【不滅のあなたへ】トナリの正体と目的は？フシとの関係や死亡・復活シーンを紹介

『不滅のあなたへ』のトナリの目的や正体についてネタバレしていく前に、彼女のプロフィールをご紹介です。『不滅のあなたへ』のトナリとはどんな人物であるのかという基本情報が分かる内容となっておりますので、事前に読んでおく事で後述のメインのまとめがより一層楽しめます。またここでは『不滅のあなたへ』のあらすじも含めた作品概要も解説していきますので、ぜひチェックしてみて下さい！

『不滅のあなたへ』は大今良時によるファンタジー漫画作品で、『週刊少年マガジン』にて2016年から連載が開始されました。2022年9月現在単行本は17巻までが刊行されており、累計発行部数は2022年2月時点で300万部を突破しています。『不滅のあなたへ』はテレビアニメ化も果たしており、2021年には全20話の第1シリーズが放送され、2022年秋には第2シリーズも放送予定です。

観察者のとある目的から地上へと投げ込まれたその存在は、物体の姿を記憶して模倣する能力を持っていました。その存在は初めて出会った人間である少年へと姿を変えますが、考える事も話す事も出来ません。刺激を求めて歩き続けたその存在はとある少女に出会い、不死身である事から『フシ』という名前を付けてもらいます。フシは様々な人間に出会い、言葉や文字も覚えながら成長していくのでした。

トナリは罪人を収容しているジャナンダ島で暮らしている14歳の少女です。褐色肌とショートヘアが特徴で、明るく活発な性格をしています。謎の目的からフシとピオランをジャナンダ島に送る為の船に乗せ、フシがジャナンダ島に来る事になるきっかけを作りました。飄々とした態度をとっていた事もあって最初のうちはフシにも気に入られておらず対立していましたが、のちに和解して信頼関係で結ばれていきます。

ここからは『不滅のあなたへ』のトナリの正体や目的をネタバレしていきます。フシをジャナンダ島へ出航させる船に乗せるという謎の行動をとったトナリですが、いったい彼女にはどんな目的があったのでしょうか？また、トナリと『不滅のあなたへ』の主人公であるフシの関係性もここでネタバレです。『不滅のあなたへ』の『ジャナンダ島編』のヒロインを務めたトナリの活躍をどうぞご覧ください！

トナリは7歳の頃、妻を殺した容疑でジャナンダ島へ送られる事になった父についていく事にします。父は母を殺していないと信じていたからです。ジャナンダ島は殺人を含めたあらゆる犯罪が許される場所で、『島長決定戦』という独自の文化がありました。トナリの父親はこれに出場して優勝しますが、恨みを持っている罪人によって殺されてしまいます。これによってトナリは1人になってしまうのでした。

トナリは父親の死後、ミァという同じような境遇の少女と出会います。その後もウーパ・ウーロイ・サンデルといった仲間が集まり、その4人はトナリにとってかけがえのない仲間となっていきます。

接点の無かったトナリとフシですが、その出会いの裏にはハヤセの存在がありました。ハヤセはフシを島長決定戦に出場させれば必ず優勝するという事をトナリに吹き込みます。トナリはハヤセの正体が分からないながらもその話を信じ、フシとピオランをジャナンダ島行きの船へと誘導したのでした。

トナリはジャナンダ島から脱出する事を夢見ており、その正体を隠しながらハヤセの口車に乗ってフシをジャナンダ島へと連れてきました。トナリはフシに島長決定戦で優勝してもらい、島から連れ出してもらおうと考えたのです。トナリは最初は目的や正体を隠してフシと接しており、これによってフシにも不信感を持たれていました。

正体を隠していたトナリを初めは信用してなかったフシですが、ジャナンダ島にノッカーが来襲してきて一緒に戦った事がきっかけで信頼関係で結ばれるようになっていきます。トナリは仲間と共にジャナンダ島から脱出するという夢を達成しますが、ハヤセの策略からフシを守る為に島に戻る事を決意します。最初は正体が分からなかったトナリですが、フシは自分を助けに来てくれたトナリを信用するようになり、大切な仲間となります。

島長決定戦はハヤセの優勝に終わり、トナリはハヤセに指名された事で新たなジャナンダ島の島長となります。ノッカーによって3人の仲間を殺されたトナリは、残った仲間であるサンデルと共にジャナンダ島に残り、島の復興をしていく事にします。その後、フシは自分を待っているピオランに会いに行くためにジャナンダ島から脱出し、トナリとはしばしの別れとなりました。

目的や正体の分かった『不滅のあなたへ』のトナリは、フシと別れてジャナンダ島に残る事にしました。その後、フシはピオランの死をきっかけに二度と大切な人を死なせたくないという思いから無人島で40年間1人でノッカーと戦い続けていました。しかし、40年後にフシはトナリと再会するのです。フシと再会を果たしたトナリは死亡してしまいますがその後にフシによって復活を果たす為、ここではそれらの事をネタバレしていきます。

トナリは『不滅のあなたへ』の『サールナイン島編』にて再登場を果たします。トナリはサンデルと共にフシの前に現れますが、年齢は50代になって姿が変わっていた事から最初はフシも正体が分かりませんでした。トナリは自分とサンデルの正体をあえて隠してフシと接しており、守護団は危険だという事をフシに助言します。守護団はハヤセが結成したフシを信仰する組織で、その時はハヤセの孫であるヒサメが団長を務めていました。

『不滅のあなたへ』の『サールナイン島編』にてトナリは死亡してしまいます。トナリの死亡理由はヒサメの左腕に寄生しているノッカーを取り除こうとした時にそのノッカーが暴れだして殺されてしまうからです。しかし、トナリは死亡する寸前にフシに寄りそってもらっており、穏やかな死亡シーンとなっています。トナリはフシと別れて暮らしていたこの40年間の間に様々な毒を服用し、毒に耐性のある身体を作り上げていました。

フシはトナリが死亡してからトナリの身体を使うようになり、このトナリの毒耐性によって助けられた場面が多くありました。トナリは自分が死亡する事を前提としており、フシの為に毒に耐性のある身体を作り上げていたのです。ノッカーによって死亡してしまったトナリですがそれからは幽霊となり、フシの傍にいつまでもついていきました。

『不滅のあなたへ』の『サールナイン島編』にて死亡してしまったトナリですが、『不滅のあなたへ』の『レンリル編』にて復活を果たします。フシは死者を復活させる能力に気付き、死亡してしまった仲間を次々と復活させていきました。この時はトナリだけでなくマーチやグーグーなどのフシの傍で幽霊になっていた仲間達も復活します。フシが大切な仲間達と再会を果たしたこの復活シーンは多くのファンが涙を流した感動シーンです。

しかし、この時にピオランやパロナといった仲間は復活していません。その理由はこの世にファイ(魂)が残っていないからです。フシが死亡してしまった人物を復活させる条件は『生前に出会っている事』『ファイがこの世に滞在している事』『フシが器を作る事』の3つです。幽霊としてこの世に残っていたトナリはこの条件を満たしており、フシの力によって復活を果たしたのでした。

『レンリル編』にてノッカーとの戦いが終わった事で『不滅のあなたへ』は第一部である『前世編』が終了します。その後は『不滅のあなたへ』の第二部となる『現世編』が始まり、トナリを初めとしたフシの多くの仲間が復活します。『現世編』で復活したトナリは50代の姿ではなくフシと出会った頃の14歳の時の姿でした。『現世編』で復活したトナリが少女の姿だった理由は生前に若くなりたいというセリフを述べていたからです。

フシは『現世編』にてトナリを復活させる時にプレゼントのつもりで若い姿を与えていたのでした。『現世編』でのトナリはフシをはじめとする仲間達と共にアオキユーキの家で暮らし始めます。その後は学校にも通い始める為、『不滅のあなたへ』の『現世編』ではトナリのかわいい制服姿も見る事が出来ます。

『不滅のあなたへ』の『ジャナンダ島編』の序盤ではまだ読者もトナリの正体が分からず、ずる賢さが前面に出ていました。正体不明だったトナリはフシに嘘をついたり少し小馬鹿にしたような態度をとっていた為、フシにも『一度くらい本当の事を言えよ！』と怒鳴られてしまっているシーンもあります。物語が進んで正体が分かってからはこのずる賢さがトナリの持ち味となり、『現世編』でも大活躍しています。

こちらはトナリを代表する名言です。『不滅のあなたへ』の『ジャナンダ島編』にて島にノッカーが襲来して来た時、フシは他の人を巻き込まずに1人で戦おうとします。そんなフシに対してトナリはこのセリフを発言しました。仲間達と共にジャナンダ島で生き残ってきたトナリだからこそ重みのある言葉となっています。トナリは『現世編』でもこの言葉を胸に仲間達と共にノッカーと戦います。

アニメ版『不滅のあなたへ』でトナリの声を担当した声優は稲川英里です。神奈川県出身で1993年10月28日生まれの2022年9月現在28歳で、血液型はB型、事務所は『賢プロダクション』に所属しています。2012年から声優活動をスタートさせ、事務所の声優達によるユニット『VvoxX』のメンバーにも抜擢されました。趣味はタップダンスやネイルアート、ゲームなどがあり、自身でも多趣味と語っています。

アニメ版『不滅のあなたへ』でトナリの声を担当した稲川英里は、2014年から放送されたCGアニメ『パックワールド』のヒロインであるシリンドリアの担当声優として知られています。シリンドリアはツインテールと赤いメガネが特徴のかわいいキャラで、頭が切れる事からいつもおっちょこちょいなパックのサポート役にもなっています。

『不滅のあなたへ』のトナリがかわいいというファンの感想があります。『不滅のあなたへ』の『ジャナンダ島編』にてヒロインとなったトナリは、褐色肌が魅力のかわいい美少女で『不滅のあなたへ』の多くのファンから支持されています。『不滅のあなたへ』はリーンやパロナなど多くのかわいいキャラが登場しますがトナリが一番かわいいという方も少なくありません。人気キャラであるからこそ『現世編』にも登場したと考えられます。

『不滅のあなたへ』のトナリがどうしても好きになれないというファンの感想があります。『不滅のあなたへ』の『ジャナンダ島編』にて初登場を果たしたトナリは当初正体不明で、なおかつフシを危険な島に誘導したという事から嫌いだと言う方もいたようです。トナリの正体が分かってからも、性格全てが嫌いで無理だという感想を述べている方もいました。

トナリは『不滅のあなたへ』の『現世編』にて子供の姿になって復活しましたが、性格や言動が子供の器に引っ張られている感があると言うファンの感想があります。実際は大人であるトナリですが、『不滅のあなたへ』の『現世編』にて子どもの姿になっていると若く感じる言動が多く、逆に違和感を感じるという方もいます。少女の姿である事から一見違和感はないですが、実際は大人であるトナリです。

『不滅のあなたへ』のトナリの正体についてまとめてきましたが、ジャナンダ島から脱出するという夢の為に仲間達と行動していたという事が分かりました。『不滅のあなたへ』の『サールナイン島編』で死亡してしまったのちに復活を果たし、『現世編』にも登場しているトナリがこれからも『不滅のあなたへ』の物語を盛り上げてくれる事を多くのファンが期待しています。