【トモダチゲーム】ゲームを一覧で紹介！内容・ルールや勝敗結果をネタバレまとめ

アニメ・ドラマ化された「トモダチゲーム」は、チームの友情を崩壊しかねないゲーム内容も見所であり、時にはデスゲームと呼べる内容も登場し、白熱した展開を見せています。以下では、「トモダチゲーム」から、原作漫画で登場したゲームの一覧や、各ゲームのルール・内容や勝敗結果をネタバレ紹介します。

アニメ・ドラマ化された漫画「トモダチゲーム」は、山口ミコト原作・佐藤友生作画によるサスペンス作品で、2014年から「別冊少年マガジン」で連載、単行本は2022年4月時点で計20巻が刊行されています。

「お金より友情」という母親の教えを守りながら高校生活を送る片切友一は、ある日、クラスの修学旅行費が何者かに盗まれたことを受け、友人の美笠天智・沢良宜志法・四部誠・心木ゆとりと共にトモダチゲームへ強制参加させられます。友情さえあれば、簡単にクリアできると謳いながらも、ゲームの内容は参加者の友情に揺さぶりをかけるもので、5人の友情を信じて疑わなかった友一たちも、疑心暗鬼に陥ります。

以下では、ある人物の裏切りにより友一たちが強制参加させられた、トモダチゲームのゲームの内容・ルールや勝敗結果を、一覧にてネタバレ紹介します。

友一たちCチームに課せられた最初のゲーム「コックリさんゲーム」は、ルールは従来のコックリさんと似ており、1人が問題を読み終えた後、10円玉に指を置き、問題に対して「はい」「いいえ」と念じることで、10円玉が動きます。5つの問題のうち、1つでも5人全員が同じ答えを出すことでクリアとなるも、1人でも違う答えを出せば、その問題は不正解となります。

また、ゲーム中の発声は禁止で、ルールを破った者の借金が倍に膨れ上がること、5回とも不正解だった場合は、最下位の者に借金全額が課されるという過酷なルールが設けられています。5人の友情を信じて疑わない友一たちは第一ゲームは楽勝と思いきや、ゲームを3回行っても一向に正解に辿り着けず、友一はこの中に裏切り者がいると察し、保身のために仲間を陥れるようなルールを知ります。

また、3回目に突入してもクリアできない状況にそれぞれが疑心暗鬼に陥る中、このままでは最後の出題者・ゆとりの敗北が目に見え、思い悩んだ友一は、自らルール違反を犯すことで裏切り者をハメます。第一のゲームの勝敗結果は、友一の策略によってクリアできたものの、5人はお互いを疑い始めます。

陰口スゴロクは、陰口ペーパーにメンバーの秘密を書き、視聴者投票でその内容が暴露され、もっとも内容がひどい順にコマ数が多くあり、最初にゴールした人物が次のゲームへ強制参加させられます。陰口ペーパーは白紙での投票も可能で、チーム全員が白紙で投票し続ければ同時にゴールとなり、そのままゲームクリアとなる一方、嘘の内容を書いた場合は、ペナルティとしてスゴロクの先頭へ強制移動させられます。

友一たちは全員足並みを揃えてのゲームクリアを目指すも、ここでも5人の友情に揺さぶりをかけるイベント内容が書かれ、コマを進めるごとに借金が増えると知った友一たちは、ついに約束を破ってメンバーの秘密を暴露し始めます。メンバーの衝撃的な過去が次々と明かされる中、友一は、志法が次のゲームへ向かうように仕向けられていることに気が付き、裏切り者の特定を始めます。

友一の策略が功を奏し、裏切り者の正体は、5人の調停役であった美笠天智と判明し、彼がクラスの修学旅行費を盗み、4人をトモダチゲームに巻き込んだ張本人でした。裏切り者の正体が暴かれ、天智の敗北が濃厚と思われた矢先、友一は四部に関する内容は嘘だったと申告し、自ら第3ゲームに進むように仕向けます。その理由は、トモダチゲームの運営側を潰すためであり、ここで友一の恐ろしい過去が暴露されました。

第三ゲームは、当初は友一だけの参加でしたが、天智も自ら参加を申し出て、2人で「友情かくれんぼ」に挑むことになります。このゲームでは、他チームとの対戦形式となり、チーム内で隠れる役と探す役に分担し、先に相手チームの隠れる役を探し当てることで勝敗が決まります。また、このゲームでは相手チームへの寝返りや、隠れる役のギブアップも認められ、味方が多いほど有利な内容となっています。

隠れる役は、一度決めた場所から離れることは出来ないために、天智は死を覚悟して潜伏生活を送り、友一も自らを犠牲にすることで相手チームが降参するように仕向けていきます。第3ゲームの勝敗の結果は、友一・天智の決死の行動によりCチームが勝利し、2人はトモダチゲームから解放されて、日常生活に戻ることが出来ました。

「友罪裁判」は、父親を殺害した容疑で逮捕された四部誠の無実を勝ち取る内容で、誠を救うためには、陪審員に見立てられたクラスメイトから陪審票を回収することで、陪審票の正体は各自に返還された修学旅行費7万円でした。これまでの悪事の相まって、陪審票を全て回収することは困難とみえ、かつ誠の有罪を裏付ける証拠も揃っており、ゲームクリアは絶望的と思われました。

一方、友一はゆとりと協力して担任教師を脅し、陪審票を全額回収することに成功、また、天智も誠に関する証言3つのうち1つが嘘であることを見抜き、友罪裁判で証言の1つが嘘であったことを証明します。第四のゲームの勝敗結果は、四部誠の無罪を勝ち取ったことでクリアとなりましたが、四部家が抱える億単位の借金が友一・天智・誠・ゆとりにのしかかります。

また、第3ゲームのクリア後、行方をくらませている志法について、誠の証言から父親の殺害に志法が関与していることや、第2ゲーム後の借金額について、志法が嘘をついていた可能性が浮上します。志法は、トモダチゲームを調べようとした天智の父親の死にも関与していると見られ、果たして沢良宜志法は敵か味方か、友一たちは真実を確かめるためにも、大人のトモダチゲームへ参加することを決意します。

以下では、クロキがトモダチゲームを騙って行われた、特別ゲームの内容・ルールや勝敗結果を、一覧にてネタバレ紹介します。

友一・天智が第三ゲームに挑む頃、学校では修学旅行費の紛失を受け、クラス委員である志法・誠に疑いの目が壮絶ないじめを受けたこと、四部誠の父親が何者かに殺害され、息子の誠が容疑者として逮捕される事態が発生します。そんな中、ゆとりが何者かに拉致される事件が起き、助けに向かった友一は、クロキと名乗る男からトモダチゲームの特別編を言い渡されます。

最初の特別ゲームは、友一・ゆとりのどちらかに苦痛を与える「弱い者勝ちゲーム」であり、明らかに暴力行為と呼べる内容でした。どちらが苦痛を受けるかはゆとりの選択に委ねられ、友一の足手まといになりたくないけれど暴力は怖い、判断を決めかねるゆとりでしたが、友一が身を挺して暴力を受けたことで、このゲームを何とか切り抜けることに成功します。

特別ゲームの2回戦・指切じゃんけんは、弱い者勝ちゲームで散々な目に遭った友一のクロキへの復讐が込められ、じゃんけんに勝てば1000万円がもらえる一方、負けた場合は指を切断します。切断する指の数は、じゃんけんの形に応じて決まり、チョキの場合は2本、パーの場合は5本で、右手を負傷した友一はグーしか出せず、一見するとクロキの勝ちが濃厚と思われました。

しかし、勝負の結果は左手でチョキを出した友一が勝利し、左手でじゃんけんを繰り出すことを想定できなかったクロキの浅はかさが露呈しました。また、クロキによるトモダチゲームの特別編は、クロキがトモダチゲームを騙っていたことが判明、クロキは大人のトモダチゲームへの参加を余儀なくされました。

以下では、莫大な借金を返済するべく、ハイリスク・ハイリターンのゲームに挑んだ、大人のトモダチゲームの内容・ルールや勝敗結果を、一覧にてネタバレ紹介します。

大人のトモダチゲームの最初のゲームは、監獄からの脱獄を目指す「友情の檻ゲーム」で、ゲームをクリアするには、刑期20年に服して釈放を待つか、12万個のドミノを並べるかの2つの方法が提示されています。また、監獄内には脱獄用の鍵もあり、それを使って脱獄に成功できれば、脱獄者はゲームクリアとみなされ、残された参加者には重いペナルティが課されます。

一方、このゲームには「密告」と呼ばれるルールも設けられ、毎晩行われる投票で、過半数の意見を集めた者をゲームオーバーにできます。友情の檻ゲームには、友一・誠の他、過去に対戦した紫宮京・クロキもおり、クロキは友一を陥れるべく、表面では仲間のふりをして、策略を練ります。しかし、実際は、友一・京の手でクロキが追いやられる結果となりました。

友情の檻ゲームの勝敗結果は、人勝ちを目論むクロキの敗北に終わり、友一たちは次のゲームへ進み、1人負けしたクロキは、刑期45年と4億円の負債が課されることとなりました。

大人のトモダチゲーム・第2ゲームは、前半・後半戦に分けられ、前半は豪華客船を舞台にした「人生賭博ゲーム」であり、その内容は簡単に言えばギャンブルです。しかし、ゲームの軍資金は友達を売ることで賄い、友達の値段は能力に関係になく、査定によって変動します。また、船を下りる際には、乗船料と称して1人1000万円の支払いが義務化され、払えない場合は1億円のペナルティが課されます。

運が勝敗を左右するギャンブルは友一が苦手とする分野であり、このゲームではさすがの友一も勝機を見いだせなかったものの、前のゲームで手を組んだ京が手助けに入り、天智を売って得た手元1000万円から、1億6千万円へと含まらせることに成功します。第二ゲーム前半の勝敗結果は、友一たちの勝利に終わり、誠・天智の買戻しやゆとりを含めた5人分の乗船料を支払っても、おつりが帰ってきました。

第2ゲーム後半戦「トモダチ殺し合いゲーム」は、ある島を舞台に多額の債務を背負った金の亡者から逃れる内容で、参加者が5人になるまでゲームが続く過酷なものです。参加者には、金の亡者の動きを一時的に止めることができる銃が支給されるも、銃弾ごとに持続時間が異なること、1弾あたりの値段が高額のため、前半戦でどれくらい稼げたかが、勝敗を大きく分けます。

また、トモダチ殺し合いゲームには、他の船からの参加者も混じっており、ゲームはこれまでにない過酷さを見せます。大人のトモダチゲームが本格的に始動する中、心木ゆとりの裏切りの発覚、「陰口スゴロク」以降、行方をくらませていた志法の再登場、誠もとある理由から友一達を裏切っていたことが判明します。

かつての友情が崩壊し、それぞれが生き残りをかけて刃を向け合う中、トモダチ殺し合いゲームの勝敗結果は、金の亡者から逃げ延びた友一を含めた5人が勝ち抜きます。

大人のトモダチゲームの最終ゲーム・友断ちゲームは、他のチーム勝者と合同で行われ、ゲームのルール・内容は、山小屋に2週間過ごしながら、運営側から送られたタスクをこなすというものです。タスクには、参加者共通の内容の他、個人的な内容を含んだタスクも送られます。また、ゲームをクリアした場合は、トモダチゲームからの開放と借金の帳消し、クリアした者から1人には特別ボーナス・45億円が支給されます。

一方、山小屋で暴力を働くことは禁止で、かつ参加者のうち、ゲームクリアに不要だと判断した人物について、個別パスワードを運営側に報告することで、その者をリタイアさせることもできます。友断ちゲームには、友一の他、運営側との関係が匂う志法も参加しており、友一は志法を無視するなど、不可解な行動を取り始め、山小屋内で孤立してしまいます。

また、山小屋内では様々な事件が勃発し、志法への態度をはじめ、怪しい動きを見せていた友一に疑いの目が向けられるも、事件の発端は、歪んだ正義を振りかざし、友一とも対立した豪理と判明します。友一の策略で豪理の化け物の皮が剥がされ、山小屋に束の間の安堵が訪れた矢先、友一は、豪理めがけて銃弾を撃ち込みます。

以下では、温厚な主人公の知られざる過去や、仲良しグループに潜む裏切り者の正体について、様々な考察が飛び交う、トモダチゲームの登場人物一覧をネタバレ紹介します。

「トモダチゲーム」の主人公で高校2年生、母親の教えからお金より友情を大切にする友達思いの性格です。一方で、ゲームに勝つためなら手段を厭わない卑劣さも秘めており、第2ゲームでその本性を顕わにすると同時に、トモダチゲームの運営を潰すことを目論みます。一方で、過去に殺人を犯していたことや、かつては「斯波」という姓を名乗り、友一自身はそれを嫌っているなど、謎めいた過去を秘めています。

グループ5人の調停役で、コミュニケーション能力に長けた、学年一の秀才です。友一たちと同じ学年であるも、実は1歳年上であり、とある経緯から友一たちの高校へ編入しました。過去に別のグループでトモダチゲームに参加し、本編では2度目の参加、父親の死に関与したと思われる沢良宜志法へ復讐するべく、友一たちを巻き込んでトモダチゲームへ参加を申込みました。

友一のクラスの副委員長で、美笠天智とは家族ぐるみの付き合いがあります。トモダチゲームの真実を知ろうとした天智の父親の死について何か知っていると思われる節があり、トモダチゲームの第3ゲーム以降は行方をくらまし、後にゲームの運営者側として再登場しています。

クラスの委員長で、父親は市議会議員という裕福な家庭の出身です。トモダチゲームによって父親の汚職が発覚、父親は逮捕されるも、後に何者かに殺害されてしまいます。また、父親の死後、四部家は億単位の借金を抱えていることが判明し、巨額の借金を返す当てとして、より高額な賞金獲得を狙える大人のトモダチゲームへ参加することになりました。

友一のクラスメイトで、抜群のスタイルの少女です。第2ゲームで中学時代に壮絶ないじめを受けていたことや、援助交際のことを暴露され、一時は友一や天智に対して不信感を抱くも、その後のゲームを通じて和解しました。その後は友一達と大人のトモダチゲームに参加するも、親友・志法のセリフからある事実が発覚しました。

以下では、大人のトモダチゲーム突入を機に明かされつつある裏切り者の正体や、読者の予想を上回る展開が繰り広げられる「トモダチゲーム」から、裏切り者と最終回について考察しました。

トモダチゲームの裏切り者は、友一たち5人のうちのいずれかと推測され、序盤では美笠天智が裏切り者に浮上するも、天智の知られざる過去やトモダチゲームとの関連から、沢良宜志法も裏切り候補に浮上しました。しかし、2人に関しては、トモダチゲームの被害者とも考えられ、また、ゲーム中に天智・志法が友一を裏切るような行為に走っていないことも、2人が裏切り者でない根拠とも言えるでしょう。

一方、トモダチゲームでもっとも怪しい動きを見せているのが、裏切り者とは程遠いと思われる心木ゆとりであり、彼女に関しては、劇中でも真の裏切り者であることが断定されています。また、裏切り者は1人とは限らず、父親の殺害とトモダチゲームとの関連が匂う四部誠も、裏切り者の可能性が浮上しています。

大人のトモダチゲームで友一たちを裏切った誠でしたが、彼の言動から裏切り者は他にいること、裏切り者のフラグが出ているゆとりは、最初に裏切った人物ではないと考えられます。トモダチゲームでの裏切り者とは、この物語のラスボスにもあたり、最終ゲームにも参加していることが予想されるでしょう。

天智に巻き込まれる形でトモダチゲームへ強制参加させられた友一でしたが、陰口ゲーム終了後には態度を豹変させ、トモダチゲームの運営側を潰すことを目指し、自ら危険なゲームに乗り出していきます。また、友一のゲーム戦略は、トモダチゲームに入る金額が少なくなるように勧めているにも思われます。「トモダチゲーム」の終盤では真のラスボスが正体を現し、友一との最後の戦いが想定されます。

トモダチゲーム・最終回は、友一の勝利とトモダチゲームの運営側の崩壊、友断ちゲームで獲得した賞金45億円は、これまでのゲームで敗北を余儀なくされた仲間たちの救済に充てられるでしょう。そして、トモダチゲームを通じて、友一は真の友情を取り戻し、裏切り者が去ったことで再び楽しい日々を送るでしょう。

以下では、裏切り者の正体や目的、トモダチゲームの運営側を潰すことを目論む友一のその後が気になる、トモダチゲームに関する感想や評価を紹介します。

「トモダチゲーム」と言えば、固い絆で結ばれた友一たちの友情に揺さぶりをかけるようなゲーム内容や、己の保身のために仲間を犠牲にしかねないような展開はもちろん、誰が裏切り者なのか、読者に先を読ませない巧みなストーリー構成も高く評価されています。味方だと思っていたキャラの意外な一面や裏切りの発覚など、読者の予想を上回る衝撃的な展開が良いと評され、今後の展開に期待を寄せる声も見られます。

友情さえあればクリアできると謳いながらも、実際はチームの友情を崩壊させるようなゲームが展開され、友一たちCチームも、最初のゲーム時点でお互いに疑心暗鬼に陥っていました。「トモダチゲーム」は、現実世界でもありそうなリアルな展開も人気に拍車をかけており、次々と明かされる衝撃展開が読者を魅了する一方、現実世界でそのようなゲームをしたら、誰も信じることが出来なくなるだろうとも評されています。

2022年4月からアニメやドラマ版の放送が開始され、「トモダチゲーム」への注目が高まるものの、やはりオリジナルである漫画版の方が面白いとの感想が寄せられています。原作漫画では、温厚な主人公・片切友一をはじめとするキャラの豹変ぶりや、ゲームとは思えない過激かつ残虐な内容が描かれ、ゲームの脱落者は誰なのか、友一たちの裏切り者は誰なのか、漫画ならではの読み応えのある作風が人気を集めています。

「トモダチゲーム」にて繰り広げられたゲームの内容やルール、各ゲームの勝敗結果などを、あらすじネタバレを交えながら一覧にて紹介しました。友情さえあればクリアできると謳うも、実際にゲームをやり始めると簡単にクリアさせないばかりか、自分の保身のために仲間を疑うように仕向けさせるなど、巧妙な罠が潜んでおり、ゲーム内容は過激であるものの、まさに真の友情が試されるゲームでしょう。