2022年12月16日公開
2022年12月16日更新
【呪術廻戦】ふみの赤飯シーンの意味は?釘崎野薔薇の過去回を考察
「呪術廻戦」は、週刊少年ジャンプの屋台骨を支えているといわれるメガヒット漫画です。2023年を迎えようとしている今、ブームは沈静化したものの、安定した人気を誇っているとのことです。今回の記事では、呪術廻戦におけるふみの赤飯シーンの意味について考察します。赤飯シーンを紹介しながら、釘崎野薔薇の過去回において、何故彼女は田舎が嫌いなのかについても取り上げていきます。
呪術廻戦のふみとは?
うおえぐい今気づいた
— とうにゅう🥛 (@tounyuu_music) April 4, 2022
63話と125話。鳥肌・・・
えぐぅ
#呪術廻戦 #釘崎野薔薇 pic.twitter.com/wqOhp4lysg
週刊少年ジャンプの看板作品の一つとされる漫画「呪術廻戦」は、ブームが落ち着いた現在においても高い人気を維持し続けています。また、原作漫画とテレビアニメ版ともに、お互いの相乗効果で新規ファンの開拓に成功しました。この記事では、呪術廻戦の赤飯シーンを取り上げます。ふみが赤飯を炊かれた意味や、釘崎野薔薇が田舎を嫌いだという理由などを中心に紹介していきながら、赤飯シーンの謎に迫っていきます。
呪術廻戦の作品情報
このタイミングで失礼します。
— クロ/考察美容師🤙 (@yakuneba_96) December 1, 2022
本日、呪術廻戦21巻発売日です。 pic.twitter.com/0mJsbYoMLn
呪術廻戦は、一時期「ポスト鬼滅の刃」と称されたことがある漫画です。空前のメガヒットを記録した鬼滅の刃の次にブームが起きる作品だと期待されたのです。そして、同作品は見事その期待に応えたと高評価されました。この章では、呪術廻戦の概要とあらすじを紹介していきます。
呪術廻戦の概要
今日めちゃ嬉しい戦利品を遂に手にした!!
— けんと【ポケカ開封チャンネル】 (@kenpokepoke7128) November 2, 2022
当時買えなかった呪術廻戦第1巻の初版
約4年探し続けてやっと地元のブックオフで出会えた…!
前にヒロアカの初版も運良く手に入れられたとこのブックオフだったけど
実は6日に閉店するらしい
そういう小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです pic.twitter.com/WfxYQZFsO6
芥見下々原作の呪術廻戦は週刊少年ジャンプ誌上にて、2018年より連載がスタートしました。2022年12月現在、好評連載中で、コミックスは21巻まで刊行されています。コミックスの累計発行部数は7000万部を突破しており、文字通り漫画界を代表する作品です。同作品はテレビアニメ化され、2023年に2期が放映予定です。また、前日譚「劇場版 呪術廻戦 0」が公開されて、興行収入138億円の大ヒットを記録しました。
呪術廻戦のあらすじ
ワクチン接種2時間前。
— 日本酒バー會津蔵武 (@aizu_club) October 13, 2021
ぐーたらしてる。。。
呪術廻戦3巻まで読んだ。。。 pic.twitter.com/g8nQgf2206
呪術廻戦の主人公は、虎杖悠仁という高校生です。悠仁は常人離れした身体能力と強さを秘めていました。ある日、たった一人の肉親だった友人の祖父が、亡くなりました。その夜に、悠仁の学校に保管されていた呪物の封印が解かれたのです。その結果、人間に甚大な被害をもたらす呪霊が現れてしまいました。悠仁は焦りますが、呪物回収の任務でやって来た呪術師伏黒恵と偶然出会ったことで、学校に乗り込む決意をするのです。
ふみのプロフィール
呪術廻戦に登場するふみとは、釘崎野薔薇の幼馴染であり、野薔薇の回想シーンに出てきました。ふみの出身地は不明ですが、小学生の時に野薔薇が住む田舎に引っ越してきたのです。ふみと野薔薇は、小学校で出会いました。全校生徒19人という小さな学校でしたが、おとなしい性格のふみは排他的な他の生徒たちからよくいじめられていました。それを助けたのが野薔薇で、二人は野薔薇が上京する際に再会を誓って別れたのです。
呪術廻戦のふみの赤飯シーンの意味を考察
芥見下々原作のダークファンタジー漫画呪術廻戦は、日本古来や田舎で行われる風習が描かれることがあり、ファンに興味を抱かせたとのことです。その中でも、特に印象的とされるのが、ふみの赤飯シーンでした。赤飯シーンには、特別な意味が込められていたと推察されています。この章では、呪術廻戦におけるふみの赤飯シーンを紹介します。また、併せて赤飯シーンに込められた意味についても考察していきます。
釘崎野薔薇の過去回で描かれた赤飯シーンとは
近所のお婆ちゃんが赤飯を持ってきたのは、ふみちゃんが初潮を迎えたから。#呪術廻戦 pic.twitter.com/KXfqczyxzq
— オリーブオイル (@Olive_oil710) March 3, 2021
呪術廻戦で見ることのできる赤飯シーンとは、ふみに何かが起こった時に、近所のお婆さんが赤飯を炊いて持って来たというものでした。赤飯を持って来た描写はなく、ふみのモノローグという形で表現されています。このシーンは、直接的な描写がなかった故に、そして赤飯の意味するところが現代的ではなかったことで、多くの読者にインパクトを与えたとのことです。それでは、ふみの赤飯シーンにどのような意味があるのでしょうか?
赤飯シーンの意味を考察
赤飯シーンの意味①赤飯を炊く習慣
昔……突然、ご飯に赤飯が出てきて
— キョン時(きょんとき)49 (@aew9hgaz) May 25, 2022
妹が大人になった
と、父親が喜んで言ってきた
はっきり言って、言わなくてもいいことを……
呪術廻戦で、赤飯の描写があったけど……田舎では、まじでまだあるから
ほんと……そんな事する親…… pic.twitter.com/lvmE5urGD8
日本では、古くからお祝い事がある時に赤飯を炊く習慣があるといわれています。その範疇に女性の初潮も含まれており、赤飯を炊いてお祝いするという風習がありました。現在では、様々な観点から無くなりつつある風習とされますが、それでも行っている場所や家庭があるとのことです。
呪術廻戦においては、ふみの家族ではなく、近所のお婆さんが赤飯を持ってきた点にポイントがあるといわれています。つまり、仮にふみの初潮お祝いだとすれば、他人が彼女の事情を知っていたことになります。こうした田舎の因習的な部分を描き出して、野薔薇が田舎を飛び出した理由づけにしたかったのではないかと推察されました。
赤飯シーンの意味②呪術的な意味合い
呪術廻戦3話の沙織ちゃんのアニオリ部分、原作125話の東北の冬の「明らかに人為的に積まれた雪」って描写から、雪景色の寒々しさ、沙織ちゃんのクリスマスプレゼントと暖炉と紅茶の暖かさ、道路延長反対活動の看板が語る閉鎖性と攻撃性、老朽化で渡れない橋と、見事に的確なモチーフを導出してて脱帽。 pic.twitter.com/1qBIJWf6ET
— 生生 (@shojo_NN) October 16, 2020
その他に、赤飯を炊く行為には、赤飯そのものに呪術的な意味があるという考察も見受けられます。「遠野物語」で知られる民俗学者の柳田國男が、赤飯に混ぜる小豆の赤色には、病を避けるなどの効果が期待されていたと著書に書いていました。そこに影響を受けた呪術廻戦の原作者である芥見下々が、赤飯に呪術的な意味を込めて表現したのではないかと推察されているのです。
赤飯シーンの意味③ジェンダー問題
#呪術廻戦 125話 感想
— ぐんぐにる (@Gungnir3228) October 15, 2020
扉絵:
この野薔薇ちゃんのポーズ、なんか猿の写真で見た気がするんだよな……。#wj45 pic.twitter.com/yClFzIDrLi
赤飯シーンの意味①で挙げた点ともリンクするものですが、昨今話題になることが多いジェンダー問題への継承ではないかと分析するファンも多く見られました。つまり、最近までは良しとされていたことでも、ジェンダーに照らし合わせると配慮しなければならないものになるというものです。女性の初潮は、デリケートな部分も含まれることから、たとえ喜ばしいことでも配慮が必要であることを描きたかったのではないかという考察です。
呪術廻戦の釘崎野薔薇の田舎が嫌いな理由
呪術廻戦に登場する人気キャラクターの一人である釘崎野薔薇は、田舎嫌いを公言してはばかりません。彼女が徹底して田舎を嫌いになった理由が、果たしてどこにあるのかについて、この章では考察していきます。
田舎が嫌いな理由①母親の影響
#呪術廻戦 3話
— よっつ (@DxMxS64) October 17, 2020
WJ本誌のアレは一旦忘れよう(^-^;
別番組の某魔女より数段上を行く自意識過剰女子「釘崎野薔薇」
赤飯の風習が残る村で育ち回転寿司も知らず簡単に東京に被れ呑まれまくる悠仁以上の田舎者。しかし肝心の呪霊には呑まれなかった我らが頼れる姐御。
誠に惜しい人を亡...何でもありません pic.twitter.com/e2Mtsuh78e
釘崎野薔薇が田舎のことを嫌い理由は、一つではないと分析されています。最初に挙げるのは、彼女の母親の影響です。野薔薇の母親は田舎出身ではなく、都会から嫁いできたのではないかと公式ファンブックを読んだファンが推察しました。つまり、田舎の中ではよそ者扱いされてしまい、それを間近で見ていた野薔薇が田舎に嫌気がさしたというものです。テレビアニメ版で、野薔薇に訛りがなかったことからも、この説が窺えます。
もしかすると野薔薇は、母親からよそ者だと迫害されていることを愚痴られていたのかもしれません。また、自分自身もよそ者扱いされていた可能性もあります。彼女が田舎を嫌うのは、必然だったのではないかといわれているのです。
田舎が嫌いな理由②沙織ちゃんとの過去
芥見下々さんは、いつからこの展開を予想してたんだろ #呪術廻戦
— Satoon (@Satoon55375436) October 21, 2020
←5話 125話→ pic.twitter.com/KZX3H1Ib0u
呪術廻戦の野薔薇が、田舎を嫌う理由はもう一つあるとされています。それが沙織ちゃんの存在です。沙織ちゃんとは、野薔薇一家よりも後に田舎に引っ越してきた少女でした。年齢は不明ですが、野薔薇と同い年かやや年上だと推察されます。沙織ちゃんは、「お人形さんのようにかわいらしく、聖母のように優しい」と野薔薇の憧れの存在でした。しかし、彼女のことをよく思わない地元の生徒の被害妄想で、常にいじめに遭うのです。
その結果、沙織ちゃんは田舎を追い出されてしまったとのことです。現在も沙織ちゃんのことを心の拠り所にして生きている野薔薇にとって、この出来事は許すことができませんでした。それ故に、野薔薇は激しい田舎嫌いになったと考察されています。
呪術廻戦のふみの赤飯シーンに関する感想や評価
この章では、呪術廻戦のふみの赤飯シーンに関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。ふみの赤飯シーンは、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?
呪術廻戦の作者さんの性別が話題になっているけど、私は予備知識なし状態で、勝手に女性だと思っていた。
— 挽肉 (@tadanohikiniku) March 20, 2022
なぜそう思ったかと言うと、野薔薇ちゃんの住んでいた土地の話で、赤飯の話が出たからや…(安易な考え)
男性だと田舎のプライバシーがないあの感じを赤飯で表現しないんじゃないかなと。
こちらは、呪術廻戦の大ファンだと思われる方のツイートです。原作漫画を読んで、ふみの赤飯シーン背から感じるリアリティで、原作者の芥見下々が女性ではないかと推察しています。
#wj45
— しわすねこ (@shirasuneko_22) October 11, 2020
呪術廻戦
初潮赤飯、今でも各家庭でやる所はあると聞いたことはありますが他人が持ってくるの怖っ
あとオーガニックでスピリチュアルな沙織母、高確率で反ワクな気がする。
赤飯とか潰せないタイプのニキビとかそういう女性特有っぽい(知らんけど)情報はどこから仕入れてくるんですかね、先生
同じく、呪術廻戦の大ファンだと思われる方のツイートです。原作漫画を週刊少年ジャンプで読んでいて、ふみの赤飯エピソードに、言いようのない怖さを感じたという感想を持っています。
呪術廻戦の一番すきなところ…釘崎さんが幼少を過ごした故郷の田舎にプライバシーの概念が存在せず、初潮を迎えた近所の子どもに赤飯炊いて持ってくる年寄りがいたこと
— ニトロ基 (@hrwt_nitro) October 15, 2020
こちらも、呪術廻戦の大ファンだと思われる方のツイートです。原作漫画をリアルタイムで読んでおり、一番好きなところに、ふみの赤飯シーンを挙げています。
呪術廻戦のふみの赤飯シーンまとめ
この記事では、呪術廻戦のふみの赤飯シーンを特集しました。このシーンのように、同作品には人の心を捉えたり、考えさせられる描写が多いと評されています。ふみの赤飯シーンを意識しながら、呪術廻戦をお楽しみください。