【アオアシ】武蔵野戦をネタバレ解説！試合の結果やチームのモデルも紹介

漫画「アオアシ」にはさまざまな高校やユースチームが登場しますが、東京武蔵野蹴球団ユースもその登場するチームの1つです。主人公の青井葦人が所属するエスペリオンユースのBチームが対戦した東京武蔵野蹴球団ユースは、アニメ1期のラストを飾る対戦相手でした。今回はエスペリオンユースと武蔵野戦の結果などをネタバレ解説するのでチェックしてください。

漫画「アオアシ」は「ビックコミックスピリッツ」に2015年6号から連載されている作品で、作者は小林有吾さんです。「アオアシ」はサッカー漫画ですが、その中でも珍しいJユース年代を題材としています。その理由は、2015年に当時のスピリッツの副編集長がJユースを本格的に取り扱った漫画がないことに注目して企画したからだとされています。そんな漫画「アオアシ」は2017年マンガ大賞第4位など高く評価されています。

漫画「アオアシ」は2022年4月から全24話にわたり放送され、アニメの最後のエピソードはこの記事で取り上げるエスペリオンユースと武蔵野戦です。また、漫画「アオアシ」は主人公の青井葦人の兄を主人公としたスピンオフ漫画「アオアシ ブラザーフット」の連載や、舞台化など幅広い展開をしている作品として注目されています。

東京エスペリオンユースの監督である福田達也は、地元の愛媛県で行われた試合で青井葦人に注目します。無名の公立中学校でプレイする青井葦人の能力を評価し、彼をエスペリオンユースのセレクション受験を勧めます。その後エスペリオンユースに入団した青井葦人ですが、福田達也監督によりサイドバック転向を勧められ、持ち前の俯瞰の能力などを活かして司令塔的サイドバックとして活躍します。

漫画「アオアシ」に登場する東京武蔵野蹴球団ユースは、エスペリオンユースと同じく東京を拠点にするユースチームです。Jリーグのエスペリオンの下部組織であるエスペリオンユースとは違い、Jリーグの下部組織ではありません。現在の東京武蔵野蹴球団ユースの中心選手はエスペリオンユースの受験に失敗したメンバーなどを中心です。

また、東京武蔵野蹴球団ユースはエスペリオンユースBチームと同じく東京都リーグで戦っています。東京武蔵野戦時点で、東京武蔵野蹴球団ユースは6戦全勝と好調、その一方でエスペリオンユースBチームは降格圏に入るという不調。エスペリオンユースBチームは降格するわけにいかないため、どうしても東京武蔵野戦で勝利する必要がありました。

ここからは漫画「アオアシ」の武蔵野戦の内容と試合結果をネタバレ解説をします。漫画「アオアシ」で武蔵野戦が描かれるのは9巻から11巻までに描かれています。8巻では武蔵野戦前、エスペリオンユースBチームが4連敗して降格圏に入ったこと、そして東京武蔵野蹴球団ユースに青井葦人がセレクションでチームメイトとして戦った中野淳之介と金田晃教が入団したことなどが描かれました。

漫画「アオアシ」の武蔵野戦ネタバレ紹介、最初に紹介するのは金田と中野の成長です。東京武蔵野蹴球団ユースの中心選手となっている金田と中野ですが、彼らは東京エスペリオンユースのセレクションで青井葦人と同じチームでプレイしていました。しかし、ユースセレクションで不合格になった金田と中野は東京武蔵野蹴球団ユースにスカウトされて主力としてプレイしています。

エスペリオンユースのセレクションに不合格だった2人ということで、その時点ではセレクション合格組の青井葦人や大友栄作、橘総一朗の合格組やもともとエスペリオンユースの下部組織から昇格してきたメンバーより実力で劣ると考えられていました。しかし、東京都リーグで首位を走る東京武蔵野蹴球団ユースの主力となっている2人は明らかに成長しています。

とくに、金田は東京エスペリオンユースのメンバーに強いライバル心を抱いていて、東京エスペリオンユースにだけは負けないという気概で東京都リーグに挑んでいます。この東京都リーグで、エスペリオンユースと武蔵野戦がはじまる時点で金田は得点王になっているほどの実力を身に着けています。もちろん、金田だけではなく中野も成長している姿を見せます。

続いて紹介する漫画「アオアシ」の武蔵野戦のネタバレ紹介は、橘の本領発揮についてです。東京エスペリオンユースで青井葦人と同じくセレクション合格組の橘は、もともとは東京武蔵野蹴球団ジュニアユースに在籍していました。東京武蔵野蹴球団ジュニアユース時代は中心選手として活躍していて、東京武蔵野蹴球団ユースのメンバーたちに慕われています。

そんな橘ですが、東京エスペリオンユースBチームではうまく活躍できずにスランプ状態に陥っていました。東京都リーグで武蔵野戦前の橘は、まだ1点も得点をとることができていませんでした。そして自信喪失していた橘は、自ら出場を辞退しようかと考えるほどです。しかし、コーチの後押しもあり武蔵野戦でスタメン出場を果たすことになった橘。そんな橘はコーチのためにも得点をとる決意をします。

そして橘はエスペリオンユースで自分を引っ張り上げてくれているのが青井葦人の姿だったことに気が付きます。ひたむきに上を目指して頑張る青井葦人に対して「俺が初めて憧れた選手は、お前だよ。アシト」と心の中で言い、さらに試合中に得点をとることに成功。これで自分の殻を破ったのか、それまでのスランプが嘘のように試合で活躍しました。

続いて紹介する漫画「アオアシ」の武蔵野戦のネタバレ紹介は、信頼し合う冨樫と竹島です。富樫と竹島は東京エスペリオンユースのディフェンダーですが、2人には因縁がありました。その因縁は小学生時代にさかのぼり、そのころからエスペリオンユースの下部組織にいた竹島、そして冨樫は小学生時代にエスペリオンユースの下部組織の練習に参加した経験があります。

このとき冨樫は、プロになるためだけに目の前の試合よりもいかに効率よくプロを目指せるか、そしてユース監督がいるときといないときのプレイの質がかわるエスペリオンジュニアユースのメンバーに不満を抱きます。そして竹島などジュニアユースのメンバーは自分たちの考えが間違っていないと思っているため衝突しました。それはいまも大きな溝のままでした。

センターバックとして組んでいる2人でしたが、アイコンタクトも取らずに試合をしてきた2人。しかしそれでは金田を止めることができません。この試合で失点した後、2人はコーチから強く信頼されていることを知り、さらに連動する2人を期待されます。ここで2人は過去のわだかまりを捨てて、2人のコンビネーションを築きはじめました。

続いて紹介する漫画「アオアシ」の武蔵野戦のネタバレ紹介は、アシトの俯瞰の力についてです。主人公の青井葦人とこアシトは、エスペリオンユースに入団した時点ではフォワードとして得点することを強く意識していました。しかし、福田達也監督などはアシトの能力はフォワードではなくサイドバックでこそ活きると考えていました。そしてアシトはサイドバックにコンバートされます。

アシトがサイドバックで活きると考えられている特有の能力、それが俯瞰です。俯瞰の能力とは、ピッチを上から見てすべて把握することです。そのことで、自分がどう動けばいいだけではなくサイドバックの位置から敵・味方の位置を把握して思うがままに動かす、司令塔的な動きができるようになりました。この武蔵野戦でアシトは司令塔的サイドバックとして最初の覚醒をしました。

続いて紹介する漫画「アオアシ」の武蔵野戦のネタバレ紹介は、アシトのAチーム昇格です。貧しい家庭で育ったアシトは、そもそも東京へ1人で出てくることに抵抗がありました。しかし母親や兄の後押しがあり、東京へ出てきます。そして早くプロになってお金を稼いで家族に恩返ししたいと考えてプレイしています。そんなアシトにとってAチーム昇格はプロへの早道です。

しかし、アシトはほかのユースメンバーと比べてテクニック面やサッカーの戦術知識などで劣っていました。ですが、武蔵野戦で俯瞰の能力を活かした司令塔的サイドバックの力に目覚め、それを福田達也監督が評価をしてAチーム昇格を告げます。もともと、福田達也監督はアシトにサイドバックとして世界を取れると言っていて、思った以上の成長を見てAチーム昇格を告げたとされています。

また、漫画「アオアシ」の武蔵野戦の結果をネタバレ紹介します。結果だけを言うと、エスペリオンユースの勝利となりました。しかし、前半は完全に東京武蔵野蹴球団ユースのペースでした。先制したのは東京武蔵野蹴球団ユースで、エスペリオンユースBチームはなんとか追いつきますが勝ち越され、前半の結果は1対2となります。そして後半、この記事で紹介したようにアシトの覚醒や橘たちの力があり同点へ。

追いついたエスペリオンユースBチームは勢いに乗りさらに2点追加しました。後半だけのスコアの結果は3対0。つまり、最終結果は4対2でエスペリオンユースBチームの勝利となりました。

漫画「アオアシ」に登場するここに追加東京武蔵野蹴球団の佐竹監督のモデルを紹介します。佐竹監督のモデルは増本浩平さんだとされています。増本浩平さんは2011年から2016年まで横河武蔵野FCジュニアユースの監督を務めていた人物です。横河武蔵野FC(2021年からは東京武蔵野ユナイテッドFC)ジュニアユースは、東京武蔵野蹴球団ユースチームのモデルチームです。

ちなみに、増本浩平さんはアオアシの作者である小林有吾さんの取材に協力されていたそうです。東京武蔵野蹴球団の佐竹監督のモデルとなった小林有吾さんは、現在は2021年から選手としてプレイした経験があるJ3のガイナーレ鳥取のヘッドコーチに就任しています。

漫画「アオアシ」と東京武蔵野ユナイテッドFCが正式にコラボしています。2022年シーズンポスターのデザインや2022年シーズンパス会員証に東京武蔵野蹴球団のイラストが利用されているほか、2022トレーニングシャツにアオアシのキャラクターが描かれているといったコラボグッズが発売されました。

ここからは漫画「アオアシ」の東京武蔵野蹴球団ユースの主なメンバーを紹介します。最初に紹介するのは金田晃教です。この記事で紹介したとおり金田晃教は青井葦人とともにエスペリオンユースのセレクションに挑みましたが不合格となりました。その後東京武蔵野蹴球団ユースに入り、エースフォワードとして活躍中です。

性格は短気で気性が荒いですが、プロを目指すという確固たる目標をもって自己鍛錬をしています。とくに、青井葦人やエスペリオンユースに対するライバル心、反骨心がかなり強いキャラクターです。

続いて紹介する漫画「アオアシ」の東京武蔵野蹴球団ユースの主なメンバーは中野淳之介です。中野淳之介もまたエスペリオンユースのセレクション不合格組ですが、金田晃教と違い温厚で青井葦人たち合格組ともポジティブにコミュニケーションがとれています。東京武蔵野蹴球団ユースではスタメンのディフェンダーとして活躍中です。

続いて紹介する漫画「アオアシ」の東京武蔵野蹴球団ユースの主なメンバーは武藤千秋です。東京武蔵野蹴球団ユースのキャプテンで、ボランチとして活躍。プレイだけではなく精神的にも東京武蔵野蹴球団ユースの中心選手です。

アニメ「アオアシ」で、武蔵野戦は1期最後のエピソードとして描かれました。その試合がとても熱くてよかったという感想があります。

「アオアシ」の武蔵野戦では、青井葦人の成長だけではなく冨樫や竹島、橘などのチームメンバーが成長していく姿がよかったという感想があります。

「アオアシ」の武蔵野戦では、エスペリオンユースのメンバーだけではなく東京武蔵野蹴球団ユースの金田などの活躍が描かれました。今回は敗れた金田ですが、将来成長してまた登場してほしいというファンの方がいます。

漫画「アオアシ」の武蔵野戦や東京武蔵野蹴球団ユースの主要メンバー、試合の結果などを紹介しました。アニメでも熱く描かれた武蔵野戦、アシトの成長をはじめ見どころがたくさんあるという感想があります。そんな武蔵野戦をまだチェックしていない方はぜひ視聴してみてください。