【不滅のあなたへ】ハヤセは最後死亡する？子孫や復活して生き返る可能性を考察

『不滅のあなたへ』に登場するハヤセは物語の重要人物です。黒い髪と大きな釣り目が特徴的で、気が強そうな第一印象を受ける女性キャラですが、実はフシに異常な執着を見せるメンヘラでした。ここからはそんなハヤセが最後に死亡するのか？という疑問に迫ります。またハヤセの子孫や復活して生き返る可能性も考察していくので併せてご覧ください。それではまず『不滅のあなたへ』の作品情報から見ていきましょう。

『不滅のあなたへ』は永遠の命を持つ「球体」がさまざまな人間と出会い、別れていく様が描かれているファンタジー漫画です。『週刊少年マガジン(講談社)』の2016年50号より連載中の作品で、単行本は2022年4月時点で12巻まで刊行されています。また2020年1号で『不滅のあなたへ』前世編が完結し、2020年8号より『不滅のあなたへ』現世編が開始されました。

当記事で紹介するハヤセが初登場したのは『不滅のあなたへ』ニナンナ編です。ニナンナ編は「大人になること」を夢見ていた少女・マーチと、まだ人間に変身したばかりで言葉も話せない状態のフシが出会う展開をメインに描いています。二人が出会ったのはオニグマへの生贄に選ばれたマーチが、生贄の儀式がおこなわれる祭壇へと向かう途中で逃走を図ったのがきっかけです。その途中で森を彷徨っていたフシと遭遇しました。

『不滅のあなたへ』のハヤセは、オニグマへの生贄に選ばれたマーチを監視する役目を負っていたヤノメ人の女性です。ニナンナの生贄の儀式に携わっていたハヤセは、儀式当日にフシが奇跡的な戦い方でオニグマを倒したため、マーチやフシ、パロナをヤノメへ拉致することにしています。しかしフシたちをヤノメの牢獄に収監することに成功したものの、結局フシたちに脱走されてしまいました。

『不滅のあなたへ』のハヤセはヤノメ国から脱走したフシたちを追いかけています。しかしフシに返り討ちに遭って動かなくなりました。では、ハヤセは最後死亡するのか？実際にハヤセはフシを追っている過程で何度も死亡したのではないかと思われるシーンがありました。そこで、ここからはハヤセが最後死亡するのかという疑問を解消するべく、ヤノメでフシに殺されかけたシーンからその後の様子を紹介していきます。

ハヤセは『不滅のあなたへ』のヤノメ編にてピオラン(祈祷師を騙った罪人として移送中)と共に、拉致したマーチやフシ、パロナを馬車に乗せてヤノメ国へと連れていきます。

その後、ハヤセはヤノメへ到着してすぐに行動を開始。フシたちが食べていたご飯の中に薬を盛って眠らせ、ヤノメ国の牢獄に投獄します。しかしパロナの脱獄計画が成功したためにフシたちはヤノメを脱走します。そこでハヤセはフシたちを追いかけ、マーチを矢で射抜いて殺害しました。その様子を見て怒り狂ったフシは、オニグマに変身(オニグマが牢獄内で死亡したため)してハヤセを半殺しにするのでした。

オニグマに変身したフシに殺されかけて重傷を負ったハヤセでしたが、それでもフシたちを追ってフシたちの逃走先であるニナンナ村までやってきました。その後高台からフシを狙うハヤセ。しかしパロナがハヤセの手を矢で射抜いたため、矢を放つことができなくなりました。それによってまたもやフシを取り逃がしてしまいます。

『不滅のあなたへ』のジャナンダ島編にて、フシは手違いから罪人とその家族を隔離するジャナンダ島へ送られてしまい、さらに手違いを犯した張本人である少女・トナリの口車に乗せられ、ジャナンダ島の島長を決める闘技場に出場することになりました。

ハヤセはその闘技場の決勝戦でフシの前に現れます。その後ハヤセは多彩な力を持つフシを相手に熟練の戦闘技術のみで勝利。そして島長になる権利を得たハヤセは、それをフシと共にいたトナリに譲渡する代わりにフシを手に入れました。しかしその後、トナリが仲間を連れてフシを助けにきたことで、フシがハヤセの元から逃げ出してしまいます。

それからノッカーの襲撃があり、多くの死亡者を出しつつも勝利したフシは、ハヤセを縛って島流しにします。そこでハヤセはフシへの愛を語り聞かせますが、フシはハヤセのことが嫌いだと伝えてそのままハヤセを置き去りにしました。

フシに海上に縛られたまま放置されたハヤセは、なんとフシたちとの戦いで生き残ったノッカーに寄生されてしまいます。ハヤセがノッカーに寄生されそうになったのはこれで2度目ですが、1度目の時はハヤセがノッカーに対して「フシは力ずくでは手に入らない」「私みたいに優しくしないと」と言い放つと、ノッカーはなぜか徹底しています。しかし2度目はハヤセが縛られて身動きが取れなくなっていたため、容易に寄生されてしまいました。

ハヤセはノッカーに寄生されたことで、左手にノッカーが宿った状態で生活を送ることになります。というのも、ハヤセはノッカーに寄生されたおかげで何とか浜辺に辿り着き、ジャナンダ島の住人に保護されていたのです。ノッカーに寄生されていなければ死亡していた可能性が高いため、ハヤセとノッカーは相性が良いのかもしれません。

ハヤセはその後『不滅のあなたへ』に登場していないものの、ノッカーを左手に宿しながら生活を送っていたのが判明しています。なぜなら、ハヤセの代わりに彼女の子孫であるヒサメがフシのもとを訪ねてきているからです。ヒサメいわく、ハヤセは死亡しているとのこと。どのような経緯で死亡したのかは分かりませんが、おそらくヒサメが殺されて死亡したという感じの言い方をしていないことから、最後は寿命で死亡したと考えられます。

『不滅のあなたへ』のニナンナ編にて初登場したハヤセは、何度も死にかけながらも結局『不滅のあなたへ』のジャナンダ島編にまで登場することになりました。そんなハヤセの原動力となっているのは主人公・フシの存在です。そこで、ここからはハヤセの主人公・フシとの関係性や子孫についてまとめていきます。

『不滅のあなたへ』のハヤセと言えば、フシに異常な執着を見せているのが印象的です。そもそもフシに執着し始めたのは、オニグマの牙をものともせず、レッシオオカミの姿となってオニグマとの戦闘に勝利した時からでした。その奇跡的な戦い方を目の当たりにして以降は、フシを手に入れるべくヤノメ国からフシと共に脱走したマーチとパロマを殺しています。

さらに『不滅のあなたへ』のジャナンダ島編にて登場したトナリもまたフシと一緒に行動していた女性の1人ですが、ハヤセは彼女も殺そうとしています。結局トナリを殺そうとしたタイミングでフシに見つかったため未遂に終わっていますが、これらのエピソードからはフシの周りにいる女性を殺そうとしているのが窺えます。フシの周りに女性がいるのが気に入らないのかもしれません。

ハヤセは『不滅のあなたへ』のヤノメ編にて、オニグマ化したフシの攻撃で瀕死の重傷を負っています。しかしハヤセはそれでも怯むことなく、ヤノメ国からフシの逃走先であるニナンナ村まで追いかけてきました。

さらに、ハヤセは『不滅のあなたへ』のジャナンダ島編でも殺されそうになっています。ハヤセがトナリを狙っていたのを見つけたフシがオニグマ化してハヤセを取り押さえていますが、ハヤセはフシが人を殺したくないということを知っているため、全く怖がる素振りを見せませんでした。

ハヤセが『不滅のあなたへ』にて見せた、フシに執着しているシーンはまだあります。『不滅のあなたへ』のジャナンダ島編にて、ハヤセが闘技場で優勝した後にフシの守護団結成を呼び掛けているのです。そしてフシの守護団は無事結成しています。

その精神はフシの守護団団長という形でハヤセの子孫にまで受け継がれており、なんと6代目まで続いていました。そしてハヤセの子孫の一人であるヒサメによれば、子孫にはフシの子供を産むという目的があるようです。ハヤセの精神は語り継ぐ形で子孫に引き継がれているため、もしかするとハヤセの子孫は目的を達成するまでフシを追い続けるのかもしれません。

ハヤセは『不滅のあなたへ』のサールナイン島編にて最後に死亡したことが明らかになりました。そして『不滅のあなたへ』ではフシの死者を復活させる能力によって、死亡したキャラが復活するという展開が描かれています。では、『不滅のあなたへ』では他の死亡したキャラと同様にハヤセも復活することはあるのでしょうか？ここからは最後に死亡したハヤセが復活して生き返る可能性と死者を復活させるフシの能力を解説していきます。

まず初めに『不滅のあなたへ』のハヤセが復活して生き返る可能性について結論から言うと、その可能性はかなり低いと考えられます。フシの死者を復活させる能力を使用するためには、フシが作った死者の器が必要になります。つまり、「自分に近づくな、あんたのことが嫌い、死んでも何とも思わない」とフシが言っていた通りハヤセはかなりフシから嫌われているため、フシが復活するのに必要なハヤセの器を作ることはないということです。

では、次にフシの能力で死亡したキャラが復活する条件を見ていきましょう。まず初めに『不滅のあなたへ』の設定では、死亡した人物はファイ(現実で言うところの魂)の状態になります。そして死亡した人物は「全ての願いが叶う楽園に行く」と「現実に留まる」の2つの選択を迫られます。

この選択肢が死亡したキャラの復活条件に関係しており、その条件というのが「ファイが現実に留まっている」というものです。そしてもう一つの条件が「新しい器となる健康な身体を用意する」というものです。死亡した場合は死体となっているため、器が潰れている状態となります。つまり死亡した死体にはファイが入らないのです。これら二つの条件が揃えばフシは死亡したキャラを復活させることができます。

『不滅のあなたへ』に登場するハヤセの最後に関する声があがっています。どうやらこの方は最後にハヤセがどうなったのかが気になっているようです。感想では「最後ゾンビ化した？」と疑問視されています。ハヤセの死亡ルートは回避されているため、最後にゾンビ化しているわけではありません。最後の最後まで図太く生き抜いていました。

『不滅のあなたへ』に登場するハヤセの最後に関する声があがっています。どうやらこの方は『不滅のあなたへ』のストーリーが進むにつれて変わっていくハヤセが、人間らしさを失っていると感じているようです。感想では「最後のハヤセ、あれは人間なのか」と言われていることから、ハヤセが人間離れしているように感じているのが窺えます。

『不滅のあなたへ』に登場するハヤセの子孫に関する声があがっています。どうやらこの方は『不滅のあなたへ』に登場するハヤセの子孫に注目しているようです。ハヤセの精神を継いでいるからか、やはりその子孫の登場シーン以降はフシとの関係がどうなるのかと続きが気になる展開となっています。

今回は『不滅のあなたへ』のハヤセは最後死亡するのか？ということで、子孫や復活して生き返る可能性を考察してきました。『不滅のあなたへ』のニナンナ編にて初登場したハヤセは、さまざまな登場人物が死亡していく中で、フシ以外唯一『不滅のあなたへ』のジャナンダ島編まで生存していたキャラでした。

ネット上ではやはりかなり印象深いキャラであるせいか、最後の死亡シーンが気になっている方が多いようです。結局ハヤセの死亡シーンは描かれていませんが、おそらく寿命で死亡したと考えられます。ハヤセは死亡しましたが、またハヤセの精神を引き継いだ子孫が次々と登場していくため、ハヤセの子孫にも目を向けてみると良いかもしれません。