【不滅のあなたへ】ハイロは死亡する？能力・強さや過去に歯を抜かれた理由は？

『不滅のあなたへ』は、独特の世界観があることで人気の漫画です。「生と死」が作品のテーマということもあり、主人公のフシが出会う多くのキャラクターが、死亡したり復活したりします。本記事では、「不滅のあなたへ」のウラリス王国編で登場するハイロについて解説します。ハイロの壮絶な過去や特殊能力などを載せているため必見です。

『不滅のあなたへ』は、日本の女性漫画家の大今良時さんが描いた大河ファンタジー作品です。2016年より「週刊少年マガジン」にて連載が開始されました。作者の大今良時さんにとっては、2作目のオリジナル長期連載作品となります。また、「第43回講談社漫画賞」の少年部門受賞作です。

2021年にテレビアニメ化され、全20話が放送されてました。2022年秋には、テレビアニメ版2期の放送が予定されています。2022年2月の時点での累計発行部数は、300万部突破を記録しました。

世界を俯瞰しコントロールする観察者によって、地上に「球」が投げ込まれました。その球は永年の生命を持っており、次々と姿を変えることができます。球は石や苔へと姿を変えたあとレッシオオカミへと変化し、あてもなく歩き続けていました。すると、夢を持ったある少年に出会いますが、挫折して死亡してしまいます。レッシオオカミに変化した球はその少年の姿を獲得し、あらゆる刺激を求めるために、さらに歩き続けました。

『不滅のあなたへ』に登場するハイロのフルネームは、ハイロ・リッチです。年齢は18歳で、冷静沈着な性格をしています。フシの仲間になる前は、ベネット教の主領兵でした。ハンサムな顔をしており女性にモテますが、決して彼女を作ろうとしません。

特殊な過去があったことで歯がなく、固いものを食べることができません。また、全く痛みを感じない能力を持ち合わせています。固いものを食べられないこともあり、将来の夢はパンを作ることと語っていました。

『不滅のあなたへ』に登場するポコアはボンの妹で、愛嬌のある少女です。舌足らずな喋り方が特徴で、イケメンが大好きないわゆる面食いです。ポコアはイケメンのハイロに、逆ナンパをしていました。18歳とは思えないほど落ち着いているハイロは、ポコアの誘いも丁寧に断ります。王族でチャーミングなポコアの誘いも断るとは、女性に興味がないのかとも考察できるシーンです。

『不滅のあなたへ』のハイロは、東第4城塔が危険な状態であることを聞くと、真っ先に現地へ向かいました。ノッカーの東第4城塔への攻撃は止まることなく続き、戦闘中にハイロは死亡します。死亡したシーンは、詳細に描かれていませんでした。ハイロは夜が明けても戻って来なかったため、おそらく道中か塔で死亡したと考察されます。

『不滅のあなたへ』のハイロは、カイとメーサルと同じくノッカーとの戦闘で死亡します。3人の死を知ったフシは、怒りと自身へのふがいなさで、暴れまわりながらノッカーを倒していきました。しかし、結果的には鬼ぐまの姿をしたノッカーに、フシは食べられてしまいます。その際に、何者かがフシを救い出してくれました。それは死亡したはずのハイロたちだったのです。

実はハイロたちも、「不死身」だったことが明らかになります。したがって、彼らはフシの能力で無限に復活をすることになります。フシは長い間探していた死なない仲間ができたことで、希望を持ちました。そして、彼らは死亡しては復活するを繰り返しながら、街の人たちを守るために戦うのでした。

レンリルの戦いを終えたハイロは、全世界のあらゆる記録をする作業に入ったフシを目にします。その後、トナリの本を布教するために、ハイロは世界中の教会を巡っていました。しかし、布教の旅での道中で、ハイロは反フジ派に殺されてしまいます。

『不滅のあなたへ』の現世編で、ハイロは再びフシによって復活します。現世では、自身の故郷に当たる場所で復活しました。そして、早速お兄さんに声をかけられているシーンがあります。過去でも現世でも、ハイロは、非常にモテている様子です。

『不滅のあなたへ』のハイロは、戦闘能力や身体能力が群を抜いて優れている訳ではなく、至って普通です。ノッカーとの戦いでも、序盤で死亡してしまいました。ただ、ハイロには戦闘にも役立つ特殊な能力が備わっているのです。

『不滅のあなたへ』のハイロの特殊能力は、痛みを感じないことです。そのため、戦闘中は気絶するまでの時間が長く、攻撃にも強いというメリットがあります。しかし、かなりの怪我を負っていても、自分が重症であることに気づけないというデメリットも伴います。

『不滅のあなたへ』のハイロには、壮絶な過去があります。幼いころからハイロには両親がおらず、ベネット教の教会で暮らしていました。そこではタセットというおばあさんが、いろいろと身のまわりの世話をしてくれました。

住んでいたところは、外の様子が分からないほどの高い壁で囲まれています。その敷地の中に、1つの部屋と1つの庭がありました。毎日変わりない生活でしたが、タセットがそばにいてくれたため、ハイロは穏やかに暮らしていたようです。

『不滅のあなたへ』のハイロには歯がなく、実は入れ歯だったのです。なぜ、若いのに入れ歯なのでしょうか？それは、子供の頃に生えていた歯を、全て抜かれてしまったという過去があるためです。ハイロは噛むことができず、トロトロのスープかお粥しか、食べたことがありませんでした。ある日、ハイロはタセットから入れ歯をプレゼントしてもらいます。入れ歯を付けたハイロは、初めて食べる固めのパンを口いっぱいに頬張りました。

ハイロが歯を抜かれた理由は、一切の痛みを感じないため「悪魔憑きの子供」と見なされたためです。その後も歯が生え変わる度に、抜かれていたのでした。入れ歯をプレゼントした世話係のタセットは、次の日に辞めさせられてしまいます。タセットがハイロに入れ歯を渡したのは、罪に値したためです。ハイロは別の入れ歯を再びプレゼントされます。しかし、ハイロはその入れ歯を、ただ冷たい目で見ていただけでした。

壮絶な過去がありましたが、月日は流れてハイロはベネット教本山主領兵になりました。ただ、ベネット教に入り込んだというのではなく、内心はいつか抜け出してやろうと思っていたのです。そのような中で、ハイロとボンは出会い、フシの仲間となりました。

『不滅のあなたへ』のハイロの話が、えげつなさ過ぎて好きだという感想が上がっています。ハイロの生い立ちが、視聴者にかなりインパクトを与えているようです。幼いころから痛みを感じない特殊体質のため、悪魔憑きの子供として育てられたハイロが、気になって仕方ないという読者ファンの声も多いです。

『不滅のあなたへ』に登場したハイロは、美青年で好みという感想もありました。また、幼い頃に悪魔が憑いているといわれ、歯を全部抜かれて入れ歯をしているキャラなのが良いという声もあります。見た目がカッコ良いのはもちろんのこと、特殊なキャラも人気の理由の一つです。

ハイロが痛みを感じない子でも同年代の子供たちと交流をしておけば、義母さん（タセット）のことを慮ることが、できたかもしれないという感想もありました。ベネット教での教育が悲劇を起こす原因だったと考える声もありました。

『不滅のあなたへ』のハイロは、全く痛みを感じないという特殊能力を持ったソシの仲間です。イケメンな上に落ち着いた性格で女性にモテますが、自身は彼女を作る気はないようです。幼い頃、悪魔に憑かれた子といわれ、歯を全部抜かれるという壮絶な過去があります。そんなハイロが今後どのように活躍していくのか、ぜひ注目してみてください。