【名探偵コナン】千間降代は名探偵のおばあちゃん？登場回や担当声優は？

アニメ名探偵コナン｢集められた名探偵！｣の第2の事件｢黄昏の館殺人事件｣で初登場を飾った千間降代。アニメ名探偵コナンの｢集められた名探偵！｣に登場する千間降代とは探偵をしている老婆のキャラクターであり、名探偵コナンの原作漫画にも登場しています。アニメと原作漫画の両方に登場している千間降代は作中で烏丸蓮耶の屋敷｢黄昏の館｣へ赴き、主人公の江戸川コナンや毛利小五郎と共に烏丸蓮耶の財宝を見つけ出そうとします。

しかし財宝探しの途中で大上祝善が突然死去し、他の探偵も次々と殺されてしまいます。探偵の千間降代も殺人事件の被害者となり、車の爆発で姿を消してしまいました。しかし事件の犯人は千間降代本人であり、とある動機で大上祝善を殺したのでした。では千間降代が大上祝善を殺害した動機とは何だったのでしょうか。本記事では老婆の探偵・千間降代について登場シーンや大上祝善を殺した動機、アニメの声優などをご紹介します。

では千間降代の登場シーンや大上祝善を殺害した動機、アニメの声優などをご紹介する前に、千間降代が登場する名探偵コナンの作品や物語の内容について簡単に見ていきましょう。千間降代が登場する名探偵コナンとは青山剛昌の同名漫画を原作としてメディアミックス作品です。メディアミックス作品である名探偵コナンの原作漫画は元々1994年に｢週刊少年サンデー｣で連載がスタートし、2022年5月現在も同誌で連載が続いています。

その長さは単行本が101巻も刊行されるほどであり、｢週刊少年サンデー｣で一番連載期間が長い作品となっています。そんな名探偵コナンシリーズの原作は1996年にアニメ化され、1997年にはアニメ映画の制作が行われました。名探偵コナンシリーズのアニメは2022年5月現在も完結しておらず、アニメ映画も作られ続けています。その人気は日本・海外問わず非常に高く、原作漫画の累計発行部数は2億5000万部も記録しています。

名探偵コナンシリーズの主人公である工藤新一は天才級の推理力を持っており、数々の事件を解決して｢日本警察の救世主｣とあだ名されていました。ある日、工藤新一は幼馴染みの毛利蘭と遊園地へ行き、そこで謎の組織の怪しい取引現場を目撃します。しかしその瞬間工藤新一は謎の組織の男に襲われ、毒薬で身体が子供になってしまいます。そして子供となった工藤新一は江戸川コナンと名乗り、自身を襲った組織の解明を始めるのでした。

本記事で登場シーンや大上祝善を殺害した動機、アニメの声優などをご紹介する千間降代とは名探偵コナンシリーズに登場するキャラクターの1人です。名探偵コナンシリーズに登場する千間降代は年老いた老婆の探偵であり、後ろで束ねた白髪と鼻眼鏡のような小さい眼鏡が特徴となっています。千間降代は｢集められた名探偵！｣という名探偵コナンシリーズのアニメに登場しており、原作の漫画にも同じ設定で登場しています。

アニメ名探偵コナン｢集められた名探偵！｣と漫画名探偵コナンの両方に登場している千間降代はフィアットという車に乗っており、嫌いなものが煙草であることが判明しています。探偵としての実力は非常に高く、初登場の際に優れた推理力を披露しました。そんな千間降代はアニメ名探偵コナンの｢集められた名探偵！｣の作中で烏丸蓮耶の洋館である｢黄昏の館｣を訪れ、江戸川コナンや毛利小五郎などの探偵と共に財宝探しを行いました。

ではここからは名探偵コナンシリーズに登場する千間降代の登場シーンや大上祝善を殺害した動機についてご紹介していきます。千間降代は｢集められた名探偵！｣というアニメ名探偵コナンの2時間スペシャルで初登場を飾りました。｢集められた名探偵！｣は2001年に放送されたアニメ名探偵コナンの219話であり、原作漫画だと30巻に収録されています。｢集められた名探偵！｣で毛利小五郎は｢神が見捨てし仔の幻影｣から招待状を貰います。

この時毛利小五郎は200万の小切手も貰い、江戸川コナンと毛利蘭を連れて招待状にあった｢黄昏の館｣へ向いました。｢黄昏の館｣は大富豪の烏丸蓮耶が所有していた洋館であり、かつて麻薬による殺人事件が起こった場所とされていました。そんな｢黄昏の館｣へ向かった毛利小五郎や江戸川コナンは途中で1人の老婆と出会います。その老婆は千間降代という名前の探偵であり、毛利小五郎と同じく｢黄昏の館｣に招待された探偵の1人でした。

千間降代は山の中で車がエンストして動けなくなってしまい、毛利小五郎に｢黄昏の館｣まで連れて行って貰います。この時千間降代は車の中で名推理を披露し、優れた探偵であることが明らかになりました。その後｢黄昏の館｣に到着した千間降代や毛利小五郎達は4人の探偵と出会い、｢黄昏の館｣に探偵が招待されたことを知ります。そして千間降代達は招待主のメイドに食堂へ誘われ、マスクを被った謎の人物が招待の理由を明かします。

マスクを被った謎の人物は｢黄昏の館｣の財宝を探して貰うために探偵を招待したと語り、橋と車を爆破して探偵達の逃げ道を無くしてしまいます。これに探偵達は各自推理を行い、招待主の正体が怪盗キッドだと考えます。しかし自分の料理を食べた美食探偵の大上祝善が突然苦しみだし、死去してしまいます。大上祝善の突然死は青酸カリが原因であり、千間降代は10円玉を利用した酸化還元反応で大上祝善の死を調べ始めるのでした。

大上祝善が毒殺された後、千間降代や江戸川コナン達は落ちてしまった橋を見に行くことにします。この時誰が橋の調査をするか揉めてしまい、江戸川コナンはコインで橋を見に行く人を決めようとしました。江戸川コナンの提案を受けた千間降代は青酸カリを調べた10円玉を使い、自ら橋の調査に乗り出します。しかし千間降代は石原亜紀の車に乗った際、突然爆発してしまいます。これにより千間降代は谷底に落ちてしまいました。

この時千間降代は死亡したものかと思われました。しかし千間降代は生きており、車に乗ったフリをして探偵達の監視を行います。実は千間降代の正体は｢神が見捨てし仔の幻影｣本人であり、とある動機で石上祝善を殺したのでした。その動機とは石上祝善の企みが大きな理由となっていました。千間降代の父・千間恭介は昔、財宝を見るために｢黄昏の館｣を訪れました。しかし千間恭介は烏丸蓮耶の罠に嵌まり、殺されてしまいます。

それを千間降代は20年後に父親の手紙で知り、大上祝善へ相談します。この時大上祝善は手紙に書いてあった財宝の暗号を知り、それの解読に夢中になります。しかし大上祝善は暗号が解けず、探偵を集めることを思い付きます。その際大上祝善は暗号を解いた探偵を同士討ちに見せかけて皆殺しにし、財宝を独り占めしようとしていました。それを知った千間降代は探偵の殺害を止めるため、青酸カリで大上祝善を殺害しました。

しかし千間祝善は江戸川コナンに正体を見抜かれており、探偵達の協力で大上祝善殺害を暴かれます。さらに正体がバレた千間祝善は財宝がただの純金製の掛時計だと知り、大きく落胆してしまいます。その後警察のヘリが｢黄昏の館｣に到着し、千間降代はヘリから飛び降りて自殺しようとします。しかし千間降代は突然現れた怪盗キッドに救出され、本当の財宝の正体が全て黄金で出来た｢黄昏の館｣そのものだと判明するのでした。

ではここからはアニメ名探偵コナンの｢集められた名探偵！｣で千間降代を演じた声優についてご紹介していきます。アニメ名探偵コナンの｢集められた名探偵！｣で千間降代を演じた声優は日本の大御所声優である野沢雅子です。千間降代を演じた野沢雅子とは1936年の10月25日に東京都で生まれた青二プロダクション所属の女性声優であり、｢ドラゴンボールシリーズ｣の主人公である孫悟空役で非常に有名となっています。

元々野沢雅子は子役として芸能界に入り、1950年代に吹き替えとして声優デビューを飾りました。その後野沢雅子は1963年に｢鉄腕アトム｣でテレビアニメデビューを飾り、1968年に鬼太郎を演じたアニメ｢ゲゲゲの鬼太郎｣で初主演を務めました。そして1986年にアニメ｢ドラゴンボール｣で孫悟空を演じ、一躍声優として大ブレイクしました。そんな声優・野沢雅子の演技が影響し、千間降代は｢宇宙一強いお婆さん｣と呼ばれています。

• 1968年のアニメ｢ゲゲゲの鬼太郎｣：鬼太郎役
• 1972年のアニメ｢ど根性ガエル｣：ひろし役
• 1973年のアニメ｢ドラえもん｣：二代目ドラえもん役
• 1973年のアニメ｢ドロロンえん魔くん｣：えん魔くん役
• 1977年のアニメ｢あらいぐまラスカル｣：ラスカル役
• 1978年のアニメ｢銀河鉄道999｣：星野鉄郎役
• 1980年のアニメ｢怪物くん｣：怪物くん役

• 1980年のアニメ｢トム・ソーヤーの冒険｣：トム・ソーヤー役
• 1982年のアニメ｢太陽の子エステバン｣：エステバン役
• 1986年のアニメ｢ドラゴンボールシリーズ｣：孫悟空役、孫悟飯役、孫悟天役、他
• 2001年のアニメ｢ONE PIECE｣：Dr.くれは役
• 2005年のアニメ｢ポケットモンスターアドバンスジェネレーション｣：マサムネ役
• 2008年のアニメ｢墓場鬼太郎｣：鬼太郎役
• 2018年のアニメ｢ゲゲゲの鬼太郎（第6作版）｣：目玉おやじ役

ではここからは名探偵コナンシリーズに登場する千間降代の烏丸蓮耶との関係についてご紹介していきます。名探偵コナンシリーズに登場する烏丸蓮耶とは半世紀前に生きていた故人の大富豪であり、素性・容姿が不明で特徴が鷲鼻と長髪しかありません。半世紀前に烏丸蓮耶は｢烏丸グループ｣という大企業を立ち上げ、作中屈指の財を築きました。しかし烏丸蓮耶は半世紀前に99歳で亡くなり、100歳以上生きたと噂されています。

アニメの作中では｢集められた名探偵！｣で登場し、｢黄昏の館｣のかつての持ち主として描かれました。そんな烏丸蓮耶の正体は｢黒の組織｣のボスで｢あの方｣の張本人であり、ただの大富豪ではありません。烏丸蓮耶の正体は羽田浩司が殺害された際、江戸川コナンが割れた手鏡の｢UMASCARA｣を推理して判明しました。｢黒の組織｣のボスだと判明したことで、烏丸蓮耶は死去しておらず、140年以上生き続けていると考えられています。

名探偵コナンシリーズの本編から40年前、死去寸前の烏丸蓮耶は｢黄昏の館｣の隠された財宝を探すため、大量の考古学者を招待します。しかし｢黄昏の館｣の財宝がなかなか見つからず、烏丸蓮耶は考古学者を見せしめに次々殺害しました。この時千間降代の父・千間恭介も参加しており、烏丸蓮耶に殺されてしまいました。なので千間降代は烏丸蓮耶を父の敵と見ており、純金製の掛時計で父が殺されたことに強いショックを受けました。

名探偵コナンシリーズに登場する千間降代に関する感想では千間降代が好きといった感想が多く寄せられていました。アニメ名探偵コナン｢集められた名探偵！｣の作中で千間降代は大上祝善の計画が動機となり、殺人を起こした殺人犯です。しかし千間降代は他の探偵を守っただけであり、悪人としての一面を一切持っていません。なので千間降代は1つのエピソードにしか登場しないものの、高い人気を博し続けています。

名探偵コナンシリーズに登場する千間降代に関する感想では黒タイツの姿を笑う感想も多く寄せられていました。名探偵コナンシリーズの犯人は正体が判明するまで、全身黒タイツの姿で描かれます。しかし千間降代の黒タイツ姿はどこからどう見ても男性であり、全く千間降代の雰囲気がありません。そのため千間降代の黒タイツ姿は2022年5月現在も名探偵コナンシリーズファンにネタ扱いされています。

名探偵コナンシリーズに登場する千間降代に関する感想では千間降代の声優に驚く感想も多く寄せられていました。アニメ名探偵コナン｢集められた名探偵！｣で千間降代を演じた声優は｢ドラゴンボールシリーズ｣の孫悟空役で知られる大御所声優の野沢雅子です。そんな大御所声優の野沢雅子が千間降代を演じたことは多数のアニメ名探偵コナンの視聴者を驚かせることになりました。

本記事ではアニメ名探偵コナン｢集められた名探偵！｣に登場する千間降代について登場シーンや動機、声優などをご紹介しました。確かに千間降代は大上祝善の陰謀に囚われ、罪を犯してしまいました。しかし千間降代は決して悪人という訳ではなく、大上祝善を殺すことで大量殺人事件を事前に食い止めることが出来ました。なのでもし大上祝善という悪人がいなければ、おそらく千間降代はコナンの頼もしい味方となったことでしょう。