【さんかく窓の外側は夜】先生の正体は康介の父親?家を出た理由や康介との関係は?

「さんかく窓の外側は夜」の謎の人物「先生」の正体をネタバレ解説します!ヤマシタトモコによるミステリー・ホラー漫画「さんかく窓の外側は夜」。単行本の売上はすでに170万部を超え、テレビアニメ化や岡田将生と志尊淳主演による実写版映画も制作されています。この記事では、主人公・冷川理人の相棒・三角康介の父親と噂される「先生」に焦点を当て、彼の能力や名前の謎などについて詳しく解説します。

【さんかく窓の外側は夜】先生の正体は康介の父親?家を出た理由や康介との関係は?のイメージ

目次

  1. さんかく窓の外側は夜の先生の正体は康介の父親?
  2. さんかく窓の外側は夜の先生の能力や強さ
  3. さんかく窓の外側は夜の漫画の結末をネタバレ
  4. さんかく窓の外側は夜の先生に関する感想や評価
  5. さんかく窓の外側は夜の先生の正体まとめ

さんかく窓の外側は夜の先生の正体は康介の父親?

さんかく窓の外側は夜の作品情報

ヤマシタトモコによるミステリー・ホラー漫画「さんかく窓の外側は夜」。この記事では、さんかく窓の外側は夜に登場する怪しい人物「先生」について特集していきますが、まずは作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

さんかく窓の外側は夜の概要

「さんかく窓の外側は夜」は、ヤマシタトモコによるミステリー・ホラー漫画で、株式会社リブレが発行する月刊漫画雑誌「MAGAZINE BE×BOY」にて2013年から2021年まで連載されました。単行本は全10巻刊行され、累計発行部数は170万部を超えています(2021年3月現在)。また、2021年にはテレビアニメ化され、TOKYO MXほかにて放送されました(全12話)。

さんかく窓の外側は夜のあらすじ

鑑定業を営む除霊師の冷川理人は、偶然立ち寄った書店で店員の三角康介と知り合います。普通の青年に見える康介ですが、彼には特殊能力が備わっており霊を見ることができます。除霊師としての素質を見て取った冷川は、さっそく康介を助手として雇います。さまざまな依頼を受けて除霊に勤しむ2人。ある時、変わった依頼が舞い込みます。それは1年前に起きた殺人事件を追う刑事・半澤からの依頼でした。

先生の正体は康介の父親?

ここからは、この記事のメインテーマである「さんかく窓の外側は夜」の先生の話題に移っていきます。怪しい雰囲気の漂う先生の正体とは、いったい誰なのでしょうか?

新興宗教の代表者であり、呪い屋の非浦英莉可や彼女の付き人・逆木から「先生」と呼ばれている謎の人物。彼こそは三角康介の父親だったのです。先生は妻と幼い息子・康介を捨てて失踪し、後に人々の前に現れた時には宗教法人「掌光の教え」の2代目教祖となっていました。

康介の母親

続いて、「さんかく窓の外側は夜」の先生の妻、すなわち康介の母親について解説しておきます。康介の母親は、勤務先の会社の庭園で先生と出会います。やがて恋に落ちた2人は同棲を始め、康介が産まれました。

花の画像

先生が康介の母親に惹かれたのは彼女のある能力が影響しています。先生には康介同様に霊視能力があり、その能力に悩まされ続けてきました。ところが、康介の母親と一緒にいると汚いものが浄化されるように目の前から霊が消えていきました。

康介の母親には霊視能力こそなかったのですが、周囲を浄化する能力を持っていました。ところがある日のこと、先生と康介が2人でいるところに母親がやってきて「空気が淀んでいる」と呟きました。その言葉を聞いた先生は、霊を浄化する妻の能力は1人にしか効かないことを理解します。

先生の名前は三角ではなかった

ここまで、「先生」とか「康介の父親」と表現しているように、この人物の名前は公表されていません。それは、先生が人から呪われるのを恐れて名前を伏せているからなのです。その恐れ方は尋常ではなく、周りの人間に自分の名前や存在を忘れてしまう呪いをかけているくらいです。

それでも先生の名前が気になるところですが、「さんかく窓の外側は夜」作中には出てきません。康介の名前から名字は「三角(みかど)」ではと思いがちですが、実はそれも違っています。三角は康介の母親の旧姓なのです。独身時代に会社の同僚から「三角」と呼ばれる母親の描写が出てきます。

先生と康介の母親は恋に落ち結ばれるのですが、先生の実家の問題から入籍・結婚が延期された描写があります。あるいは、2人は入籍をせず内縁関係だったのかも知れません。入籍していなければ、母親の姓は今も三角のままでしょう。

先生が家を出た理由

先生が康介と母親の前から姿を消したのには、已むに已まれぬ理由がありました。それは、自分たち一家に忍び寄ってくる「悪いもの」から息子の康介を守るためでした。康介の母親には周囲の悪い霊を浄化する能力を持っていたのですが、その能力が及ぶのは1人だけでした。つまり、康介を「悪いもの」から守るには先生がいなくなるしか方法がなかったのです。

ところが暫くすると、先生は康介の母親、すなわち妻の元を去ったことを後悔し始めます。そして事もあろうに、康介を手にかけておけばよかったとさえ思うようになりました。先生のとって息子の康介は、愛する女性を奪い取った敵となってしまったのです。

TVアニメ「さんかく窓の外側は夜」公式サイト

さんかく窓の外側は夜の先生の能力や強さ

先生の人を呪う能力

ここからは、「さんかく窓の外側は夜」の先生の能力や強さをネタバレで考察していきます。康介の父親である先生にはどのような能力が備わっていたのでしょうか?

先生は、主人公の冷川理人や康介同様に霊感が強く、霊を見ることができます。ただ2人との違いは、人を呪う能力を持っていることです。彼を先生と慕う非浦英莉可と同じく「呪い屋」稼業をしています。

冷川や康介が除霊の依頼を受けて仕事をするように、先生は呪いの依頼を受けて多額の報酬を得てます。この呪いの能力を活用して、ついに宗教団体「掌光の教え」トップの座に昇りつめました。

先生の強さを冷川や非浦と比較

次に、先生の強さを同じく霊能力者である冷川や非浦と比較してみましょう。冷川も認めているように、彼らでは太刀打ちできないほど先生の強さは別格のようです。

先生と冷川・非浦との能力の差は、人への憎しみの強さの違いにあると考えられます。人の憎しみのエネルギーを効率よく取り込めるシステムを作り、積極的に吸収してきた先生。それに対して冷川は人にかけられた呪いを除去し自分の中に取り込みますが、エネルギー量が圧倒的に少ないのです。

また、非浦と先生を比較すると、非浦が死者を介して魔術を行うネクロマンサーであるのに対し、先生は呪い殺された人間を利用します。普通に死んだ人間よりも呪い殺された人間の方が負のエネルギー量が圧倒的に多いため、自ずと得られる力にも格段の差が生じてしまうようです。

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さんかく窓の外側は夜の漫画の結末をネタバレ

ネタバレ①康介と先生の最後

ここからは、「さんかく窓の外側は夜」の結末についてネタバレ解説していきます。康介と彼の父親・先生の最後は、どのようになったのでしょうか?

康介と英莉可たちは、先生の呪いにかかった冷川を助けるために先生宅にやって来ます。襲いかかってくる先生に対して、康介は「お前とは血がつながっているだけだ」と言い放ちます。さらに、お前が母親にすべてを打ち明けていれば母親の心が壊れてしまうことはなかったと言って責めました。

お前を壊して治すと言うと、康介は先生の腕をつかみ先生の中の呪いを除去し始めます。先生は魂を抜かれたように茫然自失状態となります。先生は呪いにより大勢の人を殺してきましたが、殺人を立証する手立てはありません。結局、先生は宗教法人の脱税容疑という別件で警察に逮捕されました。

ネタバレ②冷川を助けるために先生と対決

先生の呪いで少年の姿にされ閉じ込められた冷川。彼を助けるため、さらには母親と自分を捨てた父親としての先生への憎しみも込めて康介は先生と対決しました。

康介が先生の力を奪ったことで結界が崩壊し、非浦の力が中に届くようになります。康介は、冷川を救い出すため逆木の手を借りて非浦が作り出したドロドロの中に入ります。

ネタバレ③冷川理人は先生の「呪いの発電所」?

先生により呪いの部屋に閉じ込められていた冷川理人ですが、彼は「呪いの発電所」として利用されようとしていました。冷川の元に辿り着いた康介ですが、冷川の救出は彼の中の呪いや憎しみのエネルギーが阻んでいます。そこで、康介は冷川の呪いを解くため彼の呪いや憎しみについて丁寧に説明します。

冷川は涙を流しながら呪いの部屋から出たいと自分の意思で主張します。すると、冷川が閉じ込められていた呪いの部屋は、先生の家の部屋に変わりました。こうして冷川は現実世界に戻ることができたのです。

ネタバレ④康介のその後

「さんかく窓の外側は夜」の結末解説の最後は、康介のその後になります。冷川が現実世界に戻った後、康介は冷川との間に交わした契約書を破り捨てます。それから冷川の事務所に出向いた康介は、冷川との間に契約書は不要だと告げました。こうして康介と冷川による除霊業務は再開することができました。

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さんかく窓の外側は夜の先生に関する感想や評価

ここまで「さんかく窓の外側は夜」の先生特集をお届けしてきましたが、最後に「先生」に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する「さんかく窓の外側は夜」の先生に関する感想・評価は、先生が怖すぎるというツイートからです。見ただけで人を殺してしまうオーラを放つ先生は、現実にいたら怖すぎるかも知れません。

続いて紹介する「さんかく窓の外側は夜」の先生に関する感想・評価は、先生と主人公・冷川との共通点と違いを指摘するツイートからです。共通点は、憎しみのエネルギーがなければ世の中とのつながりを感じられない点で、違いは救いの手を差し伸べてくれる人がいるかいないかということでした。

最後に紹介する「さんかく窓の外側は夜」の先生に関する感想・評価は、過去の回想シーンに涙ぐんだという方のツイートからです。実の息子である康介を殺したいほど憎んでいる先生の持つ悲しさを感じたのでしょうか?

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さんかく窓の外側は夜の先生の正体まとめ

ここまで「さんかく窓の外側は夜の先生の正体は康介の父親?」と題して、謎の人物「先生」にスポットを当て、彼が三角家を出た理由や康介との関係についてネタバレ解説してきました。いかがでしたでしょうか?

「さんかく窓の外側は夜」に登場する怪しい人物「先生」の正体は、三角康介の実の父親でした。名前も明かさない先生ですが、彼の姓が「三角」ではないことが判明しました。康介の母親とは大恋愛の末に結ばれた先生ですが、彼女と息子を捨てて家を出た理由は愛する彼女を守るためでした。

人に呪いをかける能力を持つ先生。憎しみという人々の負のエネルギーによりその力は強大化していきます。そして、最後は自分自身をも変えてしまいました。愛する妻を守るため家を出たのですが、息子を殺せばよかったと悪魔の心が芽生えてしまいます。作品では描かれていませんが、息子・康介との再会で先生は変わることができたのでしょうか?

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