【不滅のあなたへ】ハヤセの正体とは？目的やフシへの異常な執着シーンを考察

本記事は『不滅のあなたへ』の中でも、強烈キャラといわれているハヤセについてまとめています。異常者キャラとしても注目を集めているハヤセは、『不滅のあなたへ』の物語の中でも、フシに大きな影響を与える重要な人物です。フシに対する愛情は狂気じみていて、気持ち悪いといわれています。そんなフシの正体や目的などを中心に解説していきます。

『不滅のあなたへ』は、日本のファンタジー漫画です。作者は女流作家の大今良時先生で、2016年より「週刊少年マガジン」にて連載がスタートしました。また、2021年4月よりテレビアニメ版の第1期が放映され、2022年の秋には第2期が放映される予定です。2022年2月の時点で累計発行部数が300万部を超え、同年9月16日には第18巻が発売される予定となっています。

ハヤセが登場する『不滅のあなたへ』の物語は、ある観察者が永遠の生命を持つ「球」を、地上に投げ入れたことで始まります。その球の正体は、次々と肉体や物体の性質を写し取る能力を持つ存在です。レッシオオカミに姿を変えた球は、ある日地平線がどこまでも続く世界で、一人の少年に出会いました。その少年は夢を抱き旅を始めていたものの、途中で死亡してしまいます。球はレッシオオカミから、その少年へと姿を変えました…

• 出身：ヤノメ
• 性別：女性
• 所属：守護団

『不滅のあなたへ』に登場するハヤセは、ヤノメ国の守護団に属している女性です。やや吊り上がった大きな目と、黒髪のショートヘアが特徴になります。戦闘能力は非常に高く何でもやりこなすタイプですが、フシのことになると取り乱すことが多いです。フシへの執着と愛情が異常過ぎて、かわいいを通り越して気持ち悪いという声もあるほどです。

『不滅のあなたへ』に登場するハヤセは、フシへ気持ち悪いほど異常な愛着を示します。ハヤセは気持ち悪い異常者として、『不滅のあなたへ』の中でもトップクラスのキャラといえるでしょう。ここでは、本当のハヤセの目的や正体は何であるのかを検証します。

『不滅のあなたへ』のハヤセが気持ち悪いほど、フシに執着して近づく目的は何なのでしょうか？ハヤセは『不滅のあなたへ』のニナンナ編以降に姿を見ることはありませんでしたが、ジャナンダ編で再登場します。その際に、寝入っているフシの顔をハヤセが舐めまわすというシーンがありました。このときに、フシへの異常な愛情と、気持ち悪いハヤセの正体が明らかになります。

また、気を失って横たわっているフシの上に、ハヤセは裸でまたがり襲おうとしました。しかし、トナリの声が聞こえてきたため、未遂に終わります。このシーンでのハヤセの息の上がり具合が気持ち悪いのと、異常さを引き立てていました。好意を寄せるだけでなく、隙があれば襲おうとするのは、何か目的があると考察されます。『不滅のあなたへ』のジャナンダ編の終盤で、フシは必要以上に近づいてくる目的を問いただしました。

そこで、ハヤセはいくつかの目的を持っていることが判明します。1つ目の目的はフシのそばにいること、2つ目の目的はフシに殺されることです。また、3つ目の目的はフシと1つになる（自分のものにする）ということでした。おそらく、最終目的はフシとの子供を作ることだったと考察されます。目的を知ったフシは呆れ果て、もう一つ船を作りハヤセを海の上に残して去っていきました。

『不滅のあなたへ』のハヤセの正体は、フシの初代守護団長です。ハヤセは海の上に置き去りにされたものの、自力で浜辺へ辿り着きます。その後、フシの守護団を結成しました。目的は未知なる存在からフシを守ることと、未知なる存在であるフシから民を守ることです。また、信者を増やす目的で、守護団は街に住む人々にフシの話を広めました。

もちろん、フシの許可を取っている訳ではなく、勝手に行っています。そして、その後も守護団はハヤセの意志も一緒に、子孫へと受け継がれていくのです。ハヤセの意志を引き継いでいるため、代が変わっても子孫たちはフシへ近づいていきます。しかし、フシには相手にされていません。『不滅のあなたへ』に登場するハヤセ一族の正体は、なんとも気持ち悪い血族のようです。

『不滅のあなたへ』のハヤセのヤンデレぶりが気持ち悪いといわれる反面、かわいい、好きというファンもいます。不気味なキャラだからこそかわいいという、『不滅のあなたへ』の視聴者もいるようです。

実際は気持ち悪いという声と同等に、かわいいという声もあります。ハヤセの歪んだ愛が、突拍子のない行動を取らせているのでしょう。『不滅のあなたへ』のハヤセは、かわいいけれどヤンデレなため、「好き」「嫌い」が分かれる強烈なキャラといえます。

ここでは、『不滅のあなたへ』に登場するハヤセが見せる、フシへの異常なほどの執着シーンや活躍シーンを紹介します。また、ハヤセの最後はどうなったのか、復活する可能性があるのかも考察しています。

『不滅のあなたへ』のハヤセの正体は、かわいいヤンデレという異常者キャラですが、初登場時はまともな性格でした。当初のハヤセの正体は、至って真面目な役人だったのです。ニナンナにオグマ様への感謝の儀式を行う任務を受けた、ヤノメ人として登場します。

『不滅のあなたへ』の初登場の頃は、物事に動じない冷静な性格で、淡々と任された任務をこなしている様子でした。ただ、フシが死亡しても復活するところを見て、興味津々な表情をしています。

『不滅のあなたへ』のニナンナ編のハヤセは、マーチを生贄にするために奮闘します。マーチの救出を試みるパロナとは、因縁の仲になりました。オニグマが生贄のマーチを食べに来た際、フシが頭を丸かじりにされます。しかし、すぐに復活するフシの様子を見てしまい、そこからハヤセの人格が徐々に変化していくようでした。ハヤセは信じられない光景を目にして「神の御業か」と思い、フシを信仰するようになったのです。

また、オニグマが倒されたことで、儀式を継続することが不可能になりました。フシはその事実を伏せ、計画通り儀式を行ったことにするよう促します。マーチの命を助けてくれれば、フシやパロナたちはヤノメで暮らすという条件を提案しました。

『不滅のあなたへ』のヤノメ編で、ハヤセはフシやパロマに食事を振舞います。しかし、料理の中にニシアサガオの毒を混ぜていたのです。ニシアサガオには、一瞬で人間を昏睡状態にさせる強力な毒性があります。ハヤセは昏睡状態になったフシたちを捕縛し、ヤノメの未来に必要な人物だと、上層部に紹介しました。

フシたちは投獄されますが脱出に成功し、ハヤセはあとを追いかけます。そして、パロナへ放った矢が、マーチに命中してしまい死亡しました。フシは怒り心頭でオニグマに変身をし、ハヤセの顔や身体を襲い半殺しにします。

『不滅のあなたへ』のハヤセは、最終的には死亡します。ハヤセの死亡については、孫にあたる子がフシへ伝えていました。フシが40年後にサールナイン島で報告を受けているため、おそらくハヤセは50歳以上で死亡したと考察されます。また、ヒサメが誕生する前に死亡しており、死因については作中で明らかにされていません。寿命で老衰か戦闘時に死亡した可能性が高いです。

『不滅のあなたへ』の物語では、多くのキャラが死亡しては復活をしています。ハヤセも同様に死亡したあとに、復活して生き返ったのでしょうか？結論からいうと、ハヤセが復活する可能性はほぼないでしょう。『不滅のあなたへ』のフシの仲間たちが死亡しても復活できたのは、ファイが溜まっているフシの健康な身体があったためです。しかし、ハヤセはフシに相当嫌われており、自分に近づくなとまで言われていました。

おそらく、フシがハヤセの体を作る意思があれば可能ですが、その気は全くない様子です。そのため、ハヤセを作って復活させる可能性は、かなり低いと考察されます。

『不滅のあなたへ』のハヤセは、ジャナンダでフシと別れることになります。そして、その後もフシの守護団活動を継続していました。また、ハヤセが死亡したあともその子孫たちが意志を引き継ぎ、フシの元へ訪れます。ここでは、ハヤセのかわいい孫であるヒサメとカハクの正体について紹介します。

『不滅のあなたへ』のフシがサールナイン島に暮らし始めてから40年後に、ハヤセのかわいい孫娘のヒサメが訪れて来ました。ヒサメはまだ9歳ですが、ハヤセの意志をしっかりと受け継ぎ、守護団の活動を行っています。ヒサメは「私はハヤセの生まれ変わりなのです」というほどの思い入れです。

また、ヒサメの左腕にはノッカーが寄生しています。このノッカーは、ハヤセから娘、そして孫へと引き継がれており、守護団の意志とも捉えられています。ヒサメの左腕に寄生しているノッカーが、このあと大きな事件を起こし、フシの人生にも影響を与えました。

『不滅のあなたへ』のハヤセの子孫たちは、ヒサメ以外にも次々とフシの元を訪れます。その中の一人にカハクという男性がいました。カハクの正体は6代目の継承者です。本来ハヤセの後継者は女性と決まっていましたが、カハクの母親は女の子を授かる前に死亡してしまいます。そのため、男性のカハクが家を継ぐことになりました。また、守護団の意志ともいわれているノッカーが、カハクの左腕にも寄生しています。

その後、カハクはフシと共に、王都レンリルでノッカーたちと戦闘しました。しかし、カハクの左腕に寄生しているノッカーが、フシの記憶を奪ってしまったため、戦いの流れが変わってしまったのです。カハクはフシを守るために、自分の命を投げ出します。

• 愛称：みつき、斎賀ちゃん、サイガー
• 生年月日：1973年6月12日
• 出身地：埼玉県
• 所属事務所：賢プロダクション
• 趣味：天体観測、ドライブ

『不滅のあなたへ』に登場するハヤセ役を演じたアニメ声優は、斎賀みつきさんです。女性の声優ですが低い声が魅力で、少年や青年のキャラを主に演じています。小学生の頃、アニメ雑誌の付録の台本を見ながら、将来は自分もこの仕事をするのだと漠然と思っていたそうです。高校3年生の進学時になっても、その志は変わらずに、声優の専門学校を目指しました。

その後、代々木アニメーション学院に通いながら、賢プロダクションに所属します。2008年には第2回声優アワードで、サブキャラクター女優賞を受賞しました。2010年には第4回声優アワード海外ファン賞を受賞した実績のある声優です。

• 1998年：超特急ヒカリアン（ひとしくん役、トライZ役）
• 1999年：小さな巨人 ミクロマン（イザム役）
• 2001年：The Soul Taker 〜魂狩〜（伊達京介役）
• 2003年：ギルガメッシュ（ヴェルデンベルグ伯爵夫人役）
• 2004年：SDガンダムフォース（翼の騎士ゼロ役）
• 2007年：天元突破グレンラガン（ロシウ・アダイ役）
• 2010年：海月姫（鯉淵蔵之介役）
• 2015年：ユリ熊嵐（ライフ・クール役）
• 2019年：ブラッククローバー（～2021年 ヘンリー・レゴランド役）
• 2021年：進撃の巨人（～2022年 イェレナ役）
• 2022年：メイドインアビス 烈日の黄金郷（ベラフ役）

『不滅のあなたへ』のハヤセが、強烈過ぎて苦手という感想も多いです。ハヤセのとった行動によって周りが不幸になることが多く、許せない、憎いという声も上がっています。フシに執着するのは自分の権力のためと思っていたら、ただのヤンデレだったというところに好感を持つ人もいるようです。

『不滅のあなたへ』のハヤセはどちらかというと嫌われキャラですが、彼女の立場になって視聴するファンもいます。初登場のときは凛としてかわいいハヤセが、次第に変化していく様子に心が痛くなるという声もありました。また、ハヤセなりの正義と信念があってのことだろう、好きではないけど大嫌いにもなれないという感想もあります。

『不滅のあなたへ』のハヤセは狂気じみて異常者キャラですが、実は戦闘能力も高く顔もかわいいところが好きだという感想もありました。また、ヤンデレすぎて気持ち悪いけれど、なぜか憎めないという声も上がっています。他にも、気持ち悪いハヤセを見るのが、逆に楽しみになっているという感想も寄せられていました。

『不滅のあなたへ』のハヤセの正体は、フシの守護団を結成した張本人です。しかし、フシの許可なしに自分の意志で結成しており、ハヤセが死亡したあとも子孫が守護団を引き継いでいます。ハヤセの元々の正体は、真面目な役人でした。

しかし、フシと出会ったことをきっかけに、次第に狂気じみた異常な愛を持つことになります。物語の中で最も豹変したキャラでもあるため、「不滅のあなたへ」のハヤセの正体にも注目してみてください。