【文スト】田山花袋は女性が苦手な引きこもり?異能力・強さやアニメ声優は?

太宰治や芥川龍之介、ドストエフスキーなど歴史に名を残す文豪たちの名前を持つキャラクターが登場し、異能力を使って戦いを繰り広げる異色のアクション漫画「文スト(文豪ストレイドッグス)」。個性あふれる登場人物の中でもひときわ目を引くのが、この記事で取り上げる田山花袋です。これから、文スト・田山花袋のプロフィールから異能力「蒲団」の強さや片思いの恋の行方、さらにはアニメで花袋を演じる声優の情報までまとめてお届けします。

【文スト】田山花袋は女性が苦手な引きこもり?異能力・強さやアニメ声優は? のイメージ

目次

  1. 文ストの田山花袋とは?
  2. 文ストの田山花袋は女性が苦手?異能力や強さを考察
  3. 文ストの田山花袋のアニメ声優
  4. 文ストの田山花袋の活躍をネタバレ
  5. 文ストの田山花袋に関する感想や評価
  6. 文ストの田山花袋まとめ

文ストの田山花袋とは?

文スト(文豪ストレイドッグス)の作品情報

文スト(文豪ストレイドッグス)の主要メンバーではないものの、個性的なキャラと作中での活躍で人気の田山花袋。この記事では、明治から昭和にかけて活躍した文豪と同名の文スト・田山花袋にスポットを当てていきますが、その前に文ストの作品情報からお届けします。

文スト(文豪ストレイドッグス)の概要

文スト(文豪ストレイドッグス)は、原作:朝霧カフカ、作画:春河35による日本のアクション漫画で、KADOKAWAの漫画雑誌「ヤングエース」にて2013年1月号より現在も連載中の作品です。太宰治や芥川龍之介など文豪たちの名前を持つキャラクターが登場し、異能力を使って戦いを繰り広げます。単行本は22巻まで刊行され、2022年2月時点でのシリーズ発行部数は累計で1000万部の大台を突破しています。

漫画連載開始から1年後の2014年4月には、角川ビーンズ文庫より同じ作者による小説版が刊行。その後、外伝小説刊行やかないねこ作画によるスピンオフ漫画の連載も開始されました。その他のメディアミックス展開としては、すでに第3シーズンまで放送され2023年1月に第4シーズンの放送が予定されているテレビアニメや劇場版アニメ「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」、ゲーム化、舞台化などが行われています。

文スト(文豪ストレイドッグス)のあらすじ

孤児院を追い出され横浜の街を徘徊していた少年・中島敦。入水自殺を図り鶴見川を流されていた太宰治を見つけ助けます。そこに太宰の相棒・国木田独歩が現れ、彼らが警察や軍でも対応できない危険な事件捜査にあたる特殊能力集団「武装探偵社」の社員であることを告げます。その後、太宰らの追う「人食いトラ」の事案を手伝うことになった敦。事件捜査で張り込み中の敦は、太宰より衝撃的な事実を聞かされることになります。

田山花袋のプロフィール

ここからはメインテーマである文スト(文豪ストレイドッグス)の田山花袋の話題に移っていきます。まず最初は田山花袋のプロフィールからになります。

田山花袋のプロフィールですが、誕生日は1月22日、年齢23歳の青年です。体型は身長175㎝、体重53㎏とやせ型で、雀の巣のようなボサボサ頭と無精ひげを生やした至って冴えない外見をしています。武装探偵社の元社員で、探偵社では電子戦のプロとして活躍。正義感が強く、犯罪者だけではなく彼らを生み出すマフィアや黒社会を憎んでいます。私生活ではお酒をこよなく愛し、酒好きには珍しく甘い羊羹が大好物のようです。

そんな田山花袋の性格ですが、だらしのない見た目通りに面倒くさがり屋で出不精。探偵社では、給湯室に蒲団を敷いて生活しており他の社員から「給湯室の神様」との異名で呼ばれていました。これは単に給湯室に居ついているというだけでなく、コンピュータ絡みの問題を解決した田山に他の社員が食べ物をお供えしていたことに由来するようです。

一度などは、田山の事情を知らない新入社員が給湯室にカギをかけてしまい、田山は誰にも気づかれないまま1週間も事務所に閉じ込められたことがあります。そんな時でも、田山は泰然自若として慌てることなく、出前を取って何不自由なく生活していました。

探偵社を辞めてからの田山は、もっぱら引きこもりの生活をしています。時折、10年来の付き合いがある国木田独歩が訪ねてきて、探偵社で扱う仕事を回してくれます。無職の田山にとって、国木田の持ってくる仕事が貴重な収入源となっています。

アニメ「文豪ストレイドッグス」新シーズン公式サイト

文ストの田山花袋は女性が苦手?異能力や強さを考察

田山花袋は女性が苦手な引きこもり?

プロフィール欄で説明した通り、文ストの田山花袋は、出不精で探偵社を辞めてからは単身引きこもり生活で人と話すこともあまりありません。対人関係が苦手というよりも人間関係が面倒くさいのでしょう。

ところが、相手が女性となると事情が異なります。田山花袋は、基本的に女性が苦手なのです。面と向かって話すこともままなりません。どうしても女性と話さなければならないときは、女性から目をそらして話をすることは可能ですが、長時間にわたる女性との接触は文字通り命取りになります。

探偵社に勤務していたころ、田山花袋は女性の依頼者と食事をしなければならなくなったことがあります。長時間女性と同じテーブルにいた花袋は、緊張のあまり呼吸困難に陥り救急車で搬送される事態になりました。病院のベッドで田山が目を覚ますと、そこには心配げに彼を見つめる女性依頼人の顔が。今度は驚きのあまり心臓が停止し、花袋は2度も生死をさまようことになったのです。

そんな花袋が、芥川龍之介の妹・銀に一目ぼれをした時の事。彼女の素性が知りたくなり、探偵社に調査を依頼します。龍之介の妹だということが分かった後、龍之介に向かって田山は「兄上殿」という言葉を発します。ところが、その言葉を聞いた龍之介は、「誰が兄上殿だ殺すぞ」とすげない態度で田山をどなりつけました。

田山花袋の異能力は「蒲団」

次に、文ストの田山花袋の異能力について考察していきます。戦闘員ではない田山は、発揮する異能力も攻撃性はなく防御に徹したものとなっています。異能力の名称は「蒲団」といい、視界に入っている電子機器を手で触れることなく通常の人の数十倍の速さで操ることができます。電子戦のプロである田山花袋にふさわしく、電子戦・情報戦に特化した異能力となります。

現代の戦闘においては、戦いを優位に進めるのも劣勢に立たされるのも情報精度・獲得スピード次第と言ってもよいでしょう。その点で田山の異能力「蒲団」は、地味ではありますが戦いを制するうえで極めて重要な能力です。文スト作中では、田山花袋の異能力は、軍の電脳戦部隊にも引けを取らないと言われています。田山の異能力「蒲団」の唯一の難点は、次の項で解説する異能力「蒲団」の発動条件でしょう。

田山花袋の異能力の発動条件

文ストの田山花袋が「芳子」という名前を付けて長年愛用している蒲団があります。田山は「芳子」にくるまっている時が、一番心が安定していると言います。そして、この時に異能力「蒲団」を発動します。田山花袋の異能力の発動条件は、精神が安定していること。蒲団の芳子でなくてもよいのですが、精神が不安定な時には異能力を発動することができません。

本家の文豪・田山花袋の代表作の1つに「蒲団」という作品があります。主人公が去って行った女弟子の夜着に顔をうずめて匂いをかぐという場面が出てきます。「蒲団」は私小説の先駆けと言われている作品ですから、文ストの作者は主人公=田山花袋と考えて田山花袋の性格を設定したのかも知れません。

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文ストの田山花袋のアニメ声優

鈴村健一のプロフィール

ここで、文ストの田山花袋のアニメ声優を紹介します。アニメ「文豪ストレイドッグス」で田山花袋を演じたのは、1974年9月12日生まれの声優であり、ナレーター・歌手としても活躍する鈴村健一(すずむら・けんいち)です。現在は、自身が所属する声優事務所インテンションの代表取締役を務めています。

鈴村が声優になるきっかけとなったのは、彼の友人が持ってきた新聞の広告だったと言います。そこには声優養成所のオーディションの案内が書かれていました。友人と共に受験しますが合格したのは鈴村だけという結果になります。

その後、代々木アニメーション学院や日本ナレーション演技研究所で演技の基礎を学び、1994年テレビアニメ「マクロス7」のモーリー役で声優デビューを飾りました。以降は、テレビアニメをはじめとして、洋画吹き替え・ゲーム・ラジオ番組のパーソナリティ、7人の声優によるユニット「謎の新ユニットSTA☆MEN」での歌手活動と幅広く活躍しています。

主な受賞歴

  • 2008年第2回声優アワード「ベストパーソナリティ賞」および「シナジー賞」
  • 2011年第1回ミュージック・ジャケット大賞2011「準大賞」
  • 2012年第6回声優アワード「歌唱賞」
  • 2016年第10回声優アワード「助演男優賞」および「パーソナリティ賞」
  • 2016年第6回ミュージック・ジャケット大賞2016「特別賞」
  • 2022年第16回声優アワード「富山敬賞」

鈴村健一の主な出演作品や演じたキャラ

次にアニメ・文ストで田山花袋を演じた声優・鈴村健一の、その他の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

  • 機動戦士ガンダムSEED DESTINY(シン・アスカ)
  • ごくせん(沢田慎)
  • 銀魂(沖田総悟ほか)
  • 黒子のバスケ(紫原敦)
  • 鬼滅の刃(伊黒小芭内)
  • 炎炎ノ消防隊(武久火縄)
  • キャプテン翼(若林源三)
  • D.Gray-man(ラビ)
  • うたの☆プリンスさまっ♪(聖川真斗)
  • FAIRY TAIL(ローグ・チェーニ)

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文ストの田山花袋の活躍をネタバレ

田山花袋の活躍①銀への片思い

ここからは、文ストの田山花袋の活躍をネタバレで解説します。最初は、女性が苦手な田山花袋が初めて恋心を抱いた銀へのアプローチからです。

街で偶然見かけた美少女に一目ぼれし、勝手に「黒髪の撫子」と名付けた花袋。彼女の本名や正体を探ろうと自らの意思で行動に出ます。数少ない友人の国木田独歩をはじめ中島敦、そしてポートマフィアの樋口一葉を動員しての大捜索を展開します。

そして判明した「黒髪の撫子」の正体は、ポートマフィアの遊撃隊長である芥川龍之介の妹で、ポートマフィアの下部組織「黒蜥蜴」で十人長を務める銀でした。叶わぬ恋と悟った花袋は、思いを断ち切るため勇気を振り絞って銀に告白。結局、花袋は銀にフラれて敢え無く撃沈しました。

田山花袋の活躍②ドストエフスキーに撃たれる

武装探偵社とフョードル・ドストエフスキー率いる「死の家の鼠」との抗争に際し、田山花袋は死の家の鼠のアジトを突き止めるため暗躍。この時、不意を突かれた花袋はフョードルに銃撃されてしまい、一時は探偵社内に死亡説さえ流れました。

武装探偵社とフョードル・ドストエフスキー率いる「死の家の鼠」との抗争に際し、田山花袋は死の家の鼠のアジトを突き止めるため暗躍。この時、不意を突かれた花袋はフョードルに銃撃されてしまい、一時は探偵社内に死亡説さえ流れました。

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文ストの田山花袋に関する感想や評価

ここまで文スト(文豪ストレイドッグス)の田山花袋特集をお届けしてきましたが、最後に田山花袋に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する文スト・田山花袋の感想・評価は、実在の文豪・田山花袋と比較しているツイートからです。田山花袋の短編作品から作者の人物像を推測しているようでした。

続いて紹介する文スト・田山花袋の感想・評価は、田山花袋役のアニメ声優・を演じた鈴村健一に感謝するツイートからです。それによると現代文の試験問題が解けたのは、文ストを観るきっかけを作ってくれた鈴村のおかげだそうです。

最後に紹介する感想・評価は、文豪・田山花袋の代表作「蒲団」に関するツイートからです。主人公が女弟子の匂いが残る蒲団に顔を埋めて泣くシーンを想起しているのでしょうか?文スト・田山花袋のファンが読んだらドン引き間違いないと断言しています。

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文ストの田山花袋まとめ

ここまで「文スト(文豪ストレイドッグス)の田山花袋は女性が苦手な引きこもり?」と題して、田山花袋の異能力「蒲団」や田山花袋の活躍シーンを考察、そしてアニメで花袋を演じた声優の情報などをお届けしてきました。いかがでしたでしょうか?

電子戦のプロとして武装探偵社に勤務していたこともある田山花袋。出不精で面倒くさがりな性格から、探偵社退職後は引きこもり生活を決め込んでいます。花袋の繰り出す異能力は蒲団といい、電子機器を手で触れることなく常人の数十倍の速さで操ることができます。情報戦が重視される現代の戦いにおいて、勝敗を決する重要な能力ですが、精神が安定している時でないとないと発動できないのが玉に瑕。

引きこもりの田山花袋が目覚ましい活躍を見せたのは、芥川銀への片思いと彼女の兄・龍之介率いる「死の家の鼠」のアジト特定においてです。銀との恋については、敵対する龍之介の妹という運命のいたずらを前に諦めざるを得ず、最後は撃沈覚悟で彼女に告白するのでした。

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