【ゴールデンカムイ】函館五稜郭編のあらすじは？金塊の行方や結末をネタバレ

本記事では「ゴールデンカムイ」の函館五稜郭編のあらすじ・結末をネタバレしながら紹介していきます。また金塊が隠されていた場所の情報や、杉元佐一と鶴見篤四郎の死闘もネタバレしながら解説していきます。その他には、函館五稜郭編に関する感想をまとめていきます。

函館五稜郭編のあらすじ・結末や死亡キャラクターの情報を知る前に、まずは「ゴールデンカムイ」の基本情報を紹介していきます。ゴールデンカムイは2014年から2022年まで連載されていた漫画で、累計発行部数は2300万部を突破しています。原作者の「野田サトル」は「恭子さんの凶という今日」という作品で商業デビューしており、「作品と作者は切り離すべき」という考えで詳しい写真や経歴は非公表にしているようです。

本編が始まる5年前にアシㇼパの父親・ウイルクはアイヌの仲間を殺して金塊を奪う事件を起こしており、ウイルクは自身の顔を剥いで「のっぺら坊」として網走監獄に収監されています。主人公・杉元佐一は幼馴染の目の病気を治療するために砂金採りをしており、その時に隠されたアイヌの金塊の情報を知る事になります。そしてウイルクの娘・アシㇼパと出会った事で金塊を探す事を決めています。

函館五稜郭編はゴールデンカムイの最終章に当たるエピソードです。杉元一派・土方一派・第七師団は金塊を得るために「脱獄囚の刺青人皮」を集めていましたが、刺青人皮だけでなく「アシㇼパの記憶」も金塊に在り処に繋がっている事が判明します。そして「金塊は函館の五稜郭に隠されている事」が分かり、敵対する一派の死闘が幕を開けています。

ここからは「ゴールデンカムイ」で描かれた函館五稜郭編のあらすじをネタバレしながら紹介していきます。函館五稜郭編では大規模な戦闘が勃発しているため、メインキャラクターの多くが死亡しています。またアイヌが残した権利書の情報もまとめていきます。

ゴールデンカムイには24人の脱獄囚が登場していますが、のっぺら坊は金塊の解読には必要がない刺青人皮も混ぜていました。また解読にはアシㇼパが必要で、アシㇼパは「ホロケウオシコニ」という言葉を思い出しています。そしてアシㇼパと土方歳三の記憶が合わさった事で「金塊は函館の五稜郭に隠されている」という事実が判明しています。

アシㇼパと杉元佐一は刺青人皮の暗号を解読しており、「ホロケウオシコニ」という言葉は「五稜郭の形」を表していました。また杉元一派と土方一派は五稜郭でアイヌが残した権利書を見つけましたが、金塊が無い事で焦りを感じてしまいます。そんな中、門倉利運の刺青が最後の鍵になり、「馬用の井戸」で「2万貫の金塊」を発見しています。

杉元一派と土方一派は土の中で木箱を発見しており、その木箱の中には「土地の権利書」が入っていました。過去にアイヌはロシアと軍艦の取引を進めていましたが、ロシア将校が死亡した事で取引が白紙になっていました。時を同じくして函館では「蝦夷共和国」が作られており、アイヌは資金繰りに苦労していた蝦夷共和国の榎本武揚と「北海道の開拓の進んでいない土地を金塊で買う」という契約を結んでいた事が分かっています。

金塊が土地の権利書と勘違いしたキャラクターたちはガッカリしていましたが、土地の権利書はアイヌの女性として生きるアシㇼパにとってはとても大切な物でした。そのため権利書の存在を知ったアシㇼパは「森を守ればカムイを守れる」と言っています。そして別の場所に金塊も隠されていたため、金塊を見つけたキャラクターたちは大喜びしています。

第七師団は杉元一派・土方一派に後れを取っていましたが、鶴見篤四郎が独自の方法で暗号を解読して五稜郭に襲来しています。杉元一派・土方一派は五稜郭での籠城戦を選び、過去に五稜郭で戦った経験がある土方歳三が指揮を執っています。そしてこれまで何度も争ってきた両者の最後の殺し合いが幕を開けています。

杉元一派・土方一派は井戸の中で金塊を発見しており、同時に第七師団の軍艦の砲撃が始まっています。また交渉に向かった永倉新八が権利書について話した事で一時的に砲撃が止まりましたが、鶴見篤四郎は金塊を得るために第七師団を突撃させています。そして五稜郭に堡塁を作っていた土方一派が第七師団の軍勢を迎え撃っています。

土方歳三は過去にも五稜郭で戦っており、この戦いに敗れた事で網走監獄に収監されていました。過去の戦いでも五稜郭に籠城していましたが、この時には軍艦の砲撃に圧倒される形で敗北しています。そのため戦いの記憶を持つ土方歳三は堡塁を作って砲撃をやり過ごし、鶴見篤四郎は堡塁を破壊した後に第七師団の軍勢を突撃させています。

この時の鶴見篤四郎は金塊の有無を知らなかったため、部下に権利書の確保を命じています。また鶴見篤四郎も銃弾を恐れず敵陣に突っ込み、自らが命懸けで戦う事で部下を奮い立たせています。そんな中、土方一派の別働隊が「回天丸の主砲」を用意しており、ソフィアの仲間のマンスールが敵の軍艦を破壊する活躍を見せています。

土方一派は五稜郭で第七師団と戦っていましたが、このままではジリ貧になると考えて五稜郭から脱出する事を決めています。そんな中、権利書を持っているアシㇼパが鶴見篤四郎に見つかり、アシㇼパが乗っていた馬の足に銃弾が当たってしまいます。そしてアシㇼパは馬から投げ出されてしまいますが、アシㇼパの祖母に恩がある谷垣源次郎がアシㇼパを救っています。

谷垣源次郎は五稜郭の戦いには参戦していませんでしたが、アシㇼパの祖母に恩を返すために駆けつけました。また杉元佐一とアシㇼパはそのまま北に馬を走らせ、アシㇼパを逃がした鶴見篤四郎は激昂しています。そして合流した杉元一派と土方一派は「このままでは馬の体力がもたない」と考え、隣を走っていた列車に飛び乗っています。

杉元一派と土方一派は列車が港に着いたら船を探そうと考えていましたが、列車には「第七師団の援軍」が乗っていました。そのため列車の中で牛山辰馬が暴れ回り、杉元佐一は第七師団を止めるために鶴見篤四郎を探しました。そして鶴見篤四郎は列車の上に乗って移動していましたが、そこに尾形百之助が姿を見せています。

列車の中と外ではそれぞれが死闘を繰り広げていましたが、そこに「ヒグマが列車内に侵入する」という騒動が起きています。また月島基が投げた手榴弾にアシㇼパが巻き込まれそうになりますが、牛山辰馬が身を挺してアシㇼパを守っています。そして自分ではなくアシㇼパを気にしながら命を落とした牛山辰馬を見て白石由竹が「ずるい」と呟いています。

列車内に侵入したヒグマは大暴れしており、杉元佐一と第七師団の兵士は後方車両に逃げていました。またヒグマが上に登ってきた事で尾形百之助が頭を撃ちましたが、同時に因縁を抱えていた杉元佐一が尾形百之助を銃剣で刺しています。そして人を殺す覚悟を決めたアシㇼパが尾形百之助に毒矢を放ち、尾形百之助は自らの頭に銃弾を撃ち込んで命を落としています。

ここからは「ゴールデンカムイ」の函館五稜郭編の結末をネタバレしながら紹介していきます。杉元佐一と鶴見篤四郎の最後の死闘や、キャラクターたちのその後をまとめていきます。ゴールデンカムイは最終回も完璧な作品と言われているようです。

アシㇼパは「金塊がある限り殺し合いが続く」「金塊をそのまま封印したい」と考えており、杉元佐一に「一番大切な人を失いたくない」と言いました。その言葉を受け取った杉元佐一はアシㇼパを掴んで鶴見篤四郎が待つ車両に飛び乗り、2人で全ての決着を着ける事を決めています。そして杉元佐一は暴走する列車をアシㇼパに任せ、杉元佐一と鶴見篤四郎の最後の戦いが幕を開けています。

追い込まれた鶴見篤四郎は得意の心理戦で揺さぶりをかけましたが、杉元佐一は「俺に取引は意味が無い」と返答しました。また杉元佐一は隠し持っていた砂金を鶴見篤四郎の目に投げつけ、怯んだ鶴見篤四郎に刀を振り下ろしています。そして反撃を受けた杉元佐一も刺されてしまったため、杉元佐一はアシㇼパを白石由竹に託しています。

列車は函館駅に到着しましたが、ブレーキが壊れていた事で建物を破壊して海に突っ込んでいます。ここで全ての戦いが終わり、最終回では6ヶ月後に舞台が移っています。生きていた杉元佐一は約束を果たすために金塊を幼馴染に渡し、待っていたアシㇼパのもとに戻っています。そして杉元佐一がアシㇼパに「故郷に戻ろう」と言った所でゴールデンカムイの物語は幕を降ろしています。

あらすじ・結末を知った後は、「ゴールデンカムイ」の函館五稜郭編で死亡したキャラクターを一覧で紹介していきます。キャラクターのプロフィールや死亡理由をネタバレしながらまとめていきます。ゴールデンカムイはキャラクター人気が高い作品のため、函館五稜郭編では泣ける死亡シーンが描かれているようです。

ゴールデンカムイの函館五稜郭編では「都丹庵士」が死亡しています。都丹庵士は脱獄囚の1人で、人間離れした聴覚を持つ盲目の老人です。函館五稜郭編では土方歳三を庇って死亡しています。

ゴールデンカムイの函館五稜郭編では「二階堂浩平」が死亡しています。二階堂浩平は第七師団のメンバーで、双子を殺した杉元佐一に執着しています。杉元佐一を巻き込んで爆死しようとしていましたが、穴に投げ込まれて死亡しています。

ゴールデンカムイの函館五稜郭編では「尾形百之助」が死亡しています。尾形百之助は第七師団のメンバーで、凄腕の狙撃手です。アシㇼパの手を汚させる事に執着していましたが、毒矢で錯乱状態になって自らを撃っています。

ゴールデンカムイの函館五稜郭編では「ソフィア・ゴールデンハンド」が死亡しています。ソフィアはパルチザンのリーダーで、大型な体格をしている義賊です。鶴見篤四郎の妻子の死に関わっており、鶴見篤四郎に許された後に射殺されています。

ゴールデンカムイの函館五稜郭編では「鶴見篤四郎」が死亡しています。鶴見篤四郎は第七師団の情報将校で、クーデターを起こすために金塊を求めています。最終的には杉元佐一の銃弾を受けて死亡しています。

ゴールデンカムイの函館五稜郭編では「牛山辰馬」が死亡しています。牛山辰馬は土方一派のメンバーで、高い戦闘能力を持つ柔道家です。アシㇼパを手榴弾の爆発から守って死亡しています。

ゴールデンカムイの函館五稜郭編では「土方歳三」が死亡しています。土方歳三は元新撰組副長で、蝦夷共和国を作るために金塊を求めています。鯉登音之進の斬撃で致命傷を負っており、最後はヒグマを撃退して死亡しています。

あらすじ・結末や死亡キャラクターの情報を知った後は、「ゴールデンカムイ」の函館五稜郭編に関する感想をまとめていきます。函館五稜郭編は最終章に当たるエピソードのため、読者から様々な感想が挙がっているようです。本記事で紹介した死亡キャラクターに関する感想もまとめていきます。

ゴールデンカムイの読者からは「函館五稜郭編は面白い」という感想が挙がっているようです。函館五稜郭編では全てのキャラクターの因縁に決着が着いているため、キャラクターたちの命懸けの戦いがかっこいいという感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように、牛山辰馬はアシㇼパを守って命を落としています。牛山辰馬は作中最強クラスの強さを誇るキャラクターですが、誰かを守って死ぬという最期が泣けるという感想が挙がっているようです。

2022年10月時点でゴールデンカムイの函館五稜郭編はアニメ化されていないため、「早くアニメで見たい」「アニメ映画にしてほしい」という感想が挙がっているようです。

本記事では「ゴールデンカムイ」の函館五稜郭編のあらすじ・結末を紹介していきましたがいかがだったでしょうか？函館五稜郭編では活躍していたキャラクターが大勢死亡しているため、読んでいるだけで辛いという意見が挙がっているようです。そんな函館五稜郭編を読んだ事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧ください。