【トモダチゲーム】クロキがクズと言われる理由は？過去やその後をネタバレ

漫画トモダチゲームの6巻から10巻で登場するクロキ。SNSなどではクズ中のクズと散々な言われ方をしているようですが、クロキとはどのような人物なのでしょうか？この項では、初めにトモダチゲームの作品概要と簡単なあらすじを紹介、その後にクロキの基本情報をお届けします。

トモダチゲームは、原作：山口ミコト、作画：佐藤友生による日本の漫画で、講談社の別冊少年マガジンにて2014年1月号より連載中の作品です。単行本は講談社コミックスマガジンより20巻まで刊行されており、累計440万部を超える発行部数を誇ります（2022年6月時点）。

メディアミックス展開としては、2017年のテレビドラマ化と映画化（2部作）に続き、2022年にはテレビアニメ（4月6日から6月22日まで）とテレビドラマ「トモダチゲームR4」（7月23日から）が放送されています。

亡き母の残した教え「金より友達」を心の支えに生きる高校生の片切友一。新聞配達などで生活費を稼ぎ独り暮らしをしています。ある日、友一のクラスで修学旅行費の盗難事件が発生します。その後届いた差出人不明の手紙に従い、友一と彼の友人たち5人は放課後の学校に集まります。そこで彼らは何者かに拉致された上、「トモダチゲーム」という謎のゲームに巻き込まれることになります。

ここからは、いよいよメインテーマであるトモダチゲームのクロキの話題に移っていきます。最初はクロキの基本情報・プロフィールからになります。

クロキは暴走族のリーダーとして「トモダチゲーム」第6巻に登場します。頭の良さや度胸、そして仲間を裏切らないことがリーダーの条件だと断言するクロキ。自分にはそれがあると胸を張ります。

何者かにそそのかされて心木ゆとりを拉致したクロキは、トモダチゲーム特別編「弱い者勝ちゲーム」を開催します。ところが、友一によりリーダーの条件の真逆、すなわち頭が悪くて度胸がなく、仲間を売ろうとしたことが暴露され、最後は仲間に見捨てられてしまいます。

ここからは、トモダチゲームのクロキがクズと言われる理由を過去の出来事から考察していきます。まず、クロキがクズだと言われる主な理由は、ケチでお金に汚く、思うようにならないとすぐに暴力に訴えたり、汚い手を使って他人を陥れたりするところです。また、疑り深く逆恨みした相手に執拗に付きまとうところも敬遠される理由のようです。

そんなクロキの特徴が良く表れているのが、友一を呼び出すシーンです。クロキは拉致した心木ゆとりをおとりに使い、友一を意のままに操ろうとします。「弱い者勝ちゲーム」というゲームを持ちかけます。都合のいいルールで、殴る蹴るに加えて相手の爪を剝がすなど傍若無人の限りを尽くします。

また、過去にクロキはバイクで事故を起こしたことがあります。その時付き合っていた不動みなみが助けなかったと逆恨みし、お金を脅し取ります。前述の、「お金に汚い、逆恨みする、すぐに暴力を奮う」というクロキの性格がよく表れていると言えるでしょう。

不良グループのトップを張っていられるのは頭がいいからだと豪語するクロキ。ところが、ゲームでは友一の罠にまんまと引っ掛かり、指切りじゃんけんに負けてしまいます。罰として指5本を落とされることになったクロキですが、自ら挙げたリーダーとしての鉄則「仲間を裏切らない」をあっさりと捨て去ります。

自分で始めたゲームなのに、不利になると配下の者に代わってくれと押し付ける身勝手さ。ここでも、頭の悪さや度胸のなさ、そして仲間を裏切るという醜態をさらけ出したクロキは、結果として不良グループのメンバーからも総スカンを喰ってしまいました。

クロキがクズと言われる理由の最後は、友情の檻ゲームの一コマで明らかとなります。参加者16名が協力してドミノ16万個を並べ終えればクリアというゲームなのですが、ここでクロキは例によって人を陥れようと画策します。本人は上手くいくと思ったようなのですが、企んでいることが顔に出てしまうので周囲にはバレバレなのです。

クロキはドミノをわざと倒して1人だけ脱獄を試みます。しかし、すべてお見通しの友一に助けてもらえず1人だけにされてしまいました。再三にわたる不動みなみの忠告を無視した罰が当たったのかもしれません。

続いて、トモダチゲームのクロキの最後やその後についてネタバレで解説していきます。ある日クロキに女性から電話があり、友一を誘い出しゲームに参加させてほしいと依頼されます。クロキは、女性と電話で話しただけで素性については全く知らなかったとのこと。女性についてわかっているのは、クロキの行動を完全に把握でき、なおかつ多額のお金をすぐに用意できる人物であるということのみです。

依頼を受けたクロキは、トモダチゲームの運営者と偽り、マナブくんのお面を付けて登場します。正体不明の女性の依頼を受けたその動機ですが、クズと言われるクロキだけあってお金のためでした。

ネタバレしますと、その後クロキは友一に負けてしまいお金を受け取ることができなかったばかりか、最後はゲーム運営側に捕まってしまいました。面会に来た友一は「依頼主を捕まえてやる」と言ってクロキを騙し、クロキに支払われるはずだったお金を横取りしてしまいます。最後は捕まり自由を拘束された上に、目当てだったお金まで逃してしまったクロキ。その後はどうなったのでしょうか？

友一に報酬を横取りされたとは露にも思っていないクロキ。そのお金を使ってトモダチゲーム運営側と交渉し、自由放免になろうとします。

その後、トモダチゲーム運営側はクロキの言葉に従い指定された場所に出向きますが、友一がすでに持ち出した後なので当然お金はもうありません。ネタバレしますと、クロキは運営側と交渉すらできず、その後は大人のトモダチゲームに強制参加させられることになります。

クロキは、運営側のマリアに指摘されるまで、お金のことを友一に話したことすら忘れていたようです。お馬鹿なクロキのクズっぷりが改めて露呈したシーンと言えるでしょう。

大人のトモダチゲームに臨むクロキですが、相変わらずの馬鹿でクズっぷりを示します。友情の檻ゲームでは、友一の罠に引っ掛かり1人負け4億円の負債を抱え込むことに。ネタバレしますと、最後は借金4億円で刑期45年が確定します。ところで返済期間45年の根拠ですが、時給1000円で24時間働いておおよそ45年になるのだそうです。

不動みなみから過去に受けた屈辱へのリベンジをお願いされた友一。もともとクロキを懲らしめてやろうと考えていたこともあって、その後のクロキの行動に目を光らせていました。鍵を手に入れたクロキは、自分さえ助かればよいと自己保身優先の行動に出ます。本来は助かるはずだったクロキですが、最後は4億円の負債を抱えた上、運営サイドに連れていかれました。

アニメ・トモダチゲームでクロキの声を担当した声優・福山潤（ふくやま・じゅん）を紹介します。現在、声優事務所「BLACK SHIP」の代表取締役CEOを務め、声優だけでなくナレーター、歌手としても活動する福山。1978年11月26日広島県福山市に生まれ、その後大阪府高槻市で育ちました。

福山が声優としての活動を開始したのは、1997年19歳の時。「月刊Asuka」のラジオCMでナレーションを担当しました。その後、テレビアニメ「無敵王トライゼノン」では神威章役でアニメ初主演を果たしています。

その後は、声優としてテレビアニメをはじめ洋画や海外ドラマの吹き替え、ゲームソフトなどに出演する一方、2017年には1stシングル「KEEP GOING ON!」をPONY CANYONよりリリースしたり（オリコン初登場6位）、ライブ「福山潤・ひとりのBocchiShow」を開催するなど歌手としての活動にも力を入れていきます。

また、芸能事務所・ぷろだくしょんバオバブを経てアクセルワンに所属していた福山ですが、2018年3月に独立。立花慎之介と共に声優事務所「BLACK SHIP株式会社」を設立し、立花と共同でCEO（最高経営責任者）に就任しました。

これまでにアニメ声優として数々の賞に輝いてきた福山潤。アニメージュ・アニメグランプリ声優部門のグランプリに3度の輝いたほか、5回連続で1位を獲得した日本アニカン大賞・男性声優部門や初代声優アワード主演男優賞など枚挙にいとまがありません。

続いて、アニメ・トモダチゲームでクロキの声を演じた声優・福山潤のテレビアニメや海外映画・ドラマの出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

テレビアニメ

• 黒執事（グレル・サトクリフ）
• テイルズ オブ デスティニー（カイル・デュナミス）
• 暗殺教室（殺せんせー）
• イナズマイレブン アレスの天秤 / オリオンの刻印（野坂悠馬）
• Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-（マツモト）
• マクロスF（ルカ・アンジェローニ）
• コードギアス 反逆のルルーシュ（ルルーシュ・ランペルージ）
• おそ松さん（松野一松）
• 青の祓魔師（奥村雪男）

洋画（吹き替え）

• ウルフズ・コール（シャンテレッド）
• エンドレス・ラブ（デヴィッド・アクセル）
• ワイルド・スピード ICE BREAK（フェルナンド）
• ハリー・ポッターシリーズ（トム・マールヴォロ・リドル）

• ER緊急救命室（アダム）
• 花より男子〜Boys Over Flowers（ソ・イジョン）
• LOST（カール）
• ゲーム・オブ・スローンズ（ブラン・スタークほか）

ここまでトモダチゲームのクロキ特集をお届けしてきましたが、最後にクロキに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するのは、アニメ「トモダチゲーム」を観た方の感想です。原作漫画を越えたアニメならではの表現が見られて良かったそうです。特に「弱いもの勝ち」のクロキが見どころとのこと。未視聴の方には必見ポイントとなるかも知れません。

続いて紹介するのは、ドラマ「トモダチゲーム」を観た方の感想・評価からになります。原作通りに指切りじゃんけんで仲間の信頼を失うクロキが見たかったそうです。しかし、実写版ドラマですから、爪を剥ぐなど残酷なシーンはカットせざるを得なかったのではないでしょうか？

最後に紹介する感想・評価も、ドラマ「トモダチゲーム」を見た方のツイートからです。何にもましてクロキを演じた俳優・深水元基の演技力に驚かされたと言います。不良グループのリーダーでクズという役柄を演じ切るのは、とても難しいことなのかも知れません。

ここまでトモダチゲームに登場するクロキがクズと言われる理由を中心に、クロキの過去やその後の成り行きについてもネタバレでお届けしてきました。いかがでしたでしょうか？

かつてクロキは、リーダーの条件として頭の良さや度胸、仲間を裏切らないことの3つを挙げ、それを満たしているのは自分だけだと豪語していました。しかし、実際のクロキの行動を見るとその真逆ばかり。クロキがクズだと言われる理由は、「問題が起きるとすぐに暴力を奮う」、「お金に汚い」、「他人を平気でだまして陥れる」の3つに集約できるでしょう。

自ら提案した指切りじゃんけんでは、頭の悪さと度胸のなさを露呈した上に仲間を売るといった卑劣さでメンバーから総スカンを喰らいます。また、運営者を騙った罰として大人のトモダチゲームに強制参加させられたクロキ。最後は報酬を友一に横取りされた上、4億円の負債と刑期45年が課せられます。散々な最後ですが、終始クズっぷりを露呈してきたクロキですから、留飲を下げた方も多かったのではないでしょうか？