【名探偵コナン】奇術愛好家殺人事件のネタバレあらすじ！犯人や最後の結末は？

『名探偵コナン』の人気キャラクター・怪盗キッドが登場するストーリーの1つ『奇術愛好家殺人事件』。こちらの記事ではそんな『奇術愛好家殺人事件』のあらすじや結末から犯人までをネタバレでご紹介しています。その前にまずは『奇術愛好家殺人事件』の物語が描かれている漫画作品『名探偵コナン』についてご紹介。『名探偵コナン』の作品情報や簡単なあらすじをおさらいしたい人は目を通してみてください。

• 作者：青山剛昌
• 出版社：小学館
• 掲載誌：週刊少年サンデー
• レーベル：少年サンデーコミックス
• 発刊期間：1994年5月号～連載中（2022年9月現在）
• 巻数：101巻（2022年9月現在）
• アニメ放送期間：1996年1月8日～放送中（2022年9月現在）
• アニメ話数：1054話（2022年9月3日時点）

『名探偵コナン』は漫画家・青山剛昌先生による推理少年漫画で、小学館が発行する漫画雑誌・週刊少年サンデーにて連載中の作品です。『名探偵コナン』の連載が始まったのは1994年からで、2022年9月現在では単行本が101巻まで発売されており、漫画業界のご長寿漫画作品としても知られています。

また1996年からはアニメ放送も開始し、こちらも25年以上続く国民的人気アニメとなりました。『名探偵コナン』は本編以外にも、作品に登場するキャラクターを主役としたスピンオフ漫画も登場していたり、作者の青山剛昌先生の過去作『まじっく快斗』のキャラクターが登場していたりと、ファンが喜ぶ作品展開がされています。

"黒の組織"と呼ばれる犯罪組織が開発した薬によって、小学生の身体になってしまった高校生探偵・工藤新一。黒の組織に所属していた少女・灰原哀や、大阪を中心に活動する高校生探偵・服部平次、また警視庁の目暮警部や公安の安室透などを巻き込み、工藤新一改め江戸川コナンは黒の組織の正体に迫っていきます。

『名探偵コナン』のストーリーの1つ『奇術愛好家殺人事件』は原作コミックスでは20巻に収録されているストーリーとなっています。またアニメでは132話～134話の3部構成となっており、132話が「事件篇」、133話が「疑惑篇」、134話が「解決篇」となっています。

『名探偵コナン』の作者・青山剛昌先生の過去作品『まじっく快斗』の主人公・怪盗キッドが登場する回の1つとなっており、『名探偵コナン』のファンだけではなく『まじっく快斗』の作品ファンも楽しめるストーリーです。

『奇術愛好家殺人事件』のあらすじネタバレ1つ目。1つ目のあらすじネタバレは「奇術愛好会のオフ会へ向かう蘭と園子」。『奇術愛好家殺人事件』の物語のきっかけは、蘭の親友・園子がインターネットで知り合った奇術愛好家たちとのオフ会に参加することから始まりました。ネット上で男性のふりをして参加していた園子は、自分の彼女という呈で蘭もオフ会に誘います。

小五郎は娘の蘭と園子をオフ会の開催場所である山中の館へ送るため車を出し、コナンも一緒に見送りに来ています。自分も一緒に行きたいと言うコナンですが、風邪気味のため蘭と園子を目的地に送ると、コナンはそのまま小五郎と一緒に家へ向かいました。しかし、その帰り道、車内のラジオから殺人事件のニュースが流れ、その被害者が蘭と園子が向かったオフ会の参加者であることが判明します。

ニュースではオフ会の参加者たちに危機がせまっていることを匂わせるメッセージが残されていたと伝えられ、小五郎は急いで来た道を引き返します。しかし、館へ行くための吊り橋が炎に包まれていたため、小五郎は警察に救助を求めに行くことになり、コナンは炎に巻かれながら吊り橋を渡り館へ向かうのでした。

『奇術愛好家殺人事件』のあらすじネタバレ2つ目。2つ目のあらすじネタバレは「高熱のコナン」です。炎に包まれた吊り橋をなんとか渡りきったコナン。しかし、元々風邪気味だったコナンは無理をしてしまったために高熱でうなされることになってしまいます。館の前まで来ることができたものの、コナンはそのまま玄関前で倒れてしまいました。

その頃、誰かに呼ばれた気がした蘭が玄関に向かうと、そこには雪の中で倒れているコナンの姿がありました。急いでベッドにコナンを寝かせた蘭ですが、コナンは目を覚ます気配がありません。蘭はコナンの看病をするため室内に留まり、オフ会は蘭を抜いた他のメンバーで始めることになります。

『奇術愛好家殺人事件』のあらすじネタバレ3つ目。3つ目のあらすじネタバレは「不可能犯罪」について。参加者たちは奇術愛好家らしくマジックで「オフ会のリーダー」「飲み会を盛り上げる宴会部長」「風呂焚き係」を決めることにします。担当が決まった後はそれぞれ自分の仕事や食事の用意を進めます。食事の時間になり、続々とリビングに集まったメンバーたちは今日来なかったメンバーのことを話題に出します。

メンバーの1人が「きっとそのうち来るだろう」と言いかけますが、そこへ目を覚ましたコナンが現れ、「来ないよ」と車内で聞いた殺人事件のニュースのことを話し始めます。その話しを聞いたメンバーたちは、食堂になかなかやってこない浜野という男を心配し、総出で彼の部屋に様子を見に行きます。しかしそこに浜野の姿はなく、窓を覗いた蘭によって館から数メートル離れた雪の上で発見されました。

メンバー一同は急いで外に飛び出し、浜野の様子を見に行きます。足跡1つ無い雪の上で倒れていた浜野に近寄ったメンバーたちですが、彼は既に死亡していました。そして、倒れていた浜野の足跡さえも残っていないその不可解な現場を見たコナンは、この事件が"不可能犯罪"なのだと口にするのでした。

『奇術愛好家殺人事件』のあらすじネタバレ4つ目。4つ目のあらすじネタバレは「犯人の犯行動機」について。名推理によって『奇術愛好家殺人事件』を解決の結末に導いたコナン。その後、犯人はこの『奇術愛好家殺人事件』を計画した犯行の動機を話し始めます。その動機と言うのは"祖父の死を笑ったから"というものでした。

犯人の祖父は有名マジシャンの春井風伝という人物で、正体を隠して園子が参加していた奇術愛好会に参加していたメンバーでした。そして、奇術愛好会のチャットで脱出マジックが見たいというメンバーたちの声を見て、老体ながら自分のショーで脱出マジックを決行することを決めたのでした。当時、犯人はなぜ祖父が突然脱出マジックをしたいと言い出したのか不思議に思っていました。

そして、祖父の遺品を整理している際に、犯人のネットIDを使って奇術愛好会のサイトを利用していたことを知ります。犯人はその時初めて奇術愛好会のサイトを覗き、そこでメンバーの中に本物の春井風伝がいると知らなかったユーザーが心ない書き込みをしているのを目撃します。

「舞台の上で死ねて彼も本望でしょう（笑）」「年寄りの冷や水」という書き込みを見た犯人は愛する祖父への侮辱を目にし、その言葉を吐いたメンバーへの復讐を決意します。そして別のネットIDを取得し、奇術愛好会に潜り込み『奇術愛好家殺人事件』を実行する機会をうかがっていたのでした。

『奇術愛好家殺人事件』のあらすじネタバレつ目。つ目のあらすじネタバレは「真相を解き明かした後のコナンの結末」。推理によって犯人を突き止める結末を迎えたコナン。犯人の自白によって、マジシャンの春井風伝がメンバーだったことに驚く一同ですが、コナンは唯一春井風伝がメンバーにいたことを知っていた人物を名指しします。

すると、コナンの推理によって『奇術愛好家殺人事件』が解決の結末を迎えたと悟ったその人物は、自分の正体が怪盗キッドだったことを明かします。マジック好きが集まる奇術愛好会のメンバーは世間を騒がせているマジックの使い手の登場に騒然。キッドは自分の正体を見破っていたコナンに「見事な推理だったぜ」と言い残してその場を後にするのでした。

『奇術愛好家殺人事件』の結末ネタバレ1つ目。1つ目の結末ネタバレは「犯人の正体」について。『奇術愛好家殺人事件』の犯人は、館の中での係をゲームで決める時に風呂焚き当番になった女性・田中でした。コナンは田中が風呂焚き係になったと知った時から彼女を疑っていたようで、事件が発生した直後から、風呂場の外から室内に入って犯行に及ぶことができるのではないか？と本人に質問していました。

『奇術愛好家殺人事件』の結末ネタバレ2つ目。2つ目の結末ネタバレは「怪盗キッドの登場」について。『奇術愛好家殺人事件』では、始めから変装した姿で怪盗キッドが潜り込んでいました。その人物は園子がチャットで仲良くしていたという土井塔克樹。

事件が発生した後も冷静な判断を下したり、要所要所で目を惹く反応をとっていました。また名前の「土井塔克樹（どいとうかつき）」は、文字を入れ替えると「怪盗キッド（かいとうきつど）」と読むことができ、漫画やアニメを見ている人でも正体を見破ることができる伏線となっていたのでした。

『奇術愛好家殺人事件』で犯人の田中貴久恵役を演じたのは福田裕子さんです。『奇術愛好家殺人事件』では声優として出演しましたが、主にテレビドラマや舞台で女優として活躍されている人物です。テレビでの出演作には『憲法はまだか』の三辺文子、『探偵事務所3 奇妙な依頼人!』の篠崎芙美子などの役があります。

『奇術愛好家殺人事件』で被害者の浜野利也の声を演じたのは岩松廉さん。声優の他に舞台俳優としても出演されている俳優で、テレビアニメでは『∀ガンダム』のシッキネン、『フルメタル・パニック！』のグェン・ビェン・ホーなどの声を演じられています。

『奇術愛好家殺人事件』の登場人物黒田直子を演じたのは声優や女優としても活躍されている田村真紀さん。『名探偵コナン』以外の作品では『金田一少年の事件簿』のアネット根来、『結界師』の紫遠の役なども演じられています。

『奇術愛好家殺人事件』の登場人物荒義則の役を演じたのは徳弘夏生さん。アニメでもキャラクターの声を演じていますが、主に俳優としてドラマ出演されている俳優です。『名探偵コナン』以外では『忍者戦士飛影』のマツオ・マヤ、『星界の戦旗』のシドリュア・ボルジュ＝シド・シーズなどの役でアニメ出演されています。

『奇術愛好家殺人事件』の登場人物の須鎌清日呂役を演じたのは田中冬星さんです。アニメ以外にもテレビドラマや映画にも出演されています。声の演技ではアニメ『デビルマンレディー』やゲーム『ケイン・ザ・バンパイア』に出演されています。

『奇術愛好家殺人事件』で怪盗キッドの変装姿・土井塔克樹を演じた声優は渡辺寛二さん。主に俳優として活躍されており、テレビドラマでは『相棒』や『ハンチョウ〜神南署安積班〜』などの登場人物として出演されています。

怪盗キッドが変装していた回の1つ『奇術愛好家殺人事件』。物語の結末で正体を明かし、普段の怪盗キッドの姿に戻った土井塔克樹。しかし、『奇術愛好家殺人事件』を見ていた作品ファンの中には、怪盗キッドよりも変装時の土井塔克樹が好きだったので残念だったという声もあがっています。

『名探偵コナン』の物語で度々姿を見せる怪盗キッド。『奇術愛好家殺人事件』はそんな怪盗キッドが物語に登場した2回目のストーリーです。『奇術愛好家殺人事件』の物語の中ではコナンが怪盗キッドについて言及するシーンは殆どありませんでしたが、怪盗キッドとの再会によってコナン自身にとっても忘れられない事件となったのではないでしょうか？

『奇術愛好家殺人事件』の物語の最後で正体を明かした怪盗キッド。蘭を見て、彼女にそっくりの幼なじみのことを思うセリフが登場しました。そんな怪盗キッドの言葉に、『まじっく快斗』ファンからは喜びの声があがっています。

以上、『名探偵コナン』に登場した『奇術愛好家殺人事件』についてご紹介してきました。『奇術愛好家殺人事件』は怪盗キッドが『名探偵コナン』で2度目に登場した回で、物語の結末で正体を明かしコナンたちの元を去って行きました。原作コミックスでは20巻、アニメでは132話～134話に収録されているので、気になった人はチェックしてみてはいかがでしょうか？