【名探偵コナン 天国へのカウントダウン】 車のメーカーは?灰原の計算で脱出可能?

名探偵コナン天国へのカウントダウンの名シーンとも言えるのがラストの車での脱出シーンです。この車はしっかりメーカーまで設定された実車である事はご存知でしょうか?今回は名探偵コナン天国へのカウントダウンについて今回は名探偵コナン天国へのカウントダウンの車について、登場した実車マスタングについてや名シーンである脱出シーンにおける灰原の計算式などについてまとめて紹介していきます。

【名探偵コナン 天国へのカウントダウン】 車のメーカーは?灰原の計算で脱出可能?のイメージ

目次

  1. 天国へのカウントダウンとは?
  2. 天国へのカウントダウンの車やツインタワーのメーカー
  3. 天国へのカウントダウンの車は灰原の計算で脱出可能?
  4. 天国へのカウントダウンの車の脱出シーンのトリビア
  5. 天国へのカウントダウンの車に関する感想や評価
  6. 天国へのカウントダウンの車まとめ

天国へのカウントダウンとは?

名探偵コナン 天国へのカウントダウンの概要

名探偵コナン天国へのカウントダウンは2001年に公開された劇場版「名探偵コナン」シリーズの第5作として公開された映画です。「脱出不可能!危険な罠の時間を止めろ!」というキャッチコピーで公開された天国へのカウントダウンは興行収入29億円を上げる名作映画となっています。2016年に行われた公式による当時19作品あった歴代名探偵コナン映画の中でも4番目と高順位を叩き出す程人気の高い作品になっています。

これまでの劇場版名探偵コナンシリーズはどちらかといえば新一と蘭にスポットが当たる事が多かったのに対し、天国へのカウントダウンは少年探偵団、特に灰原にスポットがあたった作品であり、劇場版名探偵コナンシリーズで始めてコナンの敵対組織である「黒の組織」が登場した作品にもなっています。日本国内はもちろん海外でも人気のある作品で、アメリカでは英語吹き替え版が制作されるなどしています。

名探偵コナン 天国へのカウントダウンのあらすじ

西多摩市にキャンプに訪れていたコナンと少年探偵団のメンバー。その帰り道、新しく出来たツインタワービルを見学しようと寄り道をします。そんなツインタワービルには何故か毛利小五郎と蘭、園子がいました。ビルのオーナーが毛利小五郎の大学の後輩でありオープン前に招待されていたのでした。小五郎達と共にビルの中を案内されるコナン達でしたが、その日の夜、ビルのスイートルームで殺人事件が起こる事になります。

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天国へのカウントダウンの車やツインタワーのメーカー

解説①車のメーカーは「フォード・マスタング」

コナン達少年探偵団が最後に脱出に使った車。これは元々ツインタワービルのオープン記念パーティーの余興で行われた30秒当てクイズの景品として用意されたものでした。この余興ではまさかの毛利小五郎が成功してこれをゲットするわけですが、この時景品になっていた車はアメリカの自動車メーカーであるフォード・モーター社が製造販売する「マスタング・コンバーチブル」の5代目である事が明らかになっています。

マスタングはスポーツカーとしては比較的安価でカスタムもしやすい事から人気の高い車種になっています。初代は1964年に発売し、1993年にフルモデルチェンジにて5代目のモデルが登場していました。実際に天国へのカウントダウン作中の中でも登場したマスタングの車体にはメーカーエンブレムの他、後方のナンバープレートの下部には「MUSTANG」と明確に記載されていたりします。

余談ですが、名探偵コナンにマスタングが登場したのは天国へのカウントダウンだけではありません。後の映画でも度々登場している他、後に原作に登場した人気キャラクターの1人、赤井秀一の愛車のうちの1つとして2022年現在も発売されている自動車メーカーのフォードが発売した歴代マスタングシリーズの中でもハイスペックモデルとして登場した「フォード マスタング シェルビーGT500」も登場するなどしています。

解説②ツインタワーのメーカー

名探偵コナン天国へのカウントダウンにて脱出シーンで利用された車であるマスタングの他に大きく注目を浴びたのが事件現場ともなったツインタワービルです。こちらに関しては明確なモデルは存在しておらず、メーカーなども不明になっています。天国へのカウントダウン劇中では殺人事件の容疑者にもなった建築家の風間英彦が設計した事になっていました。

明確なモデルは不明ながらモデルになったのではないかとされる建物はいくつか存在しています。その代表的な例がマレーシアに存在する「ペロトナスタワー」です。1998年に完成したビルで2本のビルが並ぶツインタワービルとしては世界一の高さを誇るビルになっています。それ以外にも都庁がモデルになった説や東京にある「聖路加タワー」がモデル説などが考察されています。

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天国へのカウントダウンの車は灰原の計算で脱出可能?

灰原の計算式

ツインタワーからの脱出の際に行われたのが灰原の計算です。この計算式は「ビルの間は50mで飛び移ると考えたら60m」「隣のビル(の屋上のプール)との高低差は20m」この数式と重力をあわせて考えた時の計算式が「t=√2s/g」となり、20mを2秒で落下する計算となります。この計算式を元に1秒で30m、時速にして108km/hもの速度を出さねば飛び移れない事が明らかにされたのです。

灰原の計算式からコナンが考えた作戦

マスタングはスポーツカーなので108km/hの時速自体は出す事は可能ですが、それは十分な助走距離が確保できた場合であり、パーティー会場内をどれだけ走ってもその助走距離は確保する事が出来ません。そこでコナンが考えた作戦が、爆破と同時に飛び出す事でその爆風を利用して加速するというものでした。このタイミングは非常にシビアであり、飛び出した瞬間に爆発して爆風を浴びなければ速度不足で隣のビルに届かず落下してしまう事になってしまいます。

しかもコナン達がマスタングに乗り込んでしまうと爆弾のタイマーを見る事が出来ません。これではタイミングをしっかりと図る事が出来ないのです。そこで考え出されたのが歩美だけが30秒をぴったり当てる事が出来たのです。劇中で度々行われてきた「30秒当てクイズ」でした。天国へのカウントダウンの映画冒頭、阿笠博士の車の中で行われた際、歩美だけが30秒をぴったり当てる事が出来たのです。

これを利用し灰原が爆弾の前で30秒前までカウントしそこから歩美が引き継いでカウントを行う作戦が取られました。ちなみにこの30秒当てゲームは天国へのカウントダウン劇中で2度行われており、1度目が阿笠博士の車の中、2度目がツインタワーのパーティーでの出来事でした。1度目は見事に30秒を当てた歩美でしたが2度目は外していた為、元太は1度この作戦に反対しています。

しかし歩美が「コナン君が側にいればできる」と断言した事で作戦が決行される事になりました。この事について歩美は脱出が成功した後、「コナンの側にいると心臓が高鳴り、その鼓動で時間がわかる」と伝える事になるのでした。

灰原の計算で本当に脱出はできる?

はてなの画像

天国へのカウントダウンの最後のド派手なシーンであるこの車での脱出シーンですが、現実問題として可能なのかは様々な考察が行われています。総じて言われているのは「少なくとも灰原の計算式自体は間違っていない事」と「現実的にはほぼ不可能である」という結論になっている場合が多いです。まず爆風と同時に窓を突き破るのが無理という声がかなり多いです。

ただ問題なのはそのシーンだけでなく、元太が爆弾の前でカウントダウンを止めない灰原を助けにいくシーンや、2秒間しかないはずなのにその間に灰原がマスタングから落ちそうになりそれを光彦が支えた際の空気抵抗、コナンが歩美のヘルメットを蹴ってと行動する不安定な空中での一連の流れはどう考えても2秒じゃ無理だとされているのです。仮に現実に可能だとしてもギリギリで爆風に乗る所までではないかとされています。

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天国へのカウントダウンの車の脱出シーンのトリビア

トリビア①車の脱出シーンはハリウッドで実写化した?

天国へのカウントダウンは劇場版名探偵コナンの中でも特にアクションシーンの派手さが凄く、ハリウッド映画並みだとされてきました。特に車の脱出シーンに関してはハリウッドなら実写化できるのではないかとも考えられていたのです。天国へのカウントダウン自体がハリウッド映画として実写化された事はありませんがこの脱出シーンに関してだけ言えば、天国へのカウントダウンを参考にしたのではないかとされるシーンがある映画があります。

その映画が2015年に公開された映画「ワイルドスピードSKY MISSION」です。アクションシーンの中でもカーアクションに力の入った映画シリーズであり、この「ワイルドスピードSKY MISSION」の中で主人公のドミニク・トレットとその仲間が高層ビルを飛び移り追手を振り切るシーンがあるのです。このシーンを見た日本のファンからは天国へのカウントダウンを参考にしたのではないかと考察するようになりました。

トリビア②コナンは無許可運転?

劇場版名探偵コナンではコナンが様々な乗り物を操縦するシーンがありますが、その度に何故運転できるのかという話になります。天国へのカウントダウンでも仮に小さくなる前の工藤新一だとしてもまだ免許を取れない高校2年生である事から何故運転できるのか、無免許運転になるのではないかと考察される事になりました。

結論としては天国へのカウントダウンの脱出シーンにおいてコナンが無免許で何か処罰を受ける事はありません。そもそもコナンが運転したのはツインタワーのビルの中であり、このツインタワービルは確証はないものの私有地である可能性が高い為です。現実でも私有地内での運転であれば罪に問われる事はないのでコナンが無許可運転になる事はないとされています。

また仮にあのツインタワービルが建つ土地が私有地でなかったとしてもあくまでもコナンが運転したのは緊急事態に対応する為であり、その点もコナンが罪に問われない理由になっているとされています。

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天国へのカウントダウンの車に関する感想や評価

ここからは既に劇場版名探偵コナン天国へのカウントダウンを視聴した人の感想をまとめて紹介していきます。天国へのカウントダウンは歴代名探偵コナン映画の中でも特に派手なアクションシーンが多く、1番好きな作品として名前が上がる事も多い作品になっています。

特に劇場版名探偵コナン映画はこの天国へのカウントダウンまでどちらかといえば新一と蘭にスポットが当たっていた為、少年探偵団にスポットが当たったのが良かったとする声が多くなっています。今回紹介した脱出シーンはもちろんながら、全編に渡って少年探偵団の子供達のそれぞれの関係性や恋模様などが描かれているのが面白かったとする声が多くなっています。

特に脱出シーンは全員がしっかり活躍しているのがいいとする声も多くなっています。爆弾のカウントダウンを進めた灰原、カウントダウンを辞めない灰原を助けにいった元太、車から落ちそうになった灰原を腕一本で支える光彦、しっかりと30秒のカウントに成功する歩美、そして車を運転し、障害物をヘルメットで蹴り飛ばしたコナンなどそれぞれに光るシーンが集約していたのが感動的なラストと言われる要因になっています。

また天国へのカウントダウンから劇場版名探偵コナンシリーズの流れが変わったとする声も多くなっており、それが人気の要因にもなっています。構成としては非常にシンプルであり、伏線も分かりやすいものが多い事、アクションシーンの派手さなどは劇場版ならではという点などが子供から大人まで楽しめる作品としてしっかり完成されているとする声が多くなっています。

脱出シーンで使われたアメリカの自動車メーカー、フォードのマスタングですが、名探偵コナンでは度々登場しており、原作者の青山剛昌先生が好きで出しているんだろうとする声も多くなっています。

その中でも天国へのカウントダウンで登場したマスタングは結果としてプールに突っ込んで大破してしまった為、再登場する事はありませんでしたが、自動車メーカーであるフォードや実車へのリスペクトが感じられるしっかりとしたデザインになっているのが良かったとする声も多いです。

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天国へのカウントダウンの車まとめ

劇場版映画名探偵コナン天国へのカウントダウンではラストシーンで車での脱出シーンが描かれていますがその車は実在する車をしっかりモデルにした車になっています。モデルになったのはアメリカの自動車メーカーフォードの5代目マスタングで、その後の名探偵コナンシリーズの中でもモデルチェンジされたマスタングが多数登場しているなどしている原作者青山剛昌先生お気に入りのシリーズになっています。

天国へのカウントダウンは歴代劇場版名探偵コナンシリーズの中でも特に人気の高い作品で特にアクションシーンの派手さやラストの感動という意味においては歴代でも1番面白いと言われる作品になっているのでまだ視聴した事がない人はぜひ1度視聴してみてはいかがでしょうか?

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