いぬやしきの漫画最終話・最終回の内容は?ラストと感想をネタバレ

壮年男性がヒーローとして活躍する「いぬやしき」。連載当初から大きな話題となり、その人気からアニメ化はもちろん、実写映画にもなりました。「いぬやしき」を観た多くの人からは「最終回で泣いた」「あんな感動的な最終話になるとは予想していなかった」等の感想が上がっています。今回はそんな「いぬやしき」の最終話について紹介。漫画の最終回の内容について、ネタバレを含みながら紹介していきます。

いぬやしきの漫画最終話・最終回の内容は?ラストと感想をネタバレのイメージ

目次

  1. いぬやしきのアニメあらすじや感想を紹介!
  2. いぬやしきのアニメあらすじは?
  3. いぬやしきのアニメキャストを紹介!
  4. いぬやしきのアニメ第2期について
  5. いぬやしきアニメ版の評価や感想は?
  6. いぬやしきのアニメあらすじや感想まとめ

いぬやしきのアニメあらすじや感想を紹介!

「いぬやしき」とは漫画雑誌『イブニング』に連載されていた漫画です。人気漫画『GANTZ』の作者奥浩哉による作品だということもあり、連載当初から大きな話題となっていました。また、この作品では壮年の男性がヒーローとして活躍するという、他の作品ではなかなか目にする事のない設定がなされている事にも注目が集まりました。

話題の作品となった「いぬやしき」の人気はみるみる内に上昇し、ついにはアニメ化されることに。2017年の10月から12月にかけてアニメが放送され、更に2018年4月には実写映画が公開されることとなりました。原作の漫画や、アニメを最終回まで観たファンからは「感動した」「泣いてしまった」等の感想が上がっており、アニメが終わった今でもコミックスが売れ続けています。

では、「いぬやしき」とはどのような作品なのでしょうか?今回の記事では「いぬやしき」全体のあらずじはもちろん、最終回のあらすじや最終話まで観たファンの感想についてもネタバレを含みながら紹介していきます。

トップページ | TVアニメ「いぬやしき」 公式サイト

いぬやしきのアニメあらすじは?

いぬやしきがどのような作品なのか、ここからはアニメいぬやしきのあらすじをネタバレを含みながら紹介してきます。原作のコミックスも最終回を迎えていますが、アニメは原作に沿って作られており、大筋では同じ内容となっています。

しかしながら原作からいぬやしきを見ていたファンからは「ダイジェスト感がある」という感想も。アニメと原作では細かい部分や演出等に差がありますので、今回この記事でいぬやしきが気になった方は、是非コミックスの方も確認してみて下さい。ここからはネタバレを多分に含みます。ネタバレが苦手な方や未読・未視聴の方は充分にご注意ください。

主人公は壮年のサラリーマン犬屋敷壱郎

いぬやしきの主人公は犬屋敷壱郎という人物です。タイトルは主人公の苗字からとっているのでしょう。下の画像からもお分かりいただけるでしょうが、外見的には初老の男性。実際には58歳で、老人と呼ぶには若いのですが、外見的な問題もあり、周囲の人間からは老人扱いされることも。物語の始まりは、この犬屋敷壱郎が家族と共に一軒家へと引っ越してくる場面から始まります。

ローンが嫌いだという理由から、一軒家を一括購入した犬屋敷壱郎。社会から疎外されながらも、長年勤め続け一軒家を購入。しかし、家族からの反応はいまひとつで、歓心をえることができませんでした。自分の居場所がないことを感じつつ生きていた犬屋敷壱郎ですが、そんなある日、医師から余命宣告を受けてしまいます。医師からの診断は胃癌。余命は僅か3ヶ月だと告げられます。

余命を宣告されてしまった壱郎ですが、自分がもうすぐ死ぬからと言って、家族が果たして悲しんでくれるのかという疑問を抱きます。何度か話し合いの場を持とうとも努力しますが、タイミングも悪く、結局自身が余命宣告を受けたことを家族に打ち明けることはできませんでした。

壱郎はその夜、飼い犬のはな子と散歩へ出かけ、その先の公園で声を上げて泣き始めてしまいます。しかし、そんな壱郎の横から大きな光が。はな子はすんでのところでその光から逃れますが、壱郎はその光と激突してしまいます。

UFOと衝突して瀕死状態に!宇宙人によって緊急手術を施される

壱郎に激突した光の正体はなんとUFOでした。UFOに載っていたのは極小の宇宙人。宇宙人たちはこの事故をなかった事にしたかったようですが、激突してしまった壱郎と、もう1人の青年は残念ながら治療することができない程の損傷を負ってしまいます。

地球人との事故を隠蔽したい宇宙人は、壱郎と青年を表面的にだけでも復元しようと試みます。しかし、どうやらUFOにはその時兵器ユニットしかなかったようで、壱郎と青年は外見上は普通の人間でも、内臓その他体の組織は全くの別物となってしまいます。

壱郎や青年はUFOと激突する前の記憶や人格を保持したままではあるものの、体は全て機械へと変えられてしまったのです。

人間離れした能力を活かして人助けすることを決意

壱郎は、次の日の朝に自分の体が機械になってしまった事に気付きます。そして、元々の肉体が死んでしまい、今存在している自分が果たして「犬屋敷壱郎」と呼べるものなのかどうか思い悩むようになってしまいました。そんな時、あるホームレスが少年たちからリンチされている様子を目撃します。思い悩んだ壱郎でしたが、少年達とホームレスの間に割って入り、ホームレスを救出することに成功。

自分の体が機械である事は知っていたものの、兵器ユニットを組み込まれた事を知らないままホームレスを助けようとした壱郎は、当初少年たちから攻撃を受けなすすべがありませんでした。しかし、少年たちと対立するうちに、体の機能が無意識のうちに起動。体に組み込まれた機械の性能により、無事少年たちを撃退する事に成功しました。

この事をきっかけに、一郎は人を助けた時に自分が人間であるということを実感するようになります。元々正義感が強かった壱郎は、この件からできる限り人を助けようと決意。チンピラに絡まれたサラリーマンを助けたり、極道に攫われてしまった女性を助けたりと、八面六臂の活躍を続けていきます。また、こうした人助けを続けていく間に、当初は気づいてすらいなかった体の機能を徐々に使いこなすように。

普段なら決して聞くことのない、遠く離れた人が助けを呼ぶ声を耳で拾ったり、背中に隠された機能を使用して空を飛ぶことまでできるようになっていきます。

犬屋敷壱郎と同じく能力を手に入れた獅子神皓は連続殺人犯に

体が機械になった事をきっかけに、人助けをするようになった犬屋敷壱郎。しかし、そんな彼とは正反対に、人を殺害するようになってしまったのが、壱郎と同じく機械の体となってしまった青年、獅子神皓です。獅子神皓は壱郎がUFOの事故に巻き込まれた時、同じ場所にいたために壱郎同様、宇宙人の手によって機械の体へと変えられてしまいます。

彼は自分の体が機械になった事を知ると、いじめにあい不登校となってしまった親友の安藤直行を助けるためにその機能を使用。獅子神に守られ、結果的に安藤は再び学校へ登校するようになります。しかし、獅子神の行為は徐々にエスカレート。安藤をいじめていた生徒を殺害し、更にATMの不正操作により大金を手に入れるなどの行動に走るようになります。

また、駅での飛び込み自殺を目撃してからは「人を殺した時にだけ自分が人間であるということを実感できる」と考えるようになり、無差別殺人を行うように。しかし母親が末期の膵臓癌である事を知った時には自身の能力を活用し、母親の体を完治させました。同時に、殺人を止める決意をしましたが、連続殺人犯が獅子神皓であることを突き止めた警察によって追い詰められ、母に殺人犯である事を知られてしまいます。

獅子神は警察を振り切り、その後は指名手配犯となってしまいますが、獅子神へ好意を寄せていた渡辺しおんの家へと匿われるようになりました。渡辺家に身を寄せた獅子神は人を殺すことを止め、ひっそりとした、しかしながら穏やかな生活を送るように。しかしそんなある日、TVの速報で自分の母が自殺してしまった事を知ります。唐突な出来事に驚いた獅子神は体の機能を使い、その真相を知る為にネット上のニュースを読み漁ります。

そこで皓はインターネットの匿名掲示板で母親の死が面白おかしく取り上げられているのを目撃。母の死を面白半分に取り上げた人物に激怒した獅子神は再び殺人を行うようになってしまいました。その後渡辺しおんの説得もあり、一時的に殺人を中止して人助けをするようにもなりますが、獅子神を捕らえにきたSATの襲撃を受け、しおんやしおんの祖母が巻き込まれたことをきっかけに、やはり再び殺人を行うようになってしまいます。

対立する犬屋敷壱郎と獅子神皓

同じ機械の体を持ちながら、正反対の感性を持ってしまった犬屋敷壱郎と獅子神皓。獅子神皓がある日無差別殺人を行った際、そこへ犬屋敷壱郎が駆けつけ2人は出会います。しかしながら犬屋敷壱郎が同じ能力を持っていると知るや否や獅子神は逃走。その出会い以来2人が顔を合わせることはありませんでした。しかし、そんな2人を再開させるきっかけを作った人物がいます。

その人物は獅子神皓の親友であった安藤直行。獅子神が連続殺人を行っていると知ってから思い悩むようになった彼ですが、重症患者がある日突然回復する出来事が続いているというニュースを見て「皓と同じ能力を持った人間がもう1人いるのでは?」と思いつきます。ニュースの内容から、そのもう1人が善人であると考えた安藤は、部屋の中で「助けて!」と1人芝居を行うことに。

すると、突如犬屋敷壱郎が安藤の部屋へと駆けつけてきたのです。犬屋敷の行ってきた事を知った安藤は犬屋敷をヒーローとして慕うように。同時に、親友であった獅子神の凶行を止めて欲しいと懇願しました。犬屋敷壱郎は事態を重く見ますが、獅子神の行方はわかりません。そこで安藤は、再び獅子神と出会った時に壱郎が体の機能を使いこなせるように、アドバイスを行うようになります。

その頃地球には隕石が接近していた

人を助け続ける犬屋敷壱郎と、人を殺し続ける獅子神皓。何度か接触し、対立しあう2人でしたが、そんな2人を他所に地球には大きな危機が迫っていました。その危機というのは巨大隕石の接近。隕石の接近について当初ニュースでは『地球に接近している』程度の報道しかされていませんでした。しかし、地球に接近するにつれ、その軌道が地球と衝突するコースをとっていることが判明します。

隕石が地球にぶつかるとはっきり分かる頃には、犬屋敷壱郎と獅子神皓との決着は一応ついており、獅子神皓は半壊状態に。攻撃手段となる兵器のほとんどを犬屋敷壱郎によって破壊された為、世間には一時的に平和が戻っていました。しかしながら、隕石のニュースの影響は確実に出ており、アメリカ大統領がTVで「今なら殺人を犯してもかまわない」等と演説するようになってしまいます。

自分が機械の体になった事や、今まで自分がしてきた事を家族に受け入れてもらった犬屋敷壱郎は穏やかな時間を過ごしていましたが、ニュースを見て自分の能力で隕石を壊そうと決意。引き留める家族を説き伏せ、隕石へ向かって飛んで行きます。

いぬやしきの最終回をネタバレ

ここからはいぬやしきの最終回についての紹介になります。最終話のネタバレを多分に含みますので、ネタバレが苦手な方や、いぬやしきの最終回を未読・未鑑賞の方は特にご注意ください。いぬやしきの最終話では、犬屋敷壱郎が隕石を破壊する為に宇宙空間へと飛び出します。無事隕石へとたどり着いた壱郎でしたが、能力を使用し、全力で攻撃しても隕石の軌道を変える事はできませんでした。

途方に暮れる壱郎でしたが、そこへ獅子神皓が登場。獅子神が突然現れたことに、当然壱郎は驚きます。驚いた壱郎が「どうしてここに?」と獅子神に訊ねると獅子神は「これ(隕石)の軌道を変えようと思って」と呟くように答えました。続けて、自分がここで自爆すれば、軌道が変わり地球が助かると告げます。獅子神の答えに戸惑う壱郎でしたが、獅子神の「俺にも死んでほしくない人がいる」という言葉を聞いて納得。

隕石については獅子神に任せ、壱郎はその場を離れます。その後獅子神は自爆。隕石に僅かな損傷を与えることに成功しましたが、壱郎は大して変化する様子を見せない隕石に違和感を覚えます。慌てて体の機能を使用し、隕石の軌道を計算すると、まだ軌道が変わっていないことが判明しました。

体に備わっているミサイルを全弾打ち込んだ場合のシミュレーションも行いますが、それでも隕石の軌道を変えることはできません。地球が救われるのは、壱郎が自爆した場合だけだということがはっきりしてしまいます。自分の運命を悟った壱郎は体内に備わっている携帯機能を使用し、「獅子神君のおかげで地球は助かったよ」「また明日」と最期に安藤に言い残し、自爆を決行しました。

自爆した際の光は地球に届き、その光を見た壱郎の家族や安藤は壱郎の運命を悟ることとなります。その後場面は数日後へ。街には日常の風景が戻っていました。しかし犬屋敷家の家族にはわずかな変化が。壱郎の息子である剛史はそれまでいじめられていましたが、いじめっ子に反撃するように。原作版では反撃した後、すっきりとした表情で空を仰ぎながらここにはいない壱郎へ「見てた?」と問いかけます。

一方娘の麻理は、以前のような生活を送りながらも、壱郎を思い出して涙を流すことも。しかしある日立ち寄ったコンビニで漫画雑誌を手に取り、とあるページを開くと目を見開きます。その後まりは慌てて家へと向かいました。家を前にした時、まりは「お母ーさーん」と大声で呼びかけます。このシーンがいぬやしき最終回のラストシーンとなりました。

映画『いぬやしき』公式サイト

いぬやしきのアニメキャストを紹介!

ここまででいぬやしきの最終回までのあらすじについてネタバレを交えながら紹介してみました。原作の時点で注目を集めていたいぬやしきでしたが、アニメ化の際には更に話題に。主に作画の良さや、声優陣については大きな話題となりました。

特に声優については有名な俳優が起用された事もあり、大きな注目を集めました。ここからはアニメ版のいぬやしきで活躍した声優について紹介していきます。

犬屋敷壱郎役/小日向文世

アニメ版いぬやしきの主人公・犬屋敷壱郎の声を演じたのは俳優の小日向文世さんです。本来声優ではないものの、大物俳優が主人公を演じるという事で大きな話題となりました。小日向さんは1954年生まれの俳優。学生時代はグラフィックデザイナーを目指していたそうですが、ある日スキーで複雑骨折をしたことをきっかけに「これからは自分の好きなことだけをやろう」と決意。22歳頃から俳優を目指し始めたそうです。

その後舞台で活躍を経て、テレビドラマ『オケピ!』に出演し。その後様々な作品に出演するようになりました。その中でも有名な作品と言えば人気ドラマ『HERO』や『真田丸』といったところでしょうか。声優としてはアニメ映画『メアリと魔女の花』に出演。少し気が弱そうで、それでいて正義感のある人の好い役柄をこなすことが多いと評価されているようです。

アニメ版いぬやしきの声優として出演が決まった際には出演に際して小日向は「原作がとにかくすばらしく、僕もすっかりハマりました。原作ファンの皆様の期待を裏切らないよう、頑張って取り組んでいきたいと思います」とコメントしています。

獅子神皓/村上虹郎

いぬやしきの中で壱郎と壮絶な戦いを繰り広げた獅子神皓。そんな彼の声を演じたのは俳優の村上虹郎さんです。村上虹郎さんの父は俳優の村上淳さん。母親は歌手のUAさん。残念ながらご両親は虹郎さんが9歳の時に離婚してしましましたが、その後虹郎さんはUAさんと共に生活されていたそうです。高校の際にはカナダのモントリオールへ留学。その後俳優としてデビューし、数々の作品で活躍されています。

2017年に公開された映画『2つ目の窓』では初主演でありながら高崎映画祭で最優秀新人男優賞を受賞。テレビドラマ等にも出演されています。声優として活動したのは、いぬやしきが初めてで、その演技に注目が集まりました。いぬやしきでの声優デビューに関しては「ある意味僕のデビュー作。アニメのアフレコは未知の世界で楽しかった」とコメントを残しています。

後ほど改めて紹介しますが、その演技については賛否両論あるものの、一部からは『アニメというよりはドラマを見ているみたいで、「こんな喋り方の男子高校生ってよくいるよな」と思った』という感想が寄せられています。

安堂直行/本郷奏多

獅子神皓の親友であり、物語の中では犬屋敷壱郎をサポートした安藤直行。ごく普通の高校生でありながら、ストーリーに大きく影響を与えた人物でした。そんな安藤を演じたのは本郷奏多さん。小日向さんや村上さんと同じく、普段は声優ではなく俳優として活躍されています。元々はキッズモデルとして活躍されており、14歳にして映画『HINOKIO』で主演を務めました。

これまでに出演された作品は実に多数。映画では実写版『テニスの王子様』や『GANTZ』にも出演し、テレビドラマでも活躍されています。また、数は少ないものの、声優として『BTOOOM!』や『ダンガンロンパ3』にも出演されています。いぬしきの安藤の声はファンから高評価を得ており、それが影響しているのか実写版『いぬやしき』にも起用されました。

趣味はゲームや音楽鑑賞、テニスにベース、ギター、写真を撮る等実に多彩。ガンダムシリーズも好きだそうで、ガンプラも作成しているとのこと。そのガンプラ作成については、趣味の域を超えて匠の技級だとファンの間で話題になったそうです。

渡辺しおん/諸星すみれ

母を失い、連続殺人犯となってしまった獅子神皓が安藤以外に唯一心を開いたのが渡辺しおんでした。そんな渡辺しおんの声を担当したのは、声優兼女優である諸星すみれさんです。諸星すみれさんは3歳の頃に劇団ひまわりに入団し、演技力を身につけていき、7歳の頃にはプロの声優として活動を開始されていたそうです。9歳の頃には人気アニメ『鋼の錬金術師』でニーナ・タッカー役として出演。

幼い声質でありながら、その演技力が高く評価されました。他にも多くの作品に出演しており、中でも『東京喰種』の笛口ひなみ役や、『ハイキュー!!』の谷地仁花役は有名。更に女優としても活動を始めており、舞台女優として活躍するだけでなく、2004年からはテレビ出演も。火曜サスペンス劇場やミスタードーナツのCM等にも出演しています。

歌も堪能なようで、キャラクターソングを担当することしばしば。出演作には、諸星さんが担当したキャラクターソングが挿入歌として使用されることも多いようです。

犬屋敷麻理/上坂すみれ

壱郎の娘、犬屋敷麻理を演じたのは、タレント兼声優、更に歌手としても活動されている上坂すみれさんです。芸能界に足を踏み入れたのはスカウトがきっかけだったそうで、若い頃から数多くの場所で活躍されてきました。9歳の頃にはヴィダルサスーンのCMに日本人初の出演を果たしています。声優としてレギュラーを獲得したのは『パパのいうことを聞きなさい』のヒロイン役が初。

他にも、大人気アニメ『ガールズ&パンツァー』ではノンナ役で特技のロシア語を披露しています。2013年からは歌手としても活躍。タイアップ曲も多く、アニメ『鬼灯の冷徹』や『アホガール』では作品内の登場人物の声を担当すると同時に、番組のED曲も手掛けています。アニメ『ポプテピピック』では番組のOPを飾ると同時に、第3話のAパートでピピ美の声を担当したことが話題となりました。

ロシアの歴史や文化等に強い関心を持っているそうで、上坂すみれさんのTwitterやブログにはロシア語であるキリル文字による文章が登場することもしばしば。「文学・歴史・兵器・絵画・音楽、どれも個性的で不思議な魅力に出会える国」としてロシア文化を高く評価しているそうです。その為ロシア関連での仕事をされることも。2017年に開催された「ロマノフ王朝展」ではおふしゃるサポーターを務められました。

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いぬやしきのアニメ第2期について

ストーリーや設定は勿論ですが、アクションシーンを中心とする作画についても高く評価されたいぬやしき。ネタバレとなってしまいますが、最終話では主人公が地球を救うために自爆してしまったという結末に涙したファンも多いようです。そんなアニメいぬやしきですが、果たしてアニメ第2期作製の可能性はあるのでしょうか?

ここからはアニメいぬやしきの第2期作製の可能性について、これまでのネタバレを含むあらすじ等を踏まえながら考察していきます。

2期作製は難しい

結論から言うと、アニメいぬやしき第2期の作成は難しいと考えられます。ネタバレとなってしまいますが、いぬやしきの最終話では、主人公犬屋敷壱郎も、主人公と対になる存在である獅子神皓も地球を守る為に自爆してしまっています。『いぬやしき』というタイトルはまさに主人公の苗字を示したものである為、主人公が最終話で自爆してしまっている以上、続編を作成するというのは難しいのではないのでしょうか?

犬屋敷壱郎も獅子神皓も機械の体であった為、「宇宙人が残骸を発見して修復していく」等、アニメならではの主人公復活という演出ができなくもありませんが、そうしてしまうと「最終回での感動が台無しになってしまう」「最終話で壱郎が自爆したからこそアニメいぬやしきは感動作なんだ」と考えるファンも大勢います。

こうしたファンの意見や感想を踏まえて考えると、犬屋敷壱郎や獅子神皓が復活するという展開は考えにくいのではないでしょうか?また、犬屋敷壱郎が復活しないとなると、アニメのタイトルが『いぬやしき』である以上、第2期作製の可能性は極めて低いと言えるでしょう。

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いぬやしきアニメ版の評価や感想は?

いぬやしきについて、ネタバレを交えながら最終回までのあらすじや、声優、そして2期作製の可能性について紹介してみました。では、実際に放送されたアニメいぬやしきの感想や評価はどうだったのでしょうか?作画や設定、ストーリーについては概ね好評だったものの、メインキャラクターの声に俳優を起用した事や最終回の展開についてはかなり意見が分かれているようです。

ここからは実際にアニメいぬやしきを視聴した方々の感想や評価を紹介していきます。俳優陣をメインキャラクター担当にした事や、最終回について、どのような感想があげられているのでしょうか?感想についてもネタバレを含むものが御座いますので、ネタバレを避けたい方はくれぐれもご注意ください。

好評な感想

まずは好評な感想について紹介していきます。好評な感想の内、特に多く挙げられている感想は「感動した」というもの。特にアニメ版の最終回では、ラスト2分間に差し掛かったところで、壱郎が自爆するシーンのBGMとしてED曲が流れたことから「演出が素晴らしい」「原作の最終回では泣かなかったのに、アニメの最終回は泣いた」という声があがっています。

また、いぬやしき第1話から登場していた犬、はな子が宇宙へと飛び立っていった壱郎を追いかけて走り続け、最終的には寂しそうに遠吠えをするシーンも。このシーンを見て切なくなり泣いてしまったというファンの方も沢山いらっしゃるようです。

他にも、「『老人がヒーロー』というのが良かった」という人や、「獅子神が世間から見れば完全な悪役なのに、対個人だと完全な悪人になっていなかったのがリアルだった」という声も。特に犬屋敷壱郎が長い人生経験を積んだ上で善人となった、というエピソードが気に入ったという方が多いようです。やはり『老人がヒーロー』という設定は珍しく、その設定に惹かれた方が多くいらっしゃるのでしょう。

同時に「人間は生まれついての善でも悪でもない」という事を描いたストーリーにも賛同の声が上がっていました。

不評な感想

ここからは不評な感想についての紹介になります。既に触れていますが、アニメいぬやしきでも、特に意見が分かれたのが最終回の展開とメインキャラクターの声について。特に犬屋敷壱郎と獅子神皓の声については賛否両論となりました。お二人とも本業が俳優という事もあり、アニメ用の演技ではなく、ドラマ用の演技となってしまったのが原因と言われています。

特に獅子神皓の声については、「今時の高校生っぽくてリアルだ」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、「棒読みに聞こえた」「抑揚がなくていまいちだった」という声も多数。「ドラマだと思えば違和感がない」と考えるファンもいたようですが、アニメ版いぬやしきについて不評な感想を漏らしている方の多くは、キャラクターの声について違和感を感じた方が多いようです。

不評な感想の中で、声について以外だと「最終回で隕石のエピソードを持ってくるのは違和感があった」「最終回が雑なように思えた」という声も。原作に比べると、アニメ版ではカットされてしまった場面もあり、「最終回が何だか物足りなく感じた」という感想をもったファンもいらっしゃるようです。切ない展開となったからこそ、「もうちょっと余韻を感じさせる最終回であってほしかった」という感想になったのかもしれません。

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いぬやしきのアニメあらすじや感想まとめ

今回はアニメいぬやしきについて、最終回までのあらすじや視聴したファンの感想をネタバレを交えながら紹介しました。概ね好評な感想が多いようでしたが、中には「最終回が物足りない」「キャラクターの声が…」といった感想を持つファンもいらっしゃったようです。最終回については意見が分かれていますが、アニメならではの演出があり、「原作よりもアニメ版の最終回の方が良かった」という声も決して少なくありません。

アニメ版いぬやしきについて、今回はネタバレを含みながら最終回までのあらすじを紹介いたしましたが、今回のネタバレ記事だけでは紹介しきれないエピソードや魅力がいぬやしきにはあります。今回の記事を読んだ方の中で、まだアニメ版いぬやしきを最終回まで観ていない方は、是非アニメ版のいぬやしきを鑑賞してみて下さい。

また、今回のネタバレ記事では原作版のいぬやしきについてはあまり触れていません。アニメ版と原作版では細かいエピソードや演出には差があります。最終回については概ねアニメ版の方がこうひょうではありますが、「原作の方が好き」とおっしゃる方もいらっしゃいますし、放送時間の関係で、削られてしまったセリフ等もあります。アニメ版を見て気になった方は、是非原作版も確認してみて下さい。

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