【吸血鬼すぐ死ぬ】半田桃は吸血鬼対策課のメンバー！正体やロナルドとの関係は？

「吸血鬼すぐ死ぬ」の半田桃とは、神奈川県警吸血鬼対策課の隊員を務める男性キャラクターです。正体は、高等吸血鬼の母親と人間の父親を持つダンピールです。先端が尖った耳に、特徴的な縦長の瞳孔、鋭い八重歯を持ちます。吸血鬼と違って不死身ではありませんが、ダンピール特有の能力があります。

「吸血鬼すぐ死ぬ」は、秋田書店が刊行する「週刊少年チャンピオン」で2015年30号から連載がスタートしたコメディ漫画です。コミックスは21巻まで発売されており、累計部数が200万部を記録しています。作者の盆ノ木至は、本作で漫画家デビューを果たしました。人気声優が多数起用されたテレビアニメは、2021年10月4日から12月20日に放送され、話題となりました。

吸血鬼退治人のロナルドは、真祖にして無敵の吸血鬼・ドラルクの城に行ったきり、戻ってこないという少年を助けに向かいます。しかし、ドラルクの正体は、ちょっとしたことですぐ死んでしまう噂とはほど遠い弱い吸血鬼でした。少年は、ただゲームに夢中で帰るのが遅れただけであり、攫われたわけではありませんでした。少年を連れ出そうとするロナルドでしたが、ちょっとした不注意から城を倒壊させてしまいます。

テレビアニメ「吸血鬼すぐ死ぬ」は、「アニメ化してほしい漫画ランキング2018」で4位にランクインしました。その人気の高さからテレビアニメ化が実現し、2021年10月4日から12月20日にかけて放送されました。テレビアニメ放送終了後、続編2期の制作も発表されました。

「吸血鬼すぐ死ぬ」に登場する半田桃とは、神奈川県警吸血鬼対策課で隊員を務める人物です。正体は吸血鬼と人間の間に生まれたダンピールであり、母親は高等吸血鬼の半田あけみ、父親は人間で名前は半田白です。ロナルドとは同級生ですが、とある事情から敵視しており何かと嫌がらせを繰り返しています。黒髪の短髪で、左目の下にほくろがあり、耳の先端は尖っています。

7月2日生まれ、身長は180㎝、体重は75kg、血液型はABV型です。学生時代の部活は剣道部と手芸部、委員会は風紀委員会に所属していました。休日は、公園でトレーニングをしたり、読書をするなどして過ごしているといいます。母親が大好きであり、彼女の前では良い息子として振る舞っています。幼少のころから母親に教わっていたため、料理を得意としています。

吸血鬼対策課とは、下等吸血鬼を退治、捕まえた吸血鬼の護送、吸血鬼退治人を取りまとめるなどの業務を請け負う警察の部署の一つです。半田桃は、神奈川県警吸血鬼対策課に所属しています。同じ部署には、吸血鬼対策課本部長のカズサ、隊長のヒヨシ、副隊長のヒナイチもいます。

半田桃の正体は、吸血鬼と人間の間に生まれたダンピールですが、吸血鬼特有の不老不死や変身などの能力は持っていません。しかし、吸血鬼の探知能力がある他、血液錠剤を摂取することで身体能力を一時的に倍増させることができます。戦闘能力のランクはBであり、副隊長のヒナイチに次ぐ実力を持ちます。事務作業も真面目にテキパキとこなしているため、多少の不祥事は目を瞑ってもらっているようです。

半田桃は、真面目で戦闘能力も高く、事務処理も得意とする有能な人物です。マザコンであり、母親がロナルドとデートをしに行った日は、後をつけ妨害行為を繰り返していました。大好きな母親から、「嘘をついてはいけない」と教育されて育ったため、嘘をつくのが苦手です。ヒナイチのコンプレックスである貧乳を煽るなど、デリカシーに欠ける部分もあります。

ロナルドと半田桃は、高校時代の同級生です。入学初日ロナルドは、将来吸血鬼退治人を目指していると自己紹介した上で、半田桃に挨拶します。曲解して自分と張り合っていると受け取った半田桃は、それ以来ロナルドへ嫌がらせを繰り返すようになります。

血液錠剤で身体能力を引き上げることができるダンピールの能力も、ロナルドへの嫌がらせのために使っていました。大好きな母親のあけ美が「ロナルドウォー戦記」にハマってロナルドの大ファンになってしまったことも、敵視する要因の一つとなっています。

アニメ「吸血鬼すぐ死ぬ」で半田桃が初めて登場した回は、第4話「その男の名は半田」です。その日は、ヒナイチがロナルドの事務所へ視察に訪れることになっていました。しかし、ヒナイチの代わりにやってきたのは、ロナルドの同級生の半田桃でした。ロナルドは別室で待機し、リビングで半田桃によるドラルクの尋問が始まるかに思われました。彼の目的はドラルクの視察ではなく、ロナルドの弱みを見つけ出すことでした。

ロナルドが別室にいるのをいいことに、家探しをはじめドラルクを唖然とさせます。半田桃は、視察というのは建前でロナルドの弱みを掴みにきたと打ち明け、ドラルクに協力を求めます。彼の真の目的を聞いたドラルクは、彼に何かあれば自分も被害を被るとして、協力を拒みます。しかし、ゲームソフトで買収され、あっさりロナルドを裏切ります。

半田桃は、ロナルドの弱みを見つけたいがために彼の著作物を読み込んでおり、基本情報はしっかりと記憶していました。その執着の強さから、ドラルクから「気持ち悪い」と言われてしまいます。ドラルクは、ロナルドの先ほどの発言から、何かリビングに隠していると勘付きます。2人で家探しを進める中、クローゼットに鍵かかかっていることに気づき、中を調べることにします。

クローゼットの中から出てきたのは、半田桃の母・あけみがロナルドに送ったファンレターでした。ロナルドは、半田桃が母親が書いたファンレターを見たらショックを受けるかもしれないと考え、隠したのでした。大好きな母親のファンレターを見た半田桃は、ショックのあまり恨言を言いながら窓ガラスを割り、身投げしてしまいます。

アニメ「吸血鬼すぐ死ぬ」の第5話「半田・オフの日・ヒストリー」では、ロナルドと半田桃の過去エピソードが描かれました。前回、協力してロナルドの弱みを探したことにより、半田桃はドラルクに懐き、事務所に遊びにやってきます。事務所の周りには、ロナルドが入って来られないよう彼が嫌いなセロリを巻いておきました。ドラルクは、ロナルドとの高校時代の思い出を聞かせてほしいと軽く頼みます。

半田桃は、スクリーンに当時の映像を映し、分厚い資料も渡して話始めます。あまりにも用意周到だったため、ドラルクをドン引きさせました。高校入学初日、ロナルドは吸血鬼退治人を目指していると半田桃に自己紹介し、よろしくと声をかけます。何気ない挨拶ですが、自分と張り合っていると思い込んだ半田桃は、ロナルドを敵視し、以来嫌がらせをするようになります。

ダンピールは、血液錠剤を服用し一時的に身体能力を上げることができます。この能力を駆使して半田桃は、ロナルドの通学路に大きな落とし穴を掘ったり、ロナルドがくる前に購買のパンを買い占めるなどしてきました。ある日、後片付けの手伝いで学校の体育倉庫に行ったロナルド、半田桃、カメ谷は、シャベルがドアに引っかかり閉じ込められる災難に見舞われます。

体育倉庫には、人の衣服を溶かして血を吸う下等吸血鬼・陸クリオネがおり、まずカメ谷が襲われます。半田桃は、少しの間だけ陸クリオネを引きつけておくようにとロナルドに指示を出し、ストーブに火をつけます。ロナルドに襲いかかった陸クリオネを掴み、ストーブの火で焼いて退治しました。ロナルドは、助けてくれた半田桃に感謝します。

しかし、ズボンの大部分を溶かされた状態であり、助けにやってきた先生に見られ、恥をかいてしまいます。体育倉庫に陸クリオネを待機させていた犯人は半田桃であり、初めからロナルドを陥れようとしていたのでした。真相をペラペラと話す半田桃の前に、ロナルドが現れ、半田桃を窓に向かって殴り飛ばしてしまいます。半田桃のロナルドへの凄まじい執着がわかる回となっています。

アニメ「吸血鬼すぐ死ぬ」の第7話「半田桃の散々な非番の日」は、半田桃の母・あけみとロナルドのデート回です。オータム書店は、応募者の中から抽選でロナルドと半日デートができるという企画を用意していました。当選者は、ロナルドの大ファンである半田桃の母・あけみでした。この日をずっと心待ちにしていたあけみは、「ロナルドウォー戦記」にサインを求め、対面できたことを喜びます。

半田桃はドラルクと共に、デートする2人の後をつけていました。デートを台無しにしてしまうと母親が悲しむと考え、ロナルドの醜態を晒して幻滅させる作戦に出ます。まず、2人の行き先のレストランへと行き、ロナルドの食事を彼が大嫌いなセロリの入ったハンバーグとすり替えることにします。しかし、デートを応援するあけみの友人に阻止されてしまいます。

あけみの友人の尽力も虚しく、本当にセロリハンバーグが出されてしまい、ロナルドは嘔吐します。あけみは、食べれないものは誰にでもあると優しくフォローを入れており、幻滅はしませんでした。ロナルドとあけみは、食事を終え外に出ます。半田桃は、持ってきていた下等吸血鬼・陸クリオネにロナルドを襲わせる作戦に出ます。しかし、陸クリオネは水に入って巨大化してしまい、ロナルドとあけみに襲いかかります。

母親のピンチを助けるべく、半田桃は2人の元に駆けつけようとしますが、その前にロナルドが陸クリオネを退治します。半田桃の存在に気づいたあけみは、彼もロナルドに会いたかったのだと勘違いします。そこで、握手してあげてほしいとロナルドに頼みます。屈辱を感じた半田桃は、血の涙を流しながら海へ転落していきます。母親の前ではいい子でいようとする貴重な半田桃が見られる回となっています。

アニメ「吸血鬼すぐ死ぬ」で半田桃役を演じた声優は、松岡禎丞です。松岡禎丞は、北海道出身1986年9月17日生まれ、「つぐつぐ」などの愛称で呼ばれています。声優・石田彰に憧れ声優を志すようになり、代々木アニメーション学院と日本ナレーション演技研究所で演技を学びます。2009年に声優事務所・アイムエンタープライズの所属となり、アニメ「東のエデン」でデビューを果たします。

声優・松岡禎丞の主な出演作品や演じたキャラに、「佐々木と宮野」平野大河役、「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」丸末晴役、「魔王城でおやすみ」魔王タソガレ役、「はてな☆イリュージョン」不知火真役、「五等分の花嫁」上杉風太郎役、「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。」アスタロト役、「デビルズライン」安斎結貴役、「グランクレスト戦記」モレーノ・ドルトゥス役、「エロマンガ先生」和泉正宗役などがあります。

半田桃とロナルドは、高校の同級生です。とある事情から、半田桃はロナルドを敵視するようになり、何かと嫌がらせを繰り返しています。かなり迷惑をかけられているロナルドですが、彼のことは友人と認識しているようです。ロナルドと半田桃の関係性が好きという感想もあります。

アニメ「吸血鬼すぐ死ぬ」で半田桃役を演じた声優は、「ソードアート・オンライン」キリト役や「ノーゲーム・ノーライフ」空役などで知られる松岡禎丞でした。声優の演技を称賛する感想もあります。

「吸血鬼すぐ死ぬ」の半田桃の正体は、高等吸血鬼と人間の間に生まれたダンピールです。正体がダンピールであるため、外見も吸血鬼に近く、瞳孔は縦長で、耳の先端は尖っています。顔立ちが整ったイケメンキャラクターです。半田桃がかっこいいという感想もあります。

「吸血鬼すぐ死ぬ」の登場キャラ・半田桃のプロフィールや、作中での活躍、正体、アニメの声優などを紹介してきました。正体は、高等吸血鬼の母親と人間の父親を持つダンピールです。血液錠剤で身体能力を引き上げたり、吸血鬼の探知能力などの能力を持っています。ロナルドへ執着が凄まじく、彼への嫌がらせのために職務を放棄することも多々ある残念なイケメンでした。