【トモダチゲーム】第4ゲーム友罪裁判のルールは？罪人や結果もネタバレ解説

テレビアニメやドラマ化されて、話題の「トモダチゲーム」です。あらすじを読んで、トモダチゲームが気になった人も多いのではないでしょうか？しかし、トモダチゲームのゲームは複雑で、あらすじだけではルールなどを理解しきれないはずです。今回は、トモダチゲームの第4ゲーム「友罪裁判」について、ルールや結果をネタバレ込みで紹介します。トモダチゲームのあらすじしか知らない人は、ネタバレにご注意ください。

トモダチゲームは、別冊少年マガジンで連載されているサスペンス漫画です。2014年から2022年現在まで連載が続いており、山口ミコト先生が原作、佐藤友生先生が作画を担当しています。累計発行部数は、現在までに440万部を突破しています。2017年には全4話のテレビドラマが放送され、第2弾が2022年7月より放送されています。テレビアニメのほか、劇場版のトモダチゲームも制作されている、人気の高い作品です。

主人公の片切友一は、幼い頃から金より友情を大切にしろと教えられてきました。ある時、修学旅行費が盗まれるという事件が起こります。そんな中、突然拉致された友一は、仲良し4人のクラスメイトと共にトモダチゲームに参加させられました。5人の中で2000万円の借金をしている人間がいて、借金返済のためにゲームに参加したというのです。5人は借金を抱えた友人のために、400万円ずつの借金を背負いゲームをスタートします。

多種多様なゲームが開催される中、行われた第4ゲームは「友罪裁判」です。友罪裁判は、本来はプレイする必要のないゲームでもありました。四部を見捨てれば、友罪裁判をやる必要はなくなります。第4ゲームは、これまでとはルールや条件が異なるゲームです。第3ゲームまでは、トモダチゲームに参加したメンバー内でのみ、ゲームが行われていました。ですが、第4ゲーム・友罪裁判に関しては、外部の人間も関わってくるのです。

トモダチゲームのあらすじを読んで、第4ゲームについても気になった人は多いはずです。続いては、第4ゲーム・友罪裁判についてのルールをネタバレと共に説明します。前述の通り、第4ゲームは四部を見捨てれば拒否することが可能です。友罪裁判では、陪審員から無罪票を集める必要があります。その陪審員というのは、5人と同じクラスメイト28人です。さらに、無罪票というのは1人につき7万円という現金のことでした。

無罪票を集めるための期間は一週間で、誰かがまとめて立て替えるようなことは禁止されています。合計で196万円となるこの金額は、実は盗まれた修学旅行費と同じ額でした。お金はすでに学校側から補償として返金されていますが、四部はクラスメイトからその件でいじめを受けている状態です。そのため、クラスメイトからの信頼は無いものとして、7万円ずつを借りるというのはかなり難易度の高いルールだとわかります。

第4ゲーム・友罪裁判の罪人は四部誠です。その罪状は、父親殺しでした。四部は証拠が揃ったとして、トモダチゲームの運営に身柄を拘束されてしまいました。裁判が行われることになったのは突然で、それは四部がルール違反をしたことによるものです。そのルール違反というのは、四部が自身の父親にトモダチゲームのことを話してしまったためでした。これにより、四部の父親は殺されてしまったのです。

証拠というのは、凶器についていた指紋です。さらに、四部の服には父親の血が付着していました。事件が起こった日には、父親と四部が喧嘩をしていた上に、父親に対して「殺してやる」と発言していたことも明かされます。そして、死亡推定時刻と思われる時間帯には、四部と父親が一緒にいたという証言が複数上がっていました。仮に罪状は運営がでっちあげたものだとしても、これだけの証拠と動機があれば有罪は確定となります。

ここまでの証拠などを見る限り、四部の有罪はほぼ確定といっていいはずです。第4ゲーム・友罪裁判の目的は、罪人となった四部を助けるというものです。これまで行われてきたトモダチゲームは、友達を疑いながら犯人を見つけていくような内容のものばかりでした。しかし、第4ゲームに関しては、友達を救うことが目的です。天智はそうしたゲームのルールもあって、ゆとりと共に弁護人役を引き受ける決断をしました。

トモダチゲームの運営は、頑張るだけの価値が四部にあるのかと問いかけてきます。四部自身は口を塞がれていて、反論があっても発言することを許されていません。父親殺しという重い罪を背負う四部に対して、天智は無罪票を集める努力を続けることができるのか、結果が注目されるゲームです。

第4ゲーム・友罪裁判には、3人の証人が登場します。トモダチゲームの運営は、四部がどれほどクズな人間かを証明するために、これらの証人を用意したのです。1人目の証人は、四部家で働く家政婦の宮部です。彼女は、志法がいなくなったのは四部のせいだと話します。それは、四部が志法を襲ったことが原因でした。2人目の証人は、四部の中学時代の友人・池市です。彼は自分の妹が、四部に妊娠させられたのだと話しました。

この件については、お金を使って解決したとのことでした。3人目の証人は、金融マンの奥園です。奥園は、四部家に5億円の借金があると話しました。その借金はトモダチゲーム運営が立て替え、その後四部のものとして組み替えられていたのです。四部を救った場合、この膨大な借金が仲間の肩にのしかかることとなります。これらの証言を聞き終えた天智とゆとりは、次第に四部を救うのは無理なのではないかと思い始めます。

第4ゲームのルールに翻弄される天智とゆとりのもとに、一本の電話が入ります。それは友一からのものでした。友罪裁判について説明を聞いた友一は、違和感を覚えます。証人の中に嘘をついている人間がいるというのです。話を聞いた3人のうち、1人の証人はトモダチゲームの運営が用意した偽物の証人だということに気がつきました。けれど、その人物が誰なのかを聞く前に、友一との通話は切れてしまいます。

トモダチゲームの運営が用意していた偽者の証人は、友人の池市でした。妹を妊娠させられたと話していた池市ですが、法廷に彼を呼び出した天智は真実を述べるよう宣誓させます。四部には女性経験がないことや、そもそも彼の好みは年上の女性であることを思い出したのです。さらに、陰口スゴロクでは「調べられて困ることなどない」と四部は言い切っていました。それらの記憶から、天智は証人の嘘を見抜くことができました。

偽物の証人を見つけることはできたものの、第4ゲームはまだ終わりではありません。陪審員から無罪票を獲得するための期限が、残り1日に迫っていました。ほかに手段がないとして、天智は修学旅行費を盗んだのは自分なのだとクラスメイトに話します。そうして土下座をして、四部を助けてほしいと頼んだのです。しかし、理由を理解できないクラスメイトたちは、それを受け入れることはありませんでした。

第4ゲームは失敗したかに思われますが、友一は先回りをしていました。天智が失敗するであろうことは、計算のうちだったのです。ゆとりを連れた友一は、担任教師を利用する計画を実行します。ハニートラップを使って、担任教師に振り込め詐欺を行わせたのです。これにより陪審員から集めた196万円を振り込むことに成功し、ルール上のクリアとなりました。晴れて無罪となった四部は、トモダチゲーム運営に解放されます。

友罪裁判を勝ち抜いた友一たちでしたが、四部を助けたことによって5億円の負債を背負うことになります。志法が行方不明となっているので、1人1億2500万円が加算されます。四部を有罪として見捨ててしまえば、彼だけが5億円の借金を背負う形になります。しかし、友一は四部を見捨てて第5ゲームに進む選択はしませんでした。共に借金を背負うことを決断し、大人のトモダチゲームに参加して返済する道を選んだのです。

大人のトモダチゲームとは、これまでのトモダチゲームよりも動く金額が大きいゲームです。5億円という膨大な額の借金を背負った友一たちですが、この大人のトモダチゲームをクリアすれば5億円を返済することも難しくありません。トモダチゲームを潰すという目的や、志法が行方不明であることも含め、4人で大人のトモダチゲームに挑戦します。これまでの借金については、トモダチゲーム運営の配慮で帳消しになっています。

トモダチゲームの第4ゲームについて、気になるルールや結果を紹介しました。あらすじなどを読むだけでは難しい作品ですが、実際に作品を読んだ人の感想を見ると、さらに興味が湧くかもしれません。続いては、トモダチゲームの第4ゲーム・友罪裁判に関するTwitter上での感想や評価についても、少しだけ紹介します。あらすじだけで満足していた人も、感想を見て気になる部分が出てくるかもしれません。

多種多様なゲームが登場するトモダチゲームですが、友罪裁判からが面白くなるという感想もありました。実際に書店では、アニメの影響もあって続きの巻数からを手に取る人も多いようです。そこから一気読みしてしまったという人もいるので、多くの人が面白いと感じているエピソードだといえそうです。

こちらもテレビアニメでトモダチゲームを知って、続きを読み始めたという感想です。トモダチゲームは長く連載が続いている作品ですが、それだけ面白いと感じているファンが多い作品だということです。アニメの続き以降がさらに面白くなるとの意見も多いので、気になった人はぜひ続きをチェックしてみることをオススメします。

漫画の展開がとても面白かったので、アニメでも当然やると思っていたファンも多かったようです。結果的にアニメは、第2期を匂わせるような終わり方となりました。ですが、こうした声が多ければ、第4ゲームもテレビアニメで観られる日は遠くないかもしれません。

友罪裁判で罪人となってしまった四部ですが、彼にとっての見せ場だと考えているファンもいます。テレビドラマ版ではゲーム自体がカットされてしまったことから、不満の声も上がっていました。四部のファンにとっては、ドラマでも楽しみにしていたゲームだといえそうです。

テレビアニメ版では、トモダチゲームは友罪裁判まで至りませんでした。しかし、アニメは第2期を匂わせるような終わり方をしています。このことから、トモダチゲームの原作ファンは、アニメで第4ゲームが観られるのではないかと期待を高めているようです。こうしたファンの反応からも、期待値の高いエピソードであることがわかります。

トモダチゲームの第4ゲーム・友罪裁判について、気になるルールや結果についてを、ネタバレと共に紹介しました。これまでトモダチゲームはあらすじくらいしか知らなかったという人も、興味を持つことができたのではないでしょうか？トモダチゲームには様々なゲームが登場するので、複雑な頭脳戦の結果が気になるはずです。友達を信じるということの難しさや、友情の尊さなどを実感することもできるかもしれません。

トモダチゲームは、劇場版やテレビドラマなども制作されています。あらすじを見ても、それぞれ異なったストーリーが展開されていることがわかります。トモダチゲームという作品に興味を持った人は、この機会にそれぞれのあらすじと結果の違いなどを見比べてみるのも面白いのではないでしょうか？トモダチゲームの原作が好きだという人も、これから知るという人も、手に汗握る頭脳戦に夢中になってしまうはずです。