タコピーの原罪は鬱漫画だけど面白い?トラウマ級の衝撃的なシーンを紹介

『タコピーの原罪』という鬱漫画はご存じでしょうか?作中ではトラウマ級の衝撃的な鬱シーンが多く描かれている漫画『タコピーの原罪』ですが、どうやらネット上では「ダークな世界観とタコピーとのギャップが面白い」などと作品に魅力を感じている方が多いようです。そこで、当記事では『タコピーの原罪』のあらすじを交え、面白い理由やトラウマ級の衝撃的な鬱シーンを紹介していきます。

タコピーの原罪は鬱漫画だけど面白い?トラウマ級の衝撃的なシーンを紹介のイメージ

目次

  1. タコピーの原罪とは?
  2. タコピーの原罪は鬱漫画だけど面白いといわれる理由
  3. タコピーの原罪のトラウマ級の衝撃的な鬱シーン
  4. タコピーの原罪のキャラ一覧
  5. タコピーの原罪に関する感想や評価
  6. タコピーの原罪の鬱シーンまとめ

タコピーの原罪とは?

『タコピーの原罪』はトラウマ級の衝撃的な鬱シーンが多く描かれているものの、ネット上では面白いという声が多くあがっています。そこで、ここからは『タコピーの原罪』のあらすじを交え、面白いと言われる理由や鬱シーンを紹介。それではまず『タコピーの原罪』の作品情報からご覧ください。

タコピーの原罪の概要

『タコピーの原罪』は漫画家・タイザン5によるサイエンスファンタジー漫画です。2021年12月10日から2022年3月25日にかけて『少年ジャンプ+』にて連載された作品で、物語では複雑な家庭事情や学校でのいじめに苛まれる少女とタコ型地球外生命体のタコピーとの交流が描かれています。

タコピーの原罪のあらすじ

ここでは『タコピーの原罪』のあらすじを簡単にまとめていきます。本作の主人公は地球にハッピーを広めるために来訪したタコ型地球外生命体のタコピーです。ある日、タコピーは小学4年生の少女・久世しずか(くぜしずか)に窮地を救われます。しずかは複雑な家庭事情に苛まれる女子児童。タコピーはそんなしずかに対し、窮地を救ってもらったお礼として、ハッピー星に伝わるハッピー道具を使い彼女の失った笑顔を取り戻そうとします。

『タコピーの原罪』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト

タコピーの原罪は鬱漫画だけど面白いといわれる理由

それでは早速、鬱漫画『タコピーの原罪』が面白いと言われる理由を見ていきましょう。ここではその理由を3つ紹介していきます。

理由①純粋なタコピー

『タコピーの原罪』が鬱漫画だけど面白いと言われる理由の一つに、「タコピーが純粋」というものがあります。純粋なタコピーは物事を良い方向に捉えるため、どんなヒドイ状況であってもそれを悪く受け取ることがありません。優しく純粋なタコピーは不仲な人がいればとりなそうとしたり、いじめの現場を目撃すればいじめられている人を助けようとしたりしていました。

そんなタコピーも次第に現状を理解し始めます。そこで、その現状をどうすれば回避できるのか、現状を理解した上で自分は何ができるのかを考え続けるタコピー。そしてタコピーは罪を犯してしまうのです。一方、しずかはタコピーが罪を犯したことを喜びました。純粋なタコピーはしずかが今までで一番喜んでくれたということで、罪を犯したことが良かったんだと解釈し一緒に喜びます。しかし、その罪が後々重くのしかかってきて…

理由②子供たちの家庭環境

『タコピーの原罪』が鬱漫画だけど面白いと言われる理由の一つに、「子供たちの家庭環境が悪い」というものがあります。メインキャラの久世しずかと雲母坂まりな、そして東直樹の三人の家庭環境は悪く救いようがありません。たとえば、外に女を作って帰ってこない父と壊れた母、一人娘を放って遊び歩く母、息子の成績を上げるために虐待まがいの勉強方法を強いる母などです。

理由③少しだけある幸せのシーン

『タコピーの原罪』が鬱漫画だけど面白いと言われる理由の一つに、「少しだけある幸せのシーン」というものがあります。純粋で優しいゆえに罪を犯してしまうタコピーや家庭環境が悪いメインキャラなどを取り上げると鬱漫画のように思われますが、実際は少しだけ幸せそうに遊んでいるシーンも描かれています。ただ、その幸せの絶頂から転落させるのが、この漫画『タコピーの原罪』です。

タコピーの原罪のトラウマ級の衝撃的な鬱シーン

鬱漫画だけど面白いと言われる『タコピーの原罪』。読者からは「心がやられる」「救いようがない」という声が相次いでいます。あらすじでは主人公のタコピーが人間界の一般常識や対人面において必要な空気を読むということが分からないため、純粋な気持ちで状況を悪化させる様子が描かれていました。そんな本作の見どころはやはり鬱漫画と呼ばれるに相応しい衝撃的な鬱シーンです。では、ここからその鬱シーンを見ていきましょう。

鬱シーン①「仲直りリボン」を使うシーン

1つ目に紹介する漫画『タコピーの原罪』のトラウマ級の衝撃的な鬱シーンは「『仲直りリボン』を使うシーン」です。しずかから窮地を救ってもらったタコピーは、その恩を返そうという理由で空を飛べる、時間を元に戻せるといったハッピー道具を使ってしずかの失った笑顔を取り戻そうとします。しかし、複雑な家庭事情が原因でいじめに遭い、絶望的な状況下にあるしずかの反応は薄いままでした。

そんなある日、タコピーはしずかの家に行った際に、彼女が飼い犬・チャッピーに対して今まで見せたこともないような笑顔を浮かばせているのを見ました。そこで、彼女を笑わせたいと改めて心に誓ったタコピーでしたが、その願いは次の日の出来事によって脆くも崩れ去ります。翌日、公園で待っていたタコピーのもとに、全身傷だらけで、手にはチャッピーの首輪だけを持ったしずかが現れました。

おそらく、しずかをいじめる同級生たちに暴力を振るわれた挙句、何らかの理由でチャッピーがいなくなってしまったのでしょう。そんな状況を何も理解できず推測もできないタコピーは、またもや無邪気にハッピー道具を使ってしずかを励まそうとしました。

そして今回はしずかがタコピーのハッピー道具に興味を示します。その道具というのが「仲直りリボン」です。この道具はリボンを喧嘩してしまった相手の小指とつなぐことで、すぐに仲直りできるという平和的な道具です。さらに、無限に伸ばすこともできます。この道具をタコピーから貸してもらったしずかは、なんと仲直りリボンを使って首をくくり、自ら命を絶つという衝撃的な行動にでました。

鬱シーン②タコピーが地球人の憎悪で絶望する

2つ目に紹介する漫画『タコピーの原罪』のトラウマ級の衝撃的な鬱シーンは「タコピーが地球人の憎悪で絶望するシーン」です。しずかは仲直りリボンを使って自ら命を絶ったものの、タコピーがハッピー道具「ハッピーカメラ」を使って時間を巻き戻したことで生き返りました。タコピーはしずかがなぜ自殺を図ったのか?その原因を探るべく、しずかに学校に連れていってもらうことにします。

そして学校で待ち受けていたのは、同級生のまりなによる過酷ないじめでした。しずかの母親と自分の父親が不倫関係にあったことが原因で家庭が崩壊してしまったまりなは、しずかに対して尋常ではない憎しみを抱いていたのです。ところが、まりながしずかをいじめるのは好きの裏返しだと勘違いしたハッピーは、しずかに扮した状態でまりなとの会話を試みます。すると、まりなは冷徹な表情でしずかに暴力を振るいました。

タコピーは今まで見たことのない地球人の冷徹な表情と暴力から感じる激しい憎悪に触れて恐怖を感じます。しかし、タコピーは諦めずにまりなと会話を続けようとするも、いよいよまりなから凶器が振り下ろされそうになったことで「無理だ」と心の中で呟くのでした。純粋かつ無邪気なタコピーが初めて地球人の憎悪に当てられて絶望してしまうシーンは、鬱漫画と呼ばれるに相応しいと言えるでしょう。

鬱シーン③東くんの罪

3つ目に紹介する漫画『タコピーの原罪』のトラウマ級の衝撃的な鬱シーンは「東くんの罪」です。その後、しずかとまりなは口論に入ります。そこで、タコピーは仲裁に入ろうとしますが、誤ってハッピー道具「ハッピーカメラ」でまりなを撲殺してしまいました。

その一連の様子を見ていたのは、しずかとまりなのクラスメイトである東くんでした。彼がタコピーの犯行現場を目撃したのは、好意を寄せているしずかの後をつけていたからです。一方、しずかはタコピーがまりなを撲殺したことで、今まで見せたこともないような笑顔を浮かべました。

東くんはそんなしずかに対し、自首すべきだと冷静にアドバイスしますが、しずかは捕まりたくなかったため、東にどうすればまりなの死を隠蔽できるのかと質問します。親から見放されているというコンプレックスを抱えていた東は、しずかの「東くんしかいないの、助けて」という自分が最も欲していた言葉をかけられたことで、まりなの死体隠蔽に手を貸すことにしました。

タコピーの原罪のキャラ一覧

ここまで『タコピーの原罪』が鬱漫画だけど面白いと言われる理由や実際のトラウマ級の衝撃的な鬱シーンを紹介してきましたが、果たしてあらすじに登場したキャラクターは誰なのでしょうか?ここでは『タコピーの原罪』のキャラを一覧形式で紹介するので、前述の内容と併せてチェックしてみてください。

キャラ一覧①タコピー

『タコピーの原罪』のあらすじに登場するタコピーは本作の主人公です。タコピーはしずかの命名。ハッピー星から地球にやってきたため、ハッピー星人として「んうえいぬkf」という本名があります。喋る際に語尾に「っピ」と付くのが特徴です。自らの窮地を救ってくれたしずかに恩を返すため、さまざまなハッピー道具を用いて彼女の問題を解決しようとしていました。

キャラ一覧②久世しずか

『タコピーの原罪』のあらすじに登場する久世しずか(くぜしずか)は本作のヒロインです。ハッピー星からやってきたばかりだったために地球のことを何も知らず、その挙句に空腹になってしまったタコピーの窮地を救っています。それを機にタコピーが懐くようになりました。父親が家庭を捨てて東京に拠点を移したため、水商売を営む母と共に生活しています。

キャラ一覧③雲母坂まりな

『タコピーの原罪』のあらすじに登場する雲母坂まりな(きららざかまりな)は、もう一人のヒロイン的存在です。しずかの同級生の女子児童。トラウマ級の衝撃的な鬱シーンが描かれる原因です。しずかに対して憎悪を抱いているため、彼女へのいじめをおこなっています。しずかに憎悪を抱いているのは、父親がしずかの母親と不倫関係にあり、それがきっかけで父が家庭を顧みなくなったからです。

キャラ一覧④東直樹

『タコピーの原罪』のあらすじに登場する東直樹(あずまなおき)は、しずかの同級生の男子児童です。成績優秀で学級委員長も務めている秀才。しかし、教育ママである母親から受ける束縛や、自分よりも優秀な兄に対する劣等感により多大なストレスを抱いています。まりなにいじめを受けているしずかを密かに気にかけており、最終的にトラウマ級の鬱シーンでも見られたようにまりなの死体隠蔽の共犯になってしまいました。

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タコピーの原罪に関する感想や評価

それでは最後に『タコピーの原罪』について寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。ネット上では『タコピーの原罪』に関して「面白い」「ダークな世界観とタコピーとのギャップがたまらない」などといった声があがっていました。

こちらでは『タコピーの原罪』が面白いという声があがっています。感想では「闇、闇だよ…」と言われているのですが、やはりトラウマ級の鬱シーンのことを言っているのでしょうか?「闇」という言葉が強調されつつも面白いと言われていることから、トラウマ級の鬱シーンがあるからこそ魅力に感じているのが窺えます。

こちらでは『タコピーの原罪』のとても精巧に作られていて面白いという声があがっています。どうやら、この方は人の感情が分からないタコピーの存在が、話しのエグみを強くしていると捉えているようです。感想で言われている「エグみ」というのは、トラウマ級の鬱展開のことを言っているのでしょうか?結果的には面白いということで作品に魅力を感じているようです。

こちらでは『タコピーの原罪』のダークな世界観とタコピーとのギャップがたまらないという声があがっています。どうやら、この方は本作の設定に惹かれたようです。多くの方が面白いと絶賛しているため、少しでも本作に興味のある方は設定をチェックしてみると良いかもしれません。

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タコピーの原罪の鬱シーンまとめ

今回は鬱漫画だけど面白いと言われる『タコピーの原罪』のあらすじをもとに、トラウマ級の衝撃的なシーンをまとめてきました。当記事でまとめた面白いと言われる理由とトラウマ級の衝撃的な鬱シーンは以下の通りです。

  • 面白いと言われる理由①:純粋なタコピー
  • 面白いと言われる理由②:子供たちの家庭環境
  • 面白いと言われる理由③:少しだけある幸せのシーン
  • トラウマ級の衝撃的な鬱シーン①:「仲直りリボン」を使うシーン
  • トラウマ級の衝撃的な鬱シーン②:タコピーが地球人の憎悪で絶望するシーン
  • トラウマ級の衝撃的な鬱シーン③:東くんが罪を犯すシーン

ネット上では純粋なタコピーの存在が「エグみ」を強くするものの、さまざまな要素が絡み合うことで作品の魅力を引き上げているという声が多くあがっています。どうやら、本作の設定に惹かれて読み始めたという方もいらっしゃるようなので、設定をチェックしてみるのも良さそうです。

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