【ハウルの動く城】ハウルが鳥の姿になる理由は？カルシファーとの契約とは？

『ハウルの動く城』に登場するハウルはなぜか1人でどこかへ行く際に鳥の姿になっています。結局、なぜ鳥の姿になるのか？その理由は最後まで明らかになっていません。そこで、ここからはハウルが鳥の姿になる理由を考察していきます。それではまず、『ハウルの動く城』の作品情報からご覧ください。

• 作品タイトル：ハウルの動く城
• 監督：宮崎駿
• 脚本：宮崎駿
• 原作：ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『魔法使いハウルと火の悪魔』
• 出演者：木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、倍賞千恵子、神木隆之介、加藤治子
• 主題歌：倍賞千恵子「世界の約束」

『ハウルの動く城』とは、2004年11月20日に公開された長編アニメーション映画です。イギリスの作家であるダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー小説『魔法使いハウルと火の悪魔』を原作としてスタジオジブリが制作しています。監督は数々の名作を世に送り出した宮崎駿氏で、『魔女の宅急便』以来15年ぶりとなる他者原作の作品となっています。

ここでは『ハウルの動く城』のあらすじを簡単にまとめていきます。帽子屋の少女ソフィーはある日、荒地の魔女に追われているハウルと出会いました。その後ハウルと別れたソフィーは、その夜になぜか90歳の老婆に姿になってしまいます。老婆の姿になったソフィーは帽子屋にいられなくなったため街を出ることに。その後カカシを助けたことによって、なし崩し的に彼が連れてきたハウルの動く城で生活することになりました。

『ハウルの動く城』に登場するハウルは本作の主人公です。街で「美女の心臓を食べてしまう」と噂されている魔法使いで、サリマン曰く後継者としての期待をかけられるほどの素晴らしい才能の持ち主とのこと。序盤では金髪ですが、ソフィーがハウルの動く城の中を掃除していたシーン以降は、掃除による手違いで魔法が解けて黒髪になっています。

「美しくなければ生きている意味などない」というセリフを放ったように、ハウルは金髪で美しい顔立ちをしています。そのため、見た目はかなり若々しく何歳なのか分かりづらいのですが、ずばり彼の年齢は27歳です。物語序盤ではレディーファーストを心掛けている美男子といった印象を受けるのですが、物語が進んでいくにつれて心の未熟さが目立ってきたため、見た目に自信のあるナルシストに見えてきます。

女性に優しく身なりを整えている美男子のハウルですが、実はこの特徴が「心臓を食べる魔法使い」と噂される原因です。そして、ハウルは見栄っ張りで弱虫な性格をしています。特に弱虫な性格ゆえにペンドラゴンやジェンキンスなどのさまざまな偽名を使い分け、嫌なことから逃げ回る暮らしを送るといった精神的に未熟なところがありました。

ハウルは時々、1人でどこかへ出かける際に黒い巨大な鳥(カラス)の姿になっています。劇中ではなぜハウルが鳥(カラス)の姿になるのか？その理由が明かされていません。では、なぜハウルは鳥(カラス)の姿になるのか？そこで、ここからはハウルが鳥(カラス)の姿になる理由について、カルシファーとの契約やサリマンとの関係を交えて解説していきます。

ハウルが鳥(カラス)の姿になる理由、それは強力な魔法を使用する時に必要だからです。あくまでもこの理由は仮説ですが、ハウルが鳥の姿に変身して円盤の針を黒のところに合わせて外に出ていこうとした際、カルシファーがハウルに向かって「あまり続けると人間に戻れなくなる」というセリフを放っていることから、鳥の姿こそが魔法の力を一番発揮できる状態だということが分かります。

つまり、ハウルは鳥になると魔法使いの姿で、鳥になっていない状態が人間の姿といったように、魔法使いの姿と人間の姿を使い分けることができるということです。そして、なぜ強力な魔法を使用する時に必要なのか？となりますが、これはハウルが花畑に表れた軍艦を操作不能にしたり、引っ越しする時に魔法陣を書いて城そのものを動かしたりする場合は鳥の姿に変身せず人間の姿のままだったからです。

しかし、戦場に向かう場合はいつ何が起こるか分からないため、強力な魔法を使う可能性を考慮して鳥の姿になって出かける必要があります。ではなぜ、ハウルは人間に戻れなくなるリスクを孕んだ強力な魔法を身に付けるようになったのか？その理由にはハウルとカルシファーの契約が関係しています。

実はハウルは鳥(カラス)の姿だけでなく、ソフィーがハウルの動く城の中を掃除していた時のシーンにて緑のねばねばした液体に変身した時もあります。まず、緑のねばねばした液体に変身する前、ハウルの髪色が金からオレンジ、そして最後に黒に変化していました。この時、ハウルは髪に拘りを持っていたのか「美しくなかったら生きていたって仕方ない」とショックを受け、闇の精霊を呼び出します。

すると部屋が真っ暗になって歪みだし、ハウルの体から緑のねばねばした液体が流れ出てきました。サリマンによれば女の子に振られた時もこんなことになったようです。では、なぜハウルは緑のねばねばした液体に変身するのか？その理由は、おそらく現実から目を背けて自分の殻に閉じこもるためだと考えられます。ハウルはねばねばした液体を纏うことで、自分を傷つける刺激から身を守ろうとしているのでしょう。

劇中ではソフィーが黒い扉を開けると、カルシファーと一緒にいるハウルの少年時代の世界が広がっていました。その世界に入ったソフィーは、自分の心臓(心)を渡す代わりに強力な魔法を与えるという契約をカルシファーと結んでいるハウルの姿を見ます。では、なぜハウルはカルシファーと契約を結んだのか？

その理由は星の子たちが湖に落ちて消えてしまうのを見て可哀想に思ったハウルが、その内の一つを手で受け止めた後、契約を結んで心臓(心)を共有したからです。その星の子こそがカルシファーであり、ハウルはカルシファーと契約を結んで強力な魔法を与えられる代わりに、カルシファーに心臓を二人で共有しています。

そしてこの時、ハウルは心をカルシファーに渡し、魔法を使うたびに心が無くなってしまう状態になっています。これを踏まえると、カルシファーの正体は強力な魔法を持った心のない悪魔ということになります。本編開始時点でハウルとソフィーの二人と一緒にいたカルシファーは既にハウルの心を共有している状態であるため、皆と上手く共存することができています。

原作『ハウルの動く城』では、子供の頃のハウルがサリマン先生が設立した王立魔法学校に通い、勉強に励んている様子が描かれています。これを踏まえ、サリマンとハウルの関係性を見ると二人は師弟関係にあるということが分かります。つまり、魔法を教える側のサリマンが師、教わる側のハウルが弟子ということです。

劇中でもハウルがサリマンを恐れて彼女の支配から逃れようとしていることから、ハウルはかつてサリマンの支配下にあったということが分かります。では、なぜハウルはサリマンの支配から逃れようとしたのか？その理由はハウルの美しい容姿や才能を気に入ったサリマンが、国のために魔法の力を発揮し、ゆくゆくは自分の後継者しようといった考えをもとに、ハウルを思い通りにしようとする彼女が嫌になったからです。

そしてサリマンから逃げたハウルはペンダゴン、ジェンキンスなどといった名前を使い分けてサリマンの目を眩ますように彼女を避け続けていました。そんな中で出会ったのがソフィーです。その結果、ハウルはソフィーから心を取り戻してもらい、サリマンから逃げる必要が無くなりました。そして、それがきっかけとなって戦争が終わりを遂げています。

『ハウルの動く城』に登場するハウルの名言や名セリフの一つに「もう終わりだ…」に続く一言があります。ハウルの美しい金髪が黒くなってしまった時に放ったセリフです。ソフィーが家中を掃除した際、悪気なくお風呂のものまで動かしてしまいました。ところが、そのお風呂にあったおまじないこそがハウルの金髪を保つための必要アイテムだったのです。そして、金髪が保てなくなったハウルは落ち込んで闇の精霊を呼び出します。

続いて『ハウルの動く城』に登場するハウルの名言や名セリフの一つに「自由に生きる…」に続く一言があります。ソフィーにいくつの名前を持っているのかという問いに答えた時のセリフです。ソフィーが名前の数を尋ねる前、ハウルはたくさんの魔除けがあるベッドで寝込んでいました。

ソフィーが寝込んでいるハウルにミルクを渡すと、ハウルが弱虫で怖くてたまらないからこそ、魔除けをたくさん置いていることを打ち明けます。そして、その時にたくさんの名前を持っていることも打ち明けたことでソフィーが名前の数を尋ねるきっかけとなっています。

続いて『ハウルの動く城』に登場するハウルの名言や名セリフの一つに「何故？僕はもう…」に続く一言があります。サリマンからの攻撃に対して戦おうと決心した時に放ったセリフです。弱虫な性格ゆえにサリマン先生を始めとするさまざまなものから逃げ続けていたハウルでしたが、ソフィーと一緒に生活していくうちに心変わりしました。内面的に成長して前を向き始めたハウルのセリフは胸に突き刺さります。

• 名前：木村拓哉(きむらたくや)
• 出身地：東京都調布市
• 生年月日：1972年11月13日(49歳)
• 職業：俳優、歌手、声優
• 所属事務所：ジャニーズ事務所

アニメ『ハウルの動く城』にて鳥(カラス)の姿に変身するハウル役を演じたのは、ジャニーズ事務所所属の木村拓哉(きむらたくや)さんです。愛称はキムタク。木村拓哉さんは、映画・テレビドラマ・CM・舞台・バラエティ番組などのジャンルを中心に活動する俳優・歌手・声優で、男性アイドルグループSMAPの元メンバーとして知られています。

• 1993年10月11日～12月20日：あすなろ白書(取手治 役)
• 1996年4月15日～6月24日：ロングバケーション(瀬名秀俊 役)
• 1996年10月11日～12月13日：協奏曲(貴倉翔 役)
• 1997年4月16日～6月25日：ギフト(早坂由紀夫 役)
• 1998年3月25日：織田信長 天下を取ったバカ(織田信長 役)
• 2000年1月16日～3月26日：ビューティフルライフ(沖島柊二 役)
• 2001年1月8日～3月19日：HERO(久利生公平 役)
• 2002年4月15日～6月24日：空から降る一億の星(片瀬涼 役)
• 2007年1月14日～3月18日：華麗なる一族(万俵鉄平 役)
• 2008年5月12日～7月14日：CHANGE(朝倉啓太 役)

『ハウルの動く城』に登場する鳥(カラス)の姿になったハウルに関する声があがっています。どうやら、この方は時期によってハウルの見た目に関する魅力の感じ方が違っているようです。他の感想では鳥の姿のハウルが一番好きだという声が多くあがっているので、鳥の姿のハウルのどこに魅力を感じるのか？気になる方は鳥の姿のハウルに注目してみてください。

『ハウルの動く城』に登場する鳥(カラス)の姿のハウルに関する声があがっています。どうやら、この方は鳥の姿になったハウルと似た動物に注目しているようです。投稿されている画像の鳥はゴマバラワシ。見た目が似た鳥がいるようなので、もしかすると鳥の姿になったハウルのモデルが存在しているのかもしれません。

『ハウルの動く城』に登場する鳥(カラス)の姿のハウルに関する声があがっています。どうやら、この方は鳥の姿になったハウルを高く評価しているようです。どういった点に魅力があるのか？興味のある方はぜひ鳥の姿のハウルの魅力に注目してみてください。

『ハウルの動く城』に登場するハウルがなぜ鳥(カラス)の姿になるのか？その理由やカルシファーとの契約について解説してきましたがいかがでしたか？ハウルが鳥の姿になる理由、それは鳥の姿になることで強力な魔法を使えるようにするためです。ネット上では鳥の姿のハウルが高く評価されているので、これを機にぜひ鳥の姿になったハウルの魅力に注目してみてください。