【ワンピース】スパンダムの声優は小野坂昌也！代表作やアニメで演じたキャラは？

『ワンピース』のスパンダムや小野坂昌也についてまとめていく前に、スパンダムとはどんな人物なのか、彼のプロフィールを紹介していきます。スパンダムの基本情報について詳しくなれる内容となっておりますので、事前に読んでおく事で後述のメインのまとめがより一層楽しめます。また、『ワンピース』の作品概要やあらすじも解説していきますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『ワンピース』とは尾田栄一郎による漫画作品で、『週刊少年ジャンプ』にて1997年から連載が開始されました。物語の内容はゴムゴムの実を食べて全身ゴム人間となった少年モンキー・D・ルフィが海賊王になるために『ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)』を目指すという海洋冒険ロマンです。単行本は2022年5月現在102巻までが刊行されており、『週刊少年ジャンプ』の中では『こち亀』に次ぐ長期連載となっています。

幼少期に出会った海賊のシャンクスから譲り受けた麦わら帽子をトレードマークに海賊として名を馳せていったモンキー・D・ルフィは、ゾロやナミ、ウソップといった信頼出来る仲間と共に大冒険を繰り広げていきました。海軍や他の海賊団など敵は強者揃いでしたが、ルフィはゴムの身体を活かした強力な技の数々で敵を次々と倒していき、街や人々を脅威から救い続けていきました。

スパンダムは世界政府の諜報機関・CP9の司令長官として登場し、その後にCP0の諜報部員となりました。出身は『偉大なる航路(グランドライン)』で、年齢は初登場時点で39歳、誕生日は3月11日、身長192センチ、血液型XF型、好物は高級ビーフステーキとウイスキーです。父親は元CP9司令長官のスパンダインで、スパンダムは親の七光りによって悪魔の実の入手の独自ルートなど様々なコネを持っています。

元々スパンダムは10年前の段階ではCP5の主官で、古代兵器プルトンを復活させて世界政府の戦力にすべきだと五老星に進言し、古代兵器の設計図を手に入れる為に暗躍した後に父にCP9の司令長官の座を譲り受けました。CP9のメンバーの上司であったスパンダムですが、2年後ではCP0の諜報部員となり、元々部下だったロブ・ルッチの部下となっています。

CP9の司令長官として登場したスパンダムですが、出世欲が強く卑怯な手段もいとわない小ズルい性格をしています。民衆にとって正義の存在である政府側の人間ではありますが小悪党といった言葉がよく似合う男です。父親であるスパンダインも同様に卑怯で小悪党といった性格である事から、スパンダムはなるべくしてなった性格であると言えます。

父親の七光りでコネを手に入れており、それを鼻にかけて威張り散らす事も多い為、部下であるCP9のメンバーからは全く信頼されておらず、下に見られていました。その一方で、圧倒的な戦闘力を持つCP9の事は信頼しているようです。また、麦わら海賊団によってエニエスロビーが壊滅状態となった時に、スパンダムは全ての罪をCP9になすりつけて自分の立場を守っており、嘘つきで卑怯な人物であると言えます。

CP9とは世界政府の諜報機関で政府の命令によってあらゆる情報を探り出します。世界の8か所に拠点を置いており、CP1からCP8までが一般的に知られています。CP1からCP8までは数が大きくなるほど重要な任務を任せられるようです。実際には存在するはずのない機関としてCP9が存在し、彼らは『闇の正義』の名の元に世界政府から殺しの許可を得ています。CP9は六式という特殊体術によって超人的な力を持っている事も特徴です。

また、サイファーポールの最上級機関としてCP0も存在し、天竜人直属の組織となっています。天竜人の命令に沿って任務を行う事から、海軍や五老星でさえも彼らの超越行為を把握する事は出来ません。他のサイファーポールのメンバーは黒を基調としたスーツに身を包んでいますが、それに対してCP0は白を基調としたスーツとなっている事も特徴です。

スパンダムの父は元CP9司令長官であるスパンダインです。自分の出世のみを考えており、そのためなら下賤な手段もいとわない事から、息子であるスパンダムと同じ性格をしていると言えます。22年前に五老星の命令でオハラに派遣され、バスターコールを発動させた張本人でもあり、ロビンに強いトラウマを植え付けました。その後はロビンに軍艦6隻を沈めた罪を被せて懸賞金をかけています。

元々は黒髪でいかつい見た目が特徴でしたが、『新世界編』では白髪になって病気になってしまったようで、権力も弱まっています。スパンダインが病気になった事をきっかけに、代わってルッチがCP0の総監の座についたという記述が『ワンピース』の劇場版『FILM GOLD』のムービーガイドブックに載っている為、それまではCP0に所属していたという事が分かっています。

スパンダムとはどんな人物かが分かってきましたが、ここからはそんなスパンダムのアニメ版での声優である小野坂昌也のプロフィールや代表作について紹介していきます。人気声優として長年活躍している小野坂昌也はこれまでに数々の作品に出演してきましたが、彼の代表作はいったいどんなものなのでしょうか？

アニメ版『ワンピース』でスパンダムの声を担当した声優は小野坂昌也です。大阪府出身で1964年10月13日生まれの2022年5月現在57歳で、事務所は『青二プロダクション』に所属しています。声優になる前に、元々はお笑い芸人を志望していた小野坂昌也でしたが、当時の芸人への道はベテラン芸人への弟子入りが一般的だった事で、ハードルが高いと感じて断念したという事です。

その後、18歳の時に俳優を目指して養成所に入りましたが、勘違いして声優養成所である『青二塾大阪校』に入所し、卒業後に現在の事務所に所属となりました。当初はイケメン声優として事務所から売り出される事が多く、さらに大阪出身という事もあって関西弁で話すキャラを任される事も多かったという事です。また、トーク力が高い事でも知られており、ラジオ番組やイベントで何度も司会をこなしてきています。

スパンダムの声を担当した小野坂昌也の代表作に、1992年に放送されたアニメ『ツヨシしっかりしなさい』の主人公・井川ツヨシ役があります。小野坂昌也のアニメ作品初主演となった担当キャラであるツヨシは、勉強以外は何でもこなす事が出来る万能人間で、家事が大の苦手である井川家の女性陣に代わって全ての家事を担当しています。井川家の女性陣にこき使われ続け、仕返しをしたらいつも平手打ちを喰らっています。

スパンダムの担当声優である小野坂昌也の代表作に2001年から放送されたアニメ『テニスの王子様』があり、小野坂昌也はメインキャラの桃城武(ももしろたけし)を演じています。桃城武は人懐っこい性格の熱血漢で、上下関係を気にしない事から後輩からは『桃ちゃん先輩』の愛称で親しまれています。テニスは抜群の身体能力を駆使したパワータイプで、得意技は高打点から放つ『ダンクスマッシュ』です。

アニメ版『ワンピース』にてスパンダムの声を演じた小野坂昌也の代表作や担当したアニメキャラについて紹介しましたが、数々の有名作品でメインキャラを担当してきた人気声優である事が分かりました。ここからは小野坂昌也の代表作の1つで今回のメインである『ワンピース』のスパンダムの強さについて解説していきます。強力な戦闘集団であるCP9ですが、司令長官であるスパンダムの強さとはどれほどのものなのでしょうか？

CP9は基本的に六式という特殊体術を体得しており、人間を超越した強さを持っています。そして、六式を体得しているCP9はお互いの力量を『道力』という単位で表しており、10道力で武器を持った衛兵1人分の強さとなります。CP9のリーダー格であるロブ・ルッチは4000道力という圧倒的な数値となっていますが、スパンダムの道力は9であり、武器を持った衛兵1人よりも弱いという事が明らかになっています。

スパンダムは500道力を超えると超人だと発言している事からも、彼が『ワンピース』に登場する強力な戦士達と比べて一般的な強さしか持っていない事が分かります。しかし、エニエスロビーでフランキーやロビンにボコボコにされても逃げ回ったりしていた事から、ギャグ的な要素が強いとは言ってもかなり打たれ強いという事が分かります。

戦闘力自体はそこまで高くないスパンダムですが、彼はゾウゾウの実を食べた武器・象剣ファンクフリードを持っています。ファンクフリードは他の部下とは違ってスパンダムに対して比較的従順で、動物と武器が合体した強力な武器です。世界政府はベガパンクの科学力によって無機質な物体にも悪魔の実を食べさせる技術を手に入れており、それによって誕生したのがスパンダムの武器・象剣ファンクフリードとなっています。

『ワンピース』の面白キャラであるスパンダムには思わず笑ってしまうようなエピソードが多数存在しています。例えば、スパンダムは初登場時の10年前に、古代兵器プルトンの設計図に目を付けた事で、フランキーの船大工の師匠であるトムを処刑にまで追い込んだ時がありました。スパンダムはその時にフランキーと戦っており、自己紹介の最中に大砲で顔面を撃たれてしまった事で、自己紹介を最後まで言えない時がありました。

スパンダムはこの自己紹介の時に『スパンダ』と言った時点で大砲の直撃を喰らった為、最後の『ダ』が言えておらず、それ以来フランキーからは『スパンダ』という間違った名前で呼ばれるようになったという面白いエピソードです。

エニエスロビーにて、スパンダムがロビンを捕らえて塔を登っている最中にルッチを電伝虫で呼ぼうとしますが、その時に間違えてバスターコールを発動させるゴールデン電伝虫のボタンを押してしまいます。そんな状況にすぐに気付いたのはロビンで、ツッコまれた事でやっと気づいたスパンダムは目が飛び出るほど仰天していました。敵でありながらスパンダムが人気であるのはこのようなギャグキャラ性によるものが大きいと言えます。

一般の衛兵と同程度の実力しか持っていないスパンダムですが、象剣ファンクフリードの力や父であるスパンダインの権力によって2年後にはサイファーポールの中でも最上級機関であるCP0のメンバーとなっています。しかし、父であるスパンダインが病気になって権力が弱くなってしまった事で後ろ盾が無くなり、今までのようなわがままは通らなくなってしまいました。

それでもCP0という事は天竜人の直属の部下なので、海軍を動かすほどの権力を持っています。かつて部下であるルッチが上司になりましたが、彼と共にスパンダムがこれからCP0のメンバーとして活躍する事がファンから期待されています。

『ワンピース』のメインキャラや人気キャラのフィギュアは多く発売されていますが、スパンダムのフィギュアも数種類発売されており、人気さがうかがえます。スパンダムの子供の頃のフィギュアが特に人気となっていて、いかにも親の権力を後ろ盾にしていそうな金持ちの子供といった印象を受ける表情をしている事が特徴です。

『ワンピース』の敵キャラの中でスパンダム以上にムカつくキャラはいないというファンの感想があります。また、アニメ版で声を担当している小野坂昌也も適任で、良い意味で聞いていてムカつくという事で、小野坂昌也の演技力の高さがうかがえます。多くのアニメ作品に出演してきた小野坂昌也ですが、『ワンピース』も代表作と言ってよいほどの作品となりました。

アニメ版で声を担当した小野坂昌也のおかげでスパンダムの好感度が上がったというファンの感想があります。これほどかというほどに卑怯な手を使っている事から、元々は嫌われキャラであったはずのスパンダムですが、小野坂昌也の演技によって愛着がわくようになったと考えるファンの意見は少なくありません。

スパンダムの声が『キン肉マン2世』の主人公・キン肉万太郎と同じという事に驚いたというファンの感想があります。代表作が多く存在し、数々のアニメ作品に主要キャラで出演してきた小野坂昌也だからこその感想です。

『ワンピース』のスパンダムの声を担当した声優・小野坂昌也について紹介してきましたが、数々の有名作品に出演してきた人気声優である事が分かりました。『ワンピース』で演じていたスパンダムも、小野坂昌也の演技力によって魅力的なキャラに仕上がっています。