【スパイファミリー】ドノバン・デズモンドは敵?味方?人物像とロイドとの関係を考察

当記事では『スパイファミリー』に登場するドノバン・デズモンドについてまとめていきます。ドノバン・デズモンドは東国(オスタニア)の国家統一党総裁で、主人公ロイド・フォージャーが所属するWISEからは東西平和を脅かす危険人物とみなされていました。では、ドノバン・デズモンドの正体とは?今回はドノバン・デズモンドが味方なのかを考察しつつ、ロイドや息子のダミアンとの関係性を紹介していきます。

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目次

  1. ドノバン・デズモンドとは?
  2. ドノバン・デズモンドは敵?味方?ロイドとの関係や人物像を考察
  3. ドノバン・デズモンドのデズモンドグループの正体を考察
  4. ドノバン・デズモンドの息子は?親子関係を考察
  5. ドノバン・デズモンドの目的を考察
  6. ドノバン・デズモンドに関する感想や評価
  7. ドノバン・デズモンドまとめ

ドノバン・デズモンドとは?

『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』にはオペレーション〈梟〉の標的であり、物語のラスボス的存在でもあるドノバン・デズモンドが登場しています。ドノバン・デズモンドは年齢以外の情報が明かされておらず、正体や目的、そして性格などが謎に包まれていました。では、ドノバンの正体や目的は?ここからは、ドノバンが味方なのかを考察しつつ、正体や目的、ロイドとの関係性を紹介していきます。

スパイファミリーの作品情報

スパイファミリーの概要

  • 作品タイトル:SPY×FAMILY(スパイファミリー)
  • ジャンル:ホームコメディ、アクション、シュール・コメディ
  • 作者:遠藤達哉
  • 掲載サイト:少年ジャンプ+
  • 発表期間:2019年3月25日~
  • 巻数:2022年4月時点で既刊9巻

『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』とは、少年ジャンプ+にて連載中のホームコメディ漫画です。作者は漫画家の遠藤達哉。本作は「黄昏」の異名を持つスパイと「いばら姫」の異名を持つ殺し屋、そして超能力を持った少女が隠し事を持ちながら仮初の家族を築き、普通の日常を送るために奮闘する作品です。ジャンプ+史上初の大ヒット作となったのを皮切りに、2022年4月よりテレビアニメが放送されました。

スパイファミリーのあらすじ

ここでは『スパイファミリー』のあらすじを簡単にまとめていきます。隣り合う東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)の間には仮初の平和が成り立っていました。当記事で紹介するドノバン・デズモンドは西国から東国に送られた凄腕スパイ・黄昏ことロイド・フォージャーのターゲットです。ロイドはドノバンと接触するために偽装家族を作り、ドノバンの息子・ダミアンが通うイーデン校と接点を持つことにします。

ドノバン・デズモンド総裁のプロフィール

『スパイファミリー』に登場するドノバン・デズモンドとは、東国(オスタニア)の国家統一党総裁です。年齢が66歳という情報以外、出身地や誕生日などは不明です。デズモンド・グループを率いる企業のトップであり、東国財政界の重要人物でした。その一方で西国情報機関・WISEからは東西平和を脅かす危険人物とみなされており、オペレーション〈梟〉の標的となっています。

ドノバン・デズモンドの性格

ドノバン・デズモンド総裁は過去にテレビ出演や著作物を執筆するなど精力的に活動していた時期がありました。ところがある時期から公の場にほとんど姿を現さなくなります。どうやら、WISEによれば慎重で疑り深い性格をしているようです。表舞台に姿を現すことは滅多になく、唯一姿を見せるのが息子のダミアンやデミトリスたちが通うイーデン校で開催される懇親会です。

ドノバン・デズモンドのモデルはヒトラー?

ドノバン・デズモンド総裁は作中での情報がゼロに等しいです。そのため、ドノバンの正体や目的が詳しく分かっていません。そんなドノバンはドイツのヒトラーの外見と非常に似通っています。ヒトラーは庶民の貧しい父母から生まれた画学生で、のちに極端な民族主義を掲げる独裁者として自らに権力を集中させるようになりました。

一方、ヒトラーをモデルにした可能性のあるドノバン・デズモンド総裁は名家デズモンド家の出身です。また、ヒトラーとは違い極端な民族主義を掲げている様子はなく、戦後に強引な手段で権力を集中させてもいません。それぞれの特徴を考慮すれば、ドノバン・デズモンド総裁とヒトラーが似ている点は外見のみと言えます。

TVアニメ『SPY×FAMILY』

ドノバン・デズモンドは敵?味方?ロイドとの関係や人物像を考察

ロイド・フォージャーのプロフィール

『スパイファミリー』に登場するロイド・フォージャーとは、東国で諜報をおこなう西国組織WISE所属のスパイです。本名はスパイになった時に捨てています。出身地・年齢などの個人情報が一切明かされておらず、その正体が謎に包まれていました。並外れた戦闘力・記憶力・情報処理能力を持っているため、WISEのスパイたちは〈黄昏〉というコードネームを聞くと例外なく尊敬の念を抱いていました。

オペレーション<梟>とは?

ロイドが黄昏として与えられたのは「オペレーション〈梟〉」という任務です。デズモンドが息子のデミトリスが通っているイーデン校の懇親会に出席するという情報を得たWISEは、ロイドにドノバンとの接触機会を作り出すべく偽装家族を作り、デミトリスの弟・ダミアンが通うイーデン校に養子を通わせるという任務を与えました。

ドノバン・デズモンドがロイドに向けた笑顔

オペレーション〈梟〉は任務遂行者であるロイドが、養子として孤児院から引き取ったアーニャの成績不振により、懇親会への出席は困難とみなし、独自にドノバンと接触する機会を設けています。その機会というのが、アーニャがダミアンを殴ったことに対する謝罪です。そして、ロイドから謝罪された時のドノバンは厳格な表情から一転して優しい笑顔となり、あっさりと許してくれています。

ドノバン・デズモンドはロイドの敵?味方?

WISEから対西国への強硬派であるために東西の戦乱の火種になりかねない危険人物とみなされているドノバン・デズモンド総裁ですが、果たして彼は本当に敵なのか?ロイドはドノバンと会話を試みた結果、「掴みどころのない人」という評価を下しています。

100の顔を持つロイドをもってしても正体が掴めないドノバンは、ロイドに満面の笑みを浮かべたかと思いきや、次の瞬間にはダミアンに対して不気味な顔を向け、不満を露わにするなど本音と建前を使い分けている印象がありました。それ以降、ロイドはドノバンと接触する機会がないため、結局正体が掴めていないままとなっています。単行本9巻時点では未だに正体が謎で敵か味方か判断しづらいと言えるでしょう。

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ドノバン・デズモンドのデズモンドグループの正体を考察

考察①デズモンドグループとは?

デズモンドグループとは、ドノバン・デズモンドをトップに据えた東国屈指の大規模な企業です。デズモンドグループは超大手軍事企業「ブラックベル」のビジネスパートナーであり、ジョージ・グルーマンの父親が経営していたグルーマン製薬を買収しています。これらの要素を踏まえると、デズモンドグループの規模は桁外れで、その影響力は国家レベルと言えるでしょう。

考察②デズモンドグループはグルーマン製薬を買収した

前述した通りデズモンドグループはジョージ・グルーマンの父親の会社「グルーマン製薬」を買収しています。デズモンドグループが買収したグルーマン製薬は経営難に陥っているため、単に利益を追求することを目的に買収したのではないと考えられます。

ただ、グルーマン製薬にとっては経営難によって露頭に迷わずに済んだため、デズモンドグループに対して悪い印象を抱いているとは考えにくいです。そのため、デズモンドグループが健全な経営方針を持っていることが窺えます。しかし、デズモンドグループが救った会社が「製薬会社」であることに焦点を合わせると、作中では「薬」に関する気になるエピソードがあるため、真の目的を持って買収した可能性が浮上します。

考察③デズモンドグループとドーピング剤の関係

『スパイファミリー』ではロイドとフィオナはWISEから与えられた合同任務で、キャビー・キャンベルが所有する絵画を手に入れることとなりました。そして、キャビー・キャンベルが主催する地下テニス大会「キャンベルドン」にて優勝した者にキャンベルが所持する絵画や装飾品を好きに選べるという情報を掴んだことにより、ロイドとフィオナはテニス大会に出場することを決定しています。

その中でロイドたちが当たったボリック兄弟ですが、彼らはドーピング剤「OSO-R」を使用して戦っていました。このドーピング剤は東西競技祭に向けて政府と合同開発中の薬だと紹介されています。この要素と関係していると推測されるのがデズモンドグループが買収したグルーマン製薬です。もしかすると、ボリック兄弟が使用したドーピング剤はデズモンドグループが絡んでいたのかもしれません。

考察④デズモンドグループとブランツ外相の暗殺計画の関係

ブランツ外相の暗殺計画は『スパイファミリー』の作中でもかなり大きめの事件となっていますが、この事件の主犯グループである東国の大学生とデズモンドグループとの関連性の疑いがあります。なぜなら、大学生の暗殺手段が「訓練された犬に爆弾をくくりつけて急襲する」というものだったからです。

特殊訓練を受けた軍用犬など一介の大学生が用意できるはずがありません。そのため、大学生の背後には裏組織、第三国の介入などが考えられます。その一つとしてデズモンドグループの名前が挙げられ、仮にドノバンが味方ではなく敵であるならば、計画の成功は願ったりの展開だと言えます。なぜなら、計画が成功すれば西国と東国の戦争勃発は不可避だからです。

ドノバン・デズモンドの息子は?親子関係を考察

ここまでドノバン・デズモンドが味方なのかを考察してきましたが、ロイドが言った通り「掴みどころのない人」だったため敵か味方か明確になることはありませんでした。では、ドノバンは息子たちとどのような関係を築いているのか?ここからは、ドノバンの息子のプロフィールを紹介しつつ、ドノバンと息子との関係性を考察していきます。

ドノバン・デズモンドの息子

デミトリス・デズモンド

ドノバン・デズモンドの息子であるデミトリス・デズモンドは、ダミアンと電話越しに会話したシーンしか登場していません。ダミアンとの会話内容を見ると弟に事務的に接しているため、少々冷たい印象を受けます。ただ、イーデン校を卒業する前に皇帝の学徒の称号を獲得しているため、非常に優秀な人物であることは間違いありません。

ダミアン・デズモンド

ドノバン・デズモンドの息子であるダミアン・デズモンドは、今年で6歳になったということでイーデン校の入学試験を受けています。権力者の息子ということもあって同級生に対しては高慢に振舞っており、特にアーニャに対しては「庶民の子」などと言って見下すなどその傾向が強いです。

ドノバン・デズモンドと息子の親子関係

正体不明のドノバンですが、果たして彼は息子たちとどのように接しているのか?その接し方から正体や敵味方関係に迫ってみましょう。まず、ダミアンとデミトリスは会話内容からドノバンのことを敬愛しているのが窺えます。

特にダミアンの場合は、ドノバンから褒めてもらうことを強く望んでおり、実際に作文でもドノバンのことを尊敬している旨を書いていました。しかし、一方でドノバンは多忙を極めるせいか息子たちとほとんど会っていない様子。ただ、ロイドから「歩み寄る努力が必要」という言葉を受けて、それを肯定しているため、息子たちと関わる機会を設けようとしているのが窺えます。

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ドノバン・デズモンドの目的を考察

考察①戦争を起こそうとするのは悲しい過去が原因?

まず初めにドノバン・デズモンド総裁の正体や敵味方関係を「戦争を起こす目的」から考察します。そもそも、仮にドノバンが戦争を起こすとすれば何を目的にしているのでしょうか?考えられる目的として挙げられるのが、部下の裏切り行為や妻との死別といった悲しい過去が原因だという線です。

かつて西国と東国は悲惨な戦争を繰り広げています。ロイドはその被害を受けた人物の一人で、もしかするとドノバンもまた戦争の犠牲者にされていた可能性があります。まず、ドノバンの妻は作中で登場していません。

そして、作中ではロイドと初対面した際、ドノバンが「人と人は永遠に分かり合えない」と言っています。つまり、戦時中に妻と逃げていた際に信頼していた部下に裏切られ、それが妻を失うきっかけを生んでしまったと考えられるわけです。ドノバンが慎重かつ疑り深い性格をしているのも悲しい過去と結び付ければ納得いくかもしれません。

考察②己の権威を見せつけて東西の統一を目指している?

続いてドノバン・デズモンド総裁の正体や敵味方関係を「権威を持つ目的」から考察します。ドノバンが戦争を引き起こす目的の一つとして、「武力や権威を見せつけて西国と東国の象徴となり、東西統一を果たす」というものが挙げられます。なぜなら、戦争を起こした後に生まれる憎しみや反発、恐怖心は両国の象徴となることで少しずつ無くしていくことができるからです。

考察③裏でドノバンを操り戦争を目論む真の黒幕がいる?

続いてドノバン・デズモンド総裁の正体や敵味方関係を「真の黒幕の存在」から考察します。そもそも、ドノバンが目的を持って戦争を起こそうとしているのではなく、何らかの目的を持ってドノバンを裏から操っている黒幕が存在している可能性もあります。ドノバン自身、正体不明で何を目的に行動しているのか分からいため、黒幕から命じられているために戦争準備を進めているという可能性も十分にあり得る話です。

考察④ドノバンとロイドの目的は同じ?

続いてドノバン・デズモンド総裁の正体や敵味方関係を「ドノバンとロイドの目的」から考察します。これまでに考察してきたドノバンの目的が当たっているとすれば、ドノバンとロイドの目的は一致していると考えられます。ロイドは子供が笑って暮らせる世の中を作り出すことを目的にしています。もう一方のドノバンの真の目的が東西統一であれば、ドノバンとロイドが和解することで戦争自体を無くすことができるかもしれません。

ドノバン・デズモンドに関する感想や評価

『スパイファミリー』に登場するドノバン・デズモンド総裁のオーラに関する感想や評価があがっています。どうやら、この方はドノバンが放つ冷え冷えとしてオーラが敵役に相応しいと思っているようです。しかし、その一方で本当に敵役なのか疑問視しているのが分かります。

『スパイファミリー』に登場するドノバン・デズモンド総裁の登場シーンに関する感想や評価があがっています。感想ではイーデン校の「両親が揃っていなければならない」という面接時のルールに沿って考えると、ドノバンも面接に参加していた可能性があると言われています。気になる方は入学試験の時のあらすじをチェックしてみると良いでしょう。

『スパイファミリー』に登場するドノバン・デズモンド総裁の登場シーンに関する感想や評価があがっています。どうやら、この方もドノバンが入学試験の面接に来ていた可能性について言及しているようです。やはり、多くの方がイーデン校の面接時のルールとドノバンとの関係性に注目しているのが窺えます。

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ドノバン・デズモンドまとめ

『スパイファミリー』に登場するドノバン・デズモンド総裁は味方なのか?ということでドノバンの人物像や正体、ロイドとの関係を考察してきましたがいかがでしたか?正体不明のドノバン・デズモンドは、年齢が66歳という情報以外、謎に包まれたままです。

ただ、断片的にドノバンの情報がダミアンやデズモンドグループから明かされています。やはり、ネット上の感想でも見られた通り、敵役として相応しいオーラを放ちつつも、実は善良でロイドとの目的が一致している可能性も否定できません。これを機にぜひドノバン・デズモンドの動向に注目してみてください。

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