【天気の子】「君の名は。」の瀧と三葉の結婚写真が登場？その後の二人を考察

「天気の子」の物語に、「君の名は。」の瀧と三葉が登場する話は有名です。「君の名は。」のラストシーンでは、2人がその後どうなるのかは描かれなかったため、気になっている人も多いでしょう。天気の子では、「瀧と三葉が結婚したのではないか？」「結婚写真が見られる」など、ファンの間で話題となりました。本記事では、天気の子で明かされた瀧と三葉のその後や、結婚疑惑について解説していきます。

天気の子は、新海誠が監督、脚本、原作を手がけた日本のアニメーション映画です。2019年7月に映画公開され、国内興行収入は141.9億円を突破するメガヒット作品となりました。「第43回日本アカデミー賞」では、最優秀アニメーション作品賞と最優秀音楽賞を受賞しており、「君の名は。」に続く名作として評価を受けています。本作のヒロインの声を森七菜が演じ、主題歌はRADWIMPSが担当しました。

離島に住んでいる高校1年生の帆高は、家出をして東京へやって来ました。彼の所持金はわずかだったため、すぐに生活は困窮し孤独な毎日を過ごします。食べるために見つけた仕事は、怪しい雰囲気の漂うオカルト雑誌のライターです。ある日、帆高は天気を操れるという不思議な少女と出会います。少女の陽菜によって、平凡だった彼の日常が色濃いものに変わっていくのでした。

• 名前：立花瀧（たちばなたき）
• 誕生日：12月1日
• 出身高校：東京都立神宮高等学校
• 特技：絵を描くこと
• 家族構成：父親と2人暮らし
• 声：神木隆之介

映画「君の名は。」の主人公の一人で、2016年夏の時点で17歳でした。三葉と同じ誕生日で、年齢は彼女より3歳年下となっています。年相応のやんちゃな男子ではありますが、内面はしっかりとした考えを持ち大人びた雰囲気です。作中で三葉は彼のことを「けっこうイケメン」とノートに書いています。

瀧はイタリアンレストラン「IL GIARDINO DELLE PAROLE」でアルバイトをしながら、毎日を楽しく暮らしていました。アルバイト先の先輩の奥寺ミキに憧れており、デートをする仲になります。ある日、瀧は三葉と入れ替わってしまい、お互い知らない誰かの一日を過ごすことになりました。

• 名前：宮水三葉（みやみず みつは）
• 誕生日：12月1日
• 出身高校：岐阜県立糸守高校
• 特技：裁縫
• 家族構成：祖母、父親、妹（四葉）
• 声：上白石萌音

瀧と同様に主人公の一人です。のどかな田舎町に住む少女で、実家の宮水神社で巫女を務めています。えんじ色の組紐で髪を結んでいるのが特徴です。この組紐を編むことは、宮水家の伝統的な風習で「ムスビ」の一つとされています。成績は良いほうではなく、友達も少ないです。クラスメイトのテッシーやサヤちんと、よくつるんでいる様子です。

出産後の母親と死別し、父親とも別居をしており、おばあちゃんと妹の3人で暮らしています。また、田舎の暮らしに満たされておらず、都会で華やかに暮らしながらカフェ巡りをしたいと、憧れを抱いています。瀧と入れ替わったことで、勝手に入浴したり体を触ることを、彼に禁止していました。

「君の名は。」のラストシーンで、瀧と三葉は再会を果たします。しかし、その後恋愛や結婚に発展したところまでは、描かれていませんでした。ここでは、2人のその後はどのようになったのか、天気の子の映画や原作小説をヒントに考察していきます。

天気の子の映画には、「君の名は。」の瀧と三葉が登場することで話題となりました。また、作中では2人の結婚写真が描かれているという噂もあります。調査したところ、実際は本作映画で、結婚写真が登場するシーンはありませんでした。しかし、天気の子の原作小説版で、瀧と三葉の結婚写真と思わせるシーンがあるのです。

天気の子には、立花立花冨美というおばあちゃんが登場します。そのおばあちゃんの孫が、「君の名は。」の瀧です。小説の中で「お孫さんの結婚写真」という、帆高のセリフがありました。結婚写真を見た帆高が、すぐに孫の結婚写真と察したことから、孫は瀧の可能性が高いと考察できます。

本作に登場する陽菜と帆高、凪は、立花冨美というおばあちゃんの自宅を訪れました。夫の初盆の日を晴れにしてほしいという、仕事の依頼を受けたためです。その際に現れたのが、おばあちゃんの孫にあたる瀧でした。迎え火を焚いて、祖父の魂を迎え入れる準備をしているシーンです。

帆高がもうすぐ陽菜の誕生日であることを伝えると、「プレゼントをあげなきゃ」と言います。瀧の登場シーンは割と長めでしたが、その後何をしているかなどの詳細は描かれていませんでした。

「君の名は。」では、三葉が都会での暮らしに憧れているシーンがありました。見事にその夢を叶えて、天気の子ではアクセサリーショップの店員として登場しました。お店は新宿ルミネの中にある設定となっています。帆高が陽菜に渡す指輪を選んでいるとき、親身になってアドバイスをしてあげるシーンです。瀧と再会したのは、出勤の途中だった可能性もあります。

映画では店員の名札に「miyamizu」と明記されていたため、三葉で間違いないと考察できます。はっきりと顔が見えない描写で、意図的に隠している可能性が高いです。しかし、後ろ姿で彼女のトレードマークの赤い組紐が描写されており、そこで気づいたファンも多かったようです。

本作映画に「君の名は。」の登場人物も出てきました。これら2作品の時系列はどのように繋がっているのか、わかりやすく解説していきます。まずは2013年10月に、三葉が住んでいる村に彗星が落ちて壊滅しました。瀧が中学2年生のときの出来事です。

その後、2016年10月に瀧と三葉が入れ替わります。瀧の時代から見ると、三葉は3年前の人物です。したがって、三葉にとっては2013年の出来事になります。そして、2016年の三葉は、彗星が落ちて亡くなっていました。しかし、瀧の活躍により歴史が変わって、3つ年上のお姉さんとして生きているのです。

天気の子に登場する帆高と陽菜は、2021年の夏に出会いました。時系列で見ると、天気の子の映画に登場した瀧と三葉は、「君の名は。」のラストシーンで再会する前であることになります。三葉がアクセサリーショップで付けていた名札も、「miyamizu」のままでした。したがって、この時点で2人はまだ結婚をしていません。

「君の名は。」のラストシーンで、瀧と三葉が再会したのは2022年の春だと考察できます。社会人になってから瀧が1年目で、三葉は4年目です。ここで両作品の映画を照らし合わせると、辻褄が合わない点が出てきます。

本作の物語の設定では、この頃の東京は晴れることなく、延々と雨が降り続いていました。しかし、瀧と三葉が東京で再会したシーンの天候は、晴れています。雨が降り続けていたとしても、たまたまその日は晴れ間が見えたのかもしれません。

帆高は陽菜を救ったあと、地元へ帰ることになります。高校卒業後、2024年の春に立花冨美おばあちゃんの家へ訪れました。おばあちゃんの部屋には、死別した夫や家族の集合写真などが、飾ってありました。それらの中から、瀧と三葉の結婚写真を目撃するのです。

このことからも、2022年に再会して2024年の天気の子のラストシーンの間で、瀧と三葉は結婚したと考察できます。就職した直後に結婚する可能性は低いため、2023～2024年の間という説が濃厚です。

天気の子の映画で再登場をした四葉は、三葉の妹です。陽菜が人柱になった際に、空は晴れ間が広がりました。学校で授業を受けていた四葉は、晴れ間を見て友達と共に空へ向かって指差ししています。ツインテールをしていた彼女は、その光景を見て「なんか涙出るね」と話していました。四葉は東京の高校へ通っている様子です。瀧たちに比べて、四葉を見つけるのは難しいですが、ぜひ探してみてください。

三葉のおばあちゃんである一葉は、2013年の時点で82歳でした。天気の子の映画に、一葉おばあちゃんは登場していません。「君の名は。」の漫画では、2021年の時点でおばあちゃんは、存命していることが判明しています。村に彗星が落ちたあと再建されていなければ、かつて住んでいた宮水神社もないでしょう。

天気の子までの時系列からいうと、年齢は90歳以上だと考察できます。もしかすると、おばあちゃんは施設などに入っている可能性もあります。

「君の名は。」の映画でテッシー（勅使河原克彦）とサヤちん（名取早耶香）は、三葉の友達として登場しました。2人はその後どうなったのでしょうか？物語の後半では、2021年12月に結婚式を控えている設定だったため、予定通り結婚した可能性が高いです。

天気の子の映画では、2人で観覧車に乗っているシーンがありました。帆高と陽菜は晴れ女のサービスとして、フリーマーケットの依頼を受けます。晴れた空を見て、観覧車に乗っていたサヤちんが「きれい」とつぶやきました。テッシーも続けて「すげえ」と言い、感動した様子です。このシーンでは、2人の左手の薬指に結婚指輪が見えませんでした。しかし、仲良く観覧車に乗っている姿から、結婚していると考えて良いでしょう。

天気の子は、声優やストーリー構成、作画など、名作となった「君の名は。」に引けを取らない素晴らしい作品だったと高評価を得ています。瀧と三葉が主軸だった前作に対して、本作はサブキャラすべてに魅力があったという感想もありました。瀧と三葉、帆高と陽菜は、どちらも大事な人のために懸命に走っているのが、印象的だったという声も上がっています。

天気の子に登場した瀧が、ばあちゃんと優しく言うシーンを見て驚いたという声もあります。「君の名は。」のときと比較すると瀧の成長を感じ、穏やかな男性になったことに感動しているファンもいました。天気の子の映画を観て、久しぶりに「君の名は。」を見返した人も多いようです。

瀧と三葉が結婚しているのかは、映画の中ではハッキリと描写されませんでした。ただ、瀧のおばあちゃんが、三葉と同じ組紐を手首に巻いていたため、2人はまだ繋がっていると考察する声もあります。

また、おばあちゃんの部屋の仏壇に、朴葉寿司が供えてありました。朴葉寿司は三葉の出身地である飛騨の郷土料理のため、2人は再び出会っているに違いないという感想もありました。2人が結婚したと明確に描かずに、ぼやかしているところが深海さんらしいというファンの声も上がっています。

瀧のおばあちゃんが、どことなく三葉のおばあちゃんに似ているという感想があります。瀧が三葉のおばあちゃんにも優しかったことに、納得がいったという声もありました。

「君の名は。」のファンにとっては、懐かしいキャラクターが登場したことで、さらに盛り上がった様子です。短い登場シーンのため、映画を観たけれど見落としてしまった、気づかなかったという声も多くありました。興味のある人はビデオなどで、改めてゆっくりと探してみるのも良いでしょう。

天気の子では、瀧と光葉の結婚写真が登場したと噂になりました。しかし、実際は映画の中で、結婚写真が出てくるシーンはありませんでした。ただ、同作の小説版で、2人の結婚写真だと匂わせる場面があります。孫の結婚写真というセリフだけのため、瀧と三葉ではないかもしれません。しかし、さまざまな考察から、2人である可能性が高いです。また、2人に結婚していて欲しいと願うファンも多いでしょう。

登場シーンは短いものの、他にも「君の名は。」のキャラクターが登場するため、注目してみてください。新海監督の遊び心も含まれている本作を、いろいろと想像を膨らませながら楽しむのもおすすめです。