【耳をすませば】月島靖也は市立図書館に勤務する雫のお父さん!性格や担当声優は?

『耳をすませば』に登場する月島靖也について、詳しくまとめています。主人公の雫のお父さんである月島靖也は、どのような性格で仕事は何をしているかなど徹底解説!また、視聴者の心に残った月島靖也の名セリフも、ピックアップしています。リアルなお父さん役を演じたアニメ声優の紹介や、起用されたきっかけも載せています。『耳をすませば』の月島靖也に関する感想なども紹介しているため、チェックしてみてください。

【耳をすませば】月島靖也は市立図書館に勤務する雫のお父さん!性格や担当声優は?のイメージ

目次

  1. 月島靖也は市立図書館に勤務する雫のお父さん
  2. 月島靖也の性格や名言
  3. 月島靖也の声優
  4. 月島靖也に関する感想や評価
  5. 月島靖也まとめ

月島靖也は市立図書館に勤務する雫のお父さん

数多くあるジブリ作品には、さまざまなお父さんキャラが登場します。『耳をすませば』の主人公である月島雫のお父さんは、「月島靖也」です。ストーリーの中で、月島靖也の名セリフが多いことでも注目されています。ここからは、月島靖也にスポットを当てて、性格や仕事、印象に残る名セリフなどを紹介します。

耳をすませばの作品情報

耳をすませばの概要

『耳をすませば』は、柊あおいさんによる恋愛・青春漫画です。集英社発行の漫画雑誌「りぼん」に、1989年8月号から11月号まで連載されました。そして、1995年にスタジオジブリによって、アニメーション映画化されています。

また、映画のストーリーや設定は、原作と異なる部分があります。映画版では、東京都の多摩市・日野市・武蔵野市を背景美術として描いたシーンが多いです。続編として「耳をすませば 幸せな時間」の漫画も発行されています。

耳をすませばのあらすじ

主人公の月島雫は、読書が大好きな中学生の少女です。雫のお父さんの「月島靖也」が仕事をしている図書館で、よく本を借りて読んでいました。雫は自分が読む本の読書カードに、いつも「天沢聖司」という名前が記されていることに気付きます。雫はまだ会ったことのない彼のことが、気になり始めました。ある日、偶然出会った猫に導かれて、不思議な店へ迷い込みます。そして、天沢聖司と出会い…

月島靖也のプロフィール

『耳をすませば』の月島靖也は45歳で、主人公の雫のお父さんです。図書館で仕事をしており、郷土史家でもあります。雫は受験生にも関わらず、小説を書いてばかりいたため、お父さんとお母さんと一緒に話し合うシーンがありました。そのときに、お父さんの月島靖也は煙草を吸おうとして、お母さんに注意されます。このことからも、月島靖也は愛煙家であることがわかります。

月島靖也の仕事は?市立図書館勤務?

月島靖也は市立図書館で司書の仕事をしています。原作では県立図書館の設定で、アニメ映画でも貸出カードには県立と書かれていました。月島靖也が仕事をしている図書館は、自宅から電車で数駅のところで、地球屋の近くにあります。雫がお父さんにお弁当を届けに行くときに、図書館で仕事をしているシーンも出てきます。

また、月島靖也には図書館の司書以外にも、もう一つの仕事があるのです。特定の地方の歴史を、調査したり研究したりする郷土史家の仕事です。実は図書館の司書よりも、郷土史家が本業になります。雫が友達と電話をしているシーンで、月島靖也が後ろで資料整理をしている姿が映っていました。

耳をすませば - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

月島靖也の性格や名言

月島靖也の性格

月島靖也は、穏やかで優しい性格の持ち主です。受験生の雫が図書館に本を借りに来ても、口うるさく𠮟ることはありませんでした。また、家庭の中でも声を荒げたり、自分の主張を押し通すようなこともありません。たとえ、叱るようなことがあっても、感情をむき出しにせず冷静に話すタイプです。

意外と呑気な一面もあり、次の日に仕事があることを忘れたりもします。他のジブリ作品に登場するお父さんと同様に、月島靖也も子供の立場になって物事を考える優しいお父さんです。

月島靖也の名言や名セリフ

月島靖也の名言①「雫のしたいように…」

雫は受験生にも関わらず小説を書くことに夢中で、学校の成績が落ちてしまいます。お姉さんの汐とも成績のことで大喧嘩になり、お父さんの月島靖也が仲裁に入りました。両親と話し合うことになりますが、雫はなぜ勉強より小説が大切であるのかは言いません。両親は雫がそこまで夢中になる目的を、知ることはできませんでした。

しかし、月島靖也は雫の気持ちを容認するような「雫のしたいように…」というセリフを言います。なぜなら、月島靖也は雫が図書館でも、一生懸命に何かをしている姿を見ていたためです。雫のお母さんも月島靖也のセリフを聞いて、私にもそういうことがあったと、渋々ですが最後は容認しました。

「雫のしたいようにさせようか、母さん。一つしか生き方がないわけじゃないし」

月島靖也の名言②「人と違う生き方は…」

『耳をすませば』の劇中で「人と違う生き方は…」という名セリフがあります。上記の「雫のしたいように…」という会話と、同じシーンのときに続くセリフです。多くの人が歩む一般的な道とは違い、小説家という道を進むのはしんどくて大変であることを伝えています。

また、それなりの覚悟を持つ必要があることも、優しく諭したセリフです。同時に、勉強も大切であることを伝えたかったのでしょう。このセリフは、多くの人の胸を打つほどの名言となりました。

自分の信じる通りやってごらん。 でもなあ、人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。 何が起きても、誰のせいにもできないからね。

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月島靖也の声優

立花隆のプロフィール

  • 名前:立花隆(たちばな たかし)
  • 生年月日:1940年5月28日
  • 没年月日:2021年4月30日
  • 出身地:長崎県長崎市
  • 職業:ジャーナリスト、ノンフィクション作家、評論家

『耳をすませば』の月島靖也を演じたアニメ声優は立花隆さんです。立花隆さんの本業は、声優ではなくジャーナリストになります。1964年に東京大学文学部フランス文学科卒業し、文藝春秋に入社しました。3年で退社をして、1967年に東京大学文学部哲学科に学士入学します。しかし、大学事務と衝突し1970年に中退しました。

その後は、ジャーナリストやノンフィクション作家、評論家として幅広く活躍しています。また、1974年には文藝春秋に『田中角栄研究〜その金脈と人脈』を発表しました。これは、田中角栄内閣を総辞職に追い込むきっかけとなった著作といわれています。知識の幅と見識の深さから「知の巨人」と呼ばれていたことでも有名です。2021年に急性冠症候群のため、80歳で死去しました。

立花隆が月島雫の父親役に起用された理由

プロ声優ではない立花隆さんが、『耳をすませば』の月島靖也役に起用されたのはなぜでしょうか?それは立花隆さんが、スタジオジブリ企画の勉強会で講師を務めたことが、きっかけとなっています。

『耳をすませば』の月島靖也を演じる声優が決まらずにいたとき、立花隆さんに声がかかりました。当時、宮崎駿監督は「現代の父親像」を月島靖也のキャラに求めていました。そのため、プロの声優が演じるより、慣れていないくらいのほうが良いということで、立花隆さんの起用が決定しています。

立花隆のなまりが独特?

立花隆さんが演じる月島靖也のしゃべり方は、なまりがあるように聞こえます。それは立花隆さんに、茨城県の水戸のなまりがあるためです。また、プロの声優と違って、棒読み風にも聞こえます。しかし、監督やプロデューサーは、月島靖也に元々なまりのあるイメージを持たせたかったそうです。立花隆さんの自然体な口調が、月島靖也に求めていた父親像とピッタリだったのでしょう。

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月島靖也に関する感想や評価

月島靖也についての感想で圧倒的に多かったのが、「理想の父親像」ということでした。子供が勉強をせず小説に熱中していれば、頭ごなしに叱る親が多いでしょう。しかし、月島靖也は子供の気持ちに寄り添いながら、親の立場で大切なことを伝えています。「こんなお父さんになりたい」「雫のお父さんのセリフが胸に突き刺さった」など、多くの人に感動を与えました。

月島靖也は、図書館の読書カードがもうすぐバーコード化されることを、雫に伝えるシーンがあります。すると、雫はカードのほうが好きだと答え、お父さんも共感します。『耳をすませば』は、1995年に公開された映画です。その頃の時代を感じて、懐かしくほのぼのとした気持ちになるという感想も、いくつかありました。

月島靖也が、若い頃の宮崎駿監督に似ているという声もありました。また、吸っているタバコも同じ銘柄だということです。わざと、宮崎駿監督に似せたのかは定かでありませんが、そのような観点から観てみるのも楽しいでしょう。

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月島靖也まとめ

『耳をすませば』に登場する月島靖也は、主人公の月島雫のお父さんです。子供の気持ちに寄り添いながら親として導いていく姿に、理想の父親像といわれています。映画での登場シーンは少ないですが、名セリフで視聴者にインパクトを与えています。『耳をすませば』で月島靖也の人柄やセリフにも、ぜひ注目してみてください。

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