【鉄血のオルフェンズ】三日月・オーガスがかっこいい！嫌いと言われる理由も調査

ここでは『鉄血のオルフェンズ』の主人公、三日月・オーガスについて紹介していきます。彼のかっこいいところ、かわいいところや、クズだし怖いから嫌いだと言われる理由、彼の過去などを一挙に見ていきましょう。三日月・オーガスについて詳しく見ていく前に、まずは『鉄血のオルフェンズ』の基本情報を紹介していきます。

『鉄血のオルフェンズ』はガンダムシリーズの1つであるロボットアニメ作品。2015年10月にテレビアニメの放送が開始され、2016年3月まで第1期が放送されました。2016年10月から2017年4月にかけてテレビアニメ第2期が放送され、話数は全50話となっています。作品のキャッチコピーは「いのちの糧は、戦場にある。」でした。略称は「鉄オル」。

ガンダムシリーズの1つですが、『機動戦士ガンダム』を筆頭とする宇宙世紀作品とは異なる世界観を舞台としているところが特徴的です。従来のガンダムファンだけでなく、新世代のファンの獲得を狙った作品となっており、ガンダムに関する予備知識がなくても楽しめるようになっています。

物語の舞台となるのは、無人機動兵器モビルアーマーの暴走をきっかけに始まった大戦争「厄祭戦」が集結してから、300年が経った世界。主人公の三日月・オーガスは、民間警備会社「クリュセ・ガード・セキュリティ」、通称CGSに所属している少年兵です。ある日、彼とその仲間は、火星独立を指揮するクーデリア・藍那・バーンスタインの護衛任務に就くことになり、そこから物語が大きく動き始めます。

三日月・オーガスは『鉄血のオルフェンズ』の主人公。彼は火星にある民間警備会社「クリュセ・ガード・セキュリティ（CGS）」の参番組に所属する少年兵です。両親とは5歳の頃に死別し、養護施設にもいられなかったため、ストリートチルドレンとなりました。その後、10歳のときにはもうCGSに入っていたようです。数字は明らかになっていませんが、栄養不足だったためか身長は低め。

おそらく160センチは超えていないだろうと考えられています。性格はクールであまり感情を表に出しませんが、仲間想い。ただし、優しさは親しい人物にのみ向けられるもので、敵とみなした相手には冷酷です。過酷な環境で育ったからか、殺人行為への躊躇いはなく、作中では淡々と人を殺す様子が見て取れます。様々な人と関わりを持っていますが、特に少年兵のリーダーであるオルガ・イツカとは強い絆で結ばれています。

『鉄血のオルフェンズ』の主人公、三日月・オーガスの機体は、ガンダム・バルバトス。この機体は、厄祭戦で運用されていたものの1つです。厄祭戦が終結したあとは火星の砂漠地帯に放置されていたのですが発見され、巡り巡って三日月の機体となりました。作中では、オルガを中心とした少年兵の組織「鉄華団」の中心戦力として活躍していくことになります。

バルバトスは第1形態から第6形態まであり、バルバトスの次はバルバトスルプスという機体が登場しました。バルバトスルプスは、徹底改修が行われたバルバトスのことで、戦闘によって大破したバルバトスルプスに更なる改修を行って生み出されたのが、バルバトスルプスレクスです。初期のバルバトスは鉄華団の強さを象徴するものでしたが、三日月の死後、バルバトスルプスレクスは鉄華団の壊滅を象徴するものになりました。

『鉄血のオルフェンズ』を見ていると、三日月・オーガスが作中、度々謎の食べ物を食べている様子を確認できます。三日月はいつもポケットに実のようなものを入れており、これを食べているのですが、一体この食べ物は何なのだろうと気になった人は多かった様子。この食べ物の正体は「火星ヤシ」という架空の携行食です。見た目は紫がかった茶色で、指で摘めるサイズ。

貧しい少年兵が持ち歩けているということから、安価な食べ物であることがわかります。火星ヤシにはモデルが存在しており、そのモデルとは乾燥させたナツメヤシの実「デーツ」。デーツは強い甘みがあり、栄養価の高い食べ物であるようです。『鉄血のオルフェンズ』で三日月が火星ヤシを摘む様子を見て、モデルであるデーツに興味を持った人は少なくありませんでした。

『鉄血のオルフェンズ』の主人公で、かっこいい・かわいいと評される三日月・オーガス。一方ネット上では、嫌い・怖い・クズなど、ネガティブな言葉も少なからず見受けられます。主人公でありながら、ここまで言われてしまう理由は何なのでしょうか？

ここからは、三日月・オーガスが嫌い・怖い・クズと言われる理由をまとめて説明していきます。ここで紹介するのは、三日月のことが嫌いだという人たちのネガティブな意見です。三日月にどんな感情を抱くかは人それぞれであるため、ここでの解説は参考程度に受け止め、自分の目で作品を見て自分なりの三日月への評価を決めることをおすすめします。

三日月・オーガスが嫌い・怖い・クズと言われる理由その1、を考えているのかわからない。多くの場合、主人公は強い意志や信念を持っており、それを言葉や行動・表情で示します。しかし三日月は口数が少なく無表情であるため、どんな考えで行動しているのか、今どんな気持ちなのかがわかりません。また、三日月の行動理由のほとんどはオルガからの命令であり、自分の考えで行動することは滅多にありません。

そのため、三日月が普段何を考えているのか読み取ることはとても難しくそこが彼の得体の知れない不安定さに繋がっています。彼は元ストリートチルドレンという特殊な過去を持っています。一般人には想像もつかない過酷な経験をしており、その中で人格が形成されたため、視聴者の感性とズレがあるのは当然。そのズレが、多くの人に恐怖心を与えてしまうようです。以上、三日月・オーガスが嫌い・怖い・クズと言われる理由その1でした。

三日月・オーガスが嫌い・怖い・クズと言われる理由その2、クーデリアの許可なく一方的にキス。アニメ『鉄血のオルフェンズ』第13話での出来事です。三日月は護衛対象であるヒロインの少女、クーデリア・藍那・バーンスタインに、唐突にキスをしました。三日月はクーデリアのことをかわいいと思ったからキスをしたようですが、そもそも2人は恋人同士ではありません。

アニメだからただのラブシーンとして流すことができますが、これが現実で起こった出来事だと考えるとどうでしょうか。恋人でもない男に一方的にキスをされたら、多くの女性がショックを受けるでしょう。相手の気持ちを考えず自分の衝動だけで行動した三日月を見て、彼はクズであると思ってしまった人もいたようです。以上、三日月・オーガスが嫌い・怖い・クズと言われる理由その2でした。

三日月・オーガスが嫌い・怖い・クズと言われる理由その3、アトラとの関係。アニメ『鉄血のオルフェンズ』第47話でのことです。三日月と作品のヒロインの1人であるアトラ・ミクスタとの間に子供ができたかもしれない、という話が浮上しました。2人は第44話で両想いになっているのですが、その際に行為に踏み切ったようです。

三日月はアトラが身ごもった場合、子供のことはアトラとクーデリアに育ててもらうつもりだった様子。まだ戦いが続いているにも関わらず子供を作り、その子供を2人のヒロインに任せようとする様子に不快感を抱いた人は少なくなかったようです。以上、三日月・オーガスが嫌い・怖い・クズと言われる理由その3でした。

三日月・オーガスが嫌い・怖い・クズと言われる理由その4、感情移入しづらい。多くの場合、主人公は視聴者が感情移入しやすいように作られています。しかし、三日月・オーガスは一般的な主人公ではありません。特殊な環境で育ったせいか、あまり感情を動かさないため、多くの人が感情移入しやすい悩みや葛藤をほとんど抱えておらず、代わりに躊躇いなく人を殺せる冷酷さを持っています。

悩みや葛藤に苦しむ人間はたくさんいるでしょうが、殺人に躊躇いを覚えない人間は滅多にいないでしょう。三日月はあまりに特殊過ぎるため、視聴者が感情移入することが難しいキャラクターなのです。感情移入ができない結果、彼に対して怖い・嫌いといった感情を抱く人が多く生まれてしまったようです。以上、三日月・オーガスが嫌い・怖い・クズと言われる理由その4でした。

ネガティブな声が多数上げられている三日月・オーガスですが、一方で「かわいい」と言われる一面も持っています。ここからは、三日月・オーガスのかわいいところを紹介していきます。かっこいいところやクズと言われるところだけでなく、彼のかわいいところにも目を向けてみましょう。

三日月・オーガスのかわいい魅力その1、子供の姿。『鉄血のオルフェンズ』作中では、三日月の過去の回想シーンが多く登場します。過去の回想シーンに登場するのは、幼少期の三日月。幼い三日月はまだあどけなさがあり、大変かわいらしい存在でした。子供の姿の三日月は、ファンの間でとても人気が高いです。以上、三日月・オーガスのかわいい魅力その1でした。

三日月・オーガスのかわいい魅力その2、食べているシーン。『鉄血のオルフェンズ』の中で、三日月はよく何かを食べています。三日月といえば火星ヤシですが、それ以外にも様々なものを食べているシーンが度々登場するのです。何かを食べているときの三日月は比較的柔らかな表情をしており、そこがかわいいとファンの間で好評でした。以上、三日月・オーガスのかわいい魅力その2でした。

三日月・オーガスのかわいい魅力その3、小柄。三日月は登場人物の中では小柄なほうです。同年代のオルガ・イツカと比較してみると、彼の小柄さがよくわかるでしょう。ヒロインの1人であるクーデリアよりも小さいのですが、そんな体で戦いに身を投じ、しかもとても強いというところが、彼の魅力になっているようです。以上、三日月・オーガスのかわいい魅力その3でした。

ここからは、三日月・オーガスの過去とオルガ・イツカとの関係について見ていきます。三日月というキャラクターを語る上で、彼の過去とオルガとの関係はとても重要です。過去とオルガとの関係を知れば、三日月・オーガスというキャラクターをより深く理解することができるでしょう。

三日月には親がおらず、ストリートチルドレンとして生きていました。監督によると、両親とは死別してしまい、最初は養護施設に入っていましたが、事情があって養護施設にいられなくなり、ストリートチルドレンになったようです。

三日月が少年兵になった理由は明らかになっていません。しかし、元ストリートチルドレンという過去から、生活のために少年兵にならざるを得なかったと考えられます。少なくとも、彼が仕事を選べるような優しい環境にいなかったことは事実です。

三日月の背中には、不自然に飛び出た突起が3つ存在します。この突起は、手術によって埋め込まれた阿頼耶識デバイス。脊髄にナノマシンを注入してインプラント機器を埋め込み、この部分とモビルスーツの操縦席にある端子と接続することで、パイロットの神経と機体のシステムを直結させることができます。

オルガ・イツカは、少年兵のリーダー格。三日月とオルガは血の繋がりよりも濃い絆で結ばれています。三日月にとって、オルガの存在は人生の原点であり、行動原理そのもの。オルガの決めたことに間違いはないと思っており、常に迷いなく彼についていきます。三日月とオルガの関係は『鉄血のオルフェンズ』のストーリーの重要な部分となっています。

敵を倒すことに苦しみ、葛藤する主人公もいますが、三日月・オーガスは違います。彼は自分が敵だと定めた相手は、躊躇なく倒します。冷酷ですが、そこがかっこよくて好きだという人は少なくありません。

躊躇なく敵を倒せる三日月・オーガスが好きだという人がいる一方で、敵だと定めてしまったが最後、殺すことに躊躇いを覚えない彼に恐怖心を抱いた人も少なからずいたようです。

三日月・オーガスは、主人公らしくないキャラクターです。視点によっては、悪役でしょう。しかし、例えそうであったとしてもかっこいいと思ってしまう魅力が彼にはあります。

かっこいいと評判の『鉄血のオルフェンズ』の主人公、三日月・オーガスについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？三日月はかっこいいだけでなくかわいい一面もあり、その一方で怖い・クズといったネガティブな感想も抱かれてしまう独特のキャラクターです。

しかし、良い面だけでなく悪い面も持っているところがとても人間らしく、それがそのまま三日月の魅力になっています。三日月・オーガスに興味を持った人はぜひ『鉄血のオルフェンズ』を見て、彼の活躍をチェックしてみてください。