【文スト】エドガー・アラン・ポオと乱歩の関係は？異能力や声優は？

実在の文豪たちをモデルにしたキャラクターが活躍するファンタジー作品『文スト（文豪ストレイドッグス）』。"異能力"と呼ばれる能力を使ってバトルを繰り広げる『文スト（文豪ストレイドッグス）』から、こちらの記事ではエドガー・アラン・ポオのプロフィールや、現実でもエドガー・アラン・ポオに所縁がある人物として知られている江戸川乱歩の関係などについてご紹介していきます。

その前にまずはエドガー・アラン・ポオや江戸川乱歩が登場している作品『文スト（文豪ストレイドッグス）』の作品概要や簡単なあらすじをご紹介していきます。『文スト（文豪ストレイドッグス）』の作品情報をおさらいしたい人はまずこちらの項目にも目を通してみてください。

• 原作・原案：朝霧カフカ
• 作画：春河35
• 出版社：KADOKAWA
• 掲載誌：ヤングエース
• レーベル：角川コミックス・エース
• 発刊期間：2012年12月4日～連載中（2022年9月現在）
• 巻数：22巻（2022年9月現在）
• アニメ放送期間：2016年4月7日～2023年1月放送予定（第4シーズン）
• アニメ話数：全12話（第1シーズン）、全13話（第2シーズン）、全12話（第3シーズン）

『文スト（文豪ストレイドッグス）』は2012年からKADOKAWAが発行する漫画雑誌・ヤングエースにて連載中の異能力バトルアクション漫画で、作者は朝霧カフカ先生（原作・原案）と春河35先生（作画）です。物語には実在した文豪たちをモデルとしたキャラクターが登場し、各キャラクターが使用する異能力は文豪が執筆した作品がモデルとなっています。

2022年9月現在では第3シーズンまでテレビアニメが放映されており。2023年1月からは第4シーズンの放送も決定しています。また2018年には太宰治たちの過去を描いた映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』も公開されました。他にも、スピンオフ漫画や小説、ミニキャラクターが登場するほのぼのアニメなども展開され人気漫画作品の1つとして話題となっています。

自分が育ってきた孤児院を追い出され、寝るにも食うにも困った中島敦は入水自殺を謀ろうと川べりにやってきていました。しかし、川の上流から流れてきた太宰治を助けたことで自殺しそこねてしまった敦。そこへ太宰が所属する異能力集団・武装探偵社で太宰の相方を務める国木田独歩がやってきたことで、敦は武装探偵社の一員として異能力を持つ者達と深く関わっていくことになるのでした。

• 異能力：モルグ街の黒猫
• 年齢：28歳
• 誕生日：1月19日
• 身長：182センチ
• 体重：64キロ
• 血液型：AB型
• 好きなもの：推理小説、アライグマ
• 嫌いなもの：大人数のお喋り
• 声優：森川智之

『文スト（文豪ストレイドッグス）』に登場するエドガー・アラン・ポオは"ギルド"と呼ばれる北米の秘密結社のメンバーで、パーマがかった黒髪と目を覆うほどの長い前髪が特徴的なキャラクターです。一人称は「我輩」で、格式張った口調を使用します。かわいいアライグマをペットとして飼っており、エドガー・アラン・ポオが世話をしていますが、かわいい顔をしてエドガー・アラン・ポオに噛みついたりと凶暴な一面を見せます。

『文スト（文豪ストレイドッグス）』に登場するエドガー・アラン・ポオのモデルとなったのは1800年代に実在した同名の小説家で、『文スト（文豪ストレイドッグス）』のエドガー・アラン・ポオが使用する異能力「モルグ街の黒猫」は、実在のエドガー・アラン・ポオが世に発表した小説「モルグ街の殺人」と「黒猫」を合わせたものとなっています。

また、実在する日本の小説家・江戸川乱歩の名前はエドガー・アラン・ポオの名前を由来としており、『文スト（文豪ストレイドッグス）』の物語だけではなく史実でも関係性の深い人物として知られています。史実に則り、『文スト（文豪ストレイドッグス）』のエドガー・アラン・ポオも推理に関する異能力を使用しています。

• 異能力：超推理
• 年齢：26歳
• 誕生日：10月21日
• 身長：168センチ
• 体重：57キロ
• 血液型：O型
• 好きなもの：合理的思考、幻想怪奇
• 嫌いなもの：常識、無駄な知識
• 声優：神谷浩史

『文スト（文豪ストレイドッグス）』に登場するギルドメンバーのエドガー・アラン・ポオと所縁のある人物の江戸川乱歩。江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポオと敵対する組織"武装探偵社"の一員で、糸目と飄々とした態度が印象的なキャラクターです。異能力は手がかりさえあれば瞬時に謎の真相に辿り着ける「超推理」だとされています。

しかし江戸川乱歩は実際には異能力を持ちあわせておらず、自らの超人的な頭脳と観察力によって真実を解き明かしており、異能力者とは別の奇異な存在であることが判明しています。作中では名言「僕が良ければ全て良し」という名言を何度も口にしており、この名言が『文スト（文豪ストレイドッグス）』の江戸川乱歩の名言として浸透しています。

『文スト（文豪ストレイドッグス）』で江戸川乱歩にライバル心を燃やすかわいい姿を見せたエドガー・アラン・ポオ。江戸川乱歩は「僕が良ければ全て良し」という名言をよく使いますが、エドガー・アラン・ポオもそんな名言に負けず「我輩」などのユニークな名言とも言える一人称を使っています。そんなエドガー・アラン・ポオと江戸川乱歩ですが、2人の関係が始まったのは6年前の推理勝負でした。

エドガー・アラン・ポは江戸川乱歩との推理勝負に負け、それからずっと江戸川乱歩を倒そうと心に誓うというかわいい決意を持っていました。そしてギルドが日本へ遠征に行くと知ったことで、エドガー・アラン・ポオはこの機会に江戸川乱歩に勝負を挑もうと遠征に参加したのでした。

江戸川乱歩との推理勝負に勝つというかわいい目的のため日本に降り立ったエドガー・アラン・ポオ。しかし、一方の江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポオの存在すら忘れていたというような態度をとります。エドガー・アラン・ポオは江戸川乱歩に戦意を持たせるため、江戸川乱歩が勝った暁にはギルドの弱点を教えると約束しました。

なんとか江戸川乱歩を勝負に乗せたエドガー・アラン・ポオは、異能力・モルグ街の黒猫で小説の世界に江戸川乱歩を引きずり込みます。そこで江戸川乱歩は異能力・超推理を封じられてしまい一時苦戦しますが、与謝野晶子の助力によって自らの知識と洞察力でエドガー・アラン・ポオが作り出した世界の事件を推理します。

江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポオの作り出した事件を見事解き明かし、エドガー・アラン・ポオは6年前に引き続き、またしても推理勝負で敗北してしまいます。うなだれるかわいい姿のエドガー・アラン・ポオに、江戸川乱歩は「ボクがほかの探偵にヒヤリとさせられたのは、後にも先にもあれ一回限りだ」と、本当はエドガー・アラン・ポオのことを覚えていたことを白状する名言を口にするのでした。

6年ぶりに再会した際に「この世で人類が刮目すべきは君の異能力・超推理のみ」という名言を口にしていたエドガー・アラン・ポオは、自らがライバルだと認める江戸川乱歩を自分が苦戦させていたことを知り、戦いの後には「我輩、頑張ろうかな」というかわいい名言を残しました。

江戸川乱歩との戦いでかわいい姿や名言を残したエドガー・アラン・ポオ。その後の『文スト（文豪ストレイドッグス）』の物語では、江戸川乱歩と仲良くなっていることが判明しています。武装探偵社がポート・マフィアと戦っている際には江戸川乱歩がエドガー・アラン・ポオの異能力を頼ったり、逆にエドガー・アラン・ポオもギルドの再建時に江戸川乱歩に協力を求める姿も見せています。

さらには、武装探偵社が歓迎会を開いた際にはエドガー・アラン・ポオを招待するといったかわいい交流の風景も見られています。しかし、江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポオをほったらかしにしていたため、エドガー・アラン・ポオがいじけてしまうというかわいい様子も見られました。

『文スト（文豪ストレイドッグス）』で江戸川乱歩との戦いを見せたエドガー・アラン・ポオ。『文スト（文豪ストレイドッグス）』の物語の中で何度か異能力・モルグ街の黒猫を披露しています。この異能力は様々な能力が登場する『文スト（文豪ストレイドッグス）』の中でも特に文豪に由来したもので、読んだものをエドガー・アラン・ポオが作った小説の中に閉じ込めるという能力となっています。

小説の中に入った者は登場人物の役をあてがわれ、現実の世界に戻るには次々に起こる事件の真相を解決するほかありません。また、モルグ街の黒猫で小説の中に閉じ込められた者は異能力を封じられてしまうという絶対的なルールが存在します。

『文スト（文豪ストレイドッグス）』でギルドのメンバーとして登場したエドガー・アラン・ポオ。その能力は相手を小説の中に閉じ込めてしまうというものでした。小説の中に閉じ込められた者は物語の中で事件を解決して現実に戻るまで異能力が使えないため、江戸川乱歩やドエトエフスキーのようなキレものでないと元の世界に戻ることはできないかと思われていました。

しかし、この能力の穴を見つけ無事に脱出出来た人物がいました。その人物とはポート・マフィアの中原中也。中原中也は頭脳よりも実戦で戦うタイプのため、エドガー・アラン・ポオだけではなく『文スト（文豪ストレイドッグス）』の読者たちもはじめは脱出不可能なのではないかと思われました。しかし中原中也は事件を一から推理していくのでは無く、事件の犯人たちを殴り倒していくという暴挙に打って出たのです。

モルグ街の黒猫の能力は"事件を解決すると現実に戻れる"という制約のため、物理的であっても犯人たちを倒してしまえば事件解決と判断されるようです。こうしてエドガー・アラン・ポオの異能力の穴を見つけた中原中也は、無事に現実世界へ戻ることができたのでした。

• 愛称：モリモリ、帝王
• 誕生日：1967年1月26日
• 血液型：O型
• 身長：172センチ
• 出身地：東京都
• 事務所：アクセルワン

『文スト（文豪ストレイドッグス）』のアニメでエドガー・アラン・ポオの声を演じた声優は、声優の森川智之さんです。森川智之さんは他のアニメでは『犬夜叉』の奈落の声優、『鬼滅の刃』の産屋敷耀哉の声優、『NARUTO』の波風ミナトの声優としても活躍されている声優です。また下記のアニメ作品の声優としても出演されているので、何のキャラクターの声優を務めことがあるのか知りたい人は目を通してみてください。

• 明智健悟（金田一少年の事件簿）
• 佐々木異三郎（銀魂）
• 焔太子（幻想魔伝 最遊記）
• 玉藻京介（地獄先生ぬ〜べ〜）
• 吉良吉影（ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない）
• ティキ・ミック（2006年版 D.Gray-man）
• 一ノ瀬巧（NANA）
• マルド・ギール（FAIRY TAIL）
• 城之内克也（東映版 遊☆戯☆王）
• 黒崎一心、椿鬼、東仙要（BLEACH）

こちらの方のツイートでは『文スト（文豪ストレイドッグス）』の登場人物でエドガー・アラン・ポオが好きだったという感想を述べられています。「我輩」という一人称や凛とした言葉遣いをする一方で、江戸川乱歩に認められて喜ぶ姿を見せるギャップがかわいいと評判となっています。

またこちらではアニメでエドガー・アラン・ポオの声を演じた声優と、『名探偵コナン』の羽田秀吉の声優が一緒ということで驚きの声を上げているファンの声が投稿されています。エドガー・アラン・ポオの声優を務めた森川智之さんは他にも『NARUTO』の波風ミナトや『鬼滅の刃』の産屋敷耀哉の役なども演じられています。

こちらの方のツイートではエドガー・アラン・ポオと江戸川乱歩の組み合わせが好きだという感想が上げられています。どちらのキャラクターも頭脳派で推理好きという共通点があり、2人セットで推しだという作品ファンの姿も見られています。

以上、『文スト（文豪ストレイドッグス）』に登場するキャラクター"エドガー・アラン・ポオ"についてご紹介してきました。エドガー・アラン・ポオは北米の秘密結社・ギルドのメンバーで、はじめは江戸川乱歩に推理勝負のリベンジを持ちかける敵キャラクターでしたが、その後、江戸川乱歩が自分の能力を認めてくれていたことを知って友人関係となりました。

エドガー・アラン・ポオが物語で使用する異能力・モルグ街の黒猫は、実在の同名小説家の「モルグ街の殺人」と「黒猫」の名前を掛け合わせた能力となっています。エドガー・アラン・ポオが登場する『文スト（文豪ストレイドッグス）』のアニメは現在第3シーズンまで放送されており、2023年1月からは続編となる第4シーズンも放送開始予定となっています。