【スパイファミリー】西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）を考察！モデルは？

スパイファミリー（SPY×FAMILY）とは、凄腕スパイと殺し屋、超能力者の少女の偽装家族を描いた漫画作品です。この記事ではスパイファミリー作中に登場する西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）について紹介します。他にも西国（ウェスタリス）や東国（オスタニア）のモデル、ドノバン・デズモンドや国家保安局（SSS）、WISE（ワイズ）のモデルなども考察していますので興味のある方はぜひチェックしてみてください。

東国（オスタニア）や西国（ウェスタリス）のモデルなどについて紹介する前に、まずはスパイファミリー（SPY×FAMILY）の作品概要を紹介します。スパイファミリーは「月華美刃」などで知られる遠藤達哉先生の描くホームコメディ・スパイアクション漫画です。少年ジャンプ+にて2019年3月25日から連載されており、少年ジャンプ+史上最もヒットした人気作品となっています。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）は2022年4月から6月まで、全12話のテレビアニメが放送されました。声優は主人公のロイド・フォージャー役に江口拓也さん、ヨル・フォージャー役に早見沙織さん、アーニャ役に種﨑敦美さんなど豪華声優陣がキャスティングされました。主題歌はOfficial髭男dismの「ミックスナッツ」などが起用され、2022年7月時点でYouTubeで4145万回再生されるなど人気を集めました。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）のあらすじを紹介します。東西に分裂して長らく緊張状態にある西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）。西国で恐れられるスパイの黄昏は、東国の大物政治家ドノバン・デズモンドに接近するミッションを言い渡されます。そのためには偽装家族を用意する必要があり、黄昏は精神科医のロイド・フォージャーという人物になりすまして偽りの家族になってくれる人を探し始めます。

スパイファミリーの（SPY×FAMILY）の西国（ウェスタリス）について考察します。西国（ウェスタリス）とはロイド・フォージャーの祖国です。ここではスパイファミリーの西国（ウェスタリス）とはどんな国なのか、またそこに登場するWISE（ワイズ）とは何なのかを紹介します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の西国（ウェスタリス）について考察します。スパイファミリーの西国（ウェスタリス）とは、かつて東西に分断したうちの東側の国であり、「黄昏」と呼ばれるロイド・フォージャーの祖国でもあります。西国（ウェスタリス）はかつての東国（オスタニア）との戦争で多くの戦争孤児を生むなど大きな被害を受けました。現在は東国（オスタニア）とは冷戦状態であり、融和路線を目指しています。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）のWISE（ワイズ）について考察します。WISE（ワイズ）とは正式名称「西国情報局対東課」の通称であり、東国（オスタニア）の情報などを集める西国（ウェスタリス）政府の諜報組織です。東国（オスタニア）と融和路線でやっていこうという目的のため、東西の平和を脅かそうとしている存在の監視や妨害、排除などを主な活動としています。

主人公のロイド・フォージャーもこのWISE（ワイズ）の一員であり、「黄昏（たそがれ）」のコードネームをもらっています。ロイドはWISE（ワイズ）の中でもトップの凄腕スパイであり、慢性的に人手不足なWISEでは重宝されています。他にもロイドの後輩であるフィオナ・フロストも優秀なスパイとしてWISEに所属しており、「夜帷（とばり）」のコードネームを冠しています。それでは次に東国（オスタニア）を考察します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）について考察します。スパイファミリーの東国とは、西国（ウェスタリス）のスパイであるロイドの潜入先であり、スパイファミリーの舞台となる場所です。ここでは東国（オスタニア）とはどんな国かということや、東国（オスタニア）の政治体制、ロイドの標的である政治家のドノバン・デズモンドなどについて紹介します。

またアーニャが通うイーデン校、ヨルの弟が所属する国家保安局（SSS）、西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）の戦争などについても紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）について考察します。東国（オスタニア）とは、かつて東西に分裂したうちの東側の国であり、西国（ウェスタリス）のスパイであるロイドの潜入先です。東国（オスタニア）の正式名称は「東人民共和国」です。ロイドやヨル、アーニャ達が暮らすのはこの東国（オスタニア）の首都バーリントで、ヨルは昼間はバーリントの市役所で働いています。

下で紹介するアーニャの通うイーデン校もバーリントに存在します。東国（オスタニア）で使用される通貨の単位は「ダルク（D）」「ペント（P）です。300ダルクが約10万円に値するという情報が作品内で開示されているため、1ダルクは約333円に値すると推測されます。また1ダルク＞10ペントであるとロイドが発言しているため、ペントは333円以下の価値の通貨です。それでは次に東国（オスタニア）の政治体制を紹介します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）について考察します。ここで考察するのは東国（オスタニア）の政治体制についてです。東国（オスタニア）には複数の政党が存在し、2022年7月時点で存在が明らかになっているのは国家統一党と国民党の2つです。このうち国家統一党が西国（ウェスタリス）に対して強硬姿勢を取っており、西国のWISE（ワイズ）からは要監視対象として警戒されています。

一方、東国（オスタニア）の国民党は西国（ウェスタリス）に対して融和姿勢を取っており、国家統一党を支持する国民と国民党を支持する国民の間で対立が深刻化しています。それでは次に東国（オスタニア）の政治家、ドノバン・デズモンドについて考察します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）について考察します。ここで考察するのは東国（オスタニア）の政治家ドノバン・デズモンドについてです。ドノバン・デズモンドは東国（オスタニア）の国家統一党の総裁である人物です。黄昏がロイド・フォージャーとして西国（ウェスタリス）に潜入することになった原因の人物で、東西平和を脅かす危険な動きをしていると西国のWISEに注視されています。

ドノバン・デズモンドには2人息子がいることが明らかになっており、1人はアーニャの同級生のダミアン・デズモンド、もう1人は兄のデミトリアス・デズモンドです。ドノバン・デズモンドは滅多に表舞台に出てこない慎重な性格だとされ、ロイドは接点を持つために娘を作ってデズモンドの息子が通う名門イーデン校に送り込まなければなりませんでした。実際にロイドはイーデン校の懇親会に姿を表したデズモンドと接触に成功します。

ドノバン・デズモンドの性格は冷静沈着かつ老獪です。表面上は笑顔で話すため親しみを持てそうに思わせ、実際のところは自分の一挙一動で相手を牽制したりコントロールしたりするようなしたたかな所があります。息子のダミアンに対しては萎縮させるような態度を取りつつも、呼び出されたら会いにいくなど必ずしも関心がないわけではないことが推測されます。それでは次にイーデン校について紹介します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）について考察します。4つ目に紹介するのはイーデン校についてです。イーデン校とは東国（オスタニア）の首都バーリントに存在する名門校で、アーニャが通っています。6歳から13歳までが在籍し、アーニャはその一年生に当たります。星（ステラ）と呼ばれる独自の評価制度を導入しており、テストやスポーツ、社会貢献などで優秀な結果を残した生徒に対して与えられます。

星（ステラ）を8つ集めると皇帝の学徒（インペリアル・スカラー）と呼ばれる特待生に選ばれ、親と共に特別な懇親会に参加する権利を得ます。デズモンドの息子の1人であるデミトリアスは既にこのインペリアル・スカラーの一員であり、ドノバン・デズモンドが懇親会に来る様子が描かれました。2022年7月時点でアーニャは星（ステラ）を1つ獲得しています。

また星（ステラ）とは逆に、テストで赤点を取ったり問題行動を起こすと罰則として雷（トニト）が渡されます。この雷（トニト）は8つ集まると自動的に退学処分となります。アーニャはダミアンを殴ったことで雷（トニト）をもらったことがあり、ロイドにショックを与えました。それでは次に国家保安局（SSS）について考察します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）について考察します。5つ目に紹介するのは、国家保安局（SSS）についてです。国家保安局（SSS）は東国（オスタニア）の防諜機関であり、市民の監視やスパイ狩りを職務としています。スパイファミリーの世界では年頃の女性が独身だとスパイだと疑われ、秘密警察と呼ばれるこの国家保安局（SSS）に通報されるということが描写されていました。

ヨルの弟のユーリもこの国家保安局の一員であり、スパイ容疑のかかった被疑者への拷問を行う様子が描かれていました。市民からは恐れられている存在です。また国家保安局では西国（ウェスタリス）の敏腕スパイである黄昏を天敵として追っています。国家保安局（SSS）には防諜活動のための技術としてワインの作り話のマニュアルが存在し、その話をユーリがした時にロイドに正体を見破られる原因となりました。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）について考察します。6つ目に考察するのは西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）の戦争についてです。かつて東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）の間で大きな戦争が勃発し、その結果両国で深刻な被害を与えました。ロイドはこの戦争で生まれた戦争孤児であり、平和のためにスパイを目指すきっかけとなりました。それでは次に西国と東国のモデルを紹介します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）に登場する西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）のモデルを考察します。スパイファミリーの舞台は架空の国であると発表されていますが、作中に登場する西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）にはモデルがあるのではないかと言われています。ここでは様々な観点からスパイファミリーの西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）のモデルになった国を考察します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）に登場する西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）のモデルが東西ドイツなのではないかという説があります。ここでは西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）のモデルが東西ドイツであるという説を、作中に登場した城や料理、通貨などの観点から考察していきますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）のモデルが東西ドイツだと言われている理由の1つ目が、作中に登場する城です。アーニャがイーデン校に合格を果たし、その合格祝いとしてアーニャとロイド達がスパイごっこをするシーンがあります。ロイドが城を貸し切り、スパイ仲間を招集して本格的にアーニャを楽しませます。

ここで登場する城はニューストン城という名前なのですが、これがドイツに実在するノイシュバンシュタイン城に似ていると言われています。これは19世紀に建設されたドイツ南部に存在する城で、カルフォルニアにあるディズニーランドの眠れる森の美女の城のモデルになったと言われています。比較してみると尖塔が立ち並ぶデザインが似ています。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）のモデルが東西ドイツだと言われている理由の2つ目が、通貨や料理です。スパイファミリーの作中にはダルクやペントという通貨が登場しますが、これは旧ドイツの通貨「マルク」「ペニヒ」に響きが似ています。また回想でヨルがユーリに料理を振る舞うシーンが出てきますが、この時に作っているのが目玉焼きが乗ったシチューです。

実際にウィーンにも似たような料理があり、「Fiakergulasch（フィアカーグラーシュ）」というそれは南ドイツでも親しまれて食べられています。このようにスパイファミリーの東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）のモデルは東西ドイツを参考にしている可能性は高いと推測されます。それでは次にモデルがイギリスなのではないかという説を考察します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）に登場する西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）のモデルがイギリスなのではないかという説があります。ここでは西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）のモデルがイギリスであるという説を、ロイドの名前や諜報組織WISEのモデル、イーデン校のモデルなどの観点から考察しますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）のモデルがイギリスだと言われている理由の1つ目が、ロイドの名前です。ロイド・フォージャーという名前はイギリス系の名前で、実際に作者の遠藤達哉先生は名付ける時に「イギリス人 名前 人気」で検索したと発言しています。ロイド・フォージャーは偽名ではあるものの、以上の理由から舞台はイギリスをモデルにしたのではと噂されています。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）のモデルがイギリスだと言われている理由の2つ目は、西国（ウェスタリス）の諜報組織WISE（ワイズ）の本部がイギリスの情報機関MI6の本部に似ているからです。さらにアーニャが好きなテレビ番組「ボンドマン」もイギリスの人気映画「007」の主人公ジェームズ・ボンドをモデルにしていると推測されます。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）のモデルがイギリスだと言われている理由の3つ目が、イーデン校です。作中に登場する名門イーデン校が、実際にイギリスに存在する名面イートン校に似ていると言われています。イートン校では成績優秀な生徒を「王の学徒（キングスカラー）」と呼び、特別な専用ガウンを着ることを許されます。

これがスパイファミリーのイーデン校の「皇帝の学徒（インペリアル・スカラー）のモデルとなっていると言われています。それでは東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）のモデルを考察したところで、次にスパイファミリーのその他の組織やドノバン・デズモンドのモデルを考察します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）のその他の組織やドノバン・デズモンドのモデルを考察します。ヨルの弟ユーリが所属する国家保安局（SSS）のモデルやガーデンのモデル、ドノバン・デズモンドのモデルについて紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）の国家保安局（SSS）のモデルだと言われているのは、旧東ドイツのヒトラー政権下で補助警察的役割を担いナチス党の私軍として存在していたナチス親衛隊です。ナチス親衛隊は「Schutzstaffel（シュッツシュタッフェル）」、通称「SS」と呼ばれていたことも国家保安局と似ています。それでは次にガーデンのモデルを考察します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）のガーデンというのは、ヨルが殺し屋として所属している暗殺組織です。殺しの依頼はガーデンの「店長」と呼ばれる人から電話で来ます。ガーデンのモデルと言われている実在の組織は存在せず、スパイファミリーのオリジナルだと推測されます。それでは次にドノバン・デズモンドのモデルを考察します。

スパイファミリー（SPY×FAMILY）のドノバン・デズモンドのモデルと言われているのは、ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーです。デズモンドとヒトラーの共通点は東西が分離した国で強硬派の姿勢を取っていることや、口髭を蓄えている外見が似ていることなどが挙げられます。それでは次にスパイファミリーの西国（ウェスタリス）と東国（オスタニア）に関する感想や評価を紹介します。

スパイファミリーの西国と東国に関する感想や評価を紹介します。これはスパイファミリーの東国（オスタニア）の国家体制の要素がバラバラだと分析するツイートです。このツイートが指摘するように、スパイファミリーの東国（オスタニア）は現実の様々な国をモデルにしていると推測されます。

スパイファミリーの西国と東国に関する感想や評価を紹介します。スパイファミリーの東国（オスタニア）がソ連やイギリスをモデルにしているのではないかと分析するツイートです。

スパイファミリーの西国と東国に関する感想や評価を紹介します。スパフィファミリーの東国（オスタニア）や西国（ウェスタリス）は東西ドイツを参考にしているように見えて、実は必ずしもそうではないということを指摘するツイートです。ドノバン・デズモンドもモデルとなったヒトラーは独裁政権を敷いていましたが、デズモンド自身は2022年7月現時点では強硬姿勢は取ってはいるものの、独裁とまでは行っていません。

スパイファミリーの西国（ウェスタリス）や東国（オスタニア）は東西ドイツやイギリスをモデルにしているという説を考察しました。また国家保安局のモデルはナチス親衛隊であるという説や、ドノバン・デズモンドのモデルはヒトラーであるという説、ガーデンのモデルは実在しないという説を考察しました。このまとめで西国と東国に興味を持った方は、スパイファミリーのコミックスやアニメを見てみてはいかがでしょうか？