【タコピーの原罪】時系列が分かりにくい？タコピーとの出会いやタイムリープを解説

『タコピーの原罪』は漫画業界で高評価を受けている作品として知られていて、あらすじなども注目されています。タイムリープものであるためにその時系列や考察なども気にファンの間では気にされている作品として知られています。短編漫画としてはかなり高い評価を獲得しているので、ここでは話題の作品である『タコピーの原罪』の基本的な情報をまとめていきましょう。

『タコピーの原罪(タコピーのげんざい)』はタイザン5によって描かれる漫画作品であり、タコ型地球外生命体タコピーがある少女を救うために奮闘する様子が描かれています。ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』にて連載されていて、そのストーリ性やキャラクター性など数多くのことが絶賛されていることでも知られています。いま最も注目の作品なので、漫画ファンに絶賛されているコンテンツになっています。

タイザン5(タイザンファイブ)は日本の漫画家であり、ウェブコミック投稿サイト「ジャンプルーキー!」に読切『讃歌』で漫画家デビューを果たしています。この作品で2020年9月期編集部期待賞を受賞して、その後読切『同人政治』を掲載します。そして、2021年12月10日から『タコピーの原罪』を配信して大ヒットを記録していて、今最も注目されている漫画家となっています。

ここからは『タコピーの原罪』の時系列が分かりにくいと言われていることについて、出会いやタイムリープを考察していきましょう。『タコピーの原罪』はストーリーの途中から時系列が入り組んでいくことでも知られ、タイムリープものであることでも知られています。これはファンにも把握するのが難しいと言われていて、タイムリープが何周目なのかも注目されています。

タコピーの原罪の時系列考察①は『1周目』です。1周目では高校生のまりなに出会い、彼女の複雑な家庭環境を知ります。そしてしずかと再会し、まりなはしずかに彼氏の東を奪われてしまいます。そして、それと時を同じくしてタコピーはまりなに小学生時代のしずかを殺してほしいと依頼されます。その直後、まりなは自殺してしまい、タコピーは記憶を消されながらもまりなの小学生時代にタイムリープします。

タコピーの原罪の時系列考察②は『2周目』です。これが第1話に当たるタコピーとしずかの出会いにつながります。タコピーとしずかは親交を深めていきますが、この時点ではタコピーはまりなの記憶が全くありませんでした。しずかの学校でのいじめを知って様々なハッピー道具で解決を試みますが事態を悪化させていく一方で、結果的にしずかはハッピー道具を使って自殺してしまいます。タコピーは再びタイムリープを試みます。

タコピーの原罪の時系列考察③は『3～101周目』です。タコピーは何度もタイムリープを繰り返して自殺を止めようとしますが、どんな展開になっても結局はしずかを自殺させるという未来を止めることができませんでした。そして、101周というとてつもない回数のタイムリープをしても止めることができませんでしたが、その次のタイムリープでは事態は大きく動きました。

タコピーの原罪の時系列考察④は『102周目』です。タコピーはまりなを殺してしまい、さらにはタイムリープできるハッピー道具を壊してしまいます。その後はまりなを殺したことを隠すために、しずかに協力して様々な隠ぺい工作をします。さらに東が自首していき、しずかの暴走に振り回されるようになってしまいました。そしてタコピーはついに自身の消えた記憶を取り戻しました。

タコピーの原罪の時系列考察⑤は『103周目』です。タコピーが自分を犠牲にしてまりなが生きていた頃に時を戻しました。タコピーはもう存在していませんでしたが、無意識化でタコピーのことを知っていることでまりなとしずかは仲良くなります。二人は共に虐待を受けていますが、タコピーという共通点があるおかげで不幸な未来を回避することができるようになりました。

ここでは『タコピーの原罪』のあらすじを考察していきましょう。『タコピーの原罪』は全16話と短編ですが、『タコピーの原罪』のあらすじはかなり複雑なことでも知られています。そのあらすじは時系列なども複雑であり、16話という短さでも濃密なストーリーがファンにも絶賛されていました。

タコピーの原罪のあらすじを解説①は『1話あらすじネタバレ』です。ハッピー星出身の地球外生命体であるタコピーはおなかを空かせたときに、小学生であるしずかと出会います。しずかは元気がない様子だったためにタコピーはハッピー道具を使って彼女を元気づけようとしました。

タコピーの原罪のあらすじを解説②は『2話あらすじネタバレ』です。タコピーはしずかと一緒に学校にいくことで、しずかの虐めのことを解決しようと考えていました。しずかはまりなに虐められてしまいますが、そのたびにタコピーはハッピー道具を使って助けることを繰り返していました。しかし、その行動が最悪の結果をもたらしてしまいます。

タコピーの原罪のあらすじを解説③は『3話あらすじネタバレ』です。ハッピー星より着陸6日目にしずかは愛犬であるチャッピーの散歩中にまりなに出会います。そしてまりなはチャッピーに目をつけて保健所送りにしてしまいます。タコピーはこれを阻止しようと何度も過去に戻りますが、何度やってもこの未来を変えることができませんでした。

タコピーの原罪のあらすじを解説④は『4話あらすじネタバレ』です。しずかはまりなからチャッピーはもう殺処分されたという事を聞いて、喧嘩になります。タコピーはそれを止めようと割って入りますが、その中でタコピーはまりなを誤って殺してしまいます。さらに過去に戻るハッピー道具も壊れてしまったので、どうにか死体を隠蔽しようと考えます。

タコピーの原罪のあらすじを解説➄は『5話あらすじネタバレ』です。まりなの死体を放置して帰ろうとしているしずかとタコピーの前にクラスメイトで優等生の東がしずかを心配してついてきていました。彼は自首した方がいいと説得してきますが、しずかは彼を仲間に引き入れようと言い出しました。

タコピーの原罪のあらすじを解説⑥は『6話あらすじネタバレ』です。しずかと東とタコピーの三人はまりなのことをどうにかごまかそうとハッピー道具を使って死体を埋めてしまいます。しずかはチャッピーが保健所ではなく、東京の父親の所に預けられているという事を信じて東京に行きたいとタコピーに話していました。

タコピーの原罪のあらすじを解説➆は『7話あらすじネタバレ』です。まりなの母親がタコピーがハッピー道具で変身しているまりながまりなじゃないということに気が付いてしまいます。まりなを返して欲しいと号泣する母親の姿を見て、まりなを殺してしまったことに後悔の念を思い始めていました。

タコピーの原罪のあらすじを解説⑧は『8話あらすじネタバレ』です。まりなの死体が見つかったことで、警察が学校に来るほどの事態になってしまいました。東はこの事態に動揺し、テストの成績が下がってきていることで親から叱責されてしまいます。しずかはそんな東に自分の代わりに自首してほしいと話します。

タコピーの原罪のあらすじを解説➈は『9話あらすじネタバレ』です。東は優秀な兄の存在がコンプレックスになっていました。親からは期待されていなかったために、誰かに頼られて期待されるという経験が東にはうれしい出来事でした。そして、すべての罪をかぶって自首しようとしたとき、兄から声をかけられてしまうのでした。

タコピーの原罪のあらすじを解説⑩は『10話あらすじネタバレ』です。兄に呼び止められて、東はすべてのことを打ち明けて自首しました。東の家族はかなり厳しい立場に追い込まれていましたが、しずかは東京に行くことで頭がいっぱいでした。しかし、タコピーは自首を勧めていました。

タコピーの原罪のあらすじを解説⑪は『11話あらすじネタバレ』です。しずかはタコピーと共に、チャッピーが預けられていると信じている東京にいる父親の家にたどり着いて、父親に新たな家族がいることを知ります。しずかは彼らがチャッピーを食べてしまったのだという妄想に取り憑かれて、タコピーの制止を振り切ります。その時、タコピーの脳裏に消えていた記憶がよみがえります。

タコピーの原罪のあらすじを解説⑫は『12話あらすじネタバレ』です。タコピーは実は高校生のまりなと出会っていました。それは初めてしずかに出会った6年後のことで、先にまりなに出会い、過去に飛んで小学生の頃のしずかに出会ったという事が真実でした。高校生のまりなは親からの心理的な虐待に耐えながら元気に過ごしていました。

タコピーの原罪のあらすじを解説⑬は『13話あらすじネタバレ』です。高校生のまりなは東と付き合っていましたが、高校生に成長したしずかが転校してきて東はしずかと付き合いたいとまりなを振りました。そしてまりなはしずかのことを小学生のときに殺してしまえばよかったと言いました。タコピーはそのことを実行するために6年前の過去へ飛んできたのでした。

タコピーの原罪のあらすじを解説⑭は『14話あらすじネタバレ』です。タコピーはすべてを思い出してしずかを殺そうとしましたが、この時代のしずかとまりなのことを関係性を見てどうしたらいいか分からなくなってしまいます。悩むタコピーは東に会い、東はもうしずかには会わないと話しました。そして、タコピーはしずかが父親の新たな子供たちを誘拐したことを知るのでした。

タコピーの原罪のあらすじを解説⑮は『15話あらすじネタバレ』です。タコピーはしずかと会い、説得しますが保健所にチャッピーを探しにいくと暴走が止まりません。タコピーは自分の命を犠牲にすれば、一度だけ過去に戻ることができると語りました。そして、タコピーは自分の命を懸けてしずかたちを過去へと戻します。

タコピーの原罪のあらすじを解説⑯は『最終話あらすじネタバレ』です。タコピーがいない2016年が再び始まり、誰もタコピーのことを覚えていませんでした。この世界でもまりなはしずかのことを虐めますが、しずかがタコピーの絵を描いていることで事態が動きます。しずかもまりなもタコピーのことを覚えていませんでしたが、ふたりは無意識化でタコピーのことを覚えていることが分かります。

ふたりはそれ以来、意気投合して仲良くなりました。親からの虐待という共通の境遇を持っている2人はタコピーからの影響を知らないうちに受けていて、2人には明るい未来が待っていました。

ここでは『タコピーの原罪』の登場人物を考察していきましょう。『タコピーの原罪』の登場人物は少ないですが、関係性は入り組んでいてそのストーリーもかなり入り組んでいます。そのため登場人物はストーリーを知る上でもかなり重要なものとなっています。特にしずかとまりなはヒロインとして登場していて、タコピーとの関係性がストーリー展開に大きな影響を与えています。

タコピーの原罪の登場人物①はタコピーです。タコピーはハッピー星出身の地球外生命体であり、「タコピー」はしずかがつけた名前です。ハッピー星人としては「んうえいぬkf」であり、人間では理解できない言語であると考えられています。ハッピーを広めるという目的で地球に来ているために様々なハッピー道具を使って人間をハッピーにしようとしますが、事態は思わぬ方向へと進んでしまう事が多く、あまり役立ってはいません。

タコピーの原罪の登場人物②は久世しずかです。久世しずかは本作のメインヒロインであり、小学4年生の女子児童です。空腹のタコピーと出会い、食事をあげたことがきっかけでタコピーと仲良くなります。学校では虐められていて、その虐めはひどさを増す一方という絶望的な状況でタコピーに出会いました。作中の中盤では最悪の選択をしてタコピーに衝撃を与えます。

タコピーの原罪の登場人物③は雲母坂まりなです。雲母坂まりなはしずかの同級生の女子児童であり、もう1人のヒロインともいえる重要なキャラクターです。父親がしずかの母親と関係を持ったことで家庭がめちゃめちゃになってしまい、その怒りや憎しみをしずかにぶつけています。作者曰くジャイアン的な存在として制作されていますが、実は裏のヒロインでもあることが中盤で判明しています。

タコピーの原罪の登場人物④は東直樹です。東直樹はしずかの同級生の男子児童であり、医者の家に生まれたために英才教育を受けています。成績優秀で学級委員長も務めていますが、東直樹は母親からのプレッシャーや兄に対する嫉妬など様々なストレスを抱えています。このことがタコピーやしずかたちと関わるきっかけになってしまい、様々な悪事に手を染めてしまうことになりました。

ここでは『タコピーの原罪』のハッピー道具一覧を見ていきましょう。『タコピーの原罪』はタコピーのハッピー道具が重要なアイテムであり、この道具が不幸な結末を迎えてしまいます。使い方次第では大きく運命を変えられるにもかかわらず、タコピーはその純粋さゆえに事態を悪化させてしまう方向にハッピー道具を使用してしまう傾向にありました。

タコピーの原罪のハッピー道具一覧①は『パタパタつばさ』です。パタパタつばさはリングに翼がついた道具であり、空を飛ぶことができるようになるアイテムです。その重量は子供一人程度であり、長時間の移動には向いていないことがストーリーの後半で明かされています。

タコピーの原罪のハッピー道具一覧②は『ハッピーカメラ』です。ハッピーカメラは見た目は普通のカメラですが、撮影した写真はすぐに印刷されるいわゆる地球で言うポラロイドカメラとなっています。しかし、これには撮った地点に戻ることができるという機能が備わっていて、本作で最も重要なアイテムとなっています。

タコピーの原罪のハッピー道具一覧③は『仲直りリボン』です。仲直りリボンは無限に伸ばすことが出来るという丈夫なリボンであり、元々はどんな遠くにいる人とでも仲直りすることができる道具としてタコピーはしずかに渡しましたが、しずかはこれを使って首つり自殺をしてしまいます。

タコピーの原罪のハッピー道具一覧④は『花ピン』です。花ピンは頭に刺すことで他の人からは「ハッピー花」にしか見えなくなるという効果を持っているピンです。地球人にはドクダミに見えるために、頭などにつけるには向いていませんでした。

タコピーの原罪のハッピー道具一覧⑤は『へんしんパレット』です。へんしんパレットは誰かの体の一部を取り込むことによって、その人物の姿に変身できます。タコピーがしずかやまりなに変身してアリバイを作ることなどに使用していました。

ここでは『タコピーの原罪』に関するネット上の感想や評価などを見ていきましょう。『タコピーの原罪』は圧倒的な人気を獲得していて、そのストーリー性や時系列なども注目されていることでも知られています。そのため『タコピーの原罪』に関する感想や評価はネット上でも数多く集まっています。

タコピーの原罪は時系列が難しすぎると言われています。ネット上には『タコピーの原罪読んだ人！ 途中から時系列わからんくなったから教えてほしい』という声や『タコピーの原罪時系列ガチで1ミリもわかんないんだけどどゆこと』という声、『タコピーの原罪、時系列が難しすぎる』という声が挙がっています。

『タコピーの原罪』は面白いと絶賛されています。ネット上には『タコピーの原罪読んだ 振り幅の大きいファンタジーとリアルの共存のさせ方が面白い』という声や『タコピーの原罪 つかみが最高。すごく面白いし絵柄と内容が良いアンサンブル』という声、『タコピーの原罪面白いわ』という声が挙がっています。

キャラクター性も称賛されています。ネット上には『与えられたキャラクター性によって現状を正しく知覚できない登場人物達』という声や『タコピーの原罪単行本買って読んだけどエグすぎる。好き。絵柄よしストーリーよしキャラクター性よしの3点豪華セット』という声、『タコピーの原罪おもろいけど最初はタコピーにイライラしてしまうがそのキャラクター性がより面白みを増してるのはあるんよな』という声が挙がっています。

今回は『タコピーの原罪』の時系列が分かりにくいという事や出会いやタイムリープの解説、あらすじの解説、登場人物の考察、ハッピー道具一覧、ネット上の感想や評価などを考察してきました。『タコピーの原罪』は読者にかなりの衝撃を与えた作品なので、漫画ファンの間でも話題の作品となっています。今回紹介した『タコピーの原罪』の時系列考察やあらすじに注目して、『タコピーの原罪』をお楽しみください。