【名探偵コナン】ジェイムズ・ブラックの声優は変更した？変わった理由や後任は？

ジェイムズ・ブラックは『名探偵コナン』の中でも重要な存在であるFBI捜査官であり、アニメでは声優の交代などが話題になりました。ここではジェイムズ・ブラックの声優交代について見ていく前に、アニメ『名探偵コナン』の基本的な情報を見ていきましょう。

『名探偵コナン』は圧倒的な人気を獲得する作品であり、多くのメディアミックスを成功させていることでも知られています。毎年公開する劇場版作品はゴールデンウイークの風物詩ともいわれるほど人気であり、コミックスも100巻を超えるほどの長期連載作品となっています。

『名探偵コナン』は1994年から『週刊少年サンデー』で連載されている漫画であり、青山剛昌原作のミステリー漫画の金字塔となっています。累計発行部数は全世界で2億5000万部を突破していて、テレビアニメもメガヒットを記録するなど日本のアニメ界でも欠かせない作品となっています。『サンデー』史上最長の連載期間で長年看板漫画として知られているメガヒットコンテンツです。

工藤新一は全国に知れ渡った高校生探偵であり、『平成のホームズ』と言われていました。そんなある日、遊園地で見かけた黒ずくめの男たちの取引を目撃したことがバレて、薬を飲まされてしまいます。目が覚めると工藤新一は子供の姿になっていて、新一は『江戸川コナン』として自分の体を幼児化させた組織を追うことを決意します。

ジェイムズ・ブラックのプロフィールを見ていきましょう。ジェイムズ・ブラックは赤井やジョディが所属するFBI捜査官チームのボスであり、シカゴに在住していますがロンドン生まれであることを明かしています。クイーンズ・イングリッシュを話し、そのことが事件のヒントになったこともあります。赤井のことを熱く信頼していて、赤井に関するすべての情報を知っているのはFBIではジェイムズ・ブラックだけと考えられています。

ジェイムズ・ブラックは穏やかな初老の米国人であり、性格は温和で仲間想いなことでも知られています。FBIでは捜査チームを任されていて、肝が据わったキレ者という一面もあります。危険なことでも楽しむような様子を見せていて、『パンダカー事件』ではあえて危険に飛び込みました。

名前の由来も一時期はファンの間でも話題になりました。ジェイムズ・ブラックの名前のモデルになっているのはジェームズ・モリアーティであり、シャーロック・ホームズの天敵として登場するキャラクターです。この名前のために当初は黒の組織の黒幕である『あの方』なのではないかというファンもいました。

ここではジェイムズ・ブラックの声優は変更したと変わった理由なども見ていきましょう。声優は変更したことは当時大きな話題となり、その演技なども注目されました。ベテラン声優であった家弓家正が降板しているので、二代目になった土師孝也には大きなプレッシャーがかかっていました。

ジェイムズ・ブラックの声優が変わった理由を見ていきます。ジェイムズの声優は家弓家正(かゆみいえまさ)が担当し、圧倒的な評価を獲得しました。家弓家正は2014年の秋に80歳で亡くなってしまったので、新たな声優が劇場版第20作目「純黒の悪夢(ナイトメア)」で起用されました。二代目に起用されたのは土師孝也であり、それまでも何度か『名探偵コナン』に声優として参加していました。

ジェイムズ・ブラックの初代声優は家弓家正です。家弓家正は低音ボイスに定評のある大ベテラン声優であり、ジェイムズ・ブラックの初代声優としてファンにも好評を博したことでも知られています。

ここでは家弓家正のプロフィールを見ていきましょう。家弓家正(かゆみいえまさ)は1933年10月31日湯稀の声優であり、俳優としても活躍しました。生前は81プロデュースに所属しましたが、2014年に病気のため東京都内の病院で死去したと伝えられました。アニメ創成期から声優として活動した大ベテラン声優として多くの出演作品があっただけに、その死を惜しむ声が数多く上がりました。

家弓家正の主な出演作品や演じたキャラを紹介していきます。洋画吹き替え声優としてフランク・シナトラやドナルド・サザーランドの専属声優として活躍し、1963年に『鉄腕アトム』でアニメ声優としてデビューします。その後も『氷河戦士ガイスラッガー』のババル・ベム・インベム皇帝や『未来少年コナンのレプカなどで人気を博します。

近年の出演作品に『ONE PIECE』のネフェルタリ・コブラや『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のお父様などがあり、アニメファンにも絶賛されました。アニメ声優としての遺作は『スペース☆ダンディ』のデュラン博士となっています。

ここではジェイムズ・ブラックの二代目声優の土師孝也について見ていきましょう。家弓家正の死後にいくつか土師孝也がキャラクターを受け継いでいます。土師孝也は他にも『GUILTY GEARシリーズ』のスレイヤーを家弓から引き継いでいます。

土師孝也(はしたかや)は1952年9月8日生まれの俳優であり声優や演出家などその活動は多岐にわたります。アプトプロに所属し、アプトプロ付属養成所代表取締役社長を務めるなど後進の育成も積極的に行っています。洋画の吹き替えを得意としていて、『ハリーポッター』シリーズなどで活躍していました。

土師孝也の主な出演作品や演じたキャラを紹介します。土師は1983年の『銀河疾風サスライガー』で声優デビューを果たし、『剣勇伝説YAIBA』の柳生十兵衛三厳で知名度を上げました。その後も『美少女戦士セーラームーンS』や『地獄先生ぬ〜べ〜』など人気出演します。近年の出演作に『されど罪人は竜と踊る』のモルディーン・オージェス・ギュネイや『宇宙戦艦ティラミス』のヴェンチュリー・ルロワがあります。

ここではジェイムズ・ブラックの登場回の名シーンを見ていきましょう。ジェイムズ・ブラックは怪しいキャラクターとして登場し、その正体はFBIの捜査官というコナンにとっては心強い存在でした。すでに劇場版にも登場しているので多くのファンに注目されています。

ジェイムズ・ブラックの登場回の名シーン①は『32巻』です。32巻の「ライオンの落し物」でジェイムズ・ブラックの初登場が描かれていて、コナンと出会ったジェイムズ・ブラックが人違いで誘拐されるという展開が描かれました。その際には切れ者であることが描かれ、コナンを試すような行動を取っていました。

ジェイムズ・ブラックの登場回の名シーン②は『49巻』です。49巻では黒の組織との直接対決でジェイムズとコナンが再会しています。以前は怪しい人物として考えていたコナンですが、FBI捜査官であったことで納得したような表情を見せていました。

ジェイムズ・ブラックの登場回の名シーン③は『58巻』です。原作58巻では赤井の指のコーティングに気づいてしまう名シーンが描かれています。これは赤井秀一が復活する『緋色の帰還』シリーズにつながる名シーンとして注目のシーンになっています。

ジェイムズ・ブラックの登場回の名シーン④は『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』です。ルパン三世とのコラボ映画でもFBIが登場していて、峰不二子の写真を撮って喜ぶ珍しいシーンも多くのファンに好評を博しています。

ジェイムズ・ブラックの登場回の名シーン⑤は『純黒の悪夢』です。劇場版20作である『純黒の悪夢』では声優が交代して初めての登場となり、黒の組織との対決でコナンと協力している姿が描かれています。この作品は土師孝也がはじめと登場したエピソードとしてファンにも注目されました。

ジェイムズ・ブラック以外に声優が変わったキャラを見てきましょう。『名探偵コナン』はアニメが長年続いているためにキャラクターの声優が変更されているキャラクターが何人かいます。特に話題になったのは毛利小五郎ですが、そのほかにも重要キャラクターたちの声が変わっています。

ジェイムズ・ブラック以外に声優が変わったキャラ①は『毛利小五郎』です。一番衝撃的と言われるのは主要キャラの『毛利小五郎』の声優交代です。元の声優の神谷明が2009年に突如として降板を発表して、小山力也に変更されました。この原因は『制作側とのトラブル』と言われていて、ファンにはどうしようもない理由での降板に賛否が分かれたことでも知られています。

ジェイムズ・ブラック以外に声優が変わったキャラ②は『白鳥任三郎』です。人気キャラクターの白鳥も一度声優が代わっています。初代の声優である塩沢兼人が2000年に脳挫傷で亡くなったことで井上和彦が二代目の声優に起用されました。特徴的な声であったために交代が発表された時にはファンからも落胆の声が上がりました。

ジェイムズ・ブラック以外に声優が変わったキャラ③は『宮野エレーナ』です。灰原哀の母親として回想シーンで登場している宮野エレーナも声優が代わっています。鈴木弘子が起用されていましたが、現在は灰原哀の声優である林原めぐみが演じていて、降板理由などは明かされていません。

ジェイムズ・ブラック以外に声優が変わったキャラ④は『遠山銀司郎』です。和葉の父親・遠山銀司郎も声優が交代してます。遠山銀司郎の初代声優は佐古正人でしたが、2000年に降板していて2003年に亡くなりました。さらに2代目声優となった小川真司も2015年に亡くなってしまい、遠山銀司郎の3代目声優は現在、てらそままさきが担当しています。

ここでは『名探偵コナン』のジェイムズ・ブラックの声優に関する感想や評価などを紹介していきましょう。ジェイムズ・ブラックの声優の交代は大きな話題になっていて、初代の家弓家正や二代目の土師孝也の演技などにも絶賛の声が集まっています。そのため『名探偵コナン』のジェイムズ・ブラックの声優に関する感想や評価は数多く集まっています。

声優交代は話題になっています。ネット上には『そういえばジェイムズ・ブラックが家弓さんから土師さんになってたけどあんまり違和感なくてビックリしたな』という声や『家弓さんによる最後のジェイムズ・ブラックなんだよな。 二代目ジェイムズさんの土師さんは家弓さんにかなり寄せている』という声、『コナンのジェイムズ・ブラック声優違うなーと思ったら家弓さん2014年に亡くなっていたのか』という声が挙がっています。

家弓家正は人気の高い声優であり、圧倒的な人気を獲得していました。ネット上には『ジェイムズ・ブラックの声 家弓さんのほうがいい』という声や『コナンのジェイムズ・ブラック(初代)さんだよ！めっちゃいい声だよ！』という声、『今日やってるのはジェイムズ・ブラックの声がまだ家弓さんじゃあないか！ やっぱり家弓さんボイスいいぞぉ』という声が挙がっています。

交代した声優である土師孝也も好評を博しています。ネット上には『名探偵コナンのジェイムズ・ブラック役の2代目声優が土師孝也さんなの、なんとも言えない感覚よ。』という声や『ジェイムズ・ブラックさんの声がまさかの土師孝也さんなってて、ビックリやし、無茶苦茶カッコよかった』という声、『二代目ジェイムズ・ブラックが土師さんでよかった』という声が挙がっています。

今回は『名探偵コナン』のジェイムズ・ブラックの声優について声優は変更したということや変わった理由、登場回の名シーン、ジェイムズ・ブラック以外に声優が変わったキャラ、ネット上の感想などを紹介してきました。ジェイムズ・ブラックの声優を担当した家弓家正や土師孝也などにも注目して、ミステリー漫画『名探偵コナン』をお楽しみください。