【BLEACH】零番隊は全員死亡して全滅？小説版で復活？メンバーのその後をネタバレ

『BLEACH(ブリーチ)』の千年血戦篇では、十三隊全軍以上の総力があるとされる零番隊が登場しています。そのメンバーは兵主部一兵衛、麒麟寺天示郎、曳舟桐生、二枚屋王悦、修多羅千手丸と全部で5人いました。ここからは、そんな零番隊のメンバーの全滅・死亡シーン、その後どうなったのかについてまとめていきます。それではまず、『BLEACH』の作品情報からご覧ください。

『BLEACH(ブリーチ)』とは、久保帯人による学園・バトル漫画です。週刊少年ジャンプにて2001年8月7日から2016年8月22日まで連載された作品で、2022年時点で全74巻(全698話)が刊行されています。作中では家族を護るために悪霊・虚を退治する主人公・黒崎一護の活躍が描かれており、敵対勢力とのバトル中心の物語が展開されていました。

ここでは『BLEACH(ブリーチ)』のあらすじを簡単にまとめていきます。主人公は霊感が人一倍強い高校生・黒崎一護です。当初は死神や悪霊の存在を信じていなかった一護でしたが、ある日死神・朽木ルキアや人の魂を喰らう悪霊・虚と出会ってから死神や悪霊の存在を信じざるを得なくなりました。さらに、虚との戦いにより、朽木ルキアが死神としての力を失ってそれを一護が引き継いだため、ルキアの代わりに一護が死神となります。

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する零番隊とは、霊王と彼が住む霊王宮を守護する部隊のことです。正式名称は「王属特務」。護廷十三隊とは別組織となっており、総力は十三隊全軍以上とも言われています。そして、零番隊へと入隊するには、天国・極楽・浄土と呼ばれる世界「尸魂界」において歴史に残る大きな功績をあげなければなりません。また、十三隊の隊長格から昇進する形で入隊することもあります。

零番隊が初登場するのは『BLEACH』の最終章である千年血戦篇ですが、実は零番隊は「大虚と戦うのは零番隊の管轄」というセリフをルキアが放っているなど前々から存在自体は分かっていました。登場後はエリート部隊ということで多大な期待を寄せられていた零番隊ですが、結局活躍する機会が少なかったため、読者からは「無能」や「雑魚」などと非難する声も少なからずありました。

実は、そんな零番隊には隊士がいない代わりに神兵が存在しています。神兵とは、王属直属の雑兵のことです。そして、神兵を指揮することができる部隊が零番隊となっています。この神兵については『BLEACH』の本編で8名が登場したのみで、それ以外に何名の隊員がいるのか詳しいことは分かっていませんが、髪を刀に変化させてそれを武器として戦うなど変わった戦闘スタイルをしていました。

零番隊の指揮の元行動する神兵ですが、通常の神兵とは異なり巨大な姿をした「霊王の盾」と呼ばれる二級神兵が存在しています。神兵と同様に二級神兵についても詳しいことは分かっていません。見た目が巨大なため強そうな印象を抱きますが、『BLEACH』の千年血戦篇にて登場した時にはダ・パルンカジャスの能力によってあっさりと踏みつぶされるなど、その見た目に反してあまり活躍することがありませんでした。

『BLEACH』の千年血戦篇にて初登場を果たした零番隊ですが、その後零番隊のメンバーはどのような活躍をしたのか？ここからは、千年血戦篇における零番隊の活躍を見ていきましょう。まず、零番隊は千年血戦篇のクライマックスシーンにてようやく姿を現しています。

ユーハバッハが霊王宮に乗り込んできたシーンです。そして、霊王宮に住む霊王を守護していたのが零番隊でした。こうして、ユーハバッハと零番隊との戦闘となり、零番隊のメンバーはそれぞれの能力を発揮しています。やはり、エリート部隊なだけあってこれまでに本編に登場したキャラにはない、斬新で強力な斬魄刀の能力や必殺技を繰り出していました。

特にユーハバッハと零番隊のメンバーである兵主部一兵衛との決戦が見どころです。圧倒的に有利な戦いを展開していたユーハバッハでしたが、そんな彼を相手に兵主部一兵衛が善戦。そのため、途方もないスケールの能力の応酬が繰り出されており、一時的にではあるものの兵主部一兵衛がそのままユーハバッハを倒すのではないかと考えられるほどでした。

霊王宮に乗り込んできたユーハバッハを相手にした零番隊ですが、結局はユーハバッハの圧倒的な強さに敵わず全滅してしまいます。先にお伝えした通り読者から「無能」「雑魚」などと呼ばれるようになったのは、おそらく満を持して登場したもののすぐに全滅したことがその理由となっているのでしょう。そして、零番隊が全滅したことにより、ユーハバッハは黒崎一護たちが倒すこととなっています。

『BLEACH』の本編にて全滅した零番隊は、その後どうなったのか明らかになっていませんでした。しかし、小説版『BLEACH』にて全滅した零番隊のメンバー全員が生存していたことが確認されています。どうやら、零番隊のメンバーは体を粉々にされて死亡したものの、完全に死亡していたわけでなかったようです。

黒崎一護たちは零番隊のメンバー全員が全滅した後にその場に駆け付けており、そのタイミングで兵主部一兵衛が一護に「名前を呼んで欲しい」と話しかけています。それによって兵主部一兵衛は復活し、その後兵主部一兵衛が零番隊のメンバーの名前を次々と呼んでいった結果、メンバー全員が復活する運びとなりました。ちなみに、この全滅から復活する流れは小説版『BLEACH』のみでしか描かれていません。

零番隊のメンバーである兵主部一兵衛は、未知数の“叡知”を有する死神です。周囲からは和尚と呼ばれており、二つ名の「まなこ(真名呼)」とは、「真の名を呼ぶ」という意味を持っています。彼はユーハバッハ相手に戦った結果、身体をバラバラにされて死亡したものの、その後一護の意識に呼び掛けて名前を呼んでもらったことで復活しました。

零番隊のメンバーである麒麟寺天示郎は、圧倒的なスピードを誇る砕峰の背後をあっさりと取るほどの動きを見せていました。

しかし、作中の戦闘ではあまり活躍できず、唯一活躍シーンを見ることができるのは温泉を使用して帝国の兵を一掃した時のみです。その後、毒に侵された王悦の血液を入れ替えた後に倒されています。そして、零番隊の全滅と共に死亡した麒麟寺は、その後小説「Cant Fear Your Own World」にて、一兵衛が名前を呼んだことで復活を果たしているようです。

零番隊のメンバーである曳舟桐生は、義魂の神髄を込めた料理を作りだすことができる人物です。作中では恋次の霊圧自体を強化して信じられないほどの強さを身に付けさせています。

さらに産褥と呼ばれる命の樹を産み出し、その効果で敵の霊圧による攻撃を吸収していった結果、巨大な産褥を作り出して滅却師たちを閉じ込めました。そして、零番隊の全滅と共に死亡した桐生もまた、その後小説「Cant Fear Your Own World」にて、一兵衛が名前を呼んだことで復活を果たしているようです。

零番隊のメンバーである二枚屋王悦は、 ユーハバッハの親衛隊との戦いにて鞘伏という刀を使い戦っています。そして、彼はユーハバッハの親衛隊をほとんど一人で全滅させ、さらにペルニダやジェラルドを一撃で倒すなど圧倒的な強さを見せつけていました。

しかし、ユーハバッハの聖別で復活したリジェ・バロに不意を突かれて倒されてしまいます。そして、零番隊の全滅と共に死亡した王悦もまた、その後小説「Cant Fear Your Own World」にて、一兵衛が名前を呼んだことで復活を果たしているようです。

零番隊のメンバーである修多羅千手丸は、主に景色と同化した暖簾を使って味方のサポートをおこなっています。具体的に言うと、自分自身の偽物を作り出したりするほか、暖簾に味方を潜り込ませたり、空間を作り出して偽の建物を作り出したりしていました。

さらに、罠を生み出してニャンゾルを串刺しにして倒しています。そして、零番隊の全滅と共に死亡した千手丸もまた、その後小説「Cant Fear Your Own World」にて、一兵衛が名前を呼んだことで復活を果たしているようです。

ユーハバッハとの戦闘により全滅してしまった零番隊ですが、果たしてそのメンバーの強さはどの程度なのでしょうか？ここからは、メンバーの強さを測るため、「零番隊のメンバーの強さや能力ランキングTOP5」と題して各々のメンバーの強さをランキング形式で紹介していきます。

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する零番隊のメンバーの強さや能力ランキングTOP5位には、零番隊第二官・南方神将である曳舟桐生(ひきふねきりお)がランクインしました。霊王からは零番隊離殿の一つ「臥豚殿」を賜っています。二つ名は「穀王(こくおう)」。

護廷十三隊の元十二番隊隊長で、零番隊には110年前に仮の魂「義魂」の概念とそれを体内に取り組む技術を生み出した功績により零番隊へ昇進しています。斬魄刀は巨大なしゃもじで、使用する技は身体から樹木を生み出して相手を閉じ込める「命の鏡」がありました。

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する零番隊のメンバーの強さや能力ランキングTOP4位には、第四官・北方神将である修多羅千手丸(あしゅらせんじゅまる)がランクインしました。修多羅千手丸はどのような経緯で零番隊に入隊することになったのかは作中で明かされていません。性別も不明です。

ただ、一護が霊王宮に言った際に死覇装を寸法して作成していたことと、涅マユリとは知り合いでマユリの研究室を「妾の居った頃」と表現していたことから、技術開発局のメンバーとして活動していた頃に死覇装を創り出した功績により零番隊へ昇進したのだと考えられます。二つ名は「大織守(おおおりがみ)」。ちなみに、ユーハバッハのことを「久しいのう」と言っているため、過去にユーハバッハと接触していたことが窺えます。

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する零番隊のメンバーの強さや能力ランキングTOP3位には、第三官・西方神将である二枚屋王悦(にまいやおうえつ)がランクインしました。霊王からは零番隊離殿の一つ「鳳凰殿」を賜っています。二つ名は「刀神」。

サングラスにアフロでモヒカンといった軽薄そうな見た目に反して、実は尸魂界において斬魄刀の原型である「浅打」を創り出した功績により零番隊へ入隊しています。一護や阿散井恋次の斬魄刀を打ち直す役割で登場していますが、千年血戦篇にてユーハバッハの取り巻きを瞬殺するなど戦闘でも活躍しています。それも聖別が使用されなければユーハバッハを倒していたかもしれないと思わされるほどでした。

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する零番隊のメンバーの強さや能力ランキングTOP2位には、零番隊第一官・東方神将である麒麟寺天示郎(きりんじてんじろう)がランクインしました。霊王からは零番隊離殿の一つ「麒麟殿」を賜っています。麒麟寺天示郎が何の功績をあげて零番隊へ入隊したのかは明かされていません。

ただ、再起不能と思われていた白哉を回復技術で治療していたことと、十三番隊のシルエットが明かされた際に麒麟寺天示郎だと思われるシルエットがあったため、護延十三隊に所属していた頃に治療方面で功績をあげて零番隊へ入隊したのだと考えられます。

二つ名は「泉湯鬼(せんとうき)」。霊王に賜っている「麒麟殿」は温泉として機能しており、体から血液を絞り出すことにより凄まじい回復力を発揮する温泉「白骨地獄」と、血と霊圧を補う効果を発揮する温泉「血の池地獄」といった2種類の温泉が存在しています。

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する零番隊のメンバーの強さや能力ランキングTOP1位には、零番隊のリーダー格であり全ての死神の頭目にして尸魂界のありとあらゆる物や事象に名前をつけた兵主部一兵衛(ひょうすべいちべえ)がランクインしました。霊王からは零番隊離殿の一つを賜っているようですが、作中ではその名称が明かされていません。二つ名は「まなこ(真名呼)」。

死神が来る以前の原初の世界に誕生した神々の一柱でもあり、ユーハバッハから五人の“特記戦力”の一角として一目置かれる存在となっていることから『BLEACH』における最強の存在の一角であることが窺えます。また恋次に斬魄刀・蛇尾丸の卍解の真の名前を教えたのが兵主部です。

禿げ頭に顎髭と丸い瞳といった愛嬌のある顔立ちをしている通り、普段は穏やかな性格をしていますが、いざ本気の戦闘になると戦闘狂のような雰囲気となります。そして、凄まじい霊圧や戦闘技術、凄まじいスピード、必殺技級の威力を持つ技の数々を使いこなすため多彩な戦術を展開していました。また零番隊が全滅して復活した時に見せたように、体がバラバラになっていても再生するという再生能力も彼の強さの一つとなっています。

零番隊は霊王宮と霊王を守る役割を与えられているとお伝えしましたが、そもそも霊王とはどのような存在なのでしょうか？結論から言うと、霊王とは魂魄の出入りがある「尸魂界」の王のことです。そして、その霊王が住まう場所とされているのが零番隊が守る霊王宮で、通常霊王は死神たちの前に姿を現すことはありません。

死神たちが霊王宮に足を踏み入れることも許されておらず、霊王宮に入るためには「王鍵」が必要です。しかし、『BLEACH』の主人公である黒崎一護は霊王宮に足を踏み入れています。これは零番隊の案内があったからこそ許された例外のようです。その後、霊王の姿が明らかになるのですが、見た目は黒髪オールバックの髪型、4つの複眼を持つ眼球、手足が無いといった姿でした。

性別は不明ですが、一見すると男性のように見えます。そして、霊王は魂魄の出入りがある尸魂界を安定するために存在しているため、仮に霊王が死んだりしていなくなると全ての世界が崩壊するようです。

先にお伝えした通り、零番隊は尸魂界の王として君臨することで尸魂界を安定させている霊王を守護する存在です。だからこそ、死神たちのいる「瀞霊廷」に降りてくることはないとされる零番隊が、ユーハバッハが霊王宮に侵入してきた際に出動してきたわけです。また、零番隊は霊王から零番離殿という建物を賜っているのですが、この零番離殿はただの建物ではなく、零番離殿の霊脈がそれぞれのメンバーの霊力とリンクしています。

霊王が死亡すると世界が崩壊すると言われていることから、霊王はかなり重要な人物であることが窺えます。しかし、霊王はユーハバッハが侵入してきた時に殺害されてしまいました。そして実際に世界の崩壊が始まってしまいます。

そこで、竹十四郎が霊王の右腕を解放して世界の崩壊を防いだものの、ユーハバッハがその右腕すらも倒してそれを自身に取り込んでしまいました。このまま世界が崩壊するのかと思いきや、なぜか何事も起こらずストーリーが展開していきます。これは霊王の右腕をユーハバッハが取り込んだことによって、ユーハバッハが霊王の代わりとなる存在になったことが関係しているのだと考えられます。

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する零番隊の復活シーンに関する感想や評価があがっています。どうやら、この方は小説「Cant Fear Your Own World」にて零番隊のメンバーが復活したことに興味があるようです。また、小説が「面白そう」と言われているので同じように興味のある方はぜひ小説をご覧になってみてはいかがでしょうか？

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する零番隊の復活シーンに関する感想や評価があがっています。どうやら、この方は零番隊が復活することに期待していたようです。おそらく、「次が最終巻」と公表されたことによって、零番隊の復活描写が無いと判断することになったのでしょう。また、この感想から零番隊が高く評価されているのが窺えます。

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する零番隊の強さに関する感想や評価があがっています。この方は零番隊のメンバー全員が隊長格であり、護廷十三隊以上の総力を誇る超少数精鋭部隊とされていたことから、どの程度の強さなのかに注目していたようです。その後、「なお」と続いているのですが、これは零番隊があっさりと負けたことに落胆したという心境を表現しているのでしょうか？

『BLEACH(ブリーチ)』に登場する零番隊は全員死亡して全滅したのか？ということで、零番隊のメンバーのその後や小説版で復活したのかを解説してきました。零番隊は尸魂界を安定させている霊王を守護する存在であることから、『BLEACH』の物語においてかなり重要なキャラクターであることが分かります。

どうやら、ネット上ではメンバー全員が隊長格だとされていたことにより、その強さを期待していたものの期待外れだったことから「雑魚」という声があがるようになったようです。今回は零番隊のメンバーのその後を中心に紹介しましたので、これを機に零番隊のメンバーの強さがどの程度なのか、他のキャラクターと比較検証してみてはいかがでしょうか？