悪の根源ですが、カイドウは一対一の戦いに横槍を入れられることを嫌っているため、光月おでんは「根は真面目な性格をしている」と分析していました。

百獣海賊団のキングは、最高幹部の大看板の筆頭です。百獣海賊団の最古参のメンバーで、カイドウが「自身の右腕」と認めています。世界政府に生存を知らせるだけで報酬を貰える「ルナーリア族」という希少種族のため、普段は黒い仮面で素顔を隠しています。プテラノドンに変身できる悪魔の実の能力者で、ワノ国編ではゾロに敗れています。

百獣海賊団のクイーンは、最高幹部の大看板の1人です。太って見える体は筋肉のようで、「痩せるとモテすぎるから痩せない」と言っていました。物語が始まる前には、「MADS」という研究チームに所属していたようで、カラクリ兵器やウイルスを作ることを趣味にしています。ブラキオサウルスに変身できる悪魔の実の能力者で、ワノ国編ではサンジとの戦いに敗れています。

百獣海賊団のジャックは、最高幹部の大看板の1人です。筋骨隆々の肉体と金髪の三つ編みが特徴的で、タマカイの魚人であることが分かっています。敵に対しては凶悪な姿を見せていますが、大看板の中では真面目な性格をしているようです。マンモスに変身できる悪魔の実の能力者で、ワノ国編ではイヌアラシとの戦いに敗れています。

真打ちは百獣海賊団の幹部で、6人の猛者が「飛び六胞」と呼ばれています。飛び六胞はページワンとうるティ、フーズ・フー、ブラックマリア、ササキ、X・ドレークで構成されており、ワノ国編の終盤でX・ドレークは離脱しました。得意分野の戦闘ならば、最悪の世代や王下七武海に匹敵する戦闘能力を持っています。

ウェイターズや幹部の情報を見た後は、百獣海賊団のナンバーズとギフターズ、プレジャーズを紹介していきます。前述したように、百獣海賊団の構成員はスマイルを食べているため、幹部以外の構成員も高い戦闘能力を持っているようです。ナンバーズとギフターズ、プレジャーズの特徴や強さをまとめていきます。

百獣海賊団のナンバーズは、巨大な鬼のような姿をしている集団です。カイドウと共に鬼ヶ島を拠点にしていますが、ワノ国編が始まる前には鬼ヶ島を離れていました。知能が低いため、アプーが奏でる音楽で使役されており、かなり酒癖が悪いことが分かっています。ナンバーズと呼ばれているため、10体に数字が割り当てられています。

物語が始まる前に、世界政府は「人の巨大化の研究」を行っていました。その際に古代巨人族の失敗作としてナンバーズが生まれ、カイドウが世界政府から買い取ったことが分かっています。シーザーもビッグマムの依頼を受けて「人造巨人の研究」を行っていましたが、ナンバーズとは関係がないようです。

百獣海賊団のギフターズは、スマイルに適合した集団です。動物系の能力者とは違い、体の一部分が動物に変化しているため、キメラのような異形の姿をしています。普通の人間とは比較にならないほどの身体能力を持っていますが、動物的な本能になっているため、お玉のきびだんごで従順になる様子が描かれていました。作中には、コウモリやガゼル、ヘビのギフターズが登場しています。

スマイルに適合した者はギフターズと呼ばれ、適合しなかった者がプレジャーズと呼ばれています。プレジャーズは笑う以外の感情を失っており、悪魔の実の能力者と同様にカナヅチになっています。約4000人ほどの構成員がプレジャーズになっており、交戦したミンク族は「どんな状況でも笑っている異様な集団」と言っていました。

ウェイターズとギフターズ、プレジャーズについて知った後は、ワンピースに関する感想をまとめていきます。ワンピースは日本一の累計発行部数を誇る大ヒット作品のため、読者と視聴者から様々な感想が挙がっているようです。本記事で紹介したウェイターズや百獣海賊団に関する感想をまとめていきます。

ワンピースのワノ国編の終盤では、ウェイターズやギフターズが麦わらの一味に寝返っているため、戦局の変化が面白いという感想が挙がっているようです。また、最終決戦で百獣海賊団の残党と麦わらの一味が共闘する姿を見たいという感想も挙がっています。

本記事で紹介したように、百獣海賊団はウェイターズやギフターズなどのランクに分かれているため、ランク分けが面白いという感想が挙がっているようです。また、百獣海賊団は落語がモチーフになっているため、尾田栄一郎が考えた設定が凄いという感想も挙がっています。

本記事で紹介したように、スマイルの適合に失敗したプレジャーズは、笑いが止まらない体になっています。そのため、プレジャーズが可哀想という感想が挙がっているようです。また、キッド海賊団のキラーも適合に失敗しているため、キラーのその後が気になるという感想も挙がっています。

本記事では、百獣海賊団のウェイターズとギフターズ、プレジャーズを紹介していきました。カイドウはルフィとの直接対決に敗れているため、百獣海賊団の今後の動向が気になっている読者が多いようです。百獣海賊団が登場したエピソードを見たことが無い方も、本記事を参考にしながら見てみて下さい。