【ワンピース】びん豪が都落ちした理由は？トの康との関係やアニメ声優も調査

作者・尾田栄一郎による海洋・ファンタジー・バトル漫画ワンピースは週刊少年ジャンプで1997年に連載が開始され、2021年1月に1000話を達成。ワンピースのコミックは2022年11月に最新刊104巻が発売され、コミックの累計発行部数は2022年8月に全世界で5億1000万部を超えています。ワンピースのテレビアニメは2022年で放送23年を迎え、東映アニメーション制作によるアニメ作品の中で最も長い放送期間になっています。

ワンピースは2022年8月に劇場版アニメ第15作目「ONE PIECE FILM RED」が公開されました。この作品は興行収入180億円を超え、動員数は1300万人という大ヒット作品となっています。ワンピースは原作漫画、アニメ放送、劇場版の他にもノベライズ版やゲーム作品が発売され、歌舞伎での上演など、多種多様なワンピースを楽しむことができます。

大海賊ゴールド・ロジャーが「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を遺してこの世を去った後、世界中の海賊がワンピースを求めて冒険する大海賊時代が到来。その中で、モンキー・D・ルフィは赤髪のシャンクスという海賊に命を救われます。海賊王を夢見るようになったルフィは17歳で冒険に出発します。航海する中で多くの仲間との出会いや別れを経験し、また、様々なバトルを経て成長していく物語です。

ワンピースのびん豪はワノ国の「花の都」から都落ちし、貧しい人々が暮らすえびす町に住んでいます。元僧侶、桶屋で、小悪党三人組（ブン業、凡ゴウ）の一人です。坊主頭で歯が所々抜けているのが外見の特徴で、高齢のように見えますが、年齢や詳しいプロフィールは不明です。

ここからは、ワンピースのワノ国編に登場するびん豪の性格と職業、登場回を紹介し、びん豪が都落ちした理由について見ていきます。都落ちとは、花の都にいられなくなった者がそこから出て行くことです。都落ちした者は貧しい人々が住むえびす町へと移住していきます。花の都にいたびん豪は何故、都落ちしたのでしょうか？その理由について見ていきます。

ワンピース・ワノ国のびん豪の性格について見ていくと、びん豪は自分だけが得をすればいいと考える性格です。ブン業、凡ゴウとは昔から一緒に悪いことばかりしています。その悪事は小悪党的と言われており、始末に負えない、厄介な人物だということです。

ワンピース・ワノ国のびん豪の職業は、僧侶で桶屋です。僧侶といっても小悪党のびん豪は僧侶であることを悪用します。びん豪は火事で亡くなった者の遺族を訪ね、彼らの悲しい気持ちに付け込み、多額の金を巻き上げます。びん豪の悪党仲間であるブン業は毎晩のように目を付けた家を放火し、凡ゴウが焼失した家を再建するための材木を売ります。

このように、悪徳僧侶のびん豪、放火魔のブン業、そして材木屋の凡ゴウの3人はそれぞれの立ち位置で人々から金を巻き上げています。さらに、びん豪は役人に金を渡すことで、自分たちの悪事に目をつぶってもらっているのです。

ワンピース・ワノ国のびん豪は「花の都」から都落ちして、貧しい人々が住むえびす町にやってきました。びん豪が「都落ち」したのは、ワノ国で一番の美貌と言われる花魁・小紫に全財産を貢いだためです。花の都では黒炭オロチ将軍に忠実に仕え、お金のないもの、お金を生み出せないものは住むことができないとされています。びん豪は美しい小紫を身請けしようとして、すべての財産を使い切ってしまったのでした。

ワンピース・ワノ国のびん豪の登場回については、ワノ国編のコミック92巻の928話「花魁小紫登場」の回想シーンで描かれ、コミック93巻の940話「反逆の火種」で初めて登場しました。

ここまで、ワンピースのワノ国に登場するびん豪が都落ちした理由などを見てきました。ここからは、ワノ国の「花の都」でのびん豪と小紫の関係についてと、トの康との関係について見ていきます。

ワンピース・ワノ国のびん豪と小紫の関係については、花魁と客の関係でした。小紫の美しさに魅せられたびん豪はどうしても小紫を身請けしたくて、家にあるものは家族でもすべて売り払い、また、悪事を行って金を作り、貢ぎました。しかし、小紫はその金をすべて使ってしまい、さらに「貧乏人は嫌いでありんす」とびん豪に言い放ちます。家も財産も何もかも失ったびん豪は都落ちするしかなかったのでした。

小紫は、びん豪が悪党で、悪事で稼いでいることを知っており、わざと自分に惚れるように仕向けて貢がせていました。そして、その金は自身の身請け金にすることはなく、秘かに貧しい人々のために使っていました。ブン業、凡ゴウも小紫に貢いでおり、同じ理由で財産を失い、びん豪と共に都落ちしました。

ワンピース・ワノ国のびん豪と、トの康との関係について見ていきます。トの康は、かつてはワノ国「白舞」の霜月康イエという大名でした。光月おでんの死をきっかけにカイドウや黒炭オロチに立ち向かいますが、敗北。それ以来、トの康という名前に変えて庶民になりました。えびす町では「太鼓持ちのトの康」と呼ばれていますが、強者に媚びるのではなく、誰に対しても思いやりのある優しい人物です。

そんな仏のようなトの康は、都落ちしてきたびん豪たちの住居を見つけてくれ、何かと世話をしてくれました。びん豪は都落ちしても性格は変わらず、嫌われ者ですが、トの康はそんなびん豪でも気に掛けてあげる人格者です。

アニメ・ワンピースのびん豪の声優・佐藤正治（画像の右側）は、1946年7月1日生まれ、東京都出身、所属事務所は「青二プロダクション」で、声優、俳優として活動中です。1978年のアニメ「銀河鉄道999」が声優デビュー作です。悪役から優しいおじいさん役まで幅広く演じられる声優で、故・宮内幸平さんや故・滝口順平さん、故・内海賢二さんらが演じた役を引き継いでいます。

声優・佐藤正治の主な出演作とキャラ、「剣勇伝説YAIBA」宮本武蔵、「ちびまる子ちゃん」塚田のじいさん、轟先生、「ポケットモンスター ミュウツー 〜覚醒への序章〜」オスカー、「ドラゴンボールシリーズ」亀仙人、最長老、神龍、「キン肉マンジェネレーションズ」初代キン肉マングレート、「名探偵コナン本庁の刑事恋物語〜結婚前夜〜」笛本隆策、「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」タルト。

ワンピースのワノ国のびん豪についての感想・評価です。小悪党で、悪事ばかりしてきたびん豪は小紫に惚れて金を貢ぎますが、小紫に手ひどく裏切られ、全財産を失います。そんなびん豪がワンピースで一番可哀そうだという感想です。

ワンピースのワノ国のびん豪についての感想・評価です。小悪党3人組の一人として様々な悪事で人々を苦しめてきたびん豪。小紫はそのことを知ったうえで、全財産を貢がせました。そんなびん豪が普通に可哀そうだという感想です。

ワンピースのワノ国のびん豪についての感想・評価です。びん豪は小紫を身請けするために全財産を失います。その小紫に裏切られて、同じ様に財産を失った仲間のブン業と凡ゴウと一緒に都落ちします。彼らの名前にはそれぞれ「ごう」という言葉が使われているのが面白いという感想です。仏教用語で「業（ごう）」とは己の行いが善であれば善い結果に、悪であれば悪い結果になるという、まさに因果応報であるということです。

いかがでしたか？ワンピースのワノ国編に登場する、びん豪が都落ちした理由や小紫、トの康との関係について見てきました。びん豪は仲間のブン業、凡ゴウと共に悪事ばかりを重ねていました。ある時、小紫を身請けしたいがために悪行の限りを尽くして金を集めますが、小紫に裏切られ、全財産を失ったのでした。そして、花の都から都落ちすることになりました。この出来事はすべて、びん豪らの悪行を知っていた小紫の策略でした。

何もかも失ってたどり着いたえびす町で世話をしてくれたのが、トの康でした。これらのエピソードが描かれたのはコミックのワノ国編の92巻、93巻でした。90巻から続くワノ国編も終盤となってきました。ここで紹介したびん豪のエピソードをもう一度、振り返ってみてはいかがでしょうか？これからもワンピースをどうぞお楽しみください。