【アンダーニンジャ】ネタバレあらすじと感想！漫画の登場人物や見どころは？

実写映画化された漫画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『アイアムアヒーロー』を手がけた花沢健吾は、2018年に漫画『アンダーニンジャ』を世に送り出しています。ド派手なアクションや忍術を扱う漫画『NARUTO』とは一線を画す、大人向けの忍者漫画となっており、ネット上では独特な世界観が面白いと好評でした。そこで、ここからは『アンダーニンジャ』のあらすじと感想をネタバレしていきます。

• 作品タイトル：アンダーニンジャ
• ジャンル：青年漫画、サスペンス・アクション
• 作者：花沢健吾
• 出版社：講談社
• 掲載誌：週刊ヤングマガジン
• 発表期間：2018年7月23日～
• 巻数：単行本8巻(2022年8月時点)
• その他：2023年にアニメが放送される予定

それではまず、あらすじと感想を見ていく前に『アンダーニンジャ』の作品情報からご覧ください。『アンダーニンジャ』は花沢健吾によるサスペンス・アクション漫画です。2018年7月23日より週刊ヤングマガジン(講談社)にて連載され、2022年8月時点で単行本8巻が刊行されています。また2023年からはテレビアニメが放送される予定です。

• 名前：花沢健吾(はなさわけんご)
• ペンネーム(短編)：花澤健吾、花沢けんご
• 出身地：青森県八戸市
• 生年月日：1974年1月5日(48歳)
• 職業：漫画家
• 活動期間(漫画家)：2004年～
• ジャンル：青年漫画、成人向け漫画
• 漫画作品：ルサンチマン、ボーイズ・オン・ザ・ラン、なで☆シコ、たかが黄昏れ

『アンダーニンジャ』の作者である花沢健吾は、2004年にビッグコミックスピリッツにて『ルサンチマン』を連載し漫画家デビューを果たしています。さらに同作にて第5回センス・オブ・ジェンダー賞話題賞を受賞しました。その後、花沢健吾は実写映画化を果たした『ボーイズ・オン・ザ・ラン』や『アイアムアヒーロー』などの作品を世に送り出しています。

累計発行部数800万部を突破した上に映画化もされた『アイアムヒーロー』を手がけた花沢健吾による作品なだけあって、ネット上では漫画『アンダーニンジャ』に期待している人が多いようです。2022年8月時点で単行本8巻が刊行されており、ネット上では一気にストーリーが進んだということで今後の展開を楽しみにしている方がいました。そこで、ここからは『アンダーニンジャ』のあらすじと設定をネタバレ紹介していきます。

『アイアムアヒーロー』を手がけた花沢健吾による漫画『アンダーニンジャ』は、忍者が現代にも溢れているという非現実的な設定となっています。その設定は未だに忍者が滅びておらず、あらゆる組織に潜伏しながら極秘裏に暗殺や破壊活動任務に従事しているというものです。

そんな中、太平洋戦争終結後に日本へ進駐したGHQが、忍者人員リストの提出および忍者の出頭を陸海軍と内務省に対して命じます。しかし、忍者組織がGHQにより解体され消滅したものの、結局太平洋戦争から70年が経過した今でも忍者は暗躍し続けるのでした。

では次に漫画『アンダーニンジャ』のあらすじをネタバレしていきます。舞台は20万人もの忍者が秘密裏に任務を遂行している日本です。忍者は精鋭忍者と下級忍者が存在しており、精鋭忍者が国家レベルの争いごとの裏で暗躍しているのに対し、下級忍者は仕事にあぶれていました。主人公・雲隠九郎は仕事にあぶれニート同然の暮らしをしている下級忍者です。そんなある日、彼は重大な忍務を遂行することに…

『アンダーニンジャ』は太平洋戦争後にGHQによって忍者組織が解体され、消滅したはずの忍者たちが現代でも存在しているといった癖の強そうな設定となっていました。そしてそのキャラも癖が強く、作中では窓のカギを開けて忍者の訪問を待つ売れない作家や忍者になりたい外国人などのキャラが登場しています。そこで、ここからは『アンダーニンジャ』の登場人物・キャラを一覧形式で見ていきましょう。

1人目に紹介する『アンダーニンジャ』の登場人物・キャラは、あらすじネタバレに登場した主人公の雲隠九郎(くもがくれくろう)です。雲隠一族の末裔で、17歳の下忍。名前は九郎を産んですぐに出ていった母親が、出ていく際に「苦労をかける」と言っていたのを父親が「九郎を書ける」と勘違いしたというのが由来となっています。あらすじでは仕事を与えてくれない組織に属しているためにニート同然の生活を送っていました。

2人目に紹介する『アンダーニンジャ』の登場人物・キャラは、副隊長を務めている加藤(かとう)です。中忍。普段は宅急便「志能便」の配達員として働いています。あらすじネタバレでは、九郎に講談高校潜入の忍務を与えていました。加藤に対して上からの情報が降りてこないため、下忍の九郎に最新式の摩利支天が配布されたことに疑問を抱いており、そのストレス解消を兼ねてアポ電強盗を殺害しています。

3人目に紹介する『アンダーニンジャ』の登場人物・キャラは、中年男性のような風貌に変装している佐々魔(ささま)です。中年男性には忍研が開発した「摩利支天」のβ版の装備によって変装しています。元一等忍尉だったものの、九郎に忍務が命じられたタイミングで降忍。現在は下忍として活動中です。簡単にネタバレすると、練魔区内で外国人と一戦を交えた際に銃弾2発を受けていました。

4人目に紹介する『アンダーニンジャ』の登場人物・キャラは、眼鏡をかけた小太りの忍者・小津(おづ)です。携帯に複数のストラップを付けていたり、シャツのボタンをほとんどとめていなかったりするなど目立つ見た目をしています。普段は練魔区役所の職員として活動しており、あらすじネタバレでは加藤を親友と称し、役所の受付で応対した忍者志望の外国人の情報を報告していました。

5人目に紹介する『アンダーニンジャ』の登場人物・キャラは、長髪で顔に傷がある日比奇跡(ひびみらくる)です。スキンヘッドが特徴的な忍者・平の弟子。九郎とは忍者学校時代の友人です。九郎の忍務に鈴木、蜂谷たちとともに参加しています。簡単にネタバレすると、コーポ村山では鈴木と外国人との三つ巴の戦いを繰り広げています。しかし九郎からつまようじの吹き矢で攻撃を受けて外国人の獲物を横取りされていました。

6人目に紹介する『アンダーニンジャ』の登場人物・キャラは、吉田昭和の担当編集者である鈴木(すずき)です。多くのNN(ニンドルネーム)を持つ女性忍者。ステルス性能のあるシャツを着用しています。雲隠九郎と日々奇跡、蜂谷紫音とともに講談高校に潜入しており、コーポ村山内に潜伏している外国人の制圧を試みた際は、瑛太のドローンを使って奇跡と外国人の戦闘を妨害していました。

7人目に紹介する『アンダーニンジャ』の登場人物・キャラは、小津の弟子にあたる蜂谷紫音(はちやしおん)です。ゆるふわ系の見た目をしているのが特徴的。レーザーポインターが搭載されているクマのぬいぐるみと、ウェストポーチを所持しています。雲隠九郎と日々奇跡、鈴木とともに講談高校に潜入しており、外国人と戦闘した際はコーポ村山に気配を消して隙を伺っていました。

8人目に紹介する『アンダーニンジャ』の登場人物・キャラは、主人公・九郎が住んでいるアパートの住人・川戸(かわど)です。日中はシラフでいることがほとんどないのが特徴的。平成22年2月22日に起きた事件「22・2・22事件」で両親を失っています。九郎が忍務を遂行するために講談高校転入試験を受けた際は、川戸が電話で母親役を演じていました。

9人目に紹介する『アンダーニンジャ』の登場人物・キャラは、主人公・九郎が住んでいるアパートの住人・大野(おおの)です。アパートの間取りに問題があるため、九郎の部屋と押し入れを境に繋がってしまっています。九郎と川戸に冷蔵庫のビールを全て飲まれたり、部屋の中に隠し持っている「奥さん強力マンカ号」の9V電池を九郎の任務遂行用の装備に使用されたりするなど散々な目に遭っていました。

ネット上では『アンダーニンジャ』の独特な世界観や癖のあるキャラが面白いという声が多くあがっていました。『アンダーニンジャ』は忍者が好きといった方やシュールな笑いが好きな方、作中に散りばめられた伏線を考察するのが好きな方などにおすすめできる作品と言えるでしょう。では、ここから『アンダーニンジャ』の見どころや面白い魅力を5つ見ていきます。

1つ目に紹介する漫画『アンダーニンジャ』の見どころは、主人公が情けない雰囲気を漂わせているという点です。本作も『アイアムアヒーロー』のような花沢健吾らしい設定が顕著に出ています。やはり特筆すべきなのは、花沢健吾の作品に見受けられる情けない雰囲気漂う主人公です。

花沢健吾の作品に登場する主人公はダメ男感満載のイメージが強く、他作品に見受けられるようなかっこいい、強いイメージを与える主人公ではありません。主人公の雲隠九郎はボロアパートでニート同然の生活を送っている下忍でした。部屋でゴロゴロしており、たとえ何かをすると言っても寝ながら吹き矢を吹くという情けない雰囲気を漂わせています。

2つ目に紹介する漫画『アンダーニンジャ』の見どころは、現代の忍者を追求しているという点です。忍者と言えば忍術を使って敵と戦うという印象があります。しかし本作は落下した際にパーカーに仕込まれていたエアバッグが作動して体を守るというリアリティ感溢れる設定となっていました。現代においても実際にあり得そうな設定が読者を惹きつける魅力の一つだと言えるでしょう。

3つ目に紹介する漫画『アンダーニンジャ』の見どころは、癖のあるキャラたちが登場するという点です。本作のキャラは癖が強く、たとえば性に目覚めた高校生や女性の下着を着用する変態おじさん、男性の局部を切ることが忍者道だと勘違いしている外国人などがいます。そんな個性豊かなキャラたちが繰り広げる会話のやり取りはシュールで面白いため、思わず吹き出してしまうことでしょう。

4つ目に紹介する漫画『アンダーニンジャ』の見どころは、伏線が散りばめられているという点です。本作の主人公・九郎は職にあぶれた下忍で、情けない雰囲気を漂わせていましたが、実は九郎の素性が明かされていませんでした。

現時点では雲隠一族最強のNo7「雲隠虹郎」の全ての忍術を継承したと言われており、九郎本人も嘘が得意でハッタリで敵を翻弄することもできるため、何かを隠している可能性があります。またタイトルであるアンダーニンジャについても明かされていません。こういった点から伏線回収系が好きな方は楽しめる作品となっています。

5つ目に紹介する漫画『アンダーニンジャ』の見どころは、シュールな笑いが随所に散りばめられているという点です。あらすじネタバレに登場した外国人は物語に大きく関わっていく重要人物ですが、彼はもともと忍者に憧れており、刀型の傘を携帯して忍者を探していました。しかしたった一つの勘違いでとんでもない事件に発展してしまうのです。

その勘違いというのが、外国人が忍者を探している最中に発見した「立ち小便禁止。したものは竿を切り落とす」という張り紙を、忍者の暗号だと解釈し、立ちションする男の局部を切り落とせば忍者に会えるといったものでした。

外国人の他にも畳の下で映画を見ていたり、浮浪者のようなおじさんに変装して子供たちに母乳を飲ませようとしたりする忍者が登場しています。そんな個性的な彼らのやり取りが面白く、引きこまれるシュールな笑いも魅力の一つとなっていました。

『アンダーニンジャ』は今後の展開に期待が膨らむストーリー構成となっており、自身の姿を消すことができる忍具「魔利支天」が下忍の主人公・九郎に支給されたという点が注目ポイントとなっています。なぜなら、魔利支天は海外で暗殺任務をおこなっている精鋭忍者の忍具よりも最先端のバージョンだからです。

下級忍者の高校生に対し、なぜ最前線で使用するような忍具が支給されたのか？今後の展開に要注目。そんな今後の展開に期待が膨らむ『アンダーニンジャ』ですが、2022年9月時点でテレビアニメが放送される予定です。では、ここから『アンダーニンジャ』のアニメ版についての情報を見ていきましょう。

花沢健吾の作品らしい情けない雰囲気漂う主人公が登場したり、癖のあるキャラによるやり取りがシュールな笑いを引き起こしたりするなどさまざまな見どころのある漫画『アンダーニンジャ』ですが、やはり気になるのがいつアニメが放送されるのか？ということです。結論から言うと、2023年にアニメが放送される予定です。では、アニメは何クールなのか？ここからは何クールなのかを原作漫画から考察していきます。

結論から言うと、『アンダーニンジャ』のアニメは1クール12話での放送になると予想されます。やはり初アニメ化でいきなり2クールで放送されるのはリスクが高く、アニメによっては大コケする可能性が大いにあるため、1クール12話での放送になるはずです。また2022年9月時点で『アンダーニンジャ』の単行本が8巻まで発売されている状態で2023年にアニメが放送されるのであれば、1クールでの放送が限界だと考えられます。

ここまで『アンダーニンジャ』のあらすじや設定をネタバレしつつ、登場人物・キャラ一覧や面白い魅力、アニメ情報などを紹介してきましたが、果たしてネット上では『アンダーニンジャ』についてどのような声があがっているのでしょうか？ここからは『アンダーニンジャ』に関して寄せられたネット上の感想や評価を紹介するのでぜひ最後までご覧ください。

漫画『アンダーニンジャ』の魅力に関する感想があがっています。感想では花沢健吾による漫画『アンダーニンジャ』がおすすめされているようです。コミックでまとめて読むことをおすすめされているので、花沢健吾による漫画『アンダーニンジャ』をご覧になる際は、この方のおすすめの読み方で読んでみると良いかもしれません。

漫画『アンダーニンジャ』の世界観に関する感想があがっています。どうやらこの方は、漫画『アンダーニンジャ』の世界観が独特で掴めないと感じているようです。また漫画『アンダーニンジャ』が花沢健吾作品の中でも異質だと言われているので、気になる方は『アンダーニンジャ』とそれ以外の花沢健吾作品を見比べてみると良いかもしれません。

漫画『アンダーニンジャ』の魅力に関する感想があがっています。こちらの感想では、漫画『アンダーニンジャ』が面白すぎると好評です。また花沢健吾はどの作品も面白いという感想が述べられているので、『アンダーニンジャ』の作風に魅力を感じた方は花沢健吾の作品をチェックしてみると良いかもしれません。

こちらでも漫画『アンダーニンジャ』の魅力に関する感想があがっています。漫画『アンダーニンジャ』は感想の「連載当初は全く話の進まない漫画でしたが」という言葉のニュアンス的に、話が一気に進み始めてからが魅力的で面白いと考えられているようです。

一部ネタバレしていますが、ネコがバイクを運転している様子が描かれた画像が投稿されています。意思を持つバイクと、人間の脳が移植されたネコといった独特な組み合わせとなっており、この一部のネタバレだけで魅力を感じる方はきっと多いのではないでしょうか？

漫画『アンダーニンジャ』に登場する個性的なキャラに関する感想があがっています。感想では「『アンダーニンジャ』のキャラみんな魅力的」と言われているのですが、どうやらこの方は癖のあるキャラとかっこいいキャラということで、それぞれ佐々魔と加藤に魅力を感じているようです。本作は癖のあるキャラが印象深いのですが、かっこいいキャラも登場するので、その両方に注目してみると良いかもしれません。

今回は漫画『アンダーニンジャ』のネタバレあらすじと感想、登場人物・キャラや見どころをまとめてきました。花沢健吾による漫画『アンダーニンジャ』は、20万人もの忍者が秘密裏に任務を遂行している日本にて、主人公・雲隠九郎が講談高校へ潜入し、忍務を遂行していくといったストーリーが展開されています。そんな本作の見どころは、やはりシュールな笑いを引き起こしてくれる癖のあるキャラが多数登場するという点です。

当記事では、雲隠九郎、加藤、佐々魔、小津、日比奇跡、鈴木、蜂谷紫音、川戸、大野といった9人のキャラを一覧形式で紹介しましたが、みんな癖が強いため各キャラが織り成すやり取りに引き込まれます。やはりネット上の感想を見ると、癖のあるキャラに魅力を感じる方が多いのが分かります。また作品の世界観にも魅力を感じている方も見受けられるので、興味を持たれた方はぜひ漫画『アンダーニンジャ』をご覧になってみてください。