【タイバニ】斎藤さんの記憶が戻った理由は？ベンさんとの関係や声優も紹介

サンライズ制作によるアニメ作品「タイバニ（TIGER & BUNNY）」。2011年にMBSほかにて放送されました。この記事ではタイバニに登場する「斎藤さん」を特集していきますが、まずはタイバニの作品情報をお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと進みます。

タイバニ（TIGER & BUNNY）は、サンライズ制作による日本のアニメ作品です。通常のパターンとは逆にアニメ作品が放送された後、それを基にした漫画作品が制作されています。

アニメ作品「タイバニ」は、2011年4月から9月にかけてMBSほかにて全25話が放送されました。その後劇場版アニメとして、2012年公開の「The Beginning」と2014年公開の「The Rising」が制作されています。また、アニメ第2作となる「TIGER & BUNNY2」は、2022年4月8日よりNETFLIXの独占配信でスタート。制作はサンライズより引き継ぐ形でバンダイナムコピクチャーズが担当しました。

その他のメディア展開としては、漫画、舞台、ゲーム作品など幅広く制作されています。このうち漫画作品は、原作・原案：西田征史、作画：桂正和により週刊ヤングジャンプ2011年36・37合併特大号にて掲載されました（全1話）。

大都市シュテルンビルトでは、特殊能力者・NEXTからなるスーパーヒーローたちが街の治安維持に当たっていました。ヒーローたちの収入源はスポンサー企業との契約料で、企業のイメージアップを図るため日々人命救助に精を出します。ベテランヒーローであるワイルドタイガー(鏑木・T・虎徹)は、再雇用された会社の方針で、自分と同一能力・性格は正反対のバーナビー・ブルックスJr.とコンビを組むことになります。

ここからはこの記事のメインテーマである「斎藤さん」の話題に移っていきます。最初は斎藤さんのプロフィールからになります。

斎藤さんは、小太りな体型と額の両側から頭頂部にかけて禿げ上がった頭が特徴の日系人男性です。年齢不詳ですが主人公の虎徹より年上と思われます。ヒーロー事業を請け負う総合メディア企業・アポロンメディアでメカニックをしています。斎藤さんはとても優秀な技術者で、虎徹やバーナビーが着用するパワードスーツなどを開発してきました。特にタイバニ終盤にかけては重要な役割を演じています。

また、詳しくは後述しますが、普段の声がとても小さくセリフが聞き取れないため、アニメでは字幕が使われるかマイクを通しての会話となります。声が小さいことからわかるようにとても怖がりで、閉所恐怖症を患っています。

プロフィール欄で説明した通り、斎藤さんの声はとにかく小さくセリフが聞き取れないレベルです。アニメ「タイバニ」では、日本語作品でありながら斎藤さんのセリフの部分だけ字幕が付きました。

斎藤さんの小さな声は、時にアニメの登場人物たちにも届かないようで、重要なセリフを話すときにはマイクを使います。マイクとスピーカーを通して聞く斎藤さんの声は、異常なほどハイテンションでしかも饒舌です。

時に虎徹の旧ワイルドタイガースーツをクソ呼ばわりするなど毒舌な一面ものぞかせていました。また、タイバニ終盤での斎藤さんは、常にマイクとスピーカーが付いたヘルメットを被り、声を増幅してコミュニケーションを取るようになります。

タイバニ終盤では、アポロンメディアのCEOでシュテルンビルトのメディア王アルバート・マーベリックの悪事が判明します。「HERO TV」の視聴率を上げるため、犯罪組織と結託し犯罪を引き起こしていたのです。

その事実をバーナビーの両親に知られると、マーベリックは口封じのために殺害。記憶を操る能力を持つNEXTであるマーベックは、殺害現場を目撃したバーナビーや彼の関係者の記憶を抹消します。記憶を消された関係者の中には斎藤さんも含まれていました。しかし、その後虎徹と実験室で遭遇した時、斎藤さんは記憶を取り戻していました。マーベックに消された記憶がなぜ戻っていたのでしょうか？

そのことに一役買っているのがNEXT能力をコピーする能力者の鏑木楓です。楓は偶然コピーしたマーベックのNEXT能力を使ってヒーローたちの記憶を復元し、虎徹を窮地から救いました。この時、楓が放ったNEXT能力の発光現象をモニターを通して斎藤さんも目にしたことで記憶を取り戻したのではないかと考えられています。

記憶を取り戻した後の斎藤さんは八面六臂の活躍を見せ、ヒーローたちを窮地から救います。斎藤さんこそマーベック逮捕の立役者である、影のヒーローと言えるのではないでしょうか？

SNSでは、タイバニ主人公・虎徹の元上司であるべんさんことベン・ジャクソンと斎藤さんの関係が面白いと話題となっています。タイバニ終盤の展開で、斎藤さんとベンさんは虎徹たちに何か協力できることはないかと問いかけますが、その時の掛け合いはまるで漫才のボケとツッコミのコンビのようだと評判になりました。

技術的な専門用語を駆使するボケの斎藤さんに鋭く突っ込むベン。ベンさんは斎藤さんと知己になって運が開けたのでしょうか？会社を辞めてタクシーの運転手をしていたベンさんですが、見事ヒーローへと復帰しました。

タイバニ主人公・虎徹と斎藤さんは、ヒーローと彼の活動を裏で支える凄腕メカニックという切っても切れない関係にあります。虎徹は斎藤さんを頼りにしていますし、斎藤さんもまた虎徹を気に入っているようです。斎藤さんが虎徹をからかい、彼のリアクションを楽しんでいるシーンが数多くあります。

斎藤さんは、虎徹の相棒・バーナビーのこともお気に入りのようです。バーナビーの誕生日に合わせて、彼のためにグッドラックモードという新たな機能を開発しプレゼントしました。グッドラックモードには戦闘力強化の効果はありませんが、かっこよさをアピールするのには絶好の機能でした。

また、斎藤さんは、バーナビーの誕生日にグッドラックモードとは別にウサギのステッカーをプレゼントしてます。斎藤さんにとってかわいいバーナビーは、うさぎ＝バニーちゃんというイメージが強いようです。ちなみにグッドラックモードを発動するシーンでは、グッドラックモードの音声に虎徹とバーナビーのことを「タイガー＆バーナビー」と設定していました。

ここからは、アニメ「タイバニ」で斎藤さんを演じた声優・岩崎ひろしの情報をお届けします。はじめに彼のプロフィールからです。

アニメ「タイバニ」で斎藤さんの声を担当したのは、俳優で声優の岩崎ひろし（本名：岩崎博）です。埼玉県出身の岩崎は、1953年5月29日生まれの69歳（2022年6月現在）で、劇団青年座に所属しています。

青年座研究所に5期生として入所した岩崎は、卒業後の1981年劇団青年座へ入団し俳優として活動を開始します。テレビドラマや舞台が活動の中心となりますが、40歳を過ぎた1998年、アニメ「カウボーイビバップ」のジュリアス役で声優デビューを果たします。現在はテレビアニメ中心に声優として活動しており、悪役から老人役まで幅広く演じています。

次に、アニメ「タイバニ」で斎藤さんの声を演じた岩崎ひろしの、声優としての主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

テレビアニメ

• ONE PIECE（ドクトル・ホグバックほか）
• NARUTO -ナルト- 疾風伝（バンナ）
• ゲゲゲの鬼太郎（辻神、まくら返し）
• スマイルプリキュア!（アカオーニ）
• 七つの大罪シリーズ（ガラン）

• スター・ウォーズシリーズ（C-3PO）
• ハンガー・ゲームシリーズ（シーザー・フリッカーマン）
• Mr.ビーン（Mr.ビーン）

ここまでタイバニの斎藤さん特集をお届けしてきましたが、最後に斎藤さんに関する感想や評価をTwitterより紹介します。
 

最初に紹介する感想・評価は、タイバニは可愛いおじさんキャラが多いというツイートからです。斎藤さんを「ボソボソしゃべりのメカマニア」と評していました。

続いて紹介する感想・評価は、斎藤さんの真似をして奥さんに話しかけたという方のツイートからです。小さい声で話しかけたのに「うるさい」と言われ理解不能となったようです。

最後に紹介する感想・評価は、タイバニの斎藤さんを理想的なマッドサイエンティストと評するツイートからです。斎藤さんが異世界転生モノに登場すれば面白い存在になるかも知れません。
　

ここまでタイバニに登場するセリフの声が小さいと評判の斎藤さんにスポットを当て、斎藤さんの記憶が戻った理由を中心にグッドラックモードのことや斎藤さんとベンさんの関係、さらには声優の情報までまとめてお届けしてきました。いかがでしたでしょうか？

斎藤さんの声が小さくてセリフが聞き取りづらいため、アニメでは字幕をつけたり、マイク・スピーカー付きのヘルメットを被らせたりと工夫していました。また、ベンさんとの関係は漫才のボケとツッコミのような関係で、丁々発止のやり取りが好評だったようです。

本題の斎藤さんの記憶が戻った理由は、鈴木楓がコピーしたヒーローたちの記憶を復元するNEXT能力によるものでした。楓が放ったのNEXT能力の発光現象をモニターを通して斎藤さんも目にしたことで記憶を取り戻したと考えられています。