【名探偵コナン】レイ・カーティスはコナンが憧れるサッカー選手！登場シーンは？　

青山剛昌による推理漫画「名探偵コナン」。この記事では名探偵コナンに登場するサッカー選手のレイ・カーティスを特集していきますが、まずは名探偵コナンの作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

名探偵コナンは、青山剛昌による推理漫画で、週刊少年サンデーにて1994年より連載中の作品です。30年あまりにわたる原作漫画連載は通算1000話を超え、少年サンデーにおける連載最長記録となっています。また、単行本は101巻まで刊行され、2018年11月現在の世界累計発行部数は実に2億3千万部に及んでいます。

名探偵コナンのメディア展開としては、テレビアニメをはじめ劇場版アニメ、ゲーム、小説、舞台作品など多岐にわたっています。とりわけテレビアニメについては、1996年1月8日より日本テレビ系列にて放送されており、今年27年目に突入しています。また、劇場版アニメは1997年より毎年4月に新作が公開されるなど、名探偵コナンはいまや名実ともに国民的人気作品となっています。

推理作家の父と元女優の母の間に生まれた高校生探偵の工藤新一。シャーロックホームズに憧れる新一は、優れた推理力と鋭い洞察力により警察の捜査にも一役買っていました。ある日新一は、遊園地で羽を伸ばした帰りに黒の組織の取引き現場に遭遇します。構成員に捕まり謎の薬を飲まされると、新一の体は縮小し子供くらいの大きさになってしまいます。以降、新一は小学生探偵江戸川コナンとして黒の組織と対決していきます。

ここからは、この記事のメインテーマであるレイ・カーティスの話題に移っていきます。レイ・カーティスというキャラはあまり一般的でないかも知れません。原作漫画やテレビアニメではたった1話にしか登場しないからです。しかし、名探偵コナンを語る上では外すことのできないキャラと言われています。まずはレイ・カーティスのプロフィールを紹介します。

名探偵コナンの原作漫画第29巻に登場するレイ・カーティスは、アメリカ合衆国で活躍する37歳のプロサッカー選手です。ポジションはゴールキーパーで、かつては「ヨーロッパの鉄の砦」と称されるほど堅い守りを誇っていました。

亡くなった妻が日本人だったことで日本を第2の故郷と語るプロサッカー選手のレイ・カーティス。最初はミッドフィルダーでしたが、アメリカ代表として出場したワールドカップで転機を迎えます。

ゴールキーパーがケガと退場で2人とも戦線離脱したためゴールキーパーを務めることになったのですが、見事な活躍によりチームに準優勝をもたらしました。その後は、ミッドフィルダーからゴールキーパーにポジション替えし、セリエAなど強豪チームでも活躍しました。

ここからは名探偵コナンでのレイ・カーティスの唯一の登場回「大阪“3つのK”事件」のあらすじやコナンが放った名言について解説していきますが、まず”3つのK”という言葉を説明しておきましょう。

3つのKとは、レイ・カーティスのサッカーでのポジション、ゴールキーパー（GoalKeeper）のKと、メジャーリーガーのマイク・ノーウッドにちななんで三振を表す記号のK、そしてレストランオーナーで元プロボクサーのリカルド・バレイラにちなんでノックアウト（knock out）のKを指しています。

大阪の「ホテルKスリー」内にあるレストランでオープニングセレモニーが開催されます。このレストランは、アメリカの著名なスポーツ選手、サッカーのレイ・カーティスとボクシングのリカルド・バレイラ、そして野球のマイク・ノーウッドの3人がオーナーとなっています。そして、このセレモニーにレイ・カーティスの熱烈なファンのコナンも出かけます。

パーティーでレイが司会者の質問に答えている時、新聞記者のエド・マッケイが話を遮り暴言を吐き、祝福ムードに水を差してしまいます。その後、レイたちオーナー3人が窓に”K”の字を映すパフォーマンスをすることになります。ところが、窓に”K”の文字が映し出された瞬間、凄まじい銃声が鳴り響くと窓ガラスが音圧で割れてしまいました。銃声のあった部屋では、その後エドの射殺体が発見されました。

新聞記者エド・マッケイの辛辣な暴言のせいでパーティーはすっかり白けてしまいます。その後、レイたちオーナーへの質問タイムが設けられますが、誰ひとり質問する者は現れません。そんな空気を吹き飛ばすかのように毛利蘭が元気よく手を挙げます。そしてステージに上がると、何とレイ・カーティスにサインをお願いしたのです。

司会者はこのパーティではサインが禁止されている旨を説明し、やんわりと蘭の要求を拒否します。そんな司会者を遮るように、レイ・カーティスが蘭の前に歩み寄りました。自身のユニフォームにサインをすると、「パーティーに明るさを取り戻してくれたレディに」と言って彼女に手渡しました。

最後にレイ・カーティスへのコナンの名言を紹介します。殺人事件の捜査が始まりました。平次は、レイ・カーティスが犯人と推理します。レイの大ファンであるコナンはその推理を認めたくありません。冷静さを欠くコナンはレイの無実を証明しようと躍起になります。ところが出てくる証拠はレイの犯行を裏付けるものばかり。平次は「不可能なことを取り除いたのもが真実」というコナンの言葉を持ち出し再考を求めます。

悩んだ末にコナンはレイ・カーティスに推理結果を説明した上で、上記の名言を放ちレイに自首を迫ります。コナンの説得に応じたレイ・カーティスは、「私はフィールドにいるべき人間じゃない。（中略）退場するよ」と自首を決断するに至ります。

ここからは、アニメ「名探偵コナン」でレイ・カーティスの声を演じた声優を紹介します。その声優とは、アメリカ合衆国生まれで現在は日本で活躍するチャールズ・グラバーです。

声優をはじめ俳優、ナレーター、ラジオパーソナリティ、写真家と幅広く活躍するグラバーは、1962年7月20日アメリカ・ニューメキシコ州に生まれました。高校時代には地元のラジオ放送局でDJを務めるなど才能を発揮します。

大学の美術学科を卒業したグラバーは、ニューヨーク大学の大学院俳優科に進学、演劇の研究により修士号を取得します。大学院卒業後はアメリカ政府の平和部隊に所属したり、オセアニア諸島ミクロネシアでの英語教師などの仕事を経験しまあいた。その後、芸能事務所オフィスキイワードに所属し、俳優や声優の活動を開始しました。

次に、アニメ「名探偵コナン」でレイ・カーティスを演じたチャールズ・グラバーの主な出演作品をジャンル別に紹介します。

テレビアニメ

• MAJOR 6th season（ラジオ実況）
• C（IMF専務理事）

• シン・ゴジラ（ランシング）
• 帝一の國（氷室ローランド父）
• テンペスト3D（ベッテルハイム）
• バンクーバーの朝日（トーム）

テレビドラマ

• NHK連続テレビ小説・マッサン（ジョーンズ大使）
• 同上・女はそれを許せない（ジム・ケイナー）
• NHK大河ドラマ・八重の桜（ヘンリー・ヒュースケン）
• 同上・青天を衝け（タウンゼント・ハリス）
• 負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜（ジョン・フォスター・ダレス）
• 総理の密使（ジョンソン大統領）
• テンペスト（ベッテルハイム）
• 不毛地帯（リーガン石油会社会長）
• 執事西園寺の名推理（エディ・アルフォード）

ここまで名探偵コナンのレイ・カーティス特集をお届けしてきましたが、最後にレイ・カーティスに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するレイ・カーティスに関する感想・評価は、レイ・カーティスが絶対に許せないというツイートからです。投稿者はおそらく熱烈なコナンのファンなのでしょう。レイがコナンを追い詰めたことが許せない理由だとのことです。

続いて紹介する感想・評価は、コナンの中で特に印象に残る犯人キャラとしてレイ・カーティスを挙げているツイートからです。沈着冷静なコナンの心をあそこまで搔き乱すキャラは他に例がないということでしょうか？

最後に紹介する感想・評価は、レイ・カーティスの登場回が割と好きという方のツイートからです。ただし、コナンとの経緯から観ると切なくなるそうです。

ここまで「レイ・カーティスはコナンが憧れるサッカー選手！」と題して、レイ・カーティス登場回のあらすじやコナンが残した名言、そしてアニメでレイ・カーティスを演じた声優の情報などをまとめてお届けしました。いかがでしたでしょうか？

「ヨーロッパの鉄の砦」との異名を持つ稀代のゴールキーパー、レイ・カーティス。江戸川コナン憧れのサッカー選手です。そんな大選手が殺人事件を起こし、最後はコナンの名言に促されて自首を決意します。レイ・カーティスの登場回は名探偵コナンの中でも人気のあるエピソードですが、Twitterの感想にもあるように切なさの残るエピソードと言えるのかも知れません。