【天気の子】水の魚や水の塊の正体は?天野陽菜が消えた理由もネタバレ解説

「天気の子」に登場する水の魚をご存知でしょうか?「天気の子」は新海誠監督作品で、天気を自由自在に操る能力を手に入れた少女・陽菜と、主人公の少年・帆高の出会いを描いた物語です。そんな「天気の子」には水の魚や水の塊など、不思議な現象が描かれていました。そこで今回は「天気の子」に登場する水の魚や水の塊などの正体について考察をご紹介しながら、陽菜と人柱との関係のネタバレや、人柱の意味などを詳しくご紹介していきます。

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目次

  1. 天気の子とは?
  2. 天気の子の水の魚や水の塊の正体をネタバレ考察
  3. 天気の子の天野陽菜が消えた理由や人柱を考察
  4. 天気の子の天野陽菜の声優キャスト
  5. 天気の子の水の魚に関する感想や評価
  6. 天気の子の水の魚まとめ

天気の子とは?

「天気の子」は新海誠監督による長編アニメーション映画で、新海誠監督特有の美しい映像と、天気を操るというファンタジーな世界観が話題となり、日本アカデミー賞などでも賞を受賞する大ヒット作品となりました。今回はそんな「天気の子」について、作中で登場する水の魚の正体やヒロイン・陽菜の人柱としての詳細などをネタバレも交えならご紹介していきます。

天気の子の概要

「天気の子」の作品概要をご紹介していきます。「天気の子」は2019年に公開された長編アニメーション映画で、「君の名は。」などで知られている新海誠監督の7作目にあたる劇場版アニメーション映画になっています。「天気の子」は第43回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど評価も高く、公開から3週連続で興行収入1位を記録するなど、国内で一大ブームを巻き起こす大ヒット作品となりました。

天気の子のあらすじ

水の魚も登場する「天気の子」のあらすじをご紹介していきます。神津島で育った森嶋帆高は、東京まで家出をしてきました。帆高は家出の道中で出会ったライター・須賀圭介の元で働く事になりましたが、その頃東京では異常気象と共に「100%の晴れ女」という奇妙な都市伝説が流れていました。そんな帆高が、偶然出会った少女・天野陽菜が晴れ女の正体である事を知り、帆高は陽菜の数奇な運命に巻き込まれていく事になりました。

映画『天気の子』公式サイト

天気の子の水の魚や水の塊の正体をネタバレ考察

「天気の子」は「天気を操る」という非現実的な能力をテーマにした作品で、「君の名は。」から続く映画という事で、新海誠監督の人気を不動のものにした作品でもあります。そんな「天気の子」には前述したように水の魚が登場しています。水の魚は不思議な存在で、本作のファンタジー要素をより一層美しく引き立てていました。次はそんな「天気の子」に登場する水の魚の正体について考察をご紹介していきます。

水の魚の正体

まず初めに「天気の子」に登場する水の魚とはどのようなものなのでしょうか?「天気の子」に登場する水の魚は、陽菜の周りを浮遊していたり、地上に大量に降り注いだりと作中では度々登場していました。そんな「天気の子」に登場する水の魚の正体については様々な考察がされていました。作中では「超常現象」として取り沙汰されていた水の魚ですが、実際にはその正体は何なのでしょうか?考察をご紹介していきます。

水の魚の正体①死者の魂

「天気の子」に登場する水の魚の正体として考察されている1つ目は「死者の魂」です。「天気の子」の作中では、登場人物のセリフから「死者の世界は空の上にある」という設定になっていると言われています。水の魚は空から降ってきたり、陽菜が空の上の世界へいた時にも登場しました。これらの事から、水の魚は死者の魂を表現しているのではないかと考察されているようです。

しかしこの考察では、否定的な意見もあるようです。「天気の子」に登場する水の魚は、地上に落ちると泡のように消えていきます。そんな儚く悲しい様子が、「死者の魂だとしたら悲しすぎる」とファンからは声が挙がっていました。死者の魂が彼岸によって現世へ一時的に帰ることができるならば、泡のように消えてしまうような表現はあまりにも残酷だと感じる方が多いようです。

水の魚の正体②龍神の一部

「天気の子」に登場する水の魚の正体として考察されている2つ目は「龍神の一部」です。こちらの考察は、水の魚の正体として最も有力視されている考察になるようです。こちらの考察は、水の魚の正体は龍神の一部とするものですが、「天気の子」の小説版に決定的な表現が記載されていました。ネタバレですが、帆高は人柱となった陽菜を助けに空の上へ向かう時に、龍神の体を通り抜けて空の上へ向かいました。

このシーンについて、小説版の「天気の子」では帆高が龍神の体を抜ける際に「小さな魚の群れのようなものを見た」と表現しています。この一節からも、龍神の欠片は水の魚になると考えられるようです。龍神の体はまるで水のように飛沫を上げ、その飛沫が水の魚となって地上に降り注いでいるのではないかと考察する方も多く、そんな水の魚1つ1つが龍神に仕えている眷属であると考察している方もいるようです。

水の魚の正体③未知の生き物

「天気の子」に登場する水の魚の正体として考察されている3つ目は「未知の生き物」です。こちらは作中でライターの一人である須賀夏美が、「空の上に未知の生態系があってもおかしくはない」と発言した事から考察されているようです。深海と同様に、人間が到底手の届かない場所には未知の生き物が存在すると夏美は考えているようで、空から降ってくる水の魚もまたそんな「未知の生き物」の1つではないかと考察されていました。

そしてこの考察を裏付ける根拠として、深海魚が水圧の変化で地上では原型を止める事ができないように、空の上からやって来る水の魚も、地上付近になると消えてしまうのではないかという仮説が挙げられていました。しかし、空の上を「死後の世界」と考えている作中において、空の上に「生態系」という命あるものが存在するという矛盾が指摘され、この考察の信憑性は低いと考えられていました。

水の塊の正体

「天気の子」に登場する水の魚について有力な考察をご紹介してきました。その中でも「水の魚は龍神の一部」という考察が有力である事もご紹介してきましたが、次はそんな水の魚と共に地上に降り注ぐ水の塊の正体についてご紹介していきます。「天気の子」に登場する水の塊については、小説版「天気の子」で言及されていました。ネタバレですが、小説版「天気の子」では水の魚が崩れて水の塊になったと記載されています。

こちらの一節から、龍神の体から飛沫のように離れた水の魚はやがて地上に降りますが、地上付近で原型を留めず水の塊となって降り注いでいたのではないかと一連の現象が考察されていました。そしてこの水の塊は凄まじい質量を持っており、この水の塊を表現した登場人物のセリフの中には、「ゲリラ豪雨を10倍にしたような水の塊が降ってきた」と表現されている程、雨とはかけ離れた質量を持つ水の塊である事が分かっています。

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天気の子の天野陽菜が消えた理由や人柱を考察

「天気の子」に登場する水の魚や水の塊について考察をご紹介してきました。次は「天気の子」に登場するヒロイン・陽菜の役割についてご紹介していきます。陽菜は天気の巫女としてある日能力を授けられました。そして陽菜は巫女として人々の祈りを聞き、天気を操っていました。そんな天気の巫女である陽菜には重要な役割があると言われています。そこで次は陽菜が人柱になる意味など詳しい内容をネタバレ紹介していきます。

考察①人柱の意味

「天気の子」に登場する天野陽菜は天気の巫女であると同時に、人柱でもある事が明かされています。この「人柱」とはどのような意味があるのでしょうか?次はそんな陽菜が自身を「人柱」と言っていた意味についてご紹介していきます。まず、「人柱」という言葉の意味ですが、「人柱」とは願いや叶えたい事の為に神様に捧げる生贄の事を意味しています。それは天災を避けたりする生贄という意味でよく使用される言葉のようです。

「天気の子」でも「人柱」は「神に捧げる生贄」という意味で使用されていました。そして「天気の子」の場合は、東京に降り続いていた雨を止める為の生贄として、天気の巫女である自分が人柱になる必要があると陽菜は考えていました。天気の巫女は天気を操る事ができる能力を神から授けられており、そんな神に近い存在である自分が人柱になるべきだと陽菜は考え、結果としてネタバレですが陽菜は人柱になっていました。

考察②天野陽菜に水の魚がまとわりつく理由

「天気の子」に登場する陽菜が自身を人柱と言っていた意味をご紹介してきました。次はそんな人柱である陽菜に、水の魚がまとわりついていた理由を考察していきます。陽菜の周りには空から降りてきた水の魚が浮遊し、まるで遊んでいるようにまとわりつくシーンが描かれていました。時には陽菜にまとわりつき、陽菜を空の上へ連れて行こうとするような素振りも見せていました。ではなぜ水の魚は陽菜に懐いているのでしょうか?

そこで考察されていたのが、陽菜は天気の巫女ですが、太陽を操る事ができないという事です。陽菜は祈る事で雲を移動させ、雲の切れ間で晴れを作っていました。その一方で祈る事で雷雲を呼び寄せるができるなど「雨」を操るシーンが描かれていました。このような事から、陽菜は「雨を操る巫女」であると考察されているようです。その為、龍神の一部と考えられている水の魚は、陽菜に懐いていたのではないかと言われていました。

考察③天野陽菜が消えた理由

「天気の子」に登場する陽菜が人柱である意味と、水の魚に懐かれている理由を考察してきました。次はそんな陽菜が帆高の前から消えた理由を考察していきます。ネタバレですが、陽菜は天気の巫女として天気を操り、本来のあるべき天候を操作してしまった事によってその代償を払うことになりました。それが人柱として空の上の世界へ囚われる事で、陽菜は実際に能力を使う度に水の魚と同様な透き通る体へ変化していました。

この事について作中では、「晴天も雨天も天候としては正常」という認識で定義づけられており、雨が異常気象と位置付けているのは人間のエゴと言われていました。そんな本来のあるべき天候を、陽菜が能力を使用して雲を移動させ雨を止めてしまった事から、東京の天候のバランスは崩れ雨が降り続くという異常事態を招きました。その代償として陽菜は透明になって消えてしまったと言われています。

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天気の子の天野陽菜の声優キャスト

水の魚も登場する「天気の子」は人気女優が声優に起用された事でも話題となりました。その人気女優というのが、若手で勢いのある森七菜さんでした。森七菜さんは天気の巫女として物語のキーマンでもある天野陽菜役を演じました。そこで次はそんな天野陽菜を演じた女優・森七菜さんについて詳しくご紹介していきます。

森七菜のプロフィール

「天気の子」で天野陽菜役を演じた森七菜さんのプロフィールをご紹介していきます。森七菜さんは2001年8月31日生まれの大分県出身です。2016年に事務所のマネージャーからスカウトされ、中学3年生で芸能界入りを果たしました。2017年には動画配信サービスのオリジナルドラマ「東京ヴァンパイアホテル」のヒロインに抜擢された事で女優デビューを果たし、立て続けに映画やドラマなどで主演を務め話題となりました。

森七菜の主な出演作品

「天気の子」に登場するヒロイン・天野陽菜役に抜擢された人気女優の森七菜さんは、様々なドラマや映画で主演を務める若手の注目株の一人とされています。次はそんな森七菜さんがこれまでに出演してきた作品について、一部を抜粋してご紹介していきます。

  • 心が叫びたがってるんだ。(仁藤菜月/中学時代役)
  • 東京喰種トーキョーグール【S】(小坂依子役)
  • ライアー×ライアー(主演・高槻湊役)
  • 青くて痛くて脆い(西山瑞希役)
  • 3年A組-今から皆さんは、人質です-(堀部瑠奈役)
  • 連続テレビ小説 エール(関内梅役)
  • この恋あたためますか(主演・井上樹木役)
  • 逃亡医F(沢井美香子役)

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天気の子の水の魚に関する感想や評価

「天気の子」に登場する水の魚に寄せられている感想や評価をご紹介していきます。こちらは「天気の子」に登場する水の魚の正体が謎だったという方の投稿です。ネタバレですが、「天気の子」の作中で水の魚や水の塊の正体について言及する事はなく、その正体については考察の範疇を超えませんが、水の魚や水の塊の正体が気になるという方は多いようです。

こちらは「天気の子」に登場する水の魚の正体について、「過去に存在した天気の巫女の魂」と考察されている方の投稿です。ヒロインの陽菜は天気の巫女としての能力を突然授かりますが、そのような能力を持つ巫女は過去にも存在したと考えられており、そんな過去の巫女達の魂が水の魚となって新たな巫女の周りを泳いでいたのではないかとこの方は考察されているようです。

こちらは「天気の子」を3回視聴しても、水の魚の正体に言及していない事が引っ掛かるという方の投稿です。水の魚や水の塊の正体など、「天気の子」は謎が多く、またその謎が解明されていない事でも話題となりました。非現実的な能力や、超常現象とするファンタジーな演出などが盛り込まれている「天気の子」ですが、1つ1つの謎は明かされていない事から、どこか現実味がない展開になっているという声も上がっているようです。

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天気の子の水の魚まとめ

「天気の子」に登場する水の魚に関するまとめはいかがだったでしょうか?ネタバレも交えてご紹介してきましたが、陽菜は天気の巫女として能力を使用し、その代償として雨を止める為の人柱となりました。そんな雨と関係が深い陽菜を、龍神の一部として考えられている水の魚は空の上へ連れて行こうとしていたようです。そんな水の魚が登場する「天気の子」をご覧になった事がない方は、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?

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